ポンピングブレーキのやり方・コツ・教習所・バイク・効果
更新日：2023年12月04日
ポンピングブレーキのやり方・コツ
いろいろなケースで正しい運転操作をしなければなりません。そのようなとき、みなさんは、ポンピングブレーキに対して、どの程度の理解度を持っているでしょうか。
雪道
雪上の走行の場合、タイヤがロックしてしまって滑るのを防ぐために、エンジンブレーキを併用しポンピングブレーキをするというテクニックを普通に行ったりします。おじいちゃん、おばあちゃんもしっかりポンピングブレーキのことをこのように理解しているのではないでしょうか。
通常ブレーキをかけない事があり、後ろからはブレーキランプが光っていない事態となるので、このようなテクニックが運転上手と言われたときもありました。 しかし、ABSが装備されているクルマがどんどん増えて来て、事態は変わったと言っていいでしょう。
タイミング
教習所ではブレーキを3回に分けて行うように教わることが多いみたいです。そして、そればポンピングブレーキと教わるケースも多いと言います。
しかし、はっきりと言えば、現代社会においてポンピングブレーキの役割は、後ろの車に気づいてもらうためです。制動力を二回、三回に分けるという意味合いではなくなって来ているので、勘違いしてタイミングを見失っている人たちもいます。
危険
基本ブレーキは、一回がしっかりしたほうが、スムーズです。実際に制動力を小分けしてしまうことでそのクルマを横から見てみると、ピョコピョコとした感じの、ちょっと奇妙にも感じられる前後運動をしていたりします。
一回のブレーキを踏み、フロントが沈み込んで、ブレーキを戻り、フロントが持ち上がった状態になります。そして二回目に踏めば、再びフロントが沈み込んでしまうことになり、戻し、フロントが上に上がります。
このような操作をしてしまうと結構危険なシーンも多くあります。つまり、後続車に知らせるだけが目的というのなら、ブレーキランプだけつけて、制動力はきかせない程度の操作を意識していればいいです。
教習所でのポンピングブレーキの反応
ポンピングブレーキをしていいんだか、いけないんだかわからないという人たちは、意外と多くいます。
減点
交通の状況に余裕があるにもかかわらず、ポンピングブレーキをしない時には5点減点ということです。
運転免許技能試験に係る採点基準には、交通の状況に余裕があるにもかかわらず、ブレーキの断続操作をしない場合、減点とあります。しかし、指定速度からの急停止の場合には適用しないとされています。
最後の一文
しかし、指定速度からの急停止の場合には適用しないという一文には、疑問もあります。急停止のときにはポンピングブレーキをすると危険だから、このようなことを書いているのでしょう。
余裕のあるゆったりした状況の減速なら、シフトダウンを伴わないエンジンブレーキで、後続車との車間が詰まり、後ろのクルマへの充分な合図にすることができるでしょう。
ゆったりとした減速で車輪がロックしてしまうのは、凍結した道路を普通のタイヤで走ってしまう時くらいです。ということは、ポンピングブレーキの意味って、急停止のときにしか必要がないとも考えることができます。
しかし、最後の一文によって、ポンピングブレーキの意味が完全否定しているような感じもあります。
危ない
しかし、ゆったり、エンブレすれば、逆に追突されると指摘する人もいます。前の車との車間距離が一般道で20～30メートル程度であれば、前のクルマの動きが瞬間チェックすることができるから、事故が起きにくいと言われています。
しかし、一般道で40～50メートル程度になると、車間距離の変化に気づきにくいという問題を抱えています。気付いたら、いつの間にか前のクルマが停車していたという感じのとき交通事故が起きやすいです。
ですから、このようなときに、ポンピングブレーキは意味があり、後継者に、しっかりこれから異常な動きをするということを伝えることができます。つまり、ポンピングブレーキの意味は、ブレーキランプを点灯させることだと言います。
煽り
逆に、ポンピングブレーキに対して、されることに腹を立てている人たちもいます。わざと、ポンピングブレーキをランダムに利用し、ふざけているんじゃないかという気持ちになっている人たちもいます。
前のクルマも、後ろのことは気にしなくていいから、前だけ注意して運転していればいいのにという気持ちを持っている人たちもいます。
夜間走行やトラックのポンピングブレーキならまだポンピングブレーキも理解することができますが。そのランダムにポンピングブレーキを活用しているドライバーを見れば、ついつい煽ってやろうかなという気持ちにもなってしまうみたいです。
そもそも、ポンピングブレーキは周囲の人たちに迷惑をかけているかも、という認識も私達はする必要があるのではないでしょうか。
ポンピングブレーキの効果
運転免許証を取得するとき、ポンピングブレーキについても一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、現実の問題として、ポンピングブレーキを実用的に活かしている人たちってどの程度いるのでしょうか。ポンピングブレーキって実際にはそれほど必要ないものなのでしょうか。
意味
クルマの性能がアップしたから、現在、ポンピングブレーキの意味がないと指摘する人たちもいます。そのような言われ方が一部正解だというも、まだポンピングブレーキの意味を持つクルマもあると考えてください。
まだまだ、ポンピングブレーキは有効的運転テクニックだから、私達は運転免許証取得のときでも学ぶことになります。
教習所
教習所では確かに、ポンピングブレーキについて聞いたことがあります。しかし、ポンピングブレーキとはなんぞやと言っている人たちが非常に多いのが現実問題です。教習所で学んだことなんて、結構このようなことが多いというのも事実ですが。
意味
ポンピングブレーキとは、フットブレーキを思い切りに踏んだ場合タイヤがロックしてしまうから、ロックよ解除するためにフットブレーキをゆるめてまたフットブレーキを踏む動作を繰り返したりすることを言います。
タイヤがロックしてしまう状態になってしまえば、路面をするすると滑って行ってしまうことになります。ということは、停止する距離が伸びてしまって、事故の原因となってしまうことでしょう。
フルブレーキを使用するシーンにおいて、停止距離を短くさせる意味合いを持っているものが、ポンピングブレーキです。
予備制動
ポンピングブレーキの意味を予備制動として捉えている人たちもいるのではないでしょうか。ポンピングブレーキの意味には、ブレーキランプ (制動灯) を点滅させて後続車への追突防止を呼びかけるサインであると考えている人たちもいるようですが、そのためにポンピングブレーキがある訳ではありません。
問題は、結構このような感じで理解度にズレが起こってしまっていることです。教習所でも、交差点などで停車する前には、何度かに分けてブレーキペダルを踏むと指導しているところもあるので、これがポンピングブレーキの意味と捉えている人たちが多いです。
ブレーキランプは点灯
ポンピングブレーキのあいだ、後続車から見るとブレーキランプは点灯したままに見えます。ABS（アンチロックブレーキシステム）がないクルマでは、ポンピングブレーキをすることで、減速中の車の安定を保つことができ、制動距離を短くする効果を期待することができます。
教習所でポンピングブレーキの意味について何を学んで来たのかといえば、予備制動と呼ばれるものであり、自分のクルマが減速あるいは停車しようとしていることを後続車に知らせるためです。
予備制動で車が停まるまでの停止距離が短くなるだろうと考える人たちもいますが、そうではなくブレーキペダルの踏みなおすことで空走距離が延びてしまい、停止距離は逆に長くなってしまうでしょう。
逆効果
いまでも教習所で、ポンピングブレーキについて学ぶことがあります。ABSがついていないクルマがメインだった時代においての教えがいまだ残っているだけであり、現在、テクニックとしてはあまり意味がないと考えることができます。
現実的問題として、平均的なスキルのドライバーが運転をし、ABSを装備したクルマだという場合では、可能な限り短距離で止めたいのなら、思い切りブレーキペダルを踏みこむことがテクニックであり、あとは、クルマに備わっている電子制御に任せたほうがいいでしょう。
クルマに影響
そして、ポンピングブレーキをランダムに使用してしまうことで、ABS制御に影響を与えてしまうことになり、本来の性能が引き出せなくなることもあると言います。
サーキット走行のテクニックには、ブレーキ以前に、パッドとローターが接しない程に、軽いブレーキ操作をして、システムの油圧を高めておくというやり方があります。
しかし、そのような操作によって、ABSがスノーモードのようになってしまって、制動距離が伸びてしまうという事例もあります。
ブレーキに対しての性能を高めようと考えるものの、逆の効果になってしまうかもということも私達は理解する必要があります。
ブレーキロック
クルマを走らせていると、ブレーキロックの現象が起こることがあります。車のブレーキというのは、タイヤの回転を止めるものであり、私達がクルマに乗る上でどうしても必要な機能です。
ブレーキがあるから加速してスピードを減速させることができます。ブレーキがかかれば、最終的にロックしてしまうことになります。
ブレーキをかけると、タイヤと地面の摩擦より、ブレーキとタイヤの摩擦が大きくなってしまうことになります。安定性が失われてしまうので、力加減が必要不可欠です。
速いスピードで走るには、このブレーキロックをコントロールする必要があり、そのためにもポンピングブレーキは有効的方法です。そして、そのような方法が苦手というのなら、ABSを搭載したクルマを選択するのがいいでしょう。
ポンピングブレーキは意味がない
そもそも、多くの人たちがポンピングブレーキの意味を正しく理解できいない現状があります。
ゴールド免許の親戚のオバサンにクルマに乗せてもらった場合、わりと赤信号で止まるとき、距離のある状況でもってまず強めにブレーキを踏んで、そしてブレーキを一気にゆるめて、そしてブレーキを強く踏んでという操作をしています。
教習所で習ったという言い方もしていますが、そもそも、そのような操作は、乗り心地が最悪だったりします。
そもそも、赤信号で止まるときには、軽くブレーキを踏んで49～50キロまで落として、セカンドにシフトダウンさせて、停止の位置が近くなって来たら、ブレーキを強くして、停止位置寸前では、少しだけゆるめて、止まるという感じです。このような操作なら、クルマに乗っている人たちも乗り心地がいいと言ってくれるでしょう。
アピール
いろいろな見方があり、ポンピングブレーキは、ストップランプを光らせるためにあり、周囲の減速をアピールするためにするものだということを教わったという人たちもいます。
ブレーキの仕方は、同乗者に対してしっかり配慮の気持ちも大事でしょう。なるべくガックンとならないよう注意をして、一定の強さで踏んでスピード落ちてきて同乗者の身体が前のめりにならないように配慮して、徐々に弱くして止まるときはすーっという感じです。
信号が変わるのが予測できれば徐々にシフトダウンして、減速してフットブレーキです。ポンピングブレーキは時々使い、ランプ点灯させる意味合いであり、運転しているとき、このような配慮は、確実に必要という判断をしている人たちもいます。
バイクのポンピングブレーキのやり方
ブレーキをかければかけるほど荷重は前輪にかかります。後輪の荷重は弱くなっていくでしょう。 ですから、教習所では、前輪7・後輪3の割合でかけましょうという教わり方をする場合もあります。でも、実際にそれを実践することって非常に難しいです。
やろうと思えば、後輪が強すぎて車輪がロックしてしまったり、前輪が弱くて限界の停止ラインをオーバーしてしまったりということがあります。
そこで、後輪ブレーキはポンピングブレーキのときとおなじ強さ程度を維持し、しかも一定の強さを確保して、これを急制動で使うようにしましょう。 絶対に踏み足さないことを意識して、親指の付け根でかけてみてください。
abs搭載車のポンピングブレーキのやり方
クルマの性能が実際に上がったから、ポンピングブレーキの意味が問われる時代になりました。賛否両論あり、一部のクルマでは、ポンピングブレーキが有効的運転テクニックという人たちもいます。
タイヤがロックしやすい滑りやすい路面でブレーキをかけた際、タイヤがロック状態になりそうなら、ブレーキペダルを少しゆるめてタイヤが再び動きはじめたら、また踏み込むという操作を繰り返していきます。
しかし、これはまだ、ABS（アンチロックブレーキシステム）が一般的とされていない、運転のテクニックです。ABSの付いていないクルマでは、ポンピングブレーキはかなり有効的操作として考えていいでしょう。
逆に長く
教習所では、 自分のクルマが減速または停車しようとしていることを後続車に知らせるためにということら学ぶことになりますが、それは敢えてポンピングブレーキとは分けて考えるべきではないでしょうか。
予備制動の方法によって、クルマの停止距離が短くなるという考えを持っている人たちもいますが、ブレーキペダルを踏みなおすことによって、空走距離が延びてしまい、停止距離は逆に長くなってしまうケースがあります。
ポンピングブレーキとは
実際になんで、いまどきポンピングブレーキを意識しなければならないか理由がわからないという人たちが多くいます。しかし、もう既に何年もたった熟練ドライバーがポンピングブレーキって何とはなかなか聞くことができないでしょう。
教習所でポンピングブレーキについて習うから、みなさんは、ポンピングブレーキに100％のメリットがあると考えるでしょう。しかし、時代にそぐわなくなってしまっているというケースもあることはあります。
そのようなものは、今後近いうちに消されてしまうことも想定することができます。 ABS（アンチロックブレーキシステム）がついていないクルマが主流だった時代の操作方法の教えがいまだここに残っていたりして、現代社会においてテクニックとしてはあまり効果的な方法ではない可能性もあります。
電子制御を効かせる
方法はポンピングブレーキにはなく、ABS（アンチロックブレーキシステム）を装備したクルマであれば、可能な限り短距離で止めるのなら、思い切りブレーキペダルを踏んで、電子制御を効かせるというのがいいでしょう。
しかし、トラックなどで荷物を傷めたくない、リヤシートの乗員に快適でいてもらいたいという狙いなど、スマートなドライビングを実現するテクニックとしてポンピングブレーキ的な操作が有効になるケースはあることはあります。
後続車へのアピールとしてブレーキランプ
いかがでしょうか。後続車へのアピールとしてブレーキランプという意味合いでも、賛否があります。教習所の教官も、ポンピングブレーキをどう教えていいか困惑している丁度中間地点とも言えます。
しかし、教官の教えは、教えとしてしっかり受け止め従う必要があります。必要ない、迷惑がられることもありますが、少なくも、ポンピングブレーキは、現代社会において有効的に活かせる機会はあるということも覚えておきましょう。
初回公開日：2018年04月23日
記載されている内容は2018年04月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。