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マツダRX-7の燃費はどれくらい?燃費向上方法・燃費比較

更新日:2024年02月06日

ピュアスポーツカーの頂点として絶大なるを誇るマツダのRX-7ですが、その最大の魅力はロータリーエンジンです。しかし燃費は悪いです。RX-7の燃費は実際どのくらいなのか、また他のスポーツカーと比べてどうなのか、各モデルごとに走行性能を比べてみました。

マツダRX-7の燃費はどれくらい?燃費向上方法・燃費比較

マツダRX-7ってどんな車?

RX-7は、マツダが誇るピュアスポーツカーとしてを博した車です。惜しまれながらも2002年8月に生産終了されてしまいましたが、1978年に発売されてから3回のフルモデルチェンジが行われて初代を「サバンナ」、2回目のフルモデルチェンジを「FC」、3回目のモデルチェンジは「FD」といった通称で呼ばれ、どのモデルも今に根強いを誇っています。

特に「FD」は、映画ワイルドスピードにも使用され、主人公が乗ったスポーツカーというこもとあり、北米でのも高く中古車が多数北米に輸出されています。RX-7のの一つとして、ピュアスポーツカーという謳い文句があります。

これは、車の前後バランスを前後50:50に限りなく近づけた事により、車の回転性能を高めた事で、よりスポーツカーの楽しみを味わえるとスポーツカーマニアの間でを誇りました。

世界唯一のロータリーエンジン

RX-7が前後の重量を50:50と限りなく均等に出来た最大の理由はエンジンにあります。車の中でも特に大きくと重いエンジンは、車の前後バランスを決めてしまいますが、RX-7はこのエンジンにロータリーエンジンという、マツダだけが世界で唯一実用化に成功したエンジンを搭載することで、この理想とされる前後バランスを実現することが出来ました。

通常自動車のエンジンは、ピストンが上下運動することでエネルギーを発生しますが、このロータリーエンジンはおにぎり型をしたロータが回転運動することにより、エネルギーを発生させます。

その為、非常にエンジンの回転がスムーズとなり、加速が鋭くなる事もRX-7のの一つでした。ただし、このロータリーエンジンの構造がRX-7の欠点の一つである。燃費の悪さを生んでしまいました。

RX-7の各モデル

RX-7は全部で3回のモデルチェンジを行っています。初代は、1978年から1985年に発売されたSA22C型でサバンナの名称で呼ばれていました。最初のフルモデルチェンジは1985年でFC3S型として発売されました。現在は、通称FCと呼ばれイニシャルDの漫画にも登場したこともあり、白いカラーのFCは今でもが高く中古車市場でも高く販売されています。

2回目のフルモデルチェンジは、1991年でFD3S型通称FDと呼ばれており、FCと比べて大幅にそのボディー形状を変更し、流線型の流れるボディーデザインは発売当時大きな衝撃を市場に与えました。RX-7の最終モデルということもあり、こちらも発売終了から15年近くたつ現在でも高いを誇っています。

マツダRX-7の燃費はどれくらい?

RX-7といえばその燃費の悪さが有名です。ロータリーエンジンという構造上燃費が悪くなってしまうのはやむ得ないのですが、所有する身としては燃費の悪さは非常に気になるものです。そこで実際にRX-7の燃費はどの程度なのでしょうか。調べてみました。

初代サバンナ発売から40年近くたつ車なので、非常に台数も少なくノーマルのまま残っている車は少ないのですが、当時のスペック表から推測すると10.2㎞という燃費になります。但し、これはあくまでのカタログスペックなので、実際には7㎞程度です。

現在走っている車の実燃費を調べてみると、一般道と高速によって変化はありますが、一般道で4㎞高速で10㎞程度になります。初代RX-7が発売されてから40年経っていまることと、車の状態がマチマチなので、この数字は参考程度にしておいた方が良いでしょう。RX-7の状態によっては更に低い燃費になってしまうことは十分あり得ます。

FC3S型

FC3S型のカタログスペック上の燃費は7.0~7.3㎞となっています。これもあくまでカタログスペックなので、実際の燃費は一般道で4㎞高速で10㎞と先代のRX-7とほぼ変わらない数字に落ち着いています。

今のハイブリットやエンカーと比べると驚くほどの燃費の悪さですが、当時のスポーツカーでを誇っていたスカイラインやフェアレディーZ、スープラなどの大排気量エンジンを積んだスポーツカーと比べても、劣っていない燃費でスポーツカーとしては標準的な燃費だったと言えるでしょう。

余談ですが、当時のスポーツカーの排気量が2500ccとか3000ccだった中ロータリエンジンは排気量換算で言えば1308㏄と半分近い排気量のエンジンでした。

FD3S型

最終型のFD3S型です。こちらのカタログスペックの燃費は7.6~8.1㎞と、若干FCよりも燃費が向上しています。こちらもカタログスペック上なので、実燃費は一般道で5㎞前後高速で12㎞とFCよりも若干燃費が向上したことが窺えます。

原因としては、ボディー形状の変更による流線型のボディーによる空気抵抗の軽減や、RX-7に搭載しているCPUなどのコンピュター制御している部分の技術力向上を上げる事ができます。ただ、RX-7の欠点である燃費の悪さを一気に向上させるほどまではいかず、わずかに向上した程度に収まっています。

中古車両の注意ポイント

RX-7は生産中止になっているので、今手に入れようとすれば中古車を購入するしかありません。そこでRX-7を中古で購入する場合に、燃費面から見た注意事項をご紹介します。RX-7は、スポーツカーとしてがあることからノーマルで出回っている事が少なく、何かしらのチューンナップがされています。

そこで、燃費に影響する部分(悪くなる)としてチェックポイントなのが、マフラーなどの排気系です。チューンナップの定番のマフラーですが、音を重視して大き目なマフラーを装着されている事がありますが、あまりに大きなマフラーは燃費が悪化してしまいます。

それ以外にも、自動車の燃費に関係するパーツとしてCPUなどがあります。また、エンジン自体にも手を加えてチューンナップをしている場合もあります。こういったチェーンナップされたRX-7は、速度をより速く出して走る事が可能ですが、その分燃費は悪くなりますので、その辺を考慮して中古車選びをすると良いでしょう。

マツダRX-7の燃費比較

燃費の悪いRX-7ですが、実際に他のスポーツカーと比べたらどうなのでしょうか。RX-7と同年代のスポーツカーと現行のスポーツカーの燃費を比較してみました。

車名発売時期最高出力燃費
RX-71997年~2002年255~280ps7.2~8.1km
スカイラインGT-R1999年~2002年280ps8.1km
スープラ1993年~2002年255~280ps7.2~9.0km
フェアレディーZ2008年から現行336~355ps9.0~9.2km
GT-R2007年から現行480~600ps8.4~8.8km

マツダRX-7の燃費向上方法

燃費の悪いRX-7ですが、多少なりとも燃費を向上させる方法はありますのでご紹介致します。

メンテナンスをしっかり行いましょう

メンテナンスをしっかり行いましょう。古い車ですのでどうしてもパーツが劣化してきます。そこで、消耗品は出来るだけ早く交換するように心がけましょう。プラグなどの天下系は5000kmを目途に交換したほうが良いでしょう。メンテナンスをしっかり行いましょう。古い車ですのでどうしてもパーツが劣化してきます。

そこで消耗品は出来るだけ早く交換するように心がけましょう。プラグなどの天下系は5000kmを目途に交換したほうが良いでしょう。また、ロータリーエンジンという構造上エンジンオイルは非常に重要です。小まめに交換することはもちろんのこと、メーカー指定のオイルを使用するなど、エンジンの保護をしっかり出来るエンジンオイルを使用しましょう。

丁寧なアクセルワーク

ロータリエンジンはとてもデリケートなエンジンです。ラフなアクセルワークをすれば燃費は悪くなる一方です。丁寧なアクセルワークで燃費を向上させましょう。ターボを積んでいるのでダラダラブーストをかけるとより燃料を消費しますので、メリハリのあるアクセルワークで無駄にブーストしないようにしましょう。

エンジンの使用状態によってさまざまですが、エンジン毎に燃費の一番良くなる回転数があります。2000回転から3000回転が多いですが、一番燃費の良くなる回転数を見つけて出来るだけ、その回転数をキープして走りましょう。

ロータリーサウンドを響かせて気持ちよくドライブを

世界で唯一マツダだけが実用化に成功し、そのエンジンを搭載したピュアスポーツカーのRX-7燃費が悪いという欠点もありますが、乗り方次第では燃費向上も見込めます。何よりもその独特なエンジンサウンドはドライバーの心を揺さぶります。あまり燃費の事を気にしないで、日本が世界に誇るRX-7を操ってドライブに出発しましょう。

初回公開日:2017年09月22日

記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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