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軽自動車の燃費比較紹介|ワゴン・四駆・ターボなど

更新日:2024年02月05日

軽自動車の燃費をしながら紹介しています。日本独自の規格である軽自動車は環境性能的にも優れ、この狭い日本にはちょうどいい車です。そんな軽自動車の進化はもはや訳がわからない位に進んでいます。最新の軽自動車をちょっと覗いていって下さい。

軽自動車の燃費比較紹介|ワゴン・四駆・ターボなど

軽自動車の燃費比較

今、軽自動車の燃費競争が円熟期を迎えつつあります。スズキはエネチャージなどの半ハイブリッド化する技術を投入していますし、ダイハツのイーステクノロジーをはじめとする軽量化技術と低フリクション技術は、燃費向上を究めてきています。ホンダのNシリーズは快適性と燃費の両立を矛盾しながらも進めてきています。三菱と日産の連合は、トラブルもありましたが着実に品質を上げてきました。

そんな2017年の軽自動車を形式で見ていきます。あくまでカタログスペックから見た燃費の数値ですので、実際とは差がありますが、各メーカーの自慢のカタログ値を比較してみましょう。

ターボ搭載軽自動車の燃費

ターボ搭載軽自動車の燃費です。ターボ搭載車は各モデルの上位スポーツグレードに設定されています。その分燃費は抑えめになっていますが、運転が楽しいパワーのある乗り味が魅力です。

ターボ搭載軽自動車燃費第3位

●ホンダ S660アルファ 標準車両本体価格218万円
ホンダのスポーツタイプ軽自動車S660です。ミッションはCVT(無段階変速機構)で座席の後ろにエンジンがあるMR(ミッドシップレイアウト)車となります。後輪のみが駆動の2WDのモデルで燃費は24.2km/lです。パワーはリミットぎりぎりの64ps/6000rpmですので、ホンダお得意の高回転型エンジンと言えます。何よりこのご時世に、スポーツタイプの車をデビューさせて、なおかつ、この低燃費には驚かされます。

ターボ搭載軽自動車燃費第2位

●ダイハツ コペン セロS 標準車両本体価格210.6万円
ダイハツのオープンスポーツ、コペンです。ミッションはCVTで、前輪のみ駆動のFFのモデルは燃費25.2km/lです。このオシャレなスタイリングと質感は、軽自動車といえど高級車のような風格が漂います。やはり、ダイハツは軽自動車の品質を高めることに成功し続けているメーカーです。もはや燃費を度外視しても、売れるのではないでしょうか。

ターボ搭載軽自動車燃費第1位

●スズキ アルト ターボRS 標準車両本体価格129.4万円
ターボ搭載軽自動車燃費1位は、スズキのアルトターボRSです。前輪駆動のFFでオートギアシフトと言われる新方式AT(オートマチック)方式搭載車で燃費25.6km/lです。

オートギアシフトとは、MT(マニュアルミッション)のギアチェンジを内蔵のロボットみたいなもので、オートにやってしまおうという新しい方式のミッションです。この威力はなかなかのものです。何と言っても、オートマチック車特有のパワー減衰がありません。

ただし、独特のシフトチェンジの感触があるために、慣れるまで違和感は感じます。以前は10km/lくらいの燃費だったことを考えると、ターボ車でこの燃費は、技術進化の賜物といえるでしょう。

RV軽自動車燃費

RVタイプの軽自動車はスズキの独壇場です。スズキ以外のメーカーは事実上撤退しています。

RV軽自動車燃費第2位

●スズキ ジムニー 660XC4WD5AT 標準車両本体価格162.5万円
スズキのリアルRV、ジムニーです。現行型は3代目の型で1998年からフルモデルチェンジされていません。さすがに燃費はJC08モードで13.6km/lと、他車と比べると、さすがに厳しいものがありますが、ジムニーには燃費以外の魅力たくさんあり、燃費とは関係なく、いまだにがある車です。

RV軽自動車燃費第1位

●スズキ ハスラー 660X4WD 標準車両本体価格158.8万円
スズキのライトRV、ハスラーです。半ハイブリッド化システムであるエネチャージや、アイドリングストップ機構をこれでもかと盛り込み、燃費30.4km/lを達成しています。まさに最新鋭のスズキのエースといってとよい存在です。RV車で燃費の上位となっています。

ワゴンタイプの軽自動車燃費

ワゴンとは箱形の比較的広いタイプの車の形状です。軽自動車の規格の広さは厳密に決まっているので、各メーカーは創意工夫で安全性と、居住空間の広さを両立して競ってきました。この分野でも工夫が極まってきています。軽自動車の標準になってきているタイプの車種なので、開発競争が激しいジャンルです。もちろん、燃費でも激しく競争が行われています。

ワゴンタイプの軽自動車燃費第3位

●ホンダ N-WGN カスタムGLパッケージ 標準車両本体価格145万円
ホンダのN-WGNです。この車の特徴はコンパクトにまとめたエンジンルームと、燃料タンクの位置の工夫である、センタータンクレイアウトで実現した広い居住空間です。燃費も軽量化のおかげで29.4km/lと、軽自動車ワゴンの燃費の上位に食い込みました。

ワゴンタイプの軽自動車燃費第2位

●ダイハツ ムーヴ XSAⅢ 127.4万円
ダイハツの代表的車種ムーヴです。スマートアシストⅢと名付けられた緊急ブレーキと、警告システムが、この価格のグレードに標準で付いているのがポイントです。これは驚きに値することで、ダイハツの軽自動車の品質向上に対する姿勢には、本当に頭が下がります。燃費は驚異の31.0km/lです。今回は燃費のですが、燃費以外の部分でも魅力の多い車です。

ワゴンタイプの軽自動車燃費第1位

●スズキ ワゴンR ハイブリッドFZ 135万円
スズキの代表車種になったワゴンRです。スズキは軽で唯一ハイブリッド化に取り組んでいるメーカーで、このモデルもハイブリッド車です。モーターによるアシストとアイドリングストップにエコクールと呼ばれるエアコンの省エネ機能を搭載し、同じ車種の非ハイブリッド車に比べ6~7km/l程燃費を伸ばし、出足の速さもプラスして、ストレスのない走行を実現しています。燃費は33.4km/lです。

さらに、5万円程のプラスで警報と自動ブレーキがつく、セーフティパッケージも用意してあります。スズキはハイブリッド技術を複数の車種に投入することで、燃費のに君臨しています。

中古の軽自動車の燃費

中古の軽自動車も、燃費の面では最新のものに劣るかもしれませんが、中にはかつての名車と呼ばれるような車もあります。中古車には大まかに分けて新車同然の新古車と、3年から5年落ちの標準的中古車と、7年以上たった経年車があります。9年以上たった車も状態さえ良く、ある程度の整備が行き届いていれば、十分に活躍してくれます。

ダイハツ テリオスキッド カスタムX4WD

ダイハツ最後のRVの軽自動車です。2012年5月が最後の生産ですので、2017年現在で残っている中古車としては5年落ちから9年落ちまでそろっている感じです。狙ってみると面白いかもしれません。燃費はターボ付きの4WD車で15.4km/lです。燃費としてはやはりRV車は一段落ちます。

ダイハツ ミラジーノ プレミアムX

ダイハツのミラジーノです今ではあまり見なくなりましたが、一時期丸目のヨーロッパで走ってそうなこのスタイリングはがありました。中古になった今だからこそ味が出てくるスタイリングとも言えます。

最終生産は2009年4月ですので、まだ10年落ちにはなっていません。状態のいいものならまだまだ現役で活躍できます。軽自動車燃費的にはちょっと厳しい20.5km/lです。

MTで乗りたい軽自動車

MTとは「マニュアル・トランスミッション」の略です。クラッチを使い、てシフトチェンジでギアを変えながら走ります。このMT車独自の操作は、まったく車に乗せられてる感はなく、自分が車を操っている喜びがあります。最近は燃費を作れないくらいに、MT車種が少なくなってきており、MT車の復活が期待されるところです。

●スズキ アルトワークス 標準車体価格151万円
スズキのアルトワークスと言えば、その登場以来ファンを獲得し続けて来た運転の楽しい車の代表格です。その軽い車体をターボエンジンで振り回すのはことのできる数少ない車です。燃費は言わずもがなですが、23km/lと優秀です。

スライドドアの付いた軽自動車の燃費

子供と外出するようになると、スライドドアの有用性に気づきます。軽自動車のスライドドア付きの車は、主にスーパーハイトワゴンと言われる軽規格をいっぱいに使った、広い居住性を誇るものが多いです。

広い分燃費的には不利になるのですが、ここでもメーカーは不断の努力で限界を超え続けています。不思議なことに燃費に多く上位に入っています。それだけメーカーが力を入れているのです。

スライドドアの付いた軽自動車の燃費第3位

●ホンダ N-BOX G EXホンダセンシング
ホンダの安全装備ホンダセンシング装着車のN-BOXです。ホンダはワゴンの軽量化が得意なメーカーで、この大きさで重さ930kgです。燃費はで上位に食い込む27.0km/lです。ホンダの純正オプションでハンズフリースライドドアにすることもでき、非常に広い室内は、いかようにも使えます。

スライドドアの付いた軽自動車第2位

●ダイハツ タント XSAⅢ 標準車両本体価格152.8万円
ダイハツのスーパートールワゴンタントです。この車の特徴は、ミラクルオープンドアと呼ばれる左側センターピラーがないとても広い左側のドアです。なんと、自転車も横から乗ります。傘をさしたまま乗り込むことも可能です。パワースライドドアは左側はG"SAⅢ”,Xターボ"SAⅢ",X“ホワイトアクセントSAⅢ”、X“SAⅢ”、Xに標準装備で右側はG"SAⅢ”に標準装備されています。燃費は軽自動車燃費上位に入る28.0km/lと数字を叩き出しています。

スライドドアの付いた軽自動車燃費第1位

●スズキ スペーシア X 標準車両本体価格138.2万円
スズキのスペーシアです。スズキお得意のハイブリッド技術であるエネチャージによる発進アシストや、エアコンの省エネ技術であるエコクールと、アイドリングストップで走りを犠牲にせずに燃費を向上させています。スライドドアは左側が標準で、ワンアクションパワースライドドアになっています。(Xのみ)燃費は軽自動車全体でも上位となり、堂々の32km/lを達成しています。

目的別に軽自動車を選んで楽しいカーライフを!

軽自動車は以前に比べて高額になりました。原因にはユーザーの購買目的の変化が関わっています。以前は軽自動車は普通自動車未満の物であり、普通自動車の代替手段でした。ところが時代が進み、性能が進化してくると、普通自動車の代わりではなく、軽自動車独自の価値観が生まれたのです。つまり「これで我慢しておくか」から、「これがいいよね」に変化したという訳です。

小さい車というのは独特の魅力があります。走りが物足りないかもしれません。しかし、この日本独自の「ガラパゴス規格」である軽自動車は、今や日本人に丁度いい車に進化しています。これからも環境性能も抜群な軽自動車は、燃費上位に入ってくることは間違いないでしょう。

初回公開日:2017年09月28日

記載されている内容は2017年09月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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