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スノーボード滑り方のコツ|初心者/コブ斜面/急斜面/中級者

更新日:2023年11月10日

いよいよスノーボードのシーズンが到来します。初めて滑る人も多いことでしょう。実際にゲレンデでの時間を有効に使うため、今回は「スノーボードの滑り方」を詳しくご紹介しています。初心者向けの滑り方を中心とした内容ですので、事前準備として参考にしてください。

スノーボード滑り方のコツ|初心者/コブ斜面/急斜面/中級者

スノーボード初心者はどのような滑り方がいいの?

冬の楽しみと言えば、「スノーボード」です。昨今のスキー場は、スノーボードも利用可能な場所がほとんどですので、事前に調べて、行きたいスキー場へ出掛けることも楽しみとなるでしょう。

スノーボードの場合、両足が1枚の板の上に固定されたまま滑ります。初心者がいきなり急斜面を滑走することは困難です。やはり、ゴンドラやリフトに乗る前に、近場の斜面を「行ったり来たり」しながら、練習をしましょう。

初心者にも分かりやすい内容で「滑り方のコツ」をご紹介いたします。ゲレンデへ行く前の事前講座として参考にしてください。

新雪は初心者に最適

初めてスノーボードを行う人に向いている「雪の状態」があります。それは、「新雪」です。つまり、「雪が降ったまま」・「雪が積もったまま」の状態のことを差します。

すでに、スノーボーダーが通過した後の雪道は、圧着されて固まっていることがあります。特にナイターなどで、雪が「アイスバーン」という状態になると、さらに雪質は硬くなります。極端に言えば、「アイススケート場のリンク」に近い「氷状態」になります。

そのため、スノーボードの初心者は、「新雪を探して滑る」ことが安全です。仮に転んでも柔らかい雪がクッションの役目をしてくれますので、怖がらずに楽しみながら滑ってください。

コブのある斜面はどのように滑ればいいの?

雪の特性として、「通過した場所がへこむという性質」があります。つまり、同じ道ばかり通過された箇所は、どんどんと雪が圧着し、へこんでいきます。

そのため、通行量が多い場所では斜面に「コブ」ができます。つまり、通過できる道が限られてしまう状態です。

スノーボードは身体の半身を滑る方向に向けて滑走するスポーツです。そのため、左右に曲がりたい時には少しのコツが必要です。

●体重移動
●目線
●足腰をクッションのようにして使う

このように、「全身」を使うことが、スノーボードの醍醐味です。初心者の場合、恐怖心で身体がガチガチに固まってしまう人もいますが、新雪の上であれば、多少転んでも大きな事故にはなりません。リラックスして「楽しむ心」を意識しましょう。

大きなコースを使うことが重要!

コブのある斜面の場合、その行先を随時把握しながら滑ることが最善です。そうしなければ、「コブ」に突っ込んでしまうでしょう。

腰を柔軟にくねらせて、常に行先を確認しながら滑りましょう。滑り方のポイントとしては、「狭い範囲のみ」を右往左往せず、大きなコースを選んで斜面・角度の影響をなるべく受けない滑り方が良いでしょう。

初心者が小さな範囲で右往左往すると、滑走の速度が上がってしまいます。初心者には、その大きな速度に「恐怖感」を感じます。そのため、基本の滑り方は「斜面全体を大きく使って滑る」という方法が1番良いでしょう。

急斜面はどのように滑ればいいの?

コブのない「急斜面」の場合も、基本的には同じ滑り方で良いでしょう。

●直滑降にならないようにする
●横幅を広く捉えて滑る
●目線は行先を見る
●無駄に右往左往しない
●板の角度を斜面と並行に保つ

こういった滑り方が、急斜面の場合では良いです。やはり、身体の使い方を知る必要があります。

<滑っている最中に恐怖心が出てきたらどうする>
初心者の場合、板の行先が定まらず、思わぬ方向へ滑り落ちてしまう可能性があります。仮に、歯止めが効かなくなりそうな場合、意識的に転びましょう。

仮に、スノーボードの板がおもむくまま、速度が上がってしまうと危険を誘発するケースも起きています。ゲレンデによっては、崖や林があります。大事故になってしまうと、せっかくの楽しみも半減してしまいます。

周囲に人や障害物がないことを確認して転んでしまいましょう。身体の力を抜いて、雪に身を預けるように転んでください。

ゲレンデにある乗り物とは?

急斜面がある場所は、ゲレンデの頂上に近い所です。ある程度、滑り方が分かってくると挑戦してみたくなることでしょう。ゲレンデでは、山の上へ登るために「リフト」に乗る必要があります。

<ゴンドラとは>
BOX状の乗り物です。複数名が乗れます。ドアが付いているため、降る雪や風が凌げる大型の乗り物です。こちらに乗る場合は、板は両足から完全に外し、専用のラックに立て掛けて進むこととなります。

<リフトとは>
リフトはゴンドラとは異なり、外気に触れたまま、椅子に座て上昇します。スキー板の場合は、そのまま椅子に腰掛ければ良いですが、スノーボードの場合、両足から外すことはありません。片方の足のみを板から外してリフトに乗ります。

仮に右足を外した場合、左足だけが板に付いている状態です。つまり、右足はつま先でスノーボードの板を下から支える形となります。しっかりと支えておかないと、誤って板を落下させてしまいますので気を付けてください。

また、リフトから降りる際も少しコツが必要です。マゴマゴしていると、後ろから後続のリフトが迫ってきますので、思い切りも必要です。

中級者はスノーボードの滑り方も違うの?

中級者になると、コブや急斜面の滑り方はおおむね心得ていることでしょう。初心者へは左右を大きく使う滑り方を推奨いたしました。中級者になれば、スノーボードの扱い方にも慣れていますので、大きなターンではなく「小さなターン」を使う滑り方が良いでしょう。

テンポ良く、「右・左・右・左」と身体全体を使ってスノーボードを操りましょう。急な斜面でも、小さなターンでスイスイと滑ることができれば、中級のスノーボーダーです。

かっこよく滑るにはどうすればいいの?

スノーボードでは、かっこいい滑り方があります。

●速い速度でスムーズな滑り方を行う
●細やかなターンを小刻みにする滑り方
●利き足ではない側で同じように滑る
●ウィリーをする
●ジャンプをする

以上の滑り方ができると、周囲の目を引くことができます。基本的には、ターンをマスターしていれば、かっこいい滑り方に見えます。

「ジャンプをして、板を手で掴む技」もありますので、慣れてきた頃に挑戦してみましょう。周囲の人々は、きっと驚くでしょう。

スノーボードの滑り方にはコツがある

スノーボードは、両足が一枚の板に固定されながら滑走するものですので、両足への体重の掛け方が肝要です。たとえば、後ろ足に体重をかけると速度を抑える働きが生まれます。

反対に、前足に体重を掛けると速度は上がります。この足の使い方を覚えると自在なスノーボードの滑り方ができるでしょう。

もしくは、板の端のエッジを使うことで、「滑らかなカーブを描く滑り方」ができます。雪面にスノーボードをベッタリと付けると軽やかな動きは行いにくので、滑り方も重たい感覚となるでしょう。

ターンができれば楽しめる

スノーボードを上手に滑るには「ターン」を覚えることが1番のポイントです。ターンをしっかりとできるようにすれば、急斜面やコブという難しいコースでも難なく滑ることができます。

重複しますが、やはり「小さなターン」ができれば、どのようなスキー場でも楽しくスノーボードを満喫できます。軽快なターンは自分自身も滑っていて心地良いです。

「ゲレンデにいるターンが上手な人」を見付け、学ぶことも楽しみとなるでしょう。どういった身体の使い方をしているかを自分なりに検討してみましょう。

スノーボードには滑り方のスタイルが色々ある

スノーボードの滑り方のスタイルは数種類あります。以下に詳しく挙げて参りましょう。

●フリースタイル
ハーフパイプやジャンプ台を総称したものが「フリースタイル」です。つまり、どのような滑り方をしても良い自由なスタイルです。「グラウンド・トリック」や「ジビング」という、バーや障害物の上などを滑ることもフリースタイルに含まれます。

●テクニカル
テクニカルというのは、スノーボード技術の向上を目指すスタイルです。SAJ、JSBAなどの団体がスノーボーダーの習熟度をランク付けするため、バッジテストと呼ばれる検定を行っています。

●アルペン
アルペンというのは、スピードを競う競技のことです。赤と青のフラッグを通過してタイムを競います。パラレル大回転やジャイアントスラロームというものも含まれます。

こちら以外にも、異なるスタイルがありますので、次項にてご説明いたしましょう。

上級者になればどのような滑りも可能になる

●バックカントリー
前項の2つの滑り方とは異なるのが「バックカントリー」です。前項の滑り方の場合、整備されたゲレンデのコースを滑りますが、バックカントリーは主に整備されていない雪山を滑ります。

バックカントリーは、ゲレンデのコース外を滑るため遭難などの事故が後を絶たず度々問題となっています。

●ボーダークロス
約5人がウェーブやバンク、ジャンプ台などの障害を攻略して順位を競う競技です。
フリースタイルやアルペンの技術が必要です。複数の選手が同時に滑走するため、接触や転倒が多く、非常に迫力のある競技です。

以上、色々なスタイルをご紹介いたしました。初心者にはどれも難しいものばかりですが、練習して上手になれば、いつか滑ることができるスタイルです。上級者を目指す方は、ぜひチャレンジしてください。

初心者はスクールで学べる

「スノーボードの滑り方」を中心にご説明いたしました。初心者がいきなり、ゴンドラで急斜面に挑戦することは無謀です。立往生してしまい、板を外して歩いて下山するケースも少なくありません。

最初は、面倒でも板を付けたり外したりしながら、近場の「緩い斜面」で練習しましょう。スノーボードには「ブレーキ」というものがありませんので、直滑降で滑ると止めることはできません。大きな速度をコントロールできずに転んでしまって、大怪我をするケースも存在しています。

1度も滑ったことがない場合でも安心です。各・ゲレンデには、「スノーボードスクール」があります。コーチが優しく初心者講習をしてくれますので、そういったスクールで実際に滑り方を教わってから、リフトやゴンドラに乗り、急斜面にチャレンジしてください。

スノーボードの滑り方を懸命に覚えると、身体も温まります。そして、美味しい料理と温泉に浸かることで格別の時間を過ごせるでしょう。「素敵な出会い」があるのもゲレンデの魅力です。ぜひ、最上のスノーボードを満喫してください。

初回公開日:2017年11月15日

記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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