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USカスタムの「USDM」「JDM」ってなに?・USDM・JDMを理解しよう

更新日:2023年12月05日

「USDM」「JDM」という言葉の意味を知っていますか。特に「JDM」という言葉は日本では使わないので車好きの方でも聞いたことがないため、わからない方もいらっしゃるでしょう。ここではUSDM・JDMについて詳しく解説していきます。

USカスタムの「USDM」「JDM」ってなに?・USDM・JDMを理解しよう

USカスタムとは

USカスタムとはアメリカで走っている車のように車をカスタムすることをいいます。わかりやすくいえばホイールが国産車では使われていない物であったり、ホイールのために車高をわざと高くしてあるというようなカスタムです。つまり、アメリカ車のようなカスタムする総称をUSカスタムといいます。

USカスタムの「USDM」「JDM」ってなに?

USカスタムの中でも「USDM」や「JDM」と呼ばれるものがあります。それぞれ解説していきます。

「USDM」とは?

「USDM」とはアメリカで販売されているパーツ、特にアメリカ車向けに作られているパーツを国産車にカスタムすることです。そして、国産車であってもアメリカ向けに変更されている車やアメリカで生産されている自動車関連製品または、アメリカメーカーのことを言います。一般的にはアメリカ市場で販売されている製品を使用し、自分の車をカスタムするという意味で使われる方が多いです。

主な改造方法としてはアメリカのみに設定されている純正色に全塗装したり、ホイールやオーディオをアメリカで販売されているものを使用するなどが多いです。カスタムのポイントとしてはいかにアメリカで使用されているような車に近づけるか、現地の生活感を出しているのかという点になります。

「USDM」を楽しむ方に多いのが私生活にアメリカの文化の一部を取り入れている方です。車をカスタムするだけでなく自分も現地の文化をトータルで楽しもうとする現れです。

「JDM」とは?

「JDM」とは日本人向けに設計された車や、日本国内で販売されている自動車関連製品のこと、自動車をカスタムする手法の一つです。日本のパーツメーカーやメーカーが供給できるパーツを使い車をカスタムすることです。一般的に日本国外で使われます。

「JDM」がよくされる国としてアメリカ・イギリス・オーストラリアが多いです。前述の国には日本の国産車の中古車が「JDM」として販売されており、イギリスやオーストラリアに関しては日本と同様の右ハンドルであるので、車用パーツが簡単に取り付けやすいということから「JDM」の利用者が多いです。

改造スタイルとしてはいわゆる「走り屋」のようにするのが一般的です。改造方法としては日本で使われる初心者マークや高齢者マークをステッカーとして貼ることが多いです。また、1980年代に作られた旧車に関してはドアミラーを外してフェンダーミラーをつけるといった方法が多いです。

何処からがJDM?何処からがUSDM?

ここではどこからがUSDMでJDMになるのかについて解説していきます。

市場が違う

そもそもではありますが、自動車関連製品でも車自体であってもどこのメーカーかが全く違いますし、日本ではJDMをする・アメリカであるならばUSDMをするといったことはあまりありません。あまりしないからこそ日本ならJDM、アメリカならUSDMという言葉自体がメジャーではないといえます。

日本では道路交通法により「車両は道路の中央から左側を通行しなければならない」と定められています。日本の国内メーカーは車体の右側に運転席があった方が右折時などに視界が広くなると考えているため、国産車は右ハンドル車になっています。アメリカの場合は逆なので左ハンドル車です。

つまり、自国でJDM・USDMという言葉がメジャーではないのは、わざわざ輸入車を改造してしまうと自国民としてはおしゃれでもなく、カーカルチャーを受ける必要がないからとも言えるでしょう。

カスタムの仕方が違う

USDMの場合は日本人がアメリカのようなカーカルチャーに憧れアメリカ人のような服装、車体の内装、車種に至るまでカスタムしていきます。まるでアメリカ人になったようになりきります。しかし、JDMの場合は少しややこしい感じです。

JDMとは日本仕様の車に近づけるカスタムのことです。アメリカにまだJDMが浸透していない頃はまさに言葉どおりのカスタムをしていました。しかし、徐々にJDMが浸透していくにつれアメリカでは独自のJDMができました。これだけでしたら文化のとらえ方の違いやカスタム方法の違いなどでJDMの仕方が変わることは当たり前です。

しかし、そのアメリカ人がしたJDMを日本人が注目し、本来であれば日本で販売している車自体がJDMなんですが「アメリカ人が日本車のようにカスタムした車」のことをいつしかJDMと呼ばれるようになりました。

USDM・JDMでよく使われるような車種

ここではUSDM・JDMでよく使われている車種を分けて紹介していきます。

USDM

USDMでよく使われる車種は一体何でしょうか。

ホンダ シビック

USDMをする・しないに問わず街中でよく見かける車種になります。メーカーがホンダですのでカスタムをする際にアメリカの純正パーツが手に入りやすいというところも魅力の一つであるといえます。

カスタム方法もガッツリチューニングカーのようにカスタムしてもおしゃれですし、アメリカの街を走っているかのようにカスタムしてもいいです。そういったさまざまなカスタムの仕方があることからをあびている車種です。

ホンダ アコードワゴン

車をカスタムすることが好きな方がよくUSDMする車種として1992年以降のアコードワゴンが使用されます。よくされるカスタム方法としては、車高を低くすることやヘッドライトの光の色を白くするといったことが多いです。

なぜ、新型のアコードワゴンにしないかというと新型のアコードワゴンはアメリカでは走っていないのでUSDMをしたとしてもUSDMにはならないからです。USDMの定義はで「アメリカで走っているような車にカスタムする」ということなので、走っていない車はUSDMの定義に沿っていません。

JDM

続いてはJDMでよく使われるベースの車種を紹介していきます。

スバル インプレッサ

JDMに使われるのは日本のスポーツカーが多いです。JDMに関してはUSDMと違って新型をベースとしてカスタムしてる方が多いですが、旧型の車も決してがないわけではありません。車が好きな方の場合は新型より旧型をベースにしてます。

カスタム方法なんですが、イメージとしては映画の「ワイルドスピード」のような感じです。車高を低くしてボディーのカラーを変えたり、ボディーにペイントしていたりと一見派手になっているカスタムです。もちろん外装だけではなくエンジンを変えていたり、もっとスピードを出せるようにカスタムするといったこともします。

日産 GT-R

日産のスカイラインGT-RはJDM初心者の方でもよくベースとして使われる車種の一つです。カスタムしなくてものスポーツカーです。この車の場合は新型より旧型のGT-RがJDMとして使われます。

よくされるカスタム方法としては車高を低くしたり、タイヤのホイールを変えてドレスアップすることや、マフラーを変えてエンジン音を変えることが多いです。まるでワイルドスピードの映画の中で走っている車です。

USDM・JDMを理解しよう

まずUSDMとJDMでは定義が全く違うということを理解しましょう。見た目が派手なのがJDM・見た目があまり派手ではないものがUSDMというのは違います。カスタム方法を上記で紹介したのでそんな捉えられますが、中にはJDMなのに落ち着いているカスタムもあります。逆にUSDMなのに外装が派手なものもあります。今いちど双方の定義を確認のため記載します。

JDMの定義は「アメリカ人が日本向けにカスタムしそうなカスタム」です。USDMの定義は「日本人がアメリカ向けにカスタムする」ということです。JDMの定義は少々わかりにくい部分もあるでしょう。ですから、イメージとしては映画の「ワイルドスピード」のようなカスタム方法です。

車をカスタムしてオリジナルカーにする

カスタムといっても色々な方法がありますし、つける車の部品によって外装も内装も変わってきます。そうすることで世界にたった一台しかない車が完成します。そういう点も車をカスタムする楽しさの一つです。

今回はUSDMとJDMについて紹介しましたが、その他にもチューニングカー・VIPカー・バニング・ローライダーという種類もあります。調べてみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2019年01月21日

記載されている内容は2019年01月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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