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インテリジェントパーキングアシスト搭載車があるメーカー

更新日:2023年10月26日

自動車業界でも技術が進歩した中で、ドライバーが任意に指定した駐車スペースの手助けをしてくれる「インテリジェントパーキングアシスト」が今注目されつつあります。今回はそのIPAを搭載するメーカーや車種を紹介しながら、その魅力に迫ります。

インテリジェントパーキングアシスト搭載車があるメーカー

話題の「インテリジェントパーキングアシスト」とは?

技術が進歩した現代において、ありとあらゆるものの「進化」が著しくなってきています。そして自動車業界においてもその「進化」が注目されてきています。数あるなかでも「インテリジェントパーキングアシスト」は誰もが驚愕するシステムと言えます。

「インテリジェントパーキングアシスト」とは、ドライバーが設定した駐車場所をカメラやコンピューターが認識をして自動的にハンドル操作を行います。これによりドライバーはアクセルおよびブレーキの操作、そして周囲の確認をするだけという画期的なシステムで、このシステムを導入するメーカーや車種が続々と登場しています。

今回は「インテリジェントパーキングアシスト」を導入しているメーカーや車種の情報を織り交ぜながら、その魅力を紹介します。

インテリジェントパーキングアシストを導入する国内メーカー

日産「インテリジェントパーキングアシスト」

日産では2013年に導入された3代目エクストレイルを皮切りにインテリジェントパーキングアシストを導入しています。

日産はインテリジェントパーキングアシスト単体ではなく、車体四隅に設置されたカメラ映像を処理し車体上方から見ているかのように映像を映す「アラウンドビューモニター」などが含まれたセーフティーパックとして販売しています。

トヨタ「インテリジェントパーキングアシスト2」

日本自動車メーカーのに君臨するトヨタも負けてはいません。2015年に登場した3代目アルファードの登場をきっかけに、インテリジェントパーキングアシストを導入し始めました。

トヨタはカメラによる監視と超音波センサーを共用することで、いち早く駐車スペースを検知し自動的に駐車位置を割り出してくれます。また、複数回の切り返しにも対応しているので、狭い駐車スペースや駐車が苦手な方にも頼もしいシステムとなっています。

また日産とは異なり、2018年現在において「インテリジェントパーキングアシスト」を導入にしている車種が豊富にラインナップされているのも特徴です。

レクサス「インテリジェントパーキングアシスト」

今現在では導入しているメーカーや車種が数多くある中、トヨタや日産よりも前に「レクサス」がいち早くインテリジェントパーキングアシストを導入しています。元々「レクサス」はトヨタが手掛ける高級輸入ブランドとして誕生しましたが、2005年頃から日本にも展開し始めて、レクサスブランドを好む方々も増えてきました。

そのレクサスのフラッグシップモデルである「LS」に初めてインテリジェントパーキングアシストが導入されたのが、4代目登場にあたる2006年のことです。この頃は、同じ時に登場した「ミリ波レーダー」と共にいまだ技術が発達しておらず、システム自体非常に高価だったため、実用性は低く知名度もいまひとつでした。

今現在のレクサスではその代わりに、最新鋭のレーダーを用いた追従機能「レーダークルーズコントロール」などが含まれたパック「レクサス セーフティー システム +A」が用意されています。

インテリジェントパーキングアシストの搭載車種を紹介!

日産のファミリーミニバン「セレナ」

では続いては、インテリジェントパーキングアシストを搭載する最新車種を紹介します。

2016年に5代目へと進化を遂げた日産・セレナはインテリジェントパーキングアシストの他にも、高速道路における同一車線車速維持に貢献する自動運転「プロパイロット」を搭載する話題のミニバンです。

グレードでは「X Vセレクション」「G」「ハイウェイスター Vセレクション」「ハイウェイスター G」がメーカーオプションでインテリジェントパーキングアシストを選択することが可能です。

ハイブリッドカーの代名詞・トヨタ「プリウス」

ハイブリッドカーという言葉を聞いて、真っ先にこの車種を思い浮かべる人も多いはずです。トヨタ・プリウスは1997年に世界初の燃料と電気を併用するハイブリッド式を量産車に採用した車で、日本のみならず世界各国においても大の車種です。

モデルチェンジをするたびに最新技術を取り入れるプリウスですが、2015年に登場した5代目プリウスは安全面を究極にまで高めたモデルとなりました。駐車サポートの「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」はもちろんのこと、歩行者衝突回避システムや全車速追従機能が付いたクルーズコントロールなどがパッケージとなっている「トヨタ セーフティセンス P」が導入され、さらなる安全性能を高めています。

シンプルインテリジェントパーキングアシストは、「A」「A ツーリングセレクション」「A プレミアム」、そして「A プレミアム ツーリングセレクション」に標準装備されます。

ラグジュアリーとミニバンの融合・トヨタ「ヴォクシー」

3代目ヴォクシーは2014年に登場し、ミニバンらしい箱型のボディデザインと煌びやかさとスポーティーさを演出したメッキの配色とエアロバンパーの採用などで、クールさを演出しています。

ヴォクシーにおけるインテリジェントパーキングアシストは「ZS」、「V」にメーカーオプションで選択可能であり、8型ワイドディスプレイで分かりやすく使いやすさ抜群のトヨタ独自のカーナビシステム「T-Connect SDナビゲーションシステム」のパッケージに含まれています。

このカーナビシステムは、ブルートゥースや音声認識、電波が途切れにくい地デジやFM 多重VICS、さらにはブルーレイディスク再生にも対応するなど、機能が非常に充実しています。

トヨタが誇る最高級セダン「クラウン」

トヨタが長きにわたってフラッグシップモデルとして掲げる「クラウン」。その最新モデルにもインテリジェントパーキングアシストがついに導入されました。2014年に登場したクラウンはついに14代目に突入し、環境性能と走行性能を兼ね備えたダウンサイジングターボモデルとなりました。

伝統的な高級セダンの「クラウン ロイヤル」、エンジンをはじめ走行性能に磨きをかけた「クラウン アスリート」、そしてロイヤルよりもホイールベースを延長しさらに品のある乗り心地を実現した「クラウン マジェスタ」の3タイプに分かれています。

最新鋭のクラウンには安全性能にもこだわっており、オートクルーズなどの最新安全技術が盛り込まれた「トヨタ セーフティ センス P」も搭載されています。

メーカーオプションで「インテリジェントパーキングアシスト」選択可能なクラウン一覧

オプションで選択可能オプションで選択不可能
クラウン ロイヤル「ロイヤルサルーンG」「ロイヤルサルーン」(2WD/4WD)※ガソリン車・ハイブリッド車含む「ロイヤル」「ロイヤル Four」
クラウン アスリート3.5L・2.5L・ターボ車・ハイブリッド車の「G」「G-T」「S」「S-T」(2WD/4WD)左記以外のグレード
クラウン マジェスタ全グレードなし

インテリジェントパーキングアシスト搭載車の価格は?

日産・セレナの場合

同一グレードで「インテリジェントパーキングアシスト」をオプションで選択した場合とそうでない場合を比較してみましょう。

まず日産・セレナです。グレードはインテリジェントパーキングアシスト(以下IPA)を選択できる最廉価グレードである「X Vセレクション 2WD」で、選択するオプションはこの機能とアラウンドビューモニターなどがセットになった「セーフティ パックA」のみとします。

・セレナ X Vセレクション パックなし:2,908,139円(諸費用・税込)
・セレナ X Vセレクション パックあり:3,023,839円(諸費用・税込)

セレナ X Vセレクションで比較した場合、差額が115,700円となっています。

トヨタ・プリウスの場合

続いてトヨタ・プリウスで比較してみましょう。こちらの場合は、シンプルインテリジェントパーキングアシスト(以下シンプルIPA)を標準装備する「A」と装備していない「S」との比較になります。グレードによって装備品などの相違もありますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

・プリウス 「A」(シンプルIPA付き):2,894,750円(諸費用・税込)
・プリウス 「S」(シンプルIPAなし):2,596,278円(諸費用・税込)

プリウスの場合、差額は298,472円となります。セレナとプリウスを例に金額を比較してみましたが、ぜひともほかの車種でもひかくしてみてはいかがでしょうか?

IPAは便利。しかし過信しては危険!

いかがでしたでしょうか。「インテリジェントパーキングアシスト」(通称:IPA)は最新技術の結晶とも言えるドライバーの心強いシステムとなっています。しかしながら、どんなに優れたシステムであろうと所詮は「機械」です。

このIPAがあるから事故・違反は一切起こすことはないと思ったら大間違いです。このIPAを使用する際はくれぐれも周囲の状況に目を光らせながら注意を配り、交通ルールに従って使用してください。

初回公開日:2018年01月26日

記載されている内容は2018年01月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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