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2017年11月12日

江ノ島のイルミネーションの時間・料金・アクセス|点灯式

冬と言えば、イルミネーションの季節です。神奈川県屈指のイルミネーションスポットの一つとして、江ノ島があります。この記事では湘南の宝石と称される江ノ島のイルミネーションはどんなものなのか、見どころは何か、行き方や入場料に至るまで紹介します。

江ノ島のイルミネーションの時間・料金・アクセス|点灯式

江ノ島について

江ノ島の歴史

江ノ島は、神奈川県藤沢市にある、砂洲で陸から繋がっている陸繋島(りくけいとう)で、「湘南」を代表する景勝地です。江ノ島は四方が断崖絶壁で、洞窟がいくつもあるので、宗教的な修行の場として知られていました。

飛鳥時代の呪術師、役小角(えんのおづの)、平安初期には真言宗の開祖である弘法大師こと空海などが修行に訪れました。鎌倉時代になると初代将軍源頼朝が弁財天を祀り、それ以降も時の施政者が聖域として保護します。弁財天は水と音楽の神なので、歌舞伎役者や音楽家なども参拝に訪れました。

また、江ノ島は相模湾にあることから、多くの海の生き物を観察する事ができます。明治10年(1877年)には日本初の海洋や海洋生物の研究施設である「江ノ島臨海実験場」が建てられ、江ノ島は海洋生物学発祥の地となります。

観光地としての江ノ島

江戸~昭和

江戸時代後期になると、庶民の間では名高い神社を参拝する「お参りブーム」が到来しました。江ノ島参拝も例にもれず流行します。

特に人気だったコースは、伊勢原市にある大山から江ノ島に行き、鎌倉を通って金沢八景を結ぶルートです。名目上はお参りでしたが次第に景勝地やご当地グルメを堪能するルートとなります。江ノ島周辺にも多くの宿が開業し、宿場町となりました。

明治になると江ノ電の前身である「江之島電気鉄道」が開通します。それによってより多くの観光客を江ノ島に運びました。大正12年(1923年)にあった関東大震災では多くの建物が倒壊し、津波の被害も受けて大打撃を受けますが、昭和4年(1929年)に江ノ電が開通して目覚ましい復興を遂げました。

戦後~現代

戦後になると、江ノ島は鎌倉市から藤沢市に編入します。そして藤沢市は江ノ島の観光開発に力を入れました。アメリカ合衆国フロリダ州のマイアミビーチと姉妹都市提携を結んで「東洋のマイアミ」と銘打ちました。そして日本初の野外エスカレーター「江ノ島エスカ」が設置され、昭和39年(1964年)の東京オリンピックではヨットの競技場となりました。

しかし、東京オリンピックが江ノ島のピークで、以降は観光客が激減します。江ノ島の洞窟が落石で立ち入り禁止となってしまったのが魅力を損なう一因となりました。しかし昭和末期になると再び観光再生を図ります。平成5年(1993年)には閉鎖していた洞窟も再び入れるようになり、江ノ島は観光地としての魅力を取り戻しました。

江ノ島の見どころ

江ノ島の灯台「シーキャンドル」

江ノ島のシンボルであるに灯台が建てられたのは、昭和26年(1951年)です。約50年間海の安全を守ってきましたが、老朽化したために新しく立て直しました。「シーキャンドル」と名付けられた新灯台に光が灯ったのは平成14年(2005年)1月1日。海の安全を守る役割の他にも、観光灯台として展望台もあり、20時まで営業しています。

江ノ島の灯台は江ノ島の頂上にありますが、そこにたどり着くまでは多くの坂や階段を上るために時間も体力も使います。そこでお得なのが「展望灯台セット券」です。シーキャンドル入場券の他に江ノ島の頂上までわずか5分で連れて行ってくれる「江ノ島エスカ」の利用券や「サムエル・コッキング苑」の入場券もついています。

サムエル・コッキング苑

江ノ島の灯台は、サムエル・コッキング苑の中にあります。よってシーキャンドルの展望台に上るにはまずこのサムエル・コッキング苑に入場する事になります。

サムエル・コッキング苑は明治時代に横浜にいたアイルランド人の貿易商サムエル・コッキング氏が、かつて江ノ島にあった与願寺の菜園3800坪を買収して植物園としてオープンしました。しかしその後、関東大震災などの時代の変異で一時的に荒廃してしまいますが、その後藤沢市の観光開発により復活します。

現在はマイアミの熱帯植物や、韓国の樹木や中国式庭園、カナダのウィンザーから贈られたバラ園や、松本市から贈られた記念碑など、姉妹提携を結んだ都市をイメージした広場や、明治時代の開園当時の庭園の様子も再現されています。

苑の近くにあるウッドデッキは江ノ島のヨットハーバーが一望でき、日本初のフレンチトースト専門店もあります。

江島神社

江ノ島にある江島神社は、日本三大弁財天の一つに挙げられています。「奥津宮(おくつみや)」「中津宮(なかつみや)」「辺津宮(へつみや)」の三つの神社から成っていて、それぞれに多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)の三女神が祀られています。

辺津宮が一番手前にあり、一番奥にある奥津宮は入り口からみると島の反対側にあります。江島神社のシンボルである弁財天は、辺津宮の境内にある八角形のお堂「奉安殿(ほうあんでん)」の中です。

奉安殿には二体の弁財天像が安置されています。鎌倉時代初期に源頼朝が奉納したと言われる手が八つある「八臂弁財天(はっぴべんざいてん)」と、全国でも珍しい、全裸で琵琶を弾いているロックな像、「妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)」です。

岩本楼ローマ風呂

江ノ島にある、老舗の旅館「岩本楼」は鎌倉時代から続く由緒ある旅館です。西洋風呂「ローマ風呂」は国の有形文化財に指定されています。ヴェネツィア風の窓飾りをかたどったタイルの壁に囲まれ、天井は美しいステンドグラスのドームになっています。

岩本楼にはもう一つ風呂があり、それは「弁天洞窟風呂」と呼ばれています。洞窟の岩壁が再現されていて、奥行きが20メートルもあります。洗い場の奥にはなんと鳥居があり、弁財天が祀られています。

旅館内には、江戸時代より前の部屋に施されていた襖絵や屏風絵が展示してある資料館もあり、歴史好きな人には興味が尽きないでしょう。残念ながら日帰り入浴は行っていませんが、江ノ島を満喫するなら、ぜひ一度行ってみたい旅館です。

江ノ島のイルミネーションの時間

時期

江ノ島・湘南と言えば夏をイメージする人も多いでしょう。しかし冬に行われる江ノ島のイルミネーションは「湘南の宝石」と呼ばれ、非常に幻想的な景色が広がります。

11月末から2月末頃に開催されるイルミネーションは江ノ島灯台のシーキャンドル、サムエル・コッキング苑、全長1キロに及ぶ仲見世通りの商店街、洞窟など島内全域に渡り、クリスマスの時期は周りの海では海上自衛隊や保安庁の船もイルミネーションに参加します。

さらに江ノ島の近くにある江ノ島水族館や、最寄り駅の小田急線片瀬江ノ島駅や、江ノ電の各駅でもイルミネーションが施されていて、電車から一歩降りた瞬間から幻想の世界が広がっています。

点灯式

江ノ島イルミネーションの点灯式のセレモニーは、イルミネーション期間の初日に行われます。だいたい毎年11月の最終土曜日です。

場所は江ノ島の灯台「シーキャンドル」のライブステージで、ミュージシャンのオープニングライブも行われます。時間は16時から、イルミネーションの点灯セレモニーは16時45分から始まります。

また点灯式は初日だけではなく、その一週間後やクリスマスの時期にも行われ、イルミネーション点灯のカウントダウンをした後にミュージシャンのライブが行われます。

営業時間

イルミネーションは17時から20時まで行われます。シーキャンドルやサムエル・コッキング苑の営業時間も20時までですが、頂上まで登れるエスカレーターの「江ノ島エスカ」は19時までの営業、これらの入場料がお得になる展望チケットの取り扱いは18時45分までなので注意が必要です。

さらに江ノ島のイルミネーションだけでなく昼間から遊び倒す予定の人は、核施設に何度も出入りができる「江ノ島1dayパスポート」がおススメですが、販売は14時までになります。そして江ノ島の商店街は、イルミネーションが灯る17時~18時頃には営業を終了するお店も多いです。

江ノ島のイルミネーションの中で食事をするなら、閉園まで営業しているサムエル・コッキング苑内にあるカフェがあります。

クリスマスの江ノ島のイルミネーション

イルミネーションのピークはやはりクリスマスです。江ノ島でもクリスマスの夜は特別なイベントが行われます。

12月中旬になると、サムエル・コッキング苑の入口広場では、2万株のウィンター・チューリップが咲き誇り、ライトアップされて、イルミネーションの中でいっそう鮮やかに浮かび上ります。またサムエル・コッキング苑内のの灯台、シーキャンドルもクリスマス限定のライトアップがされ、イルミネーションの点灯式とスペシャルライブも行われます。

また江ノ島水族館でもナイトアクアリウムが開催されます。周辺の飲食店でもクリスマスの特別メニューやイベントが行われ、浜辺からイルミネーションに彩られた江ノ島の島影を眺めるのも、なかなか美しいものです。

江ノ島のイルミネーションの料金

入場料はいくらか

江ノ島自体には入場料はありません。しかし、イルミネーションの中心部であるサムエル・コッキング苑には、大人200円、子供100円の入場料がかかります。また、サムエル・コッキング苑内にある灯台「シーキャンドル」の展望台に入れるセット券は大人500円、子供250円です。

また江ノ島の頂上まで続くエスカレーター「江ノ島エスカ」は合計3か所あり、それぞれ利用料金が異なります。江島神社の三つの宮の一番下、辺津宮までの1区は大人200円、子供100円です。辺津宮からは、中津宮を通って頂上までの2区と3区がセットで大人180円、子供90円となり、中津宮から頂上までの3区のみは大人100円、子供50円になります。

これらは江ノ電・小田急・湘南モノレールの1日乗車券で割引になります。また、サムエル・コッキング苑、展望台、エスカレーターのセット券も販売されていて、これを利用すると大人は110円、子供は60円もお得になります。

江ノ島のイルミネーションへのアクセス

江ノ島のイルミネーションの時間・料金・アクセス|点灯式

電車・モノレールでの行き方

江ノ島のイルミネーションを見に行くとき、電車で行くとしたら、最寄り駅は三つあります。江ノ島に近い方から、小田急線の「片瀬江ノ島駅」、江ノ電の「江ノ島駅」、湘南モノレールの「湘南江ノ島駅」です。それぞれが1日乗車券を販売しています。

特に江ノ電では、13時以降に江ノ電に乗り放題券と、イルミネーションのイベントが行われるサムエル・コッキング苑の入場券、シーキャンドルの入場券、江ノ島エスカ利用券のついたセット券が販売されて、まさにイルミネーションを楽しむためのチケットです。

小田急線では藤沢までの往復券と藤沢から片瀬江ノ島までの乗り放題券、何回でも出入りできる施設利用券や江ノ島水族館や周辺飲食店の割引も受けられるさらにお得なチケットがあり、イルミネーションだけでなく一日中江ノ島を満喫できます。

バスでの行き方

電車・モノレールではいずれも江ノ島の外側にあり、江ノ島に行くには大橋を渡らなくてはいけません。イルミネーションは駅から始まっていて十分楽しめますが、江ノ島までは10分~15分ほど歩く必要があります。さらにイルミネーションのイベント会場はそこから島の頂上までいかなくてはいけません。

「少し億劫だな、でも車は持っていない」という人には、バスがおススメです。江ノ島行きのバス停は、藤沢駅と大船駅から出ています。

車での行き方

江ノ島のイルミネーションへ車で行く場合、圏央道の「さがみ縦貫道路」を茅ヶ崎ICで降りるか、東名高速道路の厚木ICで降りて、国道129号から134号に入りましょう。また、横浜新道から国道1号線で来るルートもあります。

江ノ島のイルミネーションの駐車場

江ノ島の駐車場は4か所あり、そのうち、ヨットハーバーに隣接する「県営臨港道路
附属駐車場」は、ヨットハーバー利用者のみの駐車場になるので、イルミネーションで来る人は利用できません。よってイルミネーションで利用できる駐車場は次の三か所です。

江ノ島なぎさ駐車場

江ノ島なぎさ駐車場はイルミネーション時に利用できる駐車場の中で一番仲見世通りに近くにあり、利用者の多い駐車場です。営業時間は21時までで、最初の2時間は620円、以降30分ごとに150円加算され、当日最大1540円です。

藤沢市観光協会江の島駐車場

こちらも仲見世通りに近い場所にあり、24時間営業の駐車場で、利用料は1時間400円です。ただし収容台数は一番少なく、すぐに混雑してしまいますので注意が必要です。

江の島かもめ駐車場

こちらは江ノ島の港付近にあり、参道や仲見世通りからは遠くなってしまいます。しかし収容台数は最も多く、こちらが満車になると、普段は一般開放しない「県営臨港道路附属駐車場」も一部開放されます。

利用料金はなぎさ駐車場と同じですので、イルミネーションで訪れる際はなぎさ駐車場や江ノ島駐車場の様子を見ながら、係員の指示に従って駐車しましょう。

江ノ島のイルミネーションの混雑度

江ノ島のイルミネーションは近隣のイルミネーションに比べてかなり混雑します。駐車場については先述しましたが、これらの駐車場をフルで使っても満車になり、大橋で待たされる事もしばしばあります。

残念ですが、クリスマスや年末年始のシーズンは、江ノ島のイルミネーションを車で行くことは諦めた方が得策と言えます。かといって公共交通機関を使い徒歩で行くのも混雑は避けられません。

特に、イルミネーションのイベントが行われるサムエル・コッキング苑の入り口は、入場券を求める人の行列が何重にも続きます。電車を使ってイルミネーションに行くなら江ノ電や小田急線の、入場料付きの1日乗車券を利用することをお勧めします。

混雑を避けつつイルミネーションを楽しむとしたら、クリスマスや年末年始、いわゆる「冬休み期間」を避けた平日の夜がお勧めです。

江ノ島のイルミネーションで特別なひと時を

湘南の宝石と呼ばれる江ノ島のイルミネーションは、その名前のとおりの美しさを一目見ようと多くの人が訪れます。夜の海に浮かぶキラキラとした光は見る人の心を一瞬で癒して魅了するでしょう。

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