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フリップダウンモニターの特徴と取付工賃の目安|アルパイン

更新日:2024年03月01日

後部座席用に車載モニターがあると、子どもたちを連れて車で旅行する際に、子どもたちを飽きさず静かにさせてくれるので助かります。フリップダウンモニターは車両の天井に固定され、引き出して使うモニターです。このフリップダウンモニターは車検にも通るのでおすすめです。

フリップダウンモニターの特徴と取付工賃の目安|アルパイン

車載モニター

車載モニターは最近カーナビの普及でかなりの割合の車に搭載されています。カーナビの画面を使ったTVやDVDの視聴、そしてバックをするときのバックモニターとして、多種の利用ができて便利です。

特に子供がいる家族で車が移動するときは、車内で子供が飽きないように工夫をしますが、カーナビを使ってTVやDVDの画面を子供に見せておくと、車でも長い移動でもおとなしくしていてくれます。

ただ、車載モニターがフロントダッシュボードに通常は付いていますので、車載モニターでTVやDVDのコンテンツを楽しむには、後部座席からでは見づらくなってしまいます。また運転手が運転ルートを確認するためにナビに切り替えなければならない時には、地図画面に切り替わってしまいます。そんなときに後部座席に車載モニターを追加すると便利になります。

後部座席のモニター

家族が増えるとどうしても助手席でなく、後部座席に子供が乗るようになってきます。そうなると子供を運転中に飽きさせないために、車載モニターを後部座席用に追加する必要性が高まります。後部座席が子供たちのシアターになってくれます。今回は、後部座席用に設置すると便利なフリップダウンモニターを中心に紹介していきます。

取り付け方法の種類

後部座席用のモニターを追加して設置する方法には3つほどやり方があって、一つは運転席か助手席のヘッドレスト後部に固定してモニターを設置する方法があります。

ヘッドレストにモニターを設置するもう一つの方法としては。ヘッドレスト内蔵モニターを購入して今までのヘッドレストと交換してしまう方法です。他には車の内部の天井にモニターを取り付けて、必要なときにおろして使う、フリップダウンモニターを設置する方法です。

取り付け方ごとの違い

後部座席へのモニター設置について三つほどありますが、それぞれの方法について紹介します。それぞれに注意点もありますし、設置費用や使い勝手も違いがあります。

ヘッドレスト取り付け

ヘッドレスト取り付け三つの方法の中でもっとも簡単な方法と言えます。純正のヘッドレストを交換しないで、モニターをヘッドレストの金具に固定する外付けのモニターです。純正のヘッドレストを使いますので、車内の雰囲気はあまり変わりません。

ただし、外付けなのでヘッドレストから飛び出していますので、車内空間で少し邪魔になってしまいます。設置は簡単ですが、配線関係が一番大変な部分です。純正のナビと連動させてテレビを見るには、配線を純正ナビにつなげなければなりません。

ビルトインされたナビのインパネを外して作業する必要があり、慣れない方には難しい作業です。配線を目立たないようにするには、車内のフロア下などに隠すように取り回す必要があります。

ヘッドレストモニターでテレビを見る必要はなくて、DVDが視聴できればいい場合は電源を取るだけで済みますのでとても簡単です。

ヘッドレスト内蔵モニター

ヘッドレスト内蔵モニターの設置とは、後部座席用モニターを運転席や助手席のヘッドレストをモニター内蔵の特別なヘッドレストに交換して設置する方法です。いわゆるビルトインタイプヘッドレストモニターです。

ビルトインなので、当然、出っ張らずにきれいに車内におさまります。ただし、純正のヘッドレストを取り外してしまうので、車検時には元の純正のヘッドレストに戻す必要があります。

ヘッドレスト内蔵モニターは、配線を純正ナビにつなげる必要があり、インパネを外して作業しなければならず大変な作業になります。配線が完了すれば、操作を運転席からすることができますので、運転席からテレビを流してあげることも、DVDを流してあげることもできます。もちろん連動を解除することもできます。

フリップダウンモニター

フリップダウンモニターは車内空間に余裕のあるRVやワンボックスほかの車両の天井部分に固定して、使う際にモニターを下して使う方法のモニターです。

フリップダウンモニターは天井取り付けですので、安全性の確保が必要ですから素人では設置は難しく、取り付けにするにはディーラーや車用品販売店ほかで取り付けてもらいます。当然、フリップダウンモニターでは製品価格に工賃が加わってきますのでその分費用がかさみます。

フリップダウンモニターはヘッドレストにモニターを設置するよりも、大きいサイズのモニターを設置することができるのが大きな利点です。収納もすっきりできますし、車内の中央部分に取り付けますので、後部座席からの視認性も良く、そして3列目の後部座席からの視認性も良いです。あたかも車内シアターとして楽しめます。

後部座席用モニターと車検

後部座席用のモニターの取り付け方法の中で、フリップダウンモニターのみが車検にとおるモニターになります。もちろんきちんと固定されていて、安全性が確保されていなければなりません。さらに運転席のバックミラーの視認性を阻害してもいけません。

ヘッドレストモニターは、内蔵型でも外付け型でもフリップダウンモニターと違って車検にとおりませんので、車検時には元に戻す必要があります。昔は外付け型のモニターは車検にとおっていたのですが、法改正により一部を除き車検にとおらなくなってしまいました。車検対応用の書類が添付されているヘッドレスト外付けモニターは、車検にとおる可能性があります。

フリップダウンモニターとは

フリップダウンモニターとは、車の天井に取り付けるモニターの事で、天井に収納しておいて必要な時に引き出して使用します。旅行をする際に子どもを連れて車で行くときに、後部座席の子どもが退屈しないで、テレビやDVDを視聴することができます。

フロントのナビにリアモニター用の端子があれば、フリップダウンモニターとつなぐことで、大きい画面でテレビを表示することができ、フロントのナビと別々の画面を表示することもできます。

最近のフリップダウンモニターは、高精細のWXGA液晶を搭載していて高画質の映像が視聴できます。そして、取り付け空間に余裕があるので、10インチ以上の大画面の液晶モデルが一般的です。

どのように取り付ける

フリップダウンモニターの取り付けには天井に穴を開ける必要があります。素人では難しいですが、車いじりに慣れた方であれば、自分の所有する車種専用のフリップダウンモニター取り付けキットを使えば取り付けることが可能です。

フリップダウンモニターの取り付けは、まずフリップダウンモニターを取り付ける位置を決めます。車の天井にはフレーム梁として通っています。この梁にフリップダウンモニター取り付け用のプレート(アタッチメント)を取り付ける位置決めをします。

梁の無い車種では天井に穴をあけることになります。配線の取り回しも長いので手間がかかります。最後に自分で取り付けた場合には動作確認を行います。

アルパインのフリップダウンモニターの特徴

フリップダウンモニターを販売しているアルパインは、カー用品の販売では実績のあるメーカーです。フリップダウンモニターには定評があります。販売業者に依頼してフリップダウンモニターを車につける場合には、アルパインのフリップダウンモニターが取り付けられることが多くなっています。

アルパインのフリップダウンモニターでは、各種メーカーの車種に対応した専用取り付けキットが販売されています。アルパインの製品では、フリップダウンモニターを後席モニターやリヤビジョンと言って販売しています。

販売されているフリップダウンモニターは各種あって30,000円から100,000円程度の価格で販売されています。なお、製品によってはフリップダウンモニターにプラズマクラスター機能を併載しているものがあり、車内の空気浄化、脱臭効果が期待できます。

カロッツェリアのフリップダウンモニターの特徴

フリップダウンモニターを販売しているカロッツェリアはパイオニアのカー用品のブランドになっています。パイオニアからは各種の車載用AV製品も販売していてその品質には信頼感があります。

カロッツェリアのフリップダウンモニターの特徴は付属リモコンでDVDやテレビの切り替えが可能で、入力系統も最大3系統ありスマホやデジタルビデオカメラ他との接続ができます。HDMI接続もできますのでハイビジョン映像を高画質で視聴できます。

映像出力の系統の多さだけでなく、夜間車に乗り込む際に便利なルームライトになるホワイトLEDを備えていますので、夜間の乗り降りも安心してできます。カロッツェリアのフリップダウンモニターでは、専用の取り付けキットは別売になっています。

フリップダウンモニターの取り付け工賃の目安

フリップダウンモニターの取り付け工賃にはとても幅があります。フリップダウンタイプのリアモニターの製品価格自体は、メーカーや画面サイズにより違いがありますが、10,000~100,000円程度で販売されています。フリップダウンモニターを車に取り付けるための工賃は、業者により違いがありますが目安として、10,000円から高くても50,000円程度が請求されます。

オートバックス

フリップダウンモニターを取り付ける際のオートバックスの工賃ですが、作業自体は標準化されていて店員の誰でもできるシステムとなっています。車種別の配線関係接続の取り扱い他をタブレットPCで見ながら作業できるシステムがありますので店員の誰でも設置できます。ただ、店員の能力の差自体はあるので、綺麗に仕上げることを得意としている店員もいます。

なお、オートバックスで販売しているフリップダウンモニターのみしか取り付けをして蔵ませんので、自分で買ったフリップダウンモニターは取り付けてくれません。オートバックスのフリップダウンモニターの取り付け工賃は純正金具が付けられる場合は10,800円で純正金具でない場合は15,000円程度になっています。

持ち込み

オートバックスでも同じですが、ほとんどのカーショップで持ち込みは受け付けていません。受け付けてくれる店でも、取り付けるために人件費が掛かるので、取り付け工賃を取られます。また、持ち込み可能なカーショップでも制約をかけているので注意してください。

国産車に限って、持ち込みのフリップダウンモニターを取り付けてくれるカーショップもあります。その場合でも、持ち込むフリップダウンモニターの保証書・取扱い説明書・取り付け説明書が無いと取り付け作業をしてもらえません。また、取り付け作業はしても不具合に対する保証はしてもらえない場合がほとんどです。

おすすめのフリップダウンモニター

フリップダウンモニターのおすすめは、大画面のものが好まれます。また、高精細のWXGA液晶を搭載しているフリップダウンモニターの方が高画質の映像が楽しめますのでおすすめです。ただ、画面サイズが大きくなるほど製品価格が高くなりますので、使用勝手とコストバランスを考えて、製品を選ぶ必要があります。

おすすめのフリップダウンモニターをあげてみます。メーカー別にはカロッツェリア製品では、カロッツェリア TVM-FW1030-BやTVM-FW1040-Bがあります。アルパイン製品では、TMX-RM3005SやRSA10S-L-Bがあり、その他のメーカーでは、EONON社、LOSKA社、MAXWIN社が人気のあるフリップダウンモニターを販売しています。

DVD内蔵

フリップダウンモニターにはDVDプレーヤー内蔵フリップダウンモニターがあります。DVDプレーヤーを内蔵しているフリップダウンモニターは、リアモニター単体でDVDを視聴できるので便利です。DVDプレーヤー内蔵のフリップダウンモニターであっても、運転席側のナビと連動させることもできます。

DVDプレーヤー内蔵フリップダウンリアモニター本体には、DVD挿入スロットが付いていて、専用リモコンでDVD市長の操作ができます。子どもさんが大勢いて、2列目3列目シートに座っているときにDVDプレーヤー内蔵フリップダウンモニターはおすすめです。

フリップダウンモニターは後付出来るのか

フリップダウンモニターは、専用台座が製品ごとに取り付けキットとして用意されていますので、車内空間に余裕がある車であればほとんどの車種で後付けが可能です。

フリップダウンモニターの専用取り付けキットには、型紙も付いていますのでフリップダウンモニターを天井のどの部分につけるか位置決めの調整ができます。フリップダウンモニターを取り付ける位置決めの際には、バックミラーの視界を阻害しないように特に注意が必要です。

フリップダウンモニターを設置してみませんか

フリップダウンモニターは車両の天井に固定されて、使うときに引き下ろして使う後部座席用のモニターです。車内空間に余裕がある車に取り付けますが、そのため大画面のモニターを採用できます。車両の天井固定が必要なため、素人には取り付けにくいので、販売店やディーラーにお願いすることになります。

そのため、工賃がかかるのでヘッドレストに着ける後部座席用モニターに比べると高価になってしまいます。フリップダウンモニターを車に取り付けるための工賃は、業者により違いがありますが目安として、10,000円から高くても50,000円程度かかってしまいます。

初回公開日:2018年05月11日

記載されている内容は2018年05月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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