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北海道の川湯温泉の日帰り温泉10・プラン

更新日:2023年11月24日

「川湯温泉」は、北海道の阿寒摩周国立公園内にある温泉郷です。お湯は北海道を代表する強酸性の硫黄泉で、古くから多くの人に愛されてきました。しかし、旅行時の宿泊利用が多いので、日帰り利用は分かりにくいです。そこで今回は、川湯温泉の日帰り利用について紹介します。

北海道の川湯温泉の日帰り温泉10・プラン

川湯温泉の概要

「川湯温泉」は、北海道の「阿寒摩周国立公園」内にある温泉郷です。とても湯量に恵まれた温泉で、街の中を温泉の川が流れている程です。お湯は硫黄泉でPH1.5前後の強酸性です。そのため、金属は腐食しますから、防水時計だとしても入浴時にははずしてください。同じく強酸性の「玉川温泉」や「草津温泉」などと肩を並べる名湯です。

川湯温泉へは「JR釧網本線」を利用し「川湯温泉駅」で降ります。川湯温泉街は駅から少し離れていますので、バスが出ています。また、「道東自動車道」が足寄町や阿寒町に延びましたので、車で行く場合も楽になりました。川湯温泉周辺には「屈斜路湖」「摩周湖」などの観光スポットが多くありますので、阿寒摩周国立公園の観光の拠点として利用すると便利です。

また、川湯温泉街から離れた場所にも温泉はあり、お湯は強酸性ではなく無色透明の単純泉が多いです。これは、川湯温泉の近くにある活火山「硫黄山」の影響があるかないかで決まります。硫黄山の影響がある温泉街は強酸性のお湯ですが、それ以外の場所は無色透明な優しいお湯が多いです。

ここまで、簡単に川湯温泉の概要を紹介しましたが、今回は川湯温泉の日帰り利用に絞って紹介します。川湯温泉は観光地の温泉のため宿泊が主力ではありますが、日帰り利用もできます。川湯温泉の日帰り利用に関する情報をたくさん用意しましたので、ぜひ最後までお読みになり旅行の参考にしてください。

北海道の川湯温泉の日帰り温泉10

川湯温泉の日帰り温泉10を紹介します。川湯温泉はお湯が豊富なことから、日帰り入浴料金が安いです。なお、繁盛期には日帰り入浴が制限される場合がありますので注意してください。特に、公式ホームページに日帰り記述がないところは、確認する方が良いでしょう。

第10位:ホテル 開紘

「ホテル 開紘」は、川湯温泉街のはずれにある温泉宿です。湯治客を中心に受け入れる宿で豪華な設備などはありませんが、長い湯治を目的とするお客さんのために宿泊料金は格安で用意されています。また、湯治宿ではありますが日帰り入浴も可能です。その日帰り入浴も、銭湯よりずっと安い料金設定です。宿には「鍼灸院」も併設されており、体を癒すことに適した温泉宿であることから第10位です。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間12:00~18:00
料金大人 300円 子供 200円

第9位:屈斜路湖ホテル

「屈斜路湖ホテル」は、屈斜路湖の湖畔に建つ温泉ホテルです。川湯温泉街から少し離れており、付近は「仁伏温泉」と呼ばれます。お湯は透明な単純泉で川湯温泉街の強酸性の硫黄泉とは違いますが、肌が弱い人にはこちらがです。柔らかいお湯と屈斜路湖の展望から第9位です。

日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖は、とても広く雄大な湖です。そして、東側の湖岸沿いにはお湯がたくさん沸き出ており、近くの「砂湯」では砂を掘ればお湯が出てくるほどです。屈斜路湖の湖畔には露天風呂のある施設が点在するので、湯めぐりもです。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間10:00~21:00
料金大人 500円 小人 250円

第8位:国民宿舎 ホテル川湯パーク

「ホテル川湯パーク」は、国民宿舎の温泉ホテルです。国民宿舎ですので、宿泊と日帰り共に低料金です。また、温泉街の中にありますのでアクセスも良く、第8位です。

浴場も特に設備が豪華なわけではありませんが、極上の硫黄泉が十分楽しめます。とにかく硫黄泉を楽しみたいという人には、日帰り入浴料金が安いのでです。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間13:00~18:00
料金大人 350円 子供 200円 幼児 100円

第7位:名湯の森ホテルきたふくろう

「名湯の森ホテルきたふくろう」は、川湯温泉街にある温泉ホテルです。温泉街の中にありますが、自然の森を十分に生かした施設になっています。特に露天風呂は原生林に囲まれており、森の空気をいっぱい吸い込みながら入る温泉は格別です。内風呂の大浴場からも原生林が見え、自然をうまく生かしている温泉ホテルであり第7位です。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間14:00~18:00
料金大人 800円 子供 400円

第6位:湯の閣池田屋

「湯の閣池田屋」は、川湯温泉街のはずれにある温泉宿です。ちょっと贅沢を味わうことに力を入れている温泉宿で、浴場もきれいで高級感があります。サウナや岩盤浴もあり、日常を忘れて少しリッチなひと時を味わえる温泉宿として第6位です。

また、貸切風呂や混浴風呂もありますが、後ほど紹介します。宿泊も贅沢な気分を味わえますのでです。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間7:00~19:00
料金大人 1,200円 子供 600円

第5位:KKRかわゆ

「KKRかわゆ」は、国家公務員共済組合連合会が運営する温泉ホテルです。一般の人でも利用できますし、日帰り入浴は低料金です。落ち着いた佇まいであり、安心して利用できることから評価が高く、第5位です。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間14:00~21:00
料金大人 400円 子供 200円

第4位:川湯第一ホテル 忍冬 (SUIKAZURA)

「川湯第一ホテル 忍冬」は、川湯温泉街にある温泉ホテルです。和を基調とした高級感溢れるホテルで、内風呂や露天風呂どちらも落ち着いた空間を演出しており第4位です。

料理も良く、客室の中にはとても豪華な露天風呂付のものもあります。日帰りだけでなく、ゆっくりと宿泊するのもです。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間13:00~20:00
料金大人 900円 子供 500円

第3位:川湯観光ホテル

「川湯観光ホテル」は、川湯温泉街にある温泉ホテルです。ホテルとしては和室や洋室を備えた一般的な印象が強いですが、温泉のお湯使いにこだわりがあります。「高温」「中温」「低温」の3種類の浴槽があり、熱交換器を上手に使い源泉掛け流しにしています。また、露天風呂は、カラマツ素材が多く使われており、とても落ち着けるようになっています。このように、お湯を十分楽しめることから第3位です。

面白いところとして、館内に「懐かし横丁路地裏」があります。昭和をイメージした街並みが再現されており、駄菓子屋やラーメン屋台があります。温泉と合わせて楽しんではいかがでしょうか。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間13:00~21:00
料金大人 700円 子供 350円

第2位:HOTEL PARKWAY (ホテルパークウェイ)

「HOTEL PARKWAY」は、JR川湯温泉駅に近い温泉ホテルです。川湯温泉街にあるホテルへは通常バスで行きますが、HOTEL PARKWAYなら駅から徒歩3分です。また、交通の便が良いだけでなく、日帰り入浴料金も安く利用しやすいことから第2位です。

温泉のお湯は、ナトリウム・炭酸水素塩泉でPHは7.1とほぼ中性です。川湯温泉街のお湯が強すぎる人には、こちらのお湯が良いでしょう。源泉温度は64℃もあり十分です。浴場は、内風呂と露天風呂にそれぞれ1つ浴槽があるだけですが、その他に混浴大露天風呂があります(後ほど詳しく紹介します)。柔らかなお湯を十分に楽しんでください。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間11:00~20:00
料金大人 310円 子供 200円

第1位:お宿 欣喜湯

「お宿 欣喜湯」は、創業から70年以上も続く川湯温泉の老舗ホテルです。浴場が充実しており、2階建て吹き抜けの浴場に「高温湯」「中温湯×2」「低温湯」「真湯」の浴槽が配置されています。特に「真湯」は「摩周湖伏流水」を沸かしたもので、酸性のお湯に肌が負けてしまう人のために用意されています。このように、浴場が充実していることから第1位です。

日帰り項目日帰り内容
入浴時間13:00〜21:00
料金大人 700円 子供 500円 幼児 300円

貸切風呂付の川湯温泉の日帰り温泉

川湯温泉は、日帰りの貸切風呂は少ないです。その少ない日帰り貸切風呂の中から1件紹介します。

湯の閣池田屋 貸切露天風呂

「湯の閣池田屋」の貸切風呂は「離れ」になっているため、周りの邪魔がなく落ち着いて入浴できます。離れは2つなので、既に使われている場合もありますので注意してください。

また、料金は離れの利用料金ですので、日帰り入浴の場合は別途日帰り入浴料が掛かります。それでも、シャワーブースが設置されていたり充実した貸切風呂になっているので、快適なひと時を過ごしてはいかがでしょうか。

貸切項目貸切内容
入浴時間6:00~23:00
料金2,000円 (45分)

混浴ができる川湯温泉の日帰り温泉

川湯温泉は、混浴できる日帰り温泉も少な目です。混浴を目的にする場合は、屈斜路湖畔にある温泉施設に比較的多く混浴がありますので利用してみてください。それでも、数少ない川湯温泉地区の日帰り混浴温泉を紹介します。

湯の閣池田屋 混浴大露天風呂「草原の湯」

「湯の閣池田屋」の混浴露天風呂「草原の湯」は、川湯温泉を代表する混浴風呂です。大きな円形の露天風呂で、周りを木々に囲まれています。解放感が抜群で、自然に囲まれているのでとても落ち着きます。

お湯は青みがかった色をしていますが透明度が高く、女性の方には難易度が高いです。しかし、朝10時までは女性専用になりますので、時間を選んで入浴すると良いでしょう。日帰り入浴は、朝7時から利用できます。なお、12月から4月いっぱいまでは冬季閉鎖になりますので注意してください。

HOTEL PARKWAY 混浴大露天風呂「枯山水」

「HOTEL PARKWAY」の男女別浴場はあまり大きくないので、混浴大露天風呂「枯山水」に入ると良いでしょう。混浴ですが湯船の中央に大きな岩があって、男女の境界になっています。そのため、混浴に抵抗がある人も入りやすい露天風呂になっています。

日本庭園を模した露天風呂は情緒があふれ心が休まります。夜はライトアップされ木々が浮かび上がり神秘的な風景になるので、HOTEL PARKWAYでの日帰り入浴に混浴風呂ははずせないと言って良いでしょう。

露天風呂がある川湯温泉の日帰り温泉

川湯温泉の多くのの温泉ホテルには、日帰り利用できる露天風呂があります。その中でも特に特徴のある露天風呂を紹介します。

名湯の森ホテルきたふくろう 露天風呂

「名湯の森ホテルきたふくろう」の露天風呂は木々に囲まれており、四季折々の風景を楽しみながら入浴することができます。春の新緑に秋の紅葉、そして冬の雪景色を見ながら温泉に入ると、自然を身近に感じることができて心がなごみます。そして、木々に囲まれていることから、森林浴をしている気分になります。このように、内風呂では味わうことのできない露天風呂の醍醐味を十分楽しめます。

露天風呂は「木風呂」「岩風呂」の2つが並んで配置されています。優しさの木風呂と自然の奥深さを演出する岩風呂はどちらも心に強く残ることでしょう。

川湯温泉の日帰り銭湯

北海道は、日本の温泉地でありながら歴史が浅いためか共同湯が少なく、あっても風情が今一つ足りません。しかし、川湯温泉には、昔から続く日帰り共同湯があります。

川湯公衆浴場

「川湯公衆浴場」は、昔から続いている日帰り専用の公衆浴場です。建物はかなり老朽化していますが、昔から変わらない佇まいです。浴室には「温泉」と「真湯」の2つの浴槽があります。

温泉のお湯は、源泉を熱交換器で冷やしていますが結構熱いです。また、ぬるい真湯のお湯は、実は温泉であり普通で言う真湯ではありません。どちらも良いお湯で、交互に入ると良いとのことです。しかし、酸性の強いお湯ですので、長風呂すると湯当たりを起こす場合もありますから注意してください。

日帰り入浴料金は250円と安く、朝9時から日帰り入浴できるところが魅力です。地元の人も利用する温泉ですので、地元の人優先になるように心掛けて入りましょう。

川湯温泉の日帰り観光プラン

川湯温泉は阿寒摩周国立公園の真っただ中にありますから、付近の観光スポットを見ないで帰るのはもったいないです。そこで、川湯温泉周辺の日帰りで楽しむのに最適な観光スポットを紹介しましょう。

硫黄山 (アトサヌプリ)

「硫黄山(アトサヌプリ)」は、今も活発な噴気活動が続く活火山です。川湯温泉街の泉源でもあり、強酸性である要因です。昔は硫黄の採掘が行われていましたが、今も噴気孔には硫黄がびっしりと付いており当時を忍ばせます。

付近は意外にも高山植物が多く、「エゾイソツツジ」が6月中旬から下旬にかけて咲きます。川湯温泉街から続く散策路もありますから、ゆっくりとトレッキングを楽しむのもです。

川湯エコミュージアムセンター

「川湯エコミュージアムセンター」は、川湯温泉周辺の自然と歴史文化を案内する情報発信基地です。温泉以外で川湯温泉周辺を楽しみたい時は、まず寄って調べてみることをします。

また、イベントやガイドも行なわれており、「ガイドウォーク」「総合学習」「夏休み企画」などが実施されていますので、参加して楽しむのも良いでしょう。

大鵬相撲記念館

「大鵬相撲記念館」は、第48代横綱「大鵬」を紹介する博物館です。大鵬は少年時代を川湯温泉で過ごしており、1984年に数々の偉業を記念して設立されました。建物の中には、「優勝額」「化粧まわし」「名勝負の写真」などが展示されています。また、映写室では実際の取組の映像を見ることができます。昭和の大横綱の軌跡を楽しんではいかがでしょうか。

北海道を代表する強酸性温泉を体験しよう

いかがでしたか。今回は、川湯温泉の日帰り利用について紹介しました。川湯温泉のお湯の豊かさと個性に驚かれた方も多かったのではないでしょうか。

最近、「阿寒国立公園」が「阿寒摩周国立公園」に名前が変わりました。「阿寒湖」「屈斜路湖」「摩周湖」と3つのカルデラ湖があり温泉もとても豊富な阿寒摩周国立公園ですが、札幌から遠く道内主要都市からも遠いため、なかなか足を運ぶことが難しい場所でもあります。

川湯温泉も、日帰りするには少し遠く、日帰り温泉プランもほとんどありません。それでも、登別温泉に匹敵する湯量の豊富な温泉ですから、もっともっと利用者が増えて欲しい温泉です。最近は、おもてなしを大事にする温泉宿が増えており、昔行ったことがある人も新しい川湯温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

皆さんも、ぜひ川湯温泉へ行って強烈な個性のお湯を楽しんでください。

初回公開日:2017年11月19日

記載されている内容は2017年11月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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