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スバルインプレッサの燃費・燃費比較・燃費向上方法

更新日:2024年02月08日

AWDによる走破性、ワゴンのユーティリティ、EyeSightによる安全安心な走行性能などでのスバルインプレッサ。その燃費性能はどのくらいなのでしょうか?過去モデルも含めモデル別の燃費性能や口コミ情報もまとめて紹介します。

スバルインプレッサの燃費・燃費比較・燃費向上方法

スバルインプレッサの燃費はどれくらい?

1992年、社名がかつての「富士重工」の時代にデビューした初代インプレッサ。大ヒットとなったステーションワゴン「レガシィ」の弟分的なポジションで、こちらもの車となりました。
後にSTIやWRXなどの走りを重視したモデルも追加され、ラリーでも大活躍のAWDプラットフォームとしてものセダン/ハッチバックワゴンです。

インプレッサは、2016年のフルモデルチェンジですでに5代目となり、スバルのさまざまな安心・安全のためのハイテク技術を満載しました。いち早く、スバルグローバルプラットフォームを採用し、ボディの高剛性化を実現。衝突安全性はもちろん、操舵に対する高い追従性と緊急時にも安定したハンドリング性能をキープできる高い性能を実現しました。

国内メーカー初の歩行者保護エアバッグが話題に!

最近では、「歩行者保護エアバッグの国内メーカー初採用、および全車標準装備」で話題となり、スバルの安全に対する姿勢を伺い知ることができます。では次に、スバルインプレッサのモデルの新旧モデルについて紹介していきます。

新型

現行の新型インプレッサ・スポーツは、スバル伝統の水平対向BOXERエンジンを搭載。ラインナップは2.0Lと1.6Lを搭載したハッチバックワゴンです。その他インプレッサのシリーズには、インプレッサG4と呼ばれるセダンが存在します。

「歩行者保護用エアバッグ」と言われる車外で膨らむエアバッグが話題となったインプレッサですが、それ以外にも7つものエアバッグを標準装備し、衝突安全に備えた作りになっています。「運転席助手席エアバッグ」、「SRSサイドエアバッグ」に「SRSカーテンエアバッグ」、これら6つのエアバッグは従来の車両にも装着されていましたが、特徴的なのが「運転席SRSニーエアバッグ」。

ハンドル下に膨らむそのエアバッグの効果により、衝突時のドライバーの下肢へのダメージを軽減します。「歩行者保護用エアバッグ」と「7つの乗員保護エアバッグ」は、万が一のときにしか使用しないアイテムではありますが、大きな安心と信頼感を提供しています。

そしてスバル伝統の水平対向エンジンですが、全高が低く作られており、前面衝突時にはフロアにもぐり込みやすい構造となっています。そのため、衝突時にはエンジンがキャビンの部分にも侵入しにくく、衝撃の緩衝材としての効果もあるため、乗員保護の観点においても有利なエンジンです。低重心の水平対向エンジンは、運動性能に寄与するだけでなく、衝突安全性にも大きく貢献しています。

EyeSight version 3

そしてもう一つの安全のための装備がEyeSight version3。ステレオカメラを利用した画像認識によるセンシングシステム。レーダーを使わずにカメラだけでセンシングを行うのもこのEye Sightの特徴です。画像で認識を行うことにより、前方車両などを物体として認識するだけでなく、自動車、歩行者や二輪車をそれぞれ認識し、白線やカーブなどの道路形状も認識することができます。

このセンシング機能によって実現した安心技術は次の5つです。
1)プリクラッシュブレーキに代表される「ぶつからない技術」。危険を予測してブレーキを掛ける機能です。
2)全車速追従機能付クルーズコントロールは、先行車両に「ついていく技術」。渋滞時から長距離の高速移動まで、ドライバーのペダル操作を負担を軽減します。
3)白線でレーンを検知し、ステアリング操作をアシストしてレーンを「はみださない技術」。こちらも長距離の高速運転のステアリング修正操作の負担を軽減します。
4)前方の壁や障害物を認識して、AT誤発進抑制制御を行う「飛び出さない技術」。EyeSight Version3では、Rレンジでのアクセルの急な踏み込みを自動的に検知して、AT誤後退抑制制御も行います。
5)運転中のふらつきや、先行車の発進後に自分の車が発進しないようなときに、「注意してくれる技術」、警報&お知らせ機能があります。

公称燃費性能

そして公称燃費性能を紹介します。スバルインプレッサスポーツの2.0LのBOXERエンジンは、燃料噴射装置が直噴化されており、きめ細かい燃料コントロールでパワーと低燃費をバランスよく実現しています。スバル独自のチェーン式無段階変速機であるリアトロニックと組み合わされ、JC08モード燃費では、15.8km/L~17.0km/Lをマークしています。

一方、1.6LのBOXERは、同じくリアトロニックと組み合わされ、JC08モード燃費で17.0km/L~18.2km/Lを達成しています。スバルの悪路走破性の高いAWD技術と組み合わされ、燃費とのバランスのよいモデルに仕上げられています。こちらの現行インプレッサスポーツでは、2WDと4WDを選択可能です。

中古

スバルインプレッサの過去のモデルには、ハイパフォーマンスのWRXや、6MTのモデルなどスポーツ志向のものから、SUV志向のものまでが展開されていますが、ここではハッチバックやワゴン系のモデルについて紹介します。

現在市場に多く出回っているインプレッサの中古モデルは、2007年~2011年までに発売されていた3代目インプレッサと、それ以降~2016年まで発売されていた4代目インプレッサ、そしてその後のモデルは現行モデルということになります。

まず3代目インプレッサは、4ドアセダンとハッチバックモデルの2モデル構成。そのためワゴン系は「ハッチバック」という名称になりました。搭載エンジンは2.0L、1.5Lの2タイプ。変速機も5MTとATが組み合わされました。当時の公称燃費値は、10・15モード燃費で13.0~17.6km/Lです。
(3代目にはこのほかに、WRX STIモデルと呼ばれるハイパフォーマンスモデルが存在しました。)

これに続く4代目は、「インプレッサスポーツ」の名称となり、搭載エンジンが現行モデルと同じ2.0Lと1.6Lの2タイプ構成。トランスミッションにはリアトロニックが組み合わされ、現行車にかなり近いメカニズムです。公称燃費値であるJC08モード燃費は、15.4~20.4km/Lとなっています。

この4代目インプレッサは、現行モデルとエンジンが同じであるため、燃費性能は大きくは変わっていませんが、現行車よりも若干軽量なこと、MT車の設定などにより若干公称燃費値が高くなっています。

タイプ別スバルインプレッサの燃費比較

インプレッサ スポーツハイブリッド

現行車では今のところ設定はありませんが、スバルインプレッサスポーツの先代モデルには、2015年の秋ごろから発売したハイブリッドモデルが存在しました。「スバルインプレッサスポーツハイブリッド」です。

スバルとしては2013年に発売したXVハイブリッドに続く2モデル目となります。2.0LのBOXERエンジンとリアトロニックの駆動系にモーターを1基追加した構成のマイルドハイブリッド。スバルらしく4駆を実現しています。

インプレッサスポーツハイブリッドの燃費性能はというと、JC08モード燃費で20.4km/L。ベース車両と比べるとその燃費向上効果があまり大きくありません。ハイブリッド化による車両重量の増加に見合うだけ、燃費を十分に稼ぐことができていませんが、ベースモデルのAWD車と比較すれば、わずかに公称燃費値はプラスとなっています。

インプレッサ スポーツ1.6

現行インプレッサスポーツは、ボディ形状がハッチバックのみ。排気量1.6Lの水平対向BOXERエンジンを搭載するモデル1.6i-L EyeSight。

こちらのモデルは2WDとAWDの選択が可能。このインプレッサに搭載されるトランスミッションは、スバル独自の無断階変速機であるリアトロニックが組み合わされ、JC08モード燃費は2WDモデルが18.2km/L。4WDモデルは17km/L。2WDモデルは、シリーズ中最も軽量な車両重量1300kgで最も高い燃費性能を達成しています。

インプレッサ スポーツ2.0

現行インプレッサスポーツの、もうひとつのエンジンは2.0Lの水平対向BOXERエンジン。燃料噴射を直噴化した新設計のエンジンで先代のモデルから搭載されるFB20型。トランスミッションは1.6Lモデルと共通のリアトロニックを搭載。グレードは、2.0i-L EyeSightと2.0i-S EyeSightの2つで、上位の2.0i-SはヘッドランプがLED化され、パワーシート仕様が標準となるなど、装備が充実しています。

これらのグレードも2WD/4WDの選択が可能、装備やエンジンの重量増もあり、燃費性能は1.6Lモデルに比べてやや低く、以下のようになっています。

モデル名     車両重量   JC08モード燃費([]内はAWD)
2.0 i-L EyeSight 1320[1370]kg 17.0[16.8]kg/L
2.0 i-S EyeSight 1350[1400]kg 16.0[15.8]kg/L

インプレッサ スポーツワゴン

こちらの「スポーツワゴン」の名称は、初代(1992年-2000年)インプレッサと2代目(2000年-2007年)インプレッサに付けられていました。現行車でいうところの「インプレッサスポーツ」に相当するモデルです。インプレッサ スポーツワゴンには、1.5Lと2.0Lモデルが存在し、JC08モード燃費は11.4~16.6km/Lです。

スバルインプレッサの燃費向上方法

水平対向BOXERエンジン

スバル伝統の水平対向エンジンを新設計し、インプレッサの先代のモデルから採用。2.0Lエンジンは、燃料噴射装置を直噴化。シリンダー内にガソリンを直接噴射し燃焼させます。この仕組みによって繊細な燃焼コントロールが可能となり、パワーと燃費のバランスのとれた性能を発揮します。高さの低いエンジンのため、低重心でインプレッサの高い走行性能にも大きく貢献しています。

リアトロニック

いまでこそ多くの日本車に当たり前のように搭載される無段階変速機CVT。これをいち早く開発し量産化しのたがスバルです。1987年スバルジャスティに搭載されたECVTがそのはじまり。

CVTは、エンジンのパワーや燃費に有利な回転領域を自由に選択して動力を伝達できるため、燃費性能を高めるには特に有利なトランスミッション。さらにATのような変速時のショックが皆無なので、ストップ&ゴーの多い日本ではのトランスミッションです。

しかしながらトランスミッション内の伝達効率では一歩譲るところがあり、スバルはこのパワー伝達に使われるベルトを金属チェーン化に成功。これが現在のリアトロニックとしてスバル車に搭載され、燃費性能に大きく貢献をしています。

現行インプレッサには、MTの設定が無くすべてこのリアトロニックが組み合わされており、その効率のよさやダイレクト感が魅力のトランスミッションです。

SI-DRIVE

「スポーツモード(S)」と「インテリジェント(I)」ドライバーがボタン一つで走行モードを選ぶことが可能です。特にこのインテリジェントモードは、燃費に配慮した運転ができるようにチューニングされており、インプレッサでもボタン1つでエコ走行が楽しめます。

エアロダイナミクス

インプレッサは、空力性能を考慮したボディデザインに、ルーフスポイラー、さらにフロントアンダーカバーなど、走行中に受ける風の流れがデザインされています。空気抵抗を減らすことによって燃費性能の向上はもちろん、走行安定性にも寄与しています。

アイドリングストップ

車が信号待ちなどで停車したときに、自動的にエンジンを停止。無駄な燃料消費を抑えます。特に都心部では信号待ちの回数も多く、停止時間も長くなりますので、実燃費性能の向上にも大きく貢献します。また、アイドリングストップ状態からのエンジンスタートも瞬時に復帰しますので、ストップ&ゴーの多い都心部でも燃料を節約しながらも、スムーズに運転することができます。

アルミ製フロントフード

もっとも重量の重いパーツの1つであるエンジンが搭載されるフロント部分。インプレッサは、これをカバーするフードを軽量なアルミ製にすることで、フロント荷重を軽減。運動性能と燃費性能を高めています。

走行方法による燃費の向上

燃費向上のために基本性能を見直したインプレッサスポーツ、最後にこれらの機能を生かして燃費よく走る方法についてです。ドライブモードはインテリジェントモードを選択、あとはもう加速減速でコントロールするだけです。

ダウサイジングターボですので、低回転域でも十分なパワーがでるようなチューニングになっています。インプレッサスポーツは、エンジン回転を上げて走行するのも楽しいのですが、ここは少し我慢することでだいぶ燃費性能に影響してきます。そして先を見て運転し、不要な加減速ができるだけ発生しないように走るのも効果があります。

スバルインプレッサの燃費口コミ紹介

現行インプレッサの燃費に関する口コミ情報をネットからピックアップしてみました。まずは2.0Lモデルからです。

2.0Lモデルの燃費口コミ

インプレッサスポーツの2.0Lモデルは、高速道路をメインに走ると、燃費は16~17km/L程度となり公称燃費に近い数値を実現しています。そして一般道の最低値は10km~12km程度、JC08モード燃費の60%~70%に入っており他のCVT車と同様の実燃費性能です。

平均すると、実燃費は13~14km/L程度、2.0Lのガソリンエンジンモデルとしては十分な燃費です。AWDによる車両重量の増加も考えると、高い燃費性能を持ったモデルといえます。

スポーツ 2.0i-S アイサイト_AWD(CVT_2.0) (2016年)
燃費
走行距離3000km弱ですが、平均16km/Lでしょうか。2Lクラスでは満足しています

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/impreza_sport/rev... |

スポーツ 2.0i-L アイサイト_AWD(CVT_2.0) (2016年)
燃費
平均13km/lで想定より少し良いので満足しています。ガソリンエンジンでレギュラーですからね。

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/impreza_sport/rev... |

スポーツ 2.0i-L アイサイト_AWD(CVT_2.0) (2016年)
燃費
まだ走行距離は短いですが、250kmの走行で
高速道路で渋滞25km走行含みで12km/l程ですので、
満足しています。レギュラーガソリンですからね。
ハイブリッドは燃費が良いのでしょうけどガソリンの車は気持ち良いですね~これが最後のガソリン車になっちゃうかな( ´△`)

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/impreza_sport/rev... |

1.6Lの燃費口コミ

インプレッサ1.6Lモデルの口コミ情報によると、おおよその傾向は2.0Lと同じです。高速道路では、燃費が非常に伸び、公称燃費値前後の数値を示します。運手の仕方によって幅がありますが、街中でも12km/L前後の実燃費、トータルではやはり13km/L前後の実燃費を達成しています。

スポーツ 1.6i-L アイサイト_AWD(CVT_1.6) (2016年)
燃費
・信号のある、都市部(?)の日常通勤ルートでは、11~12km/L程度
・高速では16km台もマーク

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/impreza_sport/rev... |

スポーツ 1.6i-S(CVT_1.6) (2014年)
燃費
渋滞、街中、ワインディングをバランスよく走ってリッター13kmです。良くも悪くもなくこんなものかと。

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/impreza_sport/rev... |

スポーツ 1.6i-L アイサイト_AWD(CVT_1.6) (2016年)
燃費
母親の運転でリッター9.1キロ。
オイラの運転では14.1キロ。
どちらも市街地走行。要は乗り方で大分変わります。

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/impreza_sport/rev... |

ハイパワーな2.0Lも燃費は上々

公称燃費では2.0Lモデルよりも1.6L方がやや燃費性のはよいのですが、この口コミ結果をみてみますと、2.0Lモデルは1.6Lよりもハイパワーながら同程度の実燃費性能を実現していることがわかります。一般的に小排気量のモデルの方が燃費がよい傾向がありますが、スバルインプレッサの場合には、2.0Lのエンジンが車両とよくマッチングしてバランスしています。

走行性能・ユーティリティ・燃費性能をベストバランスさせたインプレッサ

新設計のスバルグローバルプラットフォーム、低重心の水平対向BOXERエンジン、そして伝達効率のよいリアトロニックにより圧倒的な安定性と走行性能を誇るスバルインプレッサ。

レヴォーグよりもややコンパクトなインプレッサは、街乗りにも取り回しが楽で使いやすい車。ハッチバックスタイルのため、スキーやスノボそしてキャンプから街乗りまで、あらゆるシーンに十分なユーティリティで、適度なサイズ感も提供。さらにEyeSightが搭載され、エマージェンシーブレーキなどの最新のセンシング機能も装備しています。

このEyeSightによるセンシング機能は、同時に全速度対応のクルーズコントロール機能も実現。渋滞時を含む長距離の高速道路走行での運転疲労を大幅に低減してくれます。これらの走行性能と安全性、ユーティリティから燃費性能まで、よくバランスが取れたスバルインプレッサ。誰もが納得するのコンパクトSUVです。

初回公開日:2017年11月02日

記載されている内容は2017年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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