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ターボ車の特徴・オイルと交換の目安・燃費と見分け方

更新日:2023年11月28日

他¥母しゃのオイル交換時期で迷ったことはありませんか?ターボ車の特徴やオイル交換の時期などを紹介しています。オイルの油種や粘度についても紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。これからターボ車に乗りたいという人にもターボ車の選び方などものせてあります。

ターボ車の特徴・オイルと交換の目安・燃費と見分け方

ターボ車の特徴とは

ターボ車というと真っ先に出てくるイメージは「パワーがある、早く走れる」が多いでしょう。ですが、ターボ車は実際パワーはありますが、走り出しからスピードが早いわけではありません。簡単に言うと「加速途中にパワーが発揮されスピードが速くなる」ので走り出しはオートマの車と比べても遅く感じる人もいるくらいです。

ただ、加速をしていくと徐々にパワーが発揮されていくため結果「早く走れる」ことになります。ターボというのは「排気ガスエネルギーを使った過給システム」のことで最近ではエンジンを小さくしてターボでパワーを補う車も増えてきました。

エンジンが小さいとパワーも小さくなり、車体の重さにパワーが負けてしまうのでターボのパワーで補うという事になります。ターボ車はこまめなメンテナンスが必須となるのも特徴です。

エンジンオイルとはなにか

エンジンオイルは、自転車のチェーンに指すオイルと同じような役割を持っています。車のエンジンも同じで、エンジンの中はチェーンや歯車などがとてつもない早さで回って動かすため、金属がこすれて出た鉄粉や汚れ(スラッジ)で動きが悪くならないようにするのがエンジンオイルです。

また、エンジンオイルにはエンジンの熱を冷まして、オーバーヒートしないようにする役割もあります。

オイルの種類や粘度

エンジンオイルと一口に言っても、カー用品店に行くと多くの種類のオイルが売られています。

よく見てみるとメーカーもいろいろありますし、オイルの種類も鉱物油、部分合成油、化学合成油などがあり、さらに10W30、5W20、5W30、0W20、0W30なども書いてあります。中にはディーゼル専用オイルもありますので注意が必要です。オイルの種類は値段に大きく関わってきます。

10W30などの表記は「10(低温粘度)W(ウィンターの略で低温を分かりやすく表示したもの)30(高温粘度)」となります。なので前の数字が少なくなるほど寒さに強く、後の数字が増えるほど暑さに強いと言うことになります。そのため自分の住んでいる地域の気候に合わせ夏と冬に粘度を変えるといいとでしょう。

化学合成油

化学合成油とは鉱物油(ベースオイル)を科学分解し、不純物を可能な限り排除した高純度のエンジンオイルで「100%化学合成油」とも呼ばれています。化学合成油は寒い時期でもエンジンの動きがよく、耐熱性も高いのでオイルの劣化がしにくいこと、蒸発することが少ないことも特徴です。

高性能、高品質なため値段も高く、車をとても大事にしている人が良く使っているオイルで使っている人は少ないです。

部分合成油

部分合成油は鉱物油(ベースオイル)と化学合成油または水素化成精油を20%から30%を混ぜたものが混合オイルです。成分のほとんどは鉱物油ですが、鉱物油の特徴の酸化が早く劣化しやすいことや寒いときのエンジンの動きなどの鉱物油が苦手な部分を化学合成油の成分で補うように造られています。

値段は鉱物油に比べてると少し高めのオイルですが、毎日長距離を走る車や高速道路をよく使う車に使うと良いオイルです。

鉱物油

鉱物油とは原油を蒸留して精製されたオイルのことです。オイルの種類の中で一番価格が安く、使っている人が多いのがこのオイルになります。価格が安い分、分子量がバラバラで壊れやすいため、耐熱性や酸化に弱いのが特徴です。

他のオイルの種類に比べると分子構造や量にばらつきが多いのでエンジンの動きや燃費などは良くないですが、こまめに交換すれば大丈夫なのでこのオイルを使うときはオイルの汚れや減りなどに良く注意しましょう。

ターボ車のオイル

それぞれの油種や粘度の特徴が分かったところで、改めてターボ車にオイルを考えてみましょう。

まずは、車を買った際に車検証入れに入っている『車の取扱説明書』を見てみましょう。古いターボ車だと大体どのメーカーも5W30の粘度を推奨していますし、新しめのターボ車だと0W20の粘度を推奨している場合もあります。自分の車はどの粘度が推奨されているのかを確認してください。

新しめのターボ車の場合は、0W20または5W30と書かれていることがありますが、これは0W20の方がいいが、5W30でもよいと言うことなので、オイル交換の際は自分で決めて大丈夫です。

オイルの粘度に関しては、もちろんメーカーが推奨しているオイル粘度がです。オイルの油種に関しては、基本的には新しめのターボ車でも古いターボ車でも、油種は「混合油」です。エンジン始動性もいいですし、化学合成より安いためです。

ターボ車の推奨粘度の理由

最近のエンジンオイルは粘度オイルによって燃費が変わってきます。そのため小さいエンジンにターボをつけてパワーを補うような最近のターボ車には、粘度の柔らかい0W20などのエンジンオイルが使われています。

昔のターボ車なら、エンジンは車に対してちょうどいい大きさで、元々パワーがあるところにターボをつけて、さらにパワーを上げられるようにしているため、堅めの5W30あたりを推奨していました。

しかし、最近のターボ車は、エンジンが小さくてもパワーが出るようにするためにターボが着いているので、熱がとどまりにくい柔らかめのオイルが推奨されています。

つまり。最近のターボ車は燃費を一番に考えてエンジンが作られているため、柔らかいエンジンオイルの粘度が推奨されていることになります。

ターボ車のオイル交換の目安

ターボ車やスーパーチャージャーの着いた車は他の車よりオイル交換の時期は早めになります。もちろん車の状況によっても異なりますが、基本は「5,000㎞ごと、または6ヶ月のどちらか早いほう」となります。

また、この距離や期間内であっても、エンジンオイルが汚れている場合には交換しましょう。ただし、オイルの減りが激しい場合は、オイル漏れも疑われますので、点検をしてもらう必要があります。

エンジンオイルはエンジンを冷ます役割もしているため、オイルがなくなってしまうとオーバーヒートでエンジンを壊してしまいかねないので、こまめにオイル交換はしましょう。

何でオイル交換が必要なのか

そもそも何でエンジンオイルを交換しなければならないのでしょうか。それは「エンジンオイルとは何か」の所でも書いたとおり『エンジンの潤滑』が主たる目的だからです。

オイルが各部を潤滑していくと、金属管の摩擦などで分子がせん断され潤滑機能が低下します。また、エンジン内部でガソリンが燃えたときの発生するかすや、金属摩擦粉、水分の混入などによりオイルの機能が徐々に劣化するためです。

ごく少量ではありますが、走っているうちに徐々に消費されてしまうため量も減ってしまいます。簡単にいえば「天ぷら油の交換」と同じです。

使っているとかすも溜まりますし、使っているうちに減ってしまったり水分を含んでしまい参加してしまうため交換するのと同じです。

オイル交換の時エレメントも交換しよう

ターボ車に限らずエンジンオイル交換の時にはエレメントの交換も必要になります。基本的な交換時期はオイル交換2回ごとに1回、つまり「前回はオイル交換だけだったから、今回はオイルとエレメントの交換」と言った感じで交換すれば大丈夫です。

エレメントの交換が必要な理由

エレメントは「オイルフィルター」とも呼ばれています。エンジンオイルに混入した不純物を取り除く役目を持っているフィルターは、ずっと使い続けてしまうと目が詰まってしまい、オイルないの不純物を除去できなくなってしまいます。

そのため、取り除けなかった不純物によりオイルの性能が低下してしまい、オイル交換したばかりなのにオイルが汚れているという状態になってしまいます。オイルの性能低下を防ぐためにもエレメントの交換はしておきましょう。

ターボ車の選び方

ターボ車に乗りたいと、ターボ車を探している方も多いのではないでしょうか。ターボ車を新車や中古車で買うとき、気を付けることは車種によっては全グレードがターボ車という場合と、ある一定のグレが全てターボ車という場合があることです。

普通車の場合はスポーツタイプにターボ車が多く、新しめの軽自動車なら、大体の車種にターボ車があります。

普通車のターボ車になってしまうと完全に好みに関わってきてしまうため、ここでは軽のターボ車の選び方について紹介していきます。

新車で買うか中古車で買うか

まずターボ車に限らず車を買うとき、大体の人は「新車で買うか、中古車で買うか」で悩むのではないでしょうか。

新車のメリットはもちろん最初のオーナーが自分になることです。もう1つは、車に運転の際の特徴はあっても、癖はないということです。

これは結構重要視する方も多いようで、中古車だと前のオーナーの運転の癖がついてしまっていて乗りにくいという場合があるからです。そのほかのメリットは、話題の新車に乗れることです。

中古車のメリットは価格が安い、ある程度昔の車種まで買うことができる、自分好みの外装パーツを取り付けている車を買うことができる、というところでしょう。

軽のターボ車なら中古が狙い目

軽のターボ車というのは、小さなエンジンにターボをつけて無理やりパワーを出させている訳ですから、寿命が短いとか壊れやすいといったイメージを持った方も少なくないのではないでしょうか。

ですが、それは安易な考え方で、ターボ車の場合は「エンジンオイルやエレメントをきちんと定期的に交換しているか」が重要になってきます。オイル交換を定期的にきちんとしているとターボ車は10万㎞でも15万㎞でも元気に走ってくれます。

特に最近の軽のターボ車の場合は、オイル交換をきちんとしていれば、エンジンの性能もとても高まっているので、昔のターボ車ほど車の不具合は出ません。

ターボ車を乗っている人は、オイル交換をまめに行っている人が多いので、走行距離が多い方がエンジンの状態がいい場合があります。そして中古車の場合は10万㎞を超えると価格もガクッと下がるため「狙い目」といえます。

中古でターボ車を買うならメンテナンス記録を確認しよう

「走行距離の多いターボ車は不安が残ってなかなか手を出せない」という方も少なくないでしょう。そういうときこそメンテナンス記録帳を見せてもらってください。

メンテナンス記録帳には記載していないこともありますが、どこの不具合を直したか車検の時や定期点検の時に何をしたかオイル交換の頻度などが載っています。

メンテナンス記録帳が確認できない場合は、試乗やエンジンからの音などで判断するしかありません。たまたま気に入ったターボ車を見つけた時、メンテナンス記録帳が確認できれば「かなりお買い得」ということになります。

それと10万㎞超えた車はタイミングベルトや、タービンの交換がしてある場合はさらに長く乗れるでしょう。

ターボ車の燃費

「ターボ車はパワーがある」といういいイメージの反面、「ターボ車は燃費が悪い」というのがターボ車の昔からの悪いイメージです。

確かに昔のターボ車は燃費が非常に悪いです。軽のターボ車でさえリッター11㎞走ればいい方だという車もざらでした。しかし、最近の軽のターボ車はノンターボ車に比べれば劣るものの、昔のターボ車と比べると遙かに燃費が良くなってきているのが現状です。

昔のターボ車でもマニュアル車に限りますが、あまり負荷をかけずに必要以上にすスピードを出すことなく走るなら、元々そんなに燃費が悪いわけではないそうです。

ただ、昔のターボ車は「パワーが出て、スピードが出る」ことが重視されていたため、「ターボ車は燃費が悪い」という悪いイメージが着いたのではないでしょうか。

燃費のいいターボ車がでいた理由

では、なんで近年になって燃費のいいターボ車が出始めたのでしょう。面白い記事がありますので紹介します。

あるエンジニアがある質問に答えている20年以上前の記事の一部です。ある質問者が「ターボ車のメリットには燃費向上も含まれているが、なぜ達成されないのか」と質問したところ、あるエンジニアは「作ろうと思えば燃費重視のターボ車も作れる」と答えています。

ということは、20年以上前も昔に燃費のいいターボ車は作れたはずです。でもその時代のターボ車には燃費よりもパワーが重視され、燃費のいいターボ車は受け入れられなかったということになります。

昔はユーザーもパワー重視の人が多く、「パワーが出るから多少燃費が悪いのは仕方がない」と燃費が良くないのを受け入れていたため、なかなか燃費のいいターボ車が作られなかったのではないでしょうか。

ターボ車の音

スピードの出せる走路でターボ車を見かけるとさまざまな音が聞こえてくることがあります。ターボ車はアクセルを踏んだり戻したりと、さまざまなタイミングで音がでます。この音を良くブローオフバルブの音と勘違いする方もいます。

うるさくないのか、何でそんなにいろんな音が出るのかと不思議に思った方もいるのではないでしょうか。ターボ車にとってはその音たちはとても大切な役割をしています。どんな音の時に車にどんなことが起きているのか見てみましょう。

アクセルを踏んだとき

スピードを上げて走っているとき、ターボ車はタービンが思い切り回り、ブースト圧の上昇に合わせて「シュイーン」という音がしたり、そこにさらなる負荷がかかれば「シュゴー」と音が変わったりします。

これは排気側でブースト圧がかかりすぎないように制御するためのウエストゲージを付けている車種で良く聞く音になります。

アクセルを離した時

またアクセルを離したときの音はは2種類あります。1つは、アクセルを離すとブースト圧がタービンに逆流して負担がかからないようにブローオフバルブが働きます。そのときには「プシュー」や「パシュン」と大きめの音がします。

この音をきれいに出すためのパーツなども売っていて、ターボ車が好きでこだわってる方などはそのパーツを付けていることがあります。

もう1つは、極端にブースト圧の高いタービンだと、ブローオフで圧を逃がしきれずにブースト圧がタービンまで戻ってきてしまい「シュルル」という音がします。

ターボ車の見分け方

ターボ車かそうでないかを知るにはどこを見ればいいのでしょうか。昔のターボ車ならボンネットにダクトが開いている車も多くぱっと見たときにターボ車だとわかる車も多かったのですが最近は外見だけでターボ車かそうでないかを判断するのは難しくなりました。

ターボ車かどうか確認するにはまず、車種や車検証やコーションプレートに載っている型式、年式をネットなどを通じて調べるか、ボンネットを開けてエンジンインタークーラーがついてるかついていないかで見分けるのが確実ではないでしょうか。

もちろんお店で車を選ぶときは、お店の店員さんに聞けばすぐ分かりますし、軽自動車の場合は大体ボンネットを開けて一番上にあることが多いので見分けるのはそう難しくないはずです。

定期的なオイル交換でターボ車を楽しもう!

ここまでターボ車について燃費やオイルのこと、ターボ車の音などを紹介してきましたが、いまターボ車の乗っているという方でもこれからターボ車に乗りたいという方でもオイルの交換時期や油種の特徴など少しは参考になりましたでしょうか。

ターボ車はとても楽しい車ですが、その反面メンテナンスにも気を遣う車です。どんな車種でもオイルの種類や粘度などは、ターボ車にとって大切です。オイル交換や他のメンテナンスなどしっかりしていれば、車は長く元気に走ってくれます。

これから購入を考えている方は車をただの乗り物と考えず、いいパートナーとして考え自分に合った長く乗れる車を探して頂きたいです。

初回公開日:2018年02月15日

記載されている内容は2018年02月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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