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初代クラウンの価格・中古車は売られているのか・復刻版

更新日:2024年03月06日

今や日本の産業を支える自動車産業の礎を気付いた、初代クラウンの価格や内装について紹介しています。価格は現在の価値になおすと、とんでもない金額になり当時の凄さが分かるはずです。日本人であれば知っておいて損はない情報だと思います。

初代クラウンの価格・中古車は売られているのか・復刻版

初代クラウンの価格は?

いつかはクラウンというキャッチコピーの元で生まれた、トヨタの最高級セダンが初代クラウンです。初代クラウンは発売から60年以上たっており、今なお国内セダン市場では圧倒的な輝きを放ち続けています。

初代クラウンの発売以来、多くの人に愛され、日本の道を走る為に生まれてきたと言っても過言ではない、取り回しのしやすさが人気です。最新の14代目クラウンまで多くのファンを獲得してこられたのは、初代クラウンのおかげと言えます。

初代クラウンの現在の価格はプレミア級?

まず、1955年式の初代クラウンはほとんど現存していません。もし、綺麗に当時のまま保存されていれば、博物館に展示されるくらいの車です。ネットで、中古車サイトには数件発見することができますが、どれも「応相談」となっており、価格がつけられているものはないです。それだけ希少性が高い初代クラウンの動いている姿を見られれば、かなり貴重な体験といえます。

初代クラウン・アスリートの価格

初代クラウン・アスリートは、クラウンの歴史上で比較的最近になってラインナップされた部類です。初代クラウンアスリートは1999年にデビューしており、代でいうと、初代クラウンから数えて11代目になります。このアスリートの誕生により、ロイヤルツーリングというグレードは廃止されました。

また、1977年以来発売されてきたディーゼルモデルも、廃止されクラウンは大きな転換期を迎えました。クラウンアスリートは、これまでのクラウンに比べて、スポーツを意識したモデルになっていて、特に2003年発売の通称「ゼロクラウン」は今でも人気が高いと言われており、カスタムカーのベース車として人気です。

初代クラウンアスリートの価格は、発売当時は360~410万円前後で販売されていました。

レストアされたクラウンの価格は?

現存する初代クラウンはほとんどなく、あっても博物館のショーケースに飾ってあるだけです。もしレストアするとなれば、60年以上前の車ですので部品はないです。なので、オークションで見つけるか、自作するかになります。そういった点を考慮すると、価格はおよそ1000万円はくだらないです。

もちろん、初代クラウンを維持していくのも大変なことなので、実際に乗るのは現実的ではないです。

初代クラウン・マジェスタの価格!

クラウンアスリートより一足先にデビューしたのが、クラウン・マジェスタです。ロイヤルサルーンの上を行く、クラウン史上最高のグレードとして君臨しています。デビューは1991年で、初代クラウン・マジェスタには4WD仕様がありませんでした。今では当たり前となっているエアバックを当時のマジェスタは標準で装備しており、安全面でも一歩先を行っていました。

また、フルモノコックボディをクランとして初めて与えられ、エンジンはセルシオと同じV8エンジンを載せています。多くの当時最新技術を詰め込まれた、初代クラウンマジェスタの発売当時の価格帯も500~650万円前後と高級車と言える価格帯でしたので、クラウン乗りでも高嶺の花でした。

初代クラウンの中古車は売られているの?

発売から60年以上たった今でも、初代クラウンは中古車として販売されているのか気になります。しかも、初の国産車ともいえる貴重な車なので、一度は乗りたいと考える人も多いです。ネットで検索すると数件のヒットがあります。

塗装し直したり、オーバーホールによりレストアを行ったものが販売されています。当時のままの部品、塗装というオリジナルの初代クラウンは販売されていないと考えた方がいいでしょう。

初代クラウンの復刻版の値段が気になる・・・

初代クラウンが現代によみがえる復刻版は、正式に言うと発売されていません。しかしながら、2000年にトヨタが累計1億台販売達成記念車として、ルックスを初代クラウンに似せた「オリジン」という車が発売されました。

1000台限定で販売され、発売当時はおよそ700万円もしました。これは、当時の人気セダンであったセルシオよりも高額で、ベース車となった「プログレ」の2倍近い価格になります。それでも、販売台数が1000台と少なかったことから、現在でも中古車は高値で取引され、今後も値段は落ちないでしょう。

初代クラウン復刻版のオリジンとは?

オリジンの外装は、初代クラウンの特徴的なグリルやボンネット形状に似せて作られており、ベース車となったプログレより一回り大きなボディサイズになっています。特徴的なのは、初代クラウン同様に観音開きのドアが採用されてる点で、オリジン以外で観音開きのドアはマツダ・RX-8くらいです。

内装は初代クラウンとは全く違い、ベース車のプログレと同じ内装となっていますが、素材は高級なものを使用しており、質感は高いです。

オリジンの排気量は?

初代クラウンは、小型車の制限いっぱいの1500㏄でしたが、初代クラウンの復刻版とも言われるオリジンの排気量はどれくらいでしょうか。排気量はベース車のプログレと同じ3Ⅼの直6エンジンを搭載しており、初代クラウンよりも倍の排気量を有しています。駆動形式は同じFRですが、走行性能は初代クラウンとは比べ物にならないです。

ちなみに、ハイオク指定車で燃費はリッター7㎞/Ⅼ前後で燃費は良くないです。しかし、オリジン所有者のほとんどが保管しており、日常で使う人は皆無に近いのでそれほど気にはならないでしょう。

初代クラウンの当時の価格は?

現在も高級車として、なかなか手が出る価格帯ではありません。いつの時代も「いつかはクラウン」というキャッチコピーは当てはまります。初代クラウンを現在の価格にするといくらになるのか気になるでしょう。当時発売されていた国産車はクラウンとダットサン110です。どのメーカーも海外の技術を習得して、自動車生産を行っていた時代にトヨタは全て国産で開発しました。

装備としては当時最新式だった、真空管式カーラジオ・ヒーターを装備しており、価格は101万4860円でした。

現在の価格にするといくら?

初代クラウンが発売された1955年当時の大卒初任給は1万2907円と言われている時代でした。これを元に計算すると、現在の大卒初任給が19万8000円ほどと言われているので、1500万円という結果になります。当時は現在に比べて、かなり手が届かない車でした。1500万円というと、現代ではレクサスLSが購入できたり、ベンツSクラスも購入できる金額です。

初代クラウンの内装は?

ルックスも若干アメリカを意識した感じに見えますが、やはりアメリカ車をお手本に、独自の国産技術で作られました。内装の特徴として、観音開きのドアは後部座席の乗り降りしやすさを追求した結果であり、これがタクシーに選ばれた理由です。

また、スピードメーターは現代の丸型ではなく、横型で上から指している針がスライドして速度を表示してくれています。警告灯も4つのみで、簡素な作りになっていますのでかなりスッキリした車内になっています。

他の装備としては、ラジオや中央に取り付けられたアナログ時計が印象的で、レトロ感を感じさせる物になります。

いつの時代も憧れ

いつの時代も常に憧れであり続けるクラウンは、日本の為に開発されたセダンですので、いくら時が流れようとも日本人に支持され続けるでしょう。初代クラウンの価格は現在で1500万円でしたが、現在ロイヤルサルーンは約500万円から購入可能となっているので、昔に比べると手が出しやすくなりましたが、やはり独特の雰囲気をまとう憧れの車です。

また、クラウンはフルモデルチェンジするたびにキャッチコピーを発表しています。有名なのは「いつかはクラウン」「ZERO CROWN~かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる~」といった興味を引くキャッチコピーです。

これからもクラウンは日本の道を走り続けるでしょう。

初回公開日:2018年01月12日

記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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