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2019年01月16日

トゥクトゥクとはどんな乗り物?|日本との意外な関係

東南アジアではよく見るオート三輪タクシーのトゥクトゥクについての特集記事です。トゥクトゥクの名前の話からトゥクトゥクの特徴、運転方法、ルーツ、日本との意外な関係などさまざまな角度からその魅力をわかりやすく分析してご紹介していきます。

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トゥクトゥクとはどんな乗り物?

トゥクトゥクとはどんな乗り物?|日本との意外な関係

トゥクトゥクという言葉をご存知でしょうか。まだまだ一般的ではないので何なのか見当がつかないという方も多いでしょう。

トゥクトゥクとは、主に東南アジアでタクシーとして利用されている原動機付き三輪車のことです。東南アジアでは街角で見かけることも多く非常にポピュラーな存在ですが、後述するように日本とは意外なつながりがあったりします。

この記事では、トゥクトゥクについてさまざまな角度から分かりやすくその魅力を分析しご紹介していきます。

別の呼び名

なお「トゥクトゥク」はタイでの呼び名です。ちなみにこの名前の由来についてはエンジン音や英語(took)、タイ語(「毎」の意味のトゥク)などさまざまな説があります。

そしてタイではトゥクトゥクは「サアムロー」(saam roa)とも呼ばれています。これはタイ語で「三輪」という意味です。さらに、バングラディシュでは「ベイビータクシー」(baby taxi)、フィリピンでは「トライシクル」(tricycle)などと呼ばれています。

主にどこの国で使われているのか?

このような原動機付き3輪車の簡易タクシーは東南アジアで広く利用されています。

具体的にはタイ、ラオス、カンボジア、フィリピン、インドネシア、インド、バングラディシュなどがあげられます。さらに、これらに比べると数はかなり少ないですがヨーロッパ、特に南部、そして日本でも利用例はあります。

ただ、細部の構造には各国で微妙な違いがあります。たとえば、タイのトゥクトゥクは本体はオート三輪でその後部座席に客が乗りますが、カンボジアのトゥクトゥクはオートバイが客が乗る台車を引っ張るような構造です。

トゥクトゥクの特徴5つ

このように国や地域によって多少の細かい差異があるトゥクトゥクですが、その共通する特徴を5つあげるとすれば以下のようになります。

もっとも、これら5つのほかにも大きな特徴はあるのですが、それらは項目を改めて後述します。

特徴1.形状

まず、形状として三輪であることが大きな特徴になります。

そして、オート三輪には簡易な屋根がかぶせられており、東南アジアの厳しい直射日光を遮る工夫がされています。その屋根はカラフルなものが多く、かわいい見た目に仕上がっているのも魅力の一つです。

また、大きさは普通車とくらべて小さいので小回りが利くのもポイントです。路地なども通行しやすくタクシーにはピッタリですが、後述するように大型の種類もあります。

特徴2.運転方法

代表的なタイのトゥクトゥクの場合、本体はオート三輪ですのでその運転方法はオート三輪の操作方法そのままとなります。

大抵の場合、ハンドルの右にアクセル、右ペダルがブレーキ、左ペダルがクラッチとなっています。

まずクラッチペダルを踏み込みシフトレバーを一速に入れ、アクセルを徐々に回していってクラッチを繋いだら、さらにアクセルを回して進行します。以下同様に二速、三速、四速へとシフトチェンジしていきます。

特徴3.自由度が高くオプションは自在

トゥクトゥクとはどんな乗り物?|日本との意外な関係

典型的なタイのトゥクトゥクはオート三輪に簡易な屋根を乗せただけなどの簡単な造りであり、安くすませようと思えばいくらでも安くできますし、逆に目立たせようとすればLEDなど色んなデコレーションも可能です。

さらに、カーナビなどのオプション設備ももちろん自由に追加できます。とはいうものの、タイのトゥクトゥクタクシーにはクーラーなど空調設備を備えたものはあまりありません。タイのトゥクトゥクタクシーでは屋根はあっても密閉する壁は無いのが普通です。

特徴4.人数

タイのオート三輪のトゥクトゥクの場合、客が乗る後部座席は基本的に大人が3人が乗れるサイズです。

ただ前述のとおりトゥクトゥクにはさまざまなバリエーションがあり、中には5人乗り、7人乗り、10人乗りなどの大型モデルも存在します。これはタクシーではなくホテルの送迎用などであり、細かい路地などは入らないので小回りがきくことはあまり要求されないタイプです。

特徴5.日本の公道で走れる

トゥクトゥクは日本の公道でも走行可能であり、実際に日本でもトゥクトゥクが利用されているケースは決して少なくありません。日本ではホテルやレストランの送迎車に利用されている場合が多いです。

なお日本の法律上、トゥクトゥクは「側車付きオートバイ」に該当します。「オートバイ」ですが普通自動車運転免許が必要で、そしてヘルメット着用は義務ではありません。高速道路も走ることができます。

トゥクトゥクと日本の意外な関係

さて、画像などを見るとトゥクトゥクはその色合いや雰囲気からして完全に東南アジア発の乗り物、という感じがしますが、意外なことに日本とトゥクトゥクには深い関係があります。そこで、この日本との意外な接点についてご紹介します。

ルーツは日本

一言でいうと、トゥクトゥクのルーツは「ミゼット」という日本車です。

ミゼットは、日本のダイハツ工業が1957年から1972年までの15年間にわたり生産・販売していたオート三輪です。これは、当時主流だったオート三輪にくらべ、より小型化・軽量化することで値段を安く抑えた点に大きな特徴がありました。

ミゼットは1959年に日本からタイに初めて輸入されて以来、東南アジアのニーズに合うように改変されたものがトゥクトゥクです。

2018年現在

そして2018年現在でも、タイではこのミゼットはトゥクトゥクに生まれ変わって活躍中です。今バンコクを走るトゥクトゥクでは、ミゼットの中のDK型という荷物運搬用小型トラックのモデルを再利用したものが主流となっています。

また、ミゼットの再利用ではなくてもミゼットに似た車体に日本製のエンジンを載せたトゥクトゥクもあり、色んな意味でトゥクトゥクにミゼットないし日本の影響は色濃く残っています。

修理にも日本の部品が使われている

このようにベースがミゼットなので、その修理にも当然ダイハツ製品がよく使われています。ただ、ダイハツだけでなく同じく軽自動車に強いスズキの部品も使われることが多いです。

中古の部品でできているのではっきり言って故障はよくあります。そのため、もし日本でのトゥクトゥクの購入を検討しているのであれば、日本国内で修理をどうするかあらかじめ考えておく必要があります。日本ではトゥクトゥクの修理を受けてくれる工場は限られます。

トゥクトゥク排気ガス問題

前述のとおり、トゥクトゥクは日本の古い車を再利用していますので、当然ながらそのエンジンその他の設計には今日的な環境への配慮はありません。

そのため、トゥクトゥクの利用に関してはその排気ガスなどが問題になっています。

排気ガス

トゥクトゥクの燃料はガソリンや液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)です。

このうち、液化石油ガスは非常にクリーンな燃料であり、たとえばディーゼル車と比べると窒素酸化物の排出量は20%であり、さらに浮遊粒子状物質、ディーゼル排気微粒子、アルデヒド、ベンゼン、炭化水素などについてはほぼゼロとなっています。

しかし、ガソリン車に関しては基本的に1960年代のままであり、非常に問題となっています。

改善策として

そこで、2017年10月にタイ政府は、国内にある約22000台のトゥクトゥク全てを2022年までに電気自動車に切り替えると発表しました。その予算として7600万バーツ(約2億6000万円)を計上しています。ちなみにバッテリー1台約34万円です。

具体的には、電気自動車型のトゥクトゥク「eトゥクトゥク」の新規購入者、および現在使用中のトゥクトゥクを電気自動車化するための修理を行う者に対しては政府が支援金を支出するとしています。

トゥクトゥクの魅力を体感しよう

ここまで、トゥクトゥクの魅力や日本との関係などについてご紹介してきました。しかし、その魅力はやはり実際にトゥクトゥクに乗ってみないと実感はできません。

タイは日本から距離も近く遊びに行きやすい国の一つですので、この記事を読んで興味を持った方はぜひ一度現地でトゥクトゥク体験されることをおすすめします。

また、トゥクトゥクは日本でも購入可能です。ただし、三輪車は、四輪車にくらべると特にカーブが難しいので運転には注意が必要です。

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