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スバルWRX STIの燃費は良い?悪い?平均燃費・口コミ紹介

更新日:2024年02月10日

最近の車の流行といえば燃費が良く壊れにくいエコ志向の車ですがそんな現代でも根強いファンを持っている車をご存知ですか?スバルの名車インプレッサWRXSTIが2017年とうとうマイナーチェンジしました。燃費は?性能は?そもそもWRXSTIとは何かご紹介します

スバルWRX STIの燃費は良い?悪い?平均燃費・口コミ紹介

戦闘機から自動車へ スバルの歴史

自動車技術が世界でもクラスの日本メーカーですが、各社それぞれ独自のカラーを打ち出しファンを獲得しています。欧米でも安定の大衆車トヨタはもちろん現在は途上国などでスズキが売り上げシェアを伸ばしています。日本車は独自のラインに乗りバラエティーに富んだ製品を生み出し続けていますが中でも性能などで男性ファンからの高い支持を集めているのがスバルです。

富士重工株式会社の自動車ブランドであったスバルの名前が2017年とうとう株式会社スバルとして会社そのものの看板が変わり、株式会社SUBARUと正式に決定されました。代表取締役社長でもある吉永氏は社名の変更を「決意表明」と宣言。「価値を提供するブランド」として新たに一歩を踏み出したスバルですがその歴史は1917年に設立された航空機メーカー中島飛行機までさかのぼります。中島飛行機は戦時中の戦闘機、隼・鍾馗(しょうき)・疾風など優れて飛行機を作っていました。

飛行機の技術を車へ応用したスバル

エンジンの性能に定評があった中島飛行機ですが戦後は日本国内で飛行機を作ることが出来なくなった為、自動車産業に乗り出しました。非軍需産業に乗り出した時期に社名を富士重工業株式会社に変更していますのでスバルにとっては社名の変更は会社としての新たなる転換点に立った時なのかもしれません。

スバルの自動車エンジンは他のメーカーと違い飛行機のノウハウから来ています。馬力があり壊れづらいエンジンの技術が生み出したのは世界初の軽自動車でした。コンセプトに「遠くまで走っても壊れない大衆車」を掲げた世界初の軽自動車【スバル360】は当時の庶民でも手が届く価格まで引き下げられ、まさに画期的な車でした。あの松下電器(現パナソニック)社長の松下幸之助さんも乗っていたと有名な車です。

水平エンジンで四輪駆動を実現

スバルが長距離でも壊れない車を作れた要因に戦闘機のエンジン技術を車のエンジンに応用したことが大きかったと考えられています。またスバルの飛行機の技術の一つに水平対向エンジンがあります。このエンジンは振動は少なく高剛性で低重心なので車の安定感を実現させました。そしてその安定感のあるエンジンがスバルの車の特徴でもある四輪駆動(4WD)部門を支えています。

通常の車はFF(前輪駆動、前二つのタイヤが回る)FR(後輪駆動、後ろ二つのタイヤが回る)ですが四輪駆動は四つ全部のタイヤが回ることからパワフルで安定した走行が可能となりました。スピードを求めるだけでなく雪道などの悪路にも強いのが四輪駆動の特徴でありスバルブランドの大きな価値を築き上げてきました。

世界が認めたインプレッサWRX STI

スバルの魅力を語る上で欠かせないのがインプレッサWRXSTIシリーズです。WRXSTIが初めて世に出たのが1994年のワールド・ラリー・チャンピオンシップです。世界最高峰のラリーを走り抜けたインプレッサWRXSTIは翌年の1995年から三年続けて優勝を獲得しました。また過酷と言われるドイツ・ニュルブルクリンクで行われた24時間耐久レースでもWRXSTIは優勝の経験があります。

どちらのレースもドライバーのドライビングテクニックはもちろんのことの車体性能やエンジンの性能が高くないと成し得ない素晴らしい成績です。こうした経緯からスバル=WRXSTIというイメージが車ファンの間でも定着し、WRXSTIは現在でも高い支持を集めています。

インプレッサWRXSTIのラインナップ

1994年から発売が開始されたインプレッサWRXSTIですが、その後インプレッサスポーツワゴンSTIやセダンタイプ、A-LineなどWRXSTIシリーズの派生がどんどん発売されていきました。現在は残念ながら現行ではインプレッサとWRXSTIのシリーズに分かれてしまったのでインプレッサWRXSTIそのものを購入したい場合は中古車となっていますがが高く値段も300万円代と高額なものも多くなっています。

現在のスバル公式のインプレッサとWRXSTIのラインナップはインプレッサスポーツ・WRX S4・WRXSTI・インプレッサG4となっています。スポーツカーとしての要素が強かったインプレッサですがインプレッサスポーツやインプレッサG4は家庭を築いた男性でも持ちやすい車で走行性はもちろん荷物の許容量や内装の使い勝手の良さ、居住空間の快適さなどをはそれまでのインプレッサWRXSTIよりも高パフォーマンスとなっています。

インプレッサとは対照的にWRXSTIとWRXSTIS4は走りの性能に特化しています。これまでの往年のインプレッサWRXSTIのファンで家族ができスポーツカーに乗り辛くなってしまった人はインプレッサへ、より走りを追求したい人はWRXSTIへとバランスの取れたラインナップになっています

スバルインプレッサ WRX STIの燃費は良い?悪い?

WRXSTIの燃費

WRXSTIはエンジンパワーのレベルが違うのでやはり燃費そのものは良いとはいえません。しかしパワーがあるのがWRXSTIの魅力の一つなので、ほとんど唯一のデメリットと言える燃費の悪さはWRXSTIのオーナーにとっては車の個性として愛着を持っている人もいます。

インプレッサの燃費

ファミリー層にもが高いインプレッサですがその燃費は18.2㎞/Lとなっています。WRXSTIとブランドが別れたことによってパワーなどの性能が抑えられた分、燃費などが向上しています。

走りが良く、ワイディングでの走りが楽しい。水平対向エンジンとCVTとのマッチングがいい。 アイサイトの信頼性も高い。

出典: https://e-nenpi.com/enenpi/carname/1630 | スバル インプレッサスポーツの燃費 - e燃費

FF車ファミリーカーです。雪が降らない地方なのであえてAWDは選びませんでした。アイサイト設定がなかったのは今でも惜しいですが割り切りました。
燃費は平坦な高速を制限速度で走って19km/Lくらい(実燃費)。燃料流量計だけでなく距離計も若干狂いがあるようなのでgooglemapの距離で補正した実燃費です。車体の端がつかみやすく、大きさの割りに取り回し良好です。100kmを越えた後の加速は気持ちよいが、70~80kmあたりはだるい感じ。

出典: https://e-nenpi.com/enenpi/carname/1630 | スバル インプレッサスポーツの燃費 - e燃費

インプレッサスポーツの場合インターネットのクチコミでは走行性に満足の声が高くなっています。特に燃費の部分と車内環境に評価が高くなっています。

WRX STIの燃費平均は?

WRXSTIの平均燃費はガソリン実燃費はで9㎞/L、ハイオク実燃費で8㎞/Lとなっています。国産一般車と比べるとかなり悪い燃費ですが実はスポーツカーの中でもインプレッサWRXSTIは燃費は良いほうではありません。同じスポーツカーのカテゴリーで燃費が良いのはマツダロードスターが13~17km/Lを出しています。なぜこんなに違うのかというと前述したパワー性能の違いです。WRXSTIはパワフルなエンジンを持ち、それを支える気持ちの良い足回りと、どんな路面でも不安なく走破できる高評価の四輪駆動を維持するために車体が重くなり、それが燃費の悪さにつながっているからです。

WRX STIの燃費口コミ

WRX STIの燃費は9km/Lとなっていますが実際の実燃費は走行距離や走る道によって大きく違ってくるようです。その証拠にインターネットに投稿されるクチコミには10㎞/Lを超えたという声を散見されます。

初めて帰省の道中で13リッター行った!

出典: http://minkara.carview.co.jp/userid/2472436/car/2004094/4... | サイヤ人オカモトの燃費記録(2017年08月06日) - みんカラ

燃費 10.56 km/L

出典: http://minkara.carview.co.jp/userid/1595520/car/2360030/4... | たか@の燃費記録(2017年08月10日) - みんカラ

山形ツーリング 燃費 11.44 km/L

出典: http://minkara.carview.co.jp/userid/758788/car/2345330/46... | YONDAの燃費記録(2017年07月29日) - みんカラ

クチコミを見ていると10㎞/Lの燃費数字を出しているオーナーさんの顔ぶれは、やはりWRXSTIの愛好家の方が多く、走っている道も高速道路や車の燃費性能が活かされる道路環境が多くなっています。しかしいくら道路環境が高い燃費数字を出せる場所であっても、やはり乗り手の技術が無ければそもそも効率の良いエンジン回転が出来ませんので、高い燃費数字はオーナーさんの運転技術にもよるところが大きくもなってきます。

WRX STIは燃費基準満たしているか

燃費基準とは国土交通省が自動車の燃費に貸した燃費目標基準で、車のオーナにとってはグリーン化税制・エコカー減税といった自動車税が安くなるお得な制度のことです。省エネルギー法に基づいて設定されているので各自動車メーカーの売り上げにもつながる需要な指標です。日本の車がガソリン燃費が良く、エコの先駆けとなっているのもこの燃費基準が要因の一つともいえます。

そんなエコの観点から設定された燃費基準ですが当然にしてWRXSTIはこの燃費基準を「満たしていません」。むしろ魅力あるスポーツカーはエコの対極いるような存在なのでスポーツカーのオーナーにとっては昨今のエコ志向は肩身が狭いのが現状です。

WRX STIの燃費改善方法

WRXSTIの燃費を向上させる方法はいくつかあります。またこれらはWRXSTIに限らずすべての車に共通できる燃費改善方法ですので、愛車のコストパフォーマンスをあげたいかたは是非実践してください。

WRXSTI燃費改善方法

・オイルをこまめにメンテナンスする。車にとってガソリンが食事ならばオイルは血液の役割を果たします。ドロドロのオイルではせっかくのWRXSTIのパワーあふれる性能が下がるばかりか最悪エンジンを痛めてしまいます。高性能の車のオーナーとなった以上はオイルメンテナンスは必須となります。

・タイヤを適性時期に交換する。足回りに定評にあるWRXSTIを支えているのが四本のタイヤです。雪国以外だとあまりタイヤ交換が必要に迫られることがないため、自発的でないとタイヤチェックの機会がないのがオーナーさんにとっては少し手間ではありますが、燃費改善は車自体の耐久性にも影響してくるので半年に一回、または長距離ドライブの前などタイヤをチェックしましょう。

・アクセルの踏み方を柔らかくする。いわゆる急加速をしないという意味です。急発進は燃費を悪くする要因の一つでもあります。

・先を見越してブレーキを減らす。ガソリンを一番消費するのは停止からの発進です。なるべくブレーキを減らしエンジンブレーキを活用してください。ブレーキパットの節約にもなります。

燃費の改善には安全運転が一番

いくつか燃費の改善方法をご紹介しましたが燃費の一番の向上・改善方法は道路環境に合わせた無理のない運転です。急発進、急ブレーキはもちろんのこと無理な追い越しや信号や交差点などでの焦った運転なども車の燃費を悪くする要因です。速い車・遅い車とありますが一番道路上で迷惑なのは身勝手な運転をする車です。燃費を改善したいかたは是非余裕のある運転をしてください。

インプレッサWRXSTIの進化

誕生から25年の時を経てWRXSTIが2014年モデルから2017年6月マイナーチェンジしました。フロントバンパーやヘッドライトのデザインが新しくなり、タイヤが量産スペックでは初となる19インチホイールとなりました。また、内装も重厚感のあるブラックパーツを追加し、モニターも4.9インチから5.9インチにサイズアップされています。

注目すべきは新電子制御マルチモードDCCDです、車両のハンドリング性能を改良し向上させた進化したWRXSTIはより快適な走行をオーナーにもたらしてくれます。また、新型のWRXSTIにはアイサイト全車標準装備で歩行者用エアバックもついています。運転手だけでなく周囲にも配慮された装備にスバルWRXSTI技術部が次世代のスポーツカーに求める片鱗が見えてきます。

新型WRX STIの燃費

新型WRXSTIの燃費は公式発表で9.4㎞/Lとなっています。ハンドリング性能が向上しさらなる走りの追及をしたスバル技術部ですが燃費も従来よりも落とすことなくマイナーチェンジに成功したようです。基本的に時代に逆行した車であるWRXSTIですがその性能を、より高みにあげつつ、燃費性能を維持するというのはジャパンクオリティのなせるワザと言えます。スポーツカー乗りにとって何よりも楽しい瞬間の一つが車を作った開発者の技術力を肌で感じることですが新型のWRXSTIにもその楽しみを期待することが出来ます。

WRX STI VAB型の燃費

インプレッサの系統として独立したのがWRXSTIです。ここでいうVAB型というのは2014年からの現行モデルのことをさします。新型以前のWRXSTIの燃費は9.4㎞と新型とあまり変わりない燃費となっています。マイナーチェンジされた新型が発売され、燃費性能があまり変わらないとなると従来品の型落ちを狙っている若年層にはチャンス到来の兆しとなっています。

WRX STI A-Lineの燃費

WRX STI A-LineとはインプレッサWRXSTIシリーズにおけるAT(オートマ)使用のWRXSTIのことです。AT免許限定でもスポーツカーに乗れることもあってこれまで免許の問題でWRXSTIの購入ををあきらめていたファンもオーナーになることができました。WRX STI A-Lineの燃費は9.0㎞/Lとなっています。若干MTのWRXSTIの方が燃費効率が良い数字です。

大地を駆け抜ける青い流星

車のカラーに関しては各自お好きな色というものがあるかと思いますが長年インプレッサWRXSTIを見守ってきたファンにとってはやはりインプレッサWRXSTIのカラーは「青」のイメージが強く、スバルのエンプレムカラーとも相まってインプレッサWRXSTIはスバルを代表する車となっています。

多くのファンを持つインプレッサとWRXSTI、車両本体価格もほか普通車と違い割高で燃費などの維持費も高くなりますが20年以上幾度のフルモデルチェンジ・マイナーチェンジを経て現在もありつづけているのは多くのファンに支えられているからにほかなりません。インプレッサ・WRXSTIのオーナーになる方はぜひ燃費や維持費の壁を越えてWRXSTIの良さを体感してください。

初回公開日:2017年08月23日

記載されている内容は2017年08月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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