ガソリン添加剤の効果・ガソリン添加剤3
更新日:2024年09月30日
ハイオクとレギュラーガソリンの違い
ガソリン添加剤の効果とガソリン添加剤を方式で紹介する前に、車の燃料であるハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いについて説明します。ガソリンは鉛成分が入った「有鉛ガソリン」と、鉛成分が入っていない環境にやさしい「無鉛ガソリン」に分かれます。
当初の車のガソリンは「有鉛ガソリン」が主流でしたが、車から出る排気ガスに含まれる鉛の影響でからだや人体に有害であることから法整備により鉛成分を含まない「無鉛ガソリン」が開発されました。
またハイオクガソリンもレギュラーガソリンも「無鉛ガソリン」になります。では同じ「無鉛ガソリン」であるハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いはなんでしょうか。
ガソリンのエンジン内で燃焼火炎が届く前に自発火する現象のノッキングを起しにくい性質を表わす尺度のオクタン価が高いか低いかによってハイオクガソリンとレギュラーガソリンに分かれます。
ハイオクガソリンとレギュラーガソリンのオクタン価は
ハイオクガソリンとレギュラーガソリンは「無鉛ガソリン」ということがわかりました。ではハイオクガソリンとレギュラーガソリンのオクタン価はどれほど違うのでしょうか。まず、ハイオクガソリンはオクタン価が高い(ハイ)という意味です。
そのハイオクガソリンのオクタン価は98~100程度の設定になっています。レギュラーガソリンのオクタン価は85~92程度の設定になっています。ハイオクガソリンはレギュラーガソリンよりも燃えにくいガソリンということで、混合気をより高く圧縮できるので、燃焼時のエネルギーは大きくなります。そのためノッキングを起こしにくくなります。
ハイオクガソリンは主にエンジン性能が高い、また高出力のモデル高級車やスポーツカーなどに使用されています。レギュラーガソリンは軽自動車や普通車などの一般的な車に使用されています。
ノッキングとはどんな現象?
ここでは他項ででできたノッキングについての説明をします。ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いはノッキングを起しにくい性質のオクタン価とわかりました。
ではノッキングとは具体的にどんな現象なのでしょうか。多くの方が経験しているのが、アクセルを踏み込んだときに生じる「ガリガリ」「カラカラ」といったエンジンの異常による異音です。
原因としては重い荷物や急な坂道などエンジンに負担がかかる環境での運転の時にエンジン内の燃焼の段階の遅れにより自然着火することで起こります。
またハイオクガソリン車にオクタン価の低いレギュラーガソリンを使用するとノッキングを起こしてしまします。
ノッキングが起こしやすい原因としては、エンジン内にカーボンなどのが汚れが付着して自然発火することがあります。ノッキングを起こさないようにするには、ハイオク車にはハイオクガソリンを入れることが重要です。
ガソリン添加剤とは
燃焼室や吸排気バルブ、インジェクターなどに堆積したカーボンなどの汚れを除去してくれてエンジンをリフレッシュする役割を持っています。また、エンジン内の燃焼の段階の遅れにより自然着火することで起こるノッキング防止にも役立つガソリン添加剤について説明します。
車に詳しい人なら使ったことがある人が多くいるまた、使わなくても耳にしたことがあるガソリン添加剤とはどんなものでしょうか。エンジンを活性化してくれて、ノッキング防止にも効果が期待できるガソリン添加剤には、いくつかの種類があります。
ガソリン添加剤の種類
ガソリン添加剤の種類は、ガソリン添加剤を使用する目的によって選ぶ種類が変わります。まずガソリン添加剤の役割から説明します。エンジン内にある燃焼室や吸排気バルブ、インジェクターなどに付着することで摩擦抵抗が大きくなりエンジン本来の力を出せなくなるカーボンやオイル汚れによるワニスを取り除いてくれます。
またガソリンタンク内のさび、腐食を防止、ピストンの樹脂コーティングによる摩擦低減、エンジンオイルの抵抗の低減によるエンジンの吹け上がりの改善などの役割があります。ガソリン添加剤を選ぶ時には以上のような役割を理解してガソリン添加剤を使用するようにしましょう。
ガソリン添加剤の成分
ガソリン添加剤の主成分はPEA(ポリエーテルアミン)です。アミノ基を有する化合物で、アルカリ性を示します。自動車のエンジン内には、圧縮・燃焼・排気などの働きに影響のあるピストンやピストンをおさめるシリンダーなど鉄・アルミ・真鍮などが使用されていいます。
そのため、それらのパーツに強い影響力のある酸性の成分は使用できず、エンジン内部の、カーボンやオイル汚れのワニスなどを、溶かしくれるアルカリ性成分のガソリン添加剤が使用されています。
また、PEA(ポリエーテルアミン)は還元力が高く、汚れなどの隙間に入り込んで、分解する高い洗浄性能を持っている物質で、汚れを解して剥がし燃焼室で燃やす、という方法で、エンジン内部を洗浄します。
ガソリン添加剤を入れるとどんな効果があるの?
では、ガソリン添加剤を入れるとどんな効果があるのでしょうか。ガソリン添加剤をいれた時の効果とガソリン添加剤をいれた時に起こるデメリットについて説明します。
ガソリン添加剤をいれるメリット
ガソリン添加剤をいれるメリットはエンジン内で起こるエンジンの不完全燃焼によってできたカーボンの除去、エンジンオイルの劣化などによる酸化や不凍液の混入、水分の混入、高温による油成分の上昇などによって発生するスラッジの除去などの洗浄効果があります。
また、燃焼室のカーボン蓄積の予防、オクタン価・清浄効果などのガソリン性能の向上も期待できます。以上のような効果によりエンジン内の燃焼効率アップ、エンジンのコンディションの上昇、燃費の向上、排ガスの低減、アイドリングの安定化などに効果が期待できるのがガソリン添加剤です。
ガソリン添加剤をいれるデメリット
ガソリン添加剤をいれるデメリットといった具体的な現象はありませんが、ピストンについたカーボンなどの除去はカーボンクリーンなどの方がしっかりと除去してくれます。カーボンを取り除くというより抑止効果があると言えます。
でも強力な溶剤を使用することはエンジン内を痛めることにもつながりましので、カーボンクリーンよりもガソリン添加剤を使用する方が安全とも言えます。また、エンジン内のコンディションによってはガソリン添加剤の効果を実感できないこともあります。
さらに、ガソリンは炭素と水素だけからなる化合物です。完全燃焼すると水と二酸化炭素しか排出されません。ガソリン添加剤を入れることはエンジンに対してはもちろん、環境のことを考えるとガソリンに混ぜモノはなるべくしない方がいいと言えます。
ガソリン添加剤の使い方
ガソリン添加剤の成分、ガソリン添加剤をいれるメリットとデメリットなど理解できました。ここでは、ガソリン添加剤の使い方や注意点について説明します。ガソリン添加剤の使い方はとてもシンプルで、ガソリンタンクに添加剤を投入しガソリンを満タンまで給油するだけです。
注意点としてはガソリンがタンクに残っている時にはガソリン添加剤の追加が避けましょう。またガソリン添加剤を投入するとオイルに汚れが流れ、オイル自体が汚れてしまい、性能の低下につながるのでガソリン添加剤を投入した後はできるだけ早くオイル交換をすることが大事です。
理想はオイル交換の直前にガソリン添加剤を投入することです。
ガソリン添加剤
ここでは、ガソリン添加剤を方式で紹介します。
第3位:KURE(呉工業) オーバーホールクリーン3095
ガソリン添加剤を第3位は、燃料添加剤・オイル添加剤・バッテリー関連商品・クーラント関連商品・油汚れをすっきり落とすハンドクリーナーなどを提供しているKURE(呉工業) の「KURE オーバーホールクリーン3095 」です。
こちらのガソリン添加剤は、燃料・エンジンオイル系統のケミカルのメンテナンスをしてくれるガソリン添加剤です。ガソリン添加剤を投入することで燃料系・エンジンオイル系を同時にクリーニングして優れた洗浄効果を発揮します。
また、燃料・エンジンオイル系の潤滑性も向上します。さらに、エンジン内・燃料系統のカーボンなどの汚れの付着を防止するコーティング効果も発揮します。投入するだけでオーバーホールのようにエンジンを快調にしてくれるガソリン添加剤です。
オイルはスズキ純正品にしていますがオイル添加剤を入れるとエンジン回転が滑らかになるのがわかります。また、ガソリン添加剤は「パーフェクトクリーンガソリン」と同じ効果で1メモリ13km/h走行しました。(※坂道がない平坦な道路があれば走行距離は伸びます。(20km+α程度)追記、2回目の燃料満タンでの走行でも燃費がよく現状維持しています。「パーフェクトクリーンガソリン」は初回のみ燃費が改善されるが2回目から燃費が元の状態に戻るので値段が高いだけあって違いが分かります。実験車:エブリイワゴン フルタイム4WD 4AT車燃料タンク:40リットル 燃料半分=150km/h(改善前)→175km/h(改善後) 時速60km走行時
出典: https://www.amazon.co.jp/KURE-%E5%91%89%E5%B7%A5%E6%A5%AD... |
第2位:カストロールエンジン内部清浄剤 ガソリン車専用
ガソリン添加剤を第2位は、「カストロールエンジン内部清浄剤 ガソリン車専用」です。ガソリンエンジン用エンジンオイルやディーゼルエンジン用エンジンオイルなどを提供しているエンジンオイルで有名なメーカーカストロールが提供しているガソリン添加剤です。
こちらのガソリン添加剤は燃料系統からエンジンすみずみまで清浄し、燃費・燃焼効率を向上することに加えて、排ガスもクリーンにしてくれるガソリン添加剤です。また、配合された特殊PEAが発揮するコーティング効果により、回転も安定し、アイドリングの安定化に効果が期待できます。
ハイオクを入れるとノッキングによるカリカリ音が消える程度だったので、デポジット除去のため、商品裏の説明に書いてある通り2回連続で投入。レギュラーでもカリカリ音もほぼ無くなり、加速もスムーズになりました。価格も手ごろなので気軽に使用できます。定期的に購入しようと頻繁に見てますが、かなり価格変動が大きいので、タイミングを見て購入した方がいいです。
出典: https://www.amazon.co.jp/CASTROL-%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83... |
第1位:シュアラスター LP-12
ガソリン添加剤を第1位は、エンジンオイル添加剤・ガソリン添加剤・水アカ・小キズ除去、深みのつやを造り出す高品質なカルナバ蝋を使用したワックスなど車やバイクのメンテナンス用品を提供しているメーカーとして有名なシュアラスターのガソリン添加剤です。
このガソリン添加剤は燃費の悪化やアイドリングの不安定などのトラブルの原因となるインジェクター、吸気バルブ、燃焼室の汚れをしっかり洗浄し、エンジン内を改善し、トラブルを未然に防いでくれます。
また、ピストンなどに汚れがつきにくくしてくれるなどエンジン内のカーボンの付着を防止します。さらに、ピストンとシリンダー壁面の潤滑が高められて動きをスムーズにすることでエンジン性能を高めるガソリン添加剤です。
12万キロを走る車に過去何度も使ったきて、毎回エンジンの快適さがよみがえるのは素晴らしい。シュアラスター製品のエンジン系、ワックス系、シャンプー系、タイヤ洗浄などを多くを使ってきて、どの製品もハイレベルで改善の実感が感じれるのは大満足! 購入して後悔しないものでは。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%8... |
ガソリン添加剤の比較
ここでは、ガソリン添加剤を価格や性能などで比較した時のランキグ5について紹介します。
ガソリン添加剤の比較第5位:ワコーズ CORE601
ガソリン添加剤の比較第5位は、「ワコーズ CORE601」です。このガソリン添加剤は燃焼促進によってカーボンなどの付着を抑え、エンジン内をクリーンにします。またピストンやシリンダーがスムーズに動くように手助けしてくれます。
さらに、エンジン内部を清掃し、汚れを落としてくれます。またアイドリング中のエンジン音が静かになった、あるいはエンジンによる振動が低減したなどの実績があります。
BMWのM52エンジンに使用。非常に良い。いつも修理して頂く工場から紹介され、最初は、そこで購入し、その後、アマゾンで追加購入。使用後の燃費に関しては、昨年の夏場の車検で、ATFを交換した良い影響もあるが、更に、当製品を追加使用したところ、何と、高速道路では、平均10KM/1L、市街地でも、7.2-8.0KL/1Lまで、燃費性向が向上した。(使用前は、高速・市街地ともに、平均6.8KM/1L)修理工場からは、当製品を使用しても、全く良さが出ないケースもありますよ、と言われていたので、取りあえず、試しに使用したのが始まりだが、齢18年のBMW M52エンジンには、非常に良い結果をもたらしてくれた。高価な製品なので、給油の都度(使用目安は、給油50Lに対して1本)の使用は、コストアップに繋がるが、使用した結果のエンジンフィーリングは、最高である。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%8... |
ガソリン添加剤の比較第4位:ワコーズ プレミアムパワー F160
ガソリン添加剤の比較第4位は、「ワコーズ プレミアムパワー F160」です。こちらのガソリン添加剤は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンどちらにも使用可能です。ピストンやシリンダーなどの摩擦を低減することで燃費を改善することに期待が持てます。
また省燃費効果によりに二酸化炭素を削減して、使用後エンジンが静かになったという報告もあるガソリン添加剤です。このガソリン添加剤は優れた性能を持っているのに1500円前後で購入できる製品です。二酸化炭素を削減で環境にやさしくまたお財布にもやさしいガソリン添加剤です。
ガソリン添加剤の比較第3位:クイックリフレッシュ E140
ガソリン添加剤の比較第3位は、ワコーズのガソリン添加剤「クイックリフレッシュ E140」です。こちらのガソリン添加剤は他のガソリン添加剤と比較するとエンジン内の摩耗した金属類の隙間を埋めて、トルクアップ・燃費アップに優れた性能を発揮するできるガソリン添加剤です。
また、ガソリン添加剤を投入したことでの心配事でもあるエンジンオイルの粘度の硬化などの症状もなく、エンジンオイルの性能にも影響の少ないガソリン添加剤です。また、ピストンとシリンダーなどが磨耗したことによる隙間をおぎなってくれ、エンジンの性能を回復してくれます。
FVを添加する前のオイルに添加、とてもエンジン音が落ち着き滑らかになりました、オイル交換後FVでさらに滑らかに。さすがワコーズです。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%83%E3%8... |
ガソリン添加剤の比較第2位:ピットワーク F-ZERO
ガソリン添加剤の比較第2位は、ワコーズが日産向けにOEM生産している添加剤「ピットワーク F-ZERO」です。エンジン内をクリーンにして有害なガスを削減します。また、ガソリン系統内の水分の除去・腐食防止に加えて、燃費向上に効果が期待できるガソリン添加剤です。
このガソリン添加剤は他のガソリン添加剤と比較すると燃費向上に効果があると使用した人たちの声があります。また、なによりも日産向けに作られた製品であることから信頼性の高さがの理由です。
ディーラーに点検に出すと無駄に高い同製品を薦められるので面倒でもその前に購入して添加しておきましょう。当方使用はレギュラー車ですがエンジンはアイドリングでやや安定していなかったのがこれを入れたら安定しました。年に2度程度でよいかと思います。エンジンの不具合が起きてからやるよりその前に予防した方が結局は経済的です。
出典: https://www.amazon.co.jp/PITWORK-%E3%83%94%E3%83%83%E3%83... |
ガソリン添加剤の比較第1位:フューエルワン
ガソリン添加剤の比較第1位は、ワコーズのブランドで知られる和光ケミカルが提供しているガソリン添加剤の「フューエルワン」です。全国のディーラーをはじめ、オートバックスやイエローハットなど車やバイクのメンテナンスやチューニングにのあるカーショップなどで販売されています。
このフューエルワンは、高性能清浄剤PEAの作用により、ガソリンに投入するだけでインジェクターの汚れを落としたり、ガソリンの噴射量を正常な状態に戻したりします。
また、燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに付着しているカーボン・ワニスなどの汚れを除去し、エンジンの性能を回復させる製品です。1680円のお手頃価格としっかりと効果が実感できるガソリン添加剤です。
スクーターのエンジンが急に停止し数週間格闘(検討)し他結果何とかエンジンが再スタートしました。(多分ノズルの詰まりが考えられたのでYOUTUBEで確認したところ大変効果があると聞いて購入しました。早速使用しています。現時点では回転のムラもなく吹き上げもスムースなので大変役に立つ商品を購入したと思います。
出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%8... |
ガソリン添加剤を入れすぎたらどうなるのか
ガソリンタンクに投入するだけで燃焼室・吸排気バルブ・インジェクターなどに付着したカーボン・ワニス・ガム質などを除去し、エンジン性能を回復してくれる働きがあるガソリン添加剤を入れすぎたらどうなるのでしょうか。
エンジンの構造上からインジェクターから噴射されたガソリンは100%が燃焼するわけではなく、還元力が高く、汚れなどの隙間に入り込んで、分解する高い洗浄性能を持っている物質の高性能清浄剤PEA配合のガソリン添加剤は、オイルに溶け込んでしまいます。
そのことで、エンジンオイルが変質を起こし、エンジンオイルの本来持っている粘度の低下や潤滑性能低下など、オイルの性能が低下する危険性が あります。また仮にエンジンオイルの粘度に変化がなかったとしても、エンジンオイルに不純物が混ざってしまっている状態には変わりなく、エンジンオイルが持っている性能の低下は避けられません。
ガソリン添加剤の洗浄効果
エンジン内の洗浄効果が期待できるのが、洗浄系ガソリン添加剤です。洗浄系添加剤の働きによりエンジン内部のインジェクターや燃焼室に付着しているカーボンやガソリン由来のワニスやガム質などが洗浄されエンジンの負担が低減されます。その結果エンジンのレスポンスが良くなります。
ではなぜエンジン内部は汚れるのでしょうか。エンジン内部が汚れる原因としては、エンジンはピストンが下降し、吸気バルブが開く吸気行程、吸気バルブが閉じて、ピストンが上昇する圧縮行程、燃料が燃焼しピストンを下に押す燃焼行程など絶えず金属同士の摩擦が発生しています。
その摩擦により金属粉やスラッジが発生し、それが汚れとなります。また、燃料の不完全燃焼で発生するカーボンの汚れもあります。ではエンジン内の汚れを落とす目的はなんなのでしょうか。次項で説明します。
エンジン内の汚れを落とす目的とは
エンジン内の汚れを落とすの目的は、エンジンオイルは使っているうちに汚れてきますが、オイルに吸収できないエンジン内部のオイルと混ざった燃料やオイルの燃えカスのスラッジなどがエンジン内部に付着します。
燃えカスのスラッジの量が多くなりすぎると、エンジンオイルの配管のつまりや、ピストンや軸受け部などの潤滑の不具合を招いて、エンジンに負担がかかりエンジンのパワーダウン、燃費の低下などの悪影響が出てきます。それを防ぐのがエンジン内の汚れを落とす目的です。
汚れたエンジン内部の清掃、汚れを落とすことをフラッシングと言います。次項でそのフラッシングについて説明します。
フラッシングの種類
フラッシングにはフラッシングオイルを添加する方法、フラッシングマシンを使う方法などの種類があります。フラッシングオイルを添加する方法は、オイル交換前にフラッシングオイルを投入して、しばらく期間運転した後、エンジンオイルを排出するというもので使用が簡単なのが特徴です。
また、交換タイプのフラッシングオイルを使う方法は、古いオイルを抜いてから、専用オイルを規定のとこまで注入し、数分運転した後に排出するので、2回のオイル交換が必要になります。
さらに、カーショップなどで行うサービスとしてのフラッシングマシンを使う方法は、オイルのドレンボルトやオイルフィルターの取り付け部へ配管をつなぎ、外部から洗浄液を循環させる方法です。
このフラッシングマシンを使う方法は、エンジンフラッシングオイルで汚れを除去する方法に比べたら洗浄性能に大きな違いがあります。
フラッシングのリスク
フラッシングには、リスクもあります。オイル交換が必要な長い距離を走行したのにオイル交換をしていない車のフラッシングは、注意が必要です。
汚れがエンジン内部にヘドロのように付着しているので普通にフラッシングしてしまうと、付着しているヘドロは除去することはできますが、汚れが大きすぎて、うまく排出できずにオイルの配管やストレーナなどを詰まらせる可能性が大きくなるなどのリスクがあります。
いつも快適に走れるエンジンを目指しましょう!
ハイオクとレギュラーガソリンの違い、オクタン価とは、ノッキングとはどんな現象などを説明してきました。また、ガソリン添加剤の成分・ガソリン添加剤種類・ガソリン添加剤の効果なども説明してきました。
さらに、ガソリン添加剤や価格や性能で比較した時のガソリン添加剤を方式で紹介しました。ガソリン添加剤の効果やリスクが理解できました。またガソリンに投入するだけでエンジン内部をきれいしてくれるフラッシングオイルの効果とリスクも理解できました。
今回紹介した知識とガソリン添加剤を理解して、自分の車にあったガソリン添加剤を利用していつも快適に走れるエンジンを目指しましょう。
初回公開日:2018年01月10日
記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。