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水冷と空冷の違い・維持費・見分け方|pc/バイク/空調/音

更新日:2023年11月15日

水冷と空冷は、熱が帯びやすい部品を冷やすための仕組みです。多くの機械の内部に設置されている割合が高いですが、水冷と空冷の違いを理解していない方もいるのではないでしょうか。ここでは、水冷と空冷の違いを紹介しているので、参考にしてください。

水冷と空冷の違い・維持費・見分け方|pc/バイク/空調/音

pcの水冷と空冷の違いは?

水冷と空冷は、機械を冷やすための方法で、どちらも機械を冷やし故障やトラブルが起こる確率を下げることができます。空冷と水冷は、pc内でも搭載されている機能です。

pcは若い人なら誰でも触れたことがある機械でもあり、一家に一台持っている割合も高いです。そのため、pcを利用している人も多くいますが、水冷か空冷か理解していない場合もあります。

一般的なpcは空冷で冷やされる割合が高いです。空冷は比較的安い費用で取り付けることが可能で、pcの使用目的が検索がメインの場合は空冷でも問題なく冷やすことができます。しかし、オンラインゲームや動画を頻繁に見る場合は、水冷で冷やすことがお勧めです。

その理由は、オンラインゲームや動画を見る場合は、pcの性能をフルに活用しているため、pc内が熱くなりやすいからです。そのため、空冷では温度を下げることができず、高温な状態になる可能性もあります。

バイクの水冷と空冷の違いは?

バイクのエンジンも、水冷エンジンと空冷に分けることができます。昔は空冷で冷やすことが一般的でしたが、最近では水冷エンジンを搭載している割合が高いです。水冷エンジンは、空冷の場合と大きく違いが表れてきます。

まず、水冷エンジンの場合は、エンジン回りが冷やされているので、アクセルを踏んだ感覚がすっきりしています。そのため、快適に加速できるほかに、気持ちよく走行することができます。

一方空冷の場合は、上手く冷やすことができていない場合があるので、アクセルを踏んでもモヤッとした感覚があり、加速もスムーズにいきません。そのような違いが出てしまう原因は、空冷では効率よくエンジンを冷やすことができていないからです。

空冷の場合は、エンジン近くにフィンがあったり、空気が入りやすい構造になっていますが、それには限界があるためエンジンが熱を帯びている割合が高いからです。

空調での水冷と空冷の違いは?

空調のにも、水冷式の場合と空冷式の場合はあります。空調にもさまざまな機械が存在しますが、一般家庭でも普及率が多いエアコンのイメージが強くあります。

最近では、夏場の気温がさらに上昇して、毎日猛暑日になることも珍しくありません。夏場にはエアコンを使う割合が高く、無理して扇風機などで我慢してしまうと健康を害してしまう可能性もあります。そのため、最近では学校の各教室にエアコンが設置されていることも多くなりました。そのおかげでエアコンの涼しさが欠かさないため、多くの人が気軽に利用しています。

一般的なエアコンのほとんどが空冷式を採用されています。業務用のエアコンには、水冷式の物もありますが、業務式のエアコンの場合は形がそもそも違うので、外見だけで空冷式か水冷式か判別できる場合が多いです。

暑い場所には水冷の方が

空調設備の中でも一般的なエアコンは、室内を暖めたり冷やしたりすることが多いです。なかでも冷房を使用する割合が高いです。その理由は、冬場の室内の暖め方は、エアコンの暖房を使用することもできますが、ファンヒーターなどで温めることもできます。

しかし、夏場の場合は、室内を冷やす方法はエアコンの冷房を使用することが一般的です。扇風機を使う事で涼しい風を送ることはできますが、室温を下げることはできないので、エアコンの冷房を使う割合が高いです。

エアコンの空冷式は、冷房も暖房も効果を発揮することができますが、水冷式の場合は、冷房の効果しか期待できません。そのため、エアコンの大部分が空冷式を採用しています。

工場などの室内は、家よりもさらに暑くなるので、より室内を冷やす効果がある業務式エアコンの水冷式を採用されている場合はあります。工場では、暖房を使わないため、水冷式でも問題ありません。

水冷と空冷の音の違いはあるのか?

水冷と空冷では、仕組みが違うため得られる効果にも差があります。しかし、差があるものが効果だけではありません。空冷と水冷でもファンを利用してエンジンなどを冷やしているので、フォンの駆動音が必ず生じてしまいます。そのため、その音が気になりストレスになる場合もあります。空冷と水冷では、音に差がある場合とあまり変わらない場合があります。

CPUクーラーの場合は、水冷でも空冷でもファンの音はあまり変わりがありません。バイクのエンジンの場合は、大きく音の影響が変わってしまうので、空冷から水冷に変わるだけでエンジン音に大きな変化が現れます。バイクの魅力の一つに、エンジン音も含まれているため、自分好みの排気音にならない可能性もあります。

水冷式の場合は、エンジン音が周りにある水が音を吸収してしまうので、エンジン音が小さくなりますが、空冷式の場合は、乾いたエンジン音を出すことができます。

水冷と空冷のメリットとデメリット

水冷と空冷は、それぞれにメリットがありますが、使われる場所によってはデメリットになる可能性があります。そのため、状況にあった物を選ぶ必要があります。

水冷のメリット

水冷のメリットは、どのような物に使用されても効率よく温度を下げることができます。水冷式は、冷やしたいエンジンなどの部分の周りに水をとおし冷やすことができるので、効率的に温度を下げることができます。

温度が高温になると周囲を損傷させてしまう原因になりますが、水冷の場合は効率的に冷やすことができるので、そのような状況に陥る可能性が低いです。

水冷のデメリット

水冷のデメリットは、空冷より値段が高くなります。そのため、同じ商品でも水冷か空冷の違いで費用に大きな差が生れます。

水冷にすれば、機械が損傷する可能性を下げることもできますが、使用方法によってはそこまで温度が上がることが無い場合もあります。そのため、自分の使用状況に合わせて空冷か水冷を選ぶことが必要になります。また、バイクの場合は、上記でも説明したようにエンジン音に大きな差が生れてしまいます。

ライダーの中には、エンジン音にも力を入れている方も多くいます。多くのライダーは、乾いた響きのあるエンジン音を出すことで、ストレスなどを発散することができます。

しかし、空冷式の場合は、エンジン音が静かになるため、ライダーの中には気分が乗らないこともあります。マフラーを改造することでもエンジン音を変えることはできますが、水冷式エンジンでいくらマフラーを変えても空冷式の排気音は出せません。

空冷のメリット

空冷式のメリットは、水冷式の場合より値段が安いです。値段が安い理由は、水冷の場合より構造が簡単だからです。また、必要になる部品も少ないので、より安く提供することが可能です。

空冷のデメリット

空冷の場合でも、温度を下げることは可能ですが、水冷と比べてしまうとどうしても性能が劣ってしまいます。空冷でも問題ない場合もありますが、水冷の方が良い場合もあります。空冷では、効率よく温度を下げることができないので、機械の回転数などを増える場合は、温度を下げ切ることができない場合もあります。

そのような状況に陥ると、周囲が高温になってしまい、さまざまな部品に悪影響が出てしまう可能性があります。また、最悪の場合、発火してしまい機械全体を損傷してしまう状況になる可能性もあります。そのため、空冷で過剰に温度が高くなる場合は、水冷に取り替えることが大切です。

エンジンの水冷と空冷の違いは?

エンジンの水冷と空冷でも違いがあります。水冷と空冷の性能の違いは、上記でも説明したとおりですが、性能に違いが生じてしまうわけは構造が大きく違うからです。

エンジンの空冷式は、走行した際に起きる風を利用してエンジンを冷やすことができます。水冷式の場合は、冷却水タンクの水をエンジン回りに巡らすことで、効率的にエンジンを冷やすことができます。

車などは水冷式を採用されることがほとんどですが、バイクの場合は、空冷式のエンジンも存在しています。車が水冷式のエンジンを採用されている理由は、車を動かすためには力が必要になり、エンジンが大きくなりやすく、また高温になりやすい傾向があります。

車のエンジンを空冷式にしてしまうと、エンジンが高温になってしまいオーバーヒートしてしまいます。そのため、水冷式を採用している車ですが、冷却水が無いと効果を発揮することができないので、残量を確認しよう。

空冷と水冷の効率に違いはあるのか?

空冷と水冷の方法では、冷やし方に違いがあるので効率にも違いが表れます。高熱が発せられる可能性がある場所に、効率の悪い方法で冷やしていても、冷ますことが追いつかず発火などのする場合があります。そのため、空冷か水冷の効率の違いを把握して、適材適所に使う事が重要です。

水冷の方が効率が良い

水冷は水で冷やし、空冷の場合は、風で冷やします。水冷の水で冷やすといっても、直接水をかけて冷やしているのではなく、高熱が発せられるエンジン部分の周りに水が循環する空間が設計されています。また、近くにファンがあり水で冷やされた空気をエンジンに当てることで冷やすことができます。

空冷の風で冷やす場合も、温度を下げることは可能ですが、近くに水がある水冷の方が効率よく温度を下げることができます。

例えば、空冷で冷やしきれず90℃近くまで高温になる場合でも、水冷なら60℃前後まで冷やすことができます。60℃でも高温と感じる方もいるでしょうが、30℃も違いがあれば周辺機材への影響も少なくなるので大きな違いになります。

そのため、効率よく冷やすことができるのは空冷ではなく水冷です。

水冷と空冷の見分け方

水冷と空冷は、仕組みが違うため、一目見れば見分けることが可能です。しかし、どちらの場合も機械の内側に設置されているため、カバーなどを外さないと見分けがつかない場合が多いです。特に車やバイクなどは、水冷や空冷は隠されている可能性が高いので外見だけでは見分けが付けづらいです。

ラジエターの有無

空冷と水冷の大きな違いは、構造が違うため、部品がある場合とない場合があり、それを見つけることで見分けることが可能です。

水冷の場合は、水を循環するためのラジエターが存在します。空冷の場合は、風しか利用しないのでラジエターは存在しません。そのため、ラジエターがある場合は水冷で、ない場合は空冷と見分けることができます。

空冷と水冷の特性をよく理解しよう

空冷と水冷ではそれぞれにメリットがありますが、水冷の方が効率よく熱を下げてくれるため、全て水冷にすればいいと考えてしまいますが、必ずしもそうとは言い切れません。

水冷は、効率よく熱を下げることはできますが、場所を取ってしまうので機械本体の大きさが大きくなる傾向があります。空冷でも対処できる熱でも水冷にしてしまうと、無駄に大型化してしまいます。高温になる度合いに合わせて水冷か空冷か選ぶことが重要で、そのためにも水冷と空冷の違いをしっかり理解しましょう。

初回公開日:2018年04月29日

記載されている内容は2018年04月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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