Search

検索したいワードを入力してください

日産ティアナの燃費・車種別燃費比較|230jk/250xlなど

更新日:2024年01月27日

今回の記事は日産ティアナの燃費について書いたものです。時代は正に低燃費時代ですが、このような時代の中でティアナの燃費はどう評価できるのか?様々な比較対象と比較をして、ティアナの燃費を評価しました。古いグレードの燃費も掲載していますので、参考にしてください。

日産ティアナの燃費・車種別燃費比較|230jk/250xlなど

日産ティアナとはどんな車か?

日産ティアナは2003年2月3日に発売されました。当時のティアナはモダンリビングの心地良さを味わえるインテリアが売りで、アッパーミドルクラスの大きなボディサイズを持つセダンとしては、破格の価格で売り出されました。そのような高級感と購入しやすい価格を実現しながら、ティアナは燃費も高級セダンとしては悪くない数値を持っていました。

現在販売されている3代目ティアナも基本的な考え方は変わっていません。「ティアナ・クルーズ」をコンセプトに設計された高級感とインテリア、運転の操作性は更なる進化が見て取れます。

しかし21世紀は正に低燃費時代。クルマには高級感やインテリアではなく、とにかく低燃費が求められ、瞬く間にクルマの低燃費の基準が変わっていきました。今回は、そんな時代に逆行して見える日産ティアナの燃費について書いていきます。

日産ティアナの燃費は悪い?

現在販売されているティアナはXL、XV、XEの3つのグレードがありますが、これら3つの燃費は全て同じです。その燃費は14.4km/L(JC08モード燃費)となります。

そこで、現在販売されているセダンの燃費を見てみましょう、
・燃費1位:トヨタ「プリウス」:40.8km/L(JC08モード燃費)
・燃費10位:トヨタ「カローラアクシオハイブリッド」:33.8km/L(JC08モード燃費)
となっています。

10に入ることが低燃費の証というわけではないですが、それでも低燃費と言うのであれば30km/Lは欲しい基準です。それから見るとティアナの燃費は非常に頼りなく見えます。しかし、このはあくまで販売されているセダン全体から見た。このの中にはガソリン車に比べて燃費が抜群にいいハイブリッド車も入っています。

ティアナはガソリン車であるため、次にガソリン車のを見てみます。
・燃費1位:トヨタ「カローラアクシオ」:23.4km/L(JC08モード燃費)
・燃費10位:日産「シルフィ」:15.6km/L(JC08モード燃費)
となっています。

ティアナの燃費は10には入らないものの、10位のシルフィとは僅かな差であることから、ガソリン車の中では決して悪い燃費では無いことがわかります。

グレード別ティアナの燃費比較

この項では、これまでに販売されたティアナの燃費をグレード別に比較していきます。ティアナの燃費がどのように進化してきたかを紹介します。また、発売初期から現代までに販売されたグレードの燃費を掲載していますので、中古車の購入を検討している方にも、参考になる内容となります。

XL、XV、XE(L33系)

現在販売されている3代目ティアナです。全部で3つあります。見出しの書かれている「L33系」は3代目ティアナのことです。型番がL33から始まるためこう呼ばれています。ちなみに2代目は「J32系」、初代は「J31系」です。

これらは全て燃費が同じで、14.4km/L(JC08モード燃費)。これまでのモデルより燃費が大幅に改善された車種です。

250XL(J32系)

250XLは2代目ティアナのグレードの1つです。250XL、250XLFOURの2つが基本のグレードになります。それぞれのグレードにプレミアムセレクションとスポーティセレクションがありますが、燃費に違いはありません。

燃費は以下のとおりです。
・250XL:11.4km/L(JC08モード燃費)
・250XL FOUR:10.4km/L(JC08モード燃費)
現在の新型と比べると大分燃費は落ちています。

250XE(J32系)

上述の250XLと同様に2代目ティアナのグレードです。250XEと250XEFOURという2つのグレードがあります。

・250XE:11.4km/L(JC08モード燃費)
・250XE FOUR:10.4km/L(JC08モード燃費)
燃費は250XLと同じです。

250XV、350XV(J32系)

こちらも2代目ティアナのグレードになります。

・250XV:11.4km/L(JC08モード燃費)
・350XV:10.0km/L(JC08モード燃費)
350XVが同時期の他のグレードに比べ、若干燃費が悪いことがわかります。

230JK、250JK FOUR、350JK(J31系)

これらはJ31系、つまり初代ティアナのグレードの1つになります。また230JKにはいろいろな種類があるのですが、燃費は全て同一です。

・230JK:11.2km/L(10・15モード燃費)
・250JKFOUR:10.8km/L(10・15モード燃費)
・350JK:10.0km/L(10・15モード燃費)

230JKは2代目ティアナと大して変わってない様に見えますが、実は測定方法が違います。初代ティアナが現役の頃は「JC08モード燃費」という測定方法が無く、基本的には「10・15モード燃費」が主流でした。

JC08モード燃費は、10・15モード燃費に比べ、数値が約1割落ちると言われています。よって、もしJC08モード燃費でこの230JKを測定した場合、燃費は10km/L付近になります。

230JM、250JM FOUR、350JM(J31系)

これらも初代ティアナのグレードになります。

・230JM:11.2km/L(10・15モード燃費)
・250JMFOUR:10.8km/L(10・15モード燃費)
・350JM:9.8km/L(10・15モード燃費)
ほぼJK系と同じですが、350JMのみわずかに燃費が低くなっています。

新型

新型は2018年に発売される予定です。まだ燃費がわかるような情報は無いですが、低燃費時代の流れを汲んでハイブリッドエンジンが搭載されるとなれば、燃費は大きく変わるかもしれません。

以上、これまで発売された車種の燃費を見てきました。時代が進むに連れて、ティアナの燃費は着実に進歩してきたことがわかります。

スカイラインとティアナの燃費の比較

ティアナは、現在でもガソリン車としては悪くない燃費を持つことはわかりましたが、登場時期ではどうだったのでしょうか。現在の3代目ティアナが登場したころ、非常に似たモデルだったのが2013年の年末頃に登場した日産のスカイラインです。よって、この項では類似点が多いこの2車の燃費を比較していきます。

スカイラインが2013年11月に発売したモデルの中で、一番燃費のいいモデルが「250GT」です。ティアナと同じセダンタイプで、価格帯などもスカイラインの方が若干高い程度です。

この250GTの燃費と3代目ティアナであるXEの燃費を比較します。

・XE:14.4km/L(JC08モード燃費)
・250GT:11.4km/L(JC08モード燃費)
となり、結構な差があります。

そもそも250GTの燃費は2代目ティアナの燃費と同じです。ティアナの燃費は同時期の近似性が高い車種と比べると、なかなか優秀な部類に入ることがわかります。

ティアナの燃費は悪くない!

ここまでティアナの燃費を様々な比較をしながら見てきましたが、いかがだったでしょうか。14.4km/Lという燃費は、現代では一見して非常に悪く見える数字です。しかし、ガソリン車というジャンルの中ではクラスでは無いものの、決して悪くはありません。むしろ、類似性の高い車種と比べると優秀な燃費を持つことがわかります。

今回はティアナの燃費に絞って紹介してきましたが、ティアナの一番の魅力は「ディアナ・クルーズ」のコンセプトを元に洗練されたインテリアと操作性です。この価格帯では珍しい助手席のオットマンを始め、ソファの様な座り心地のシートやガラスルーフなど、リビングで寛いでいるような感覚を味わうことができます。

運転時の加速やコーナリングも非常にスムーズに操作でき、低燃費走行をアシストするECOモードも搭載されています。車を運転する方の中には、どうしてもハイブリッド車を受け付けられないという方もいるでしょう。優秀なガソリン車をお探しの方は、是非一度ティアナの購入を検討してみてください。

初回公開日:2017年09月19日

記載されている内容は2017年09月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related