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プリウスのキャンピングカー仕様への変更・改造・自作方法

更新日:2024年01月28日

プリウスのキャンピングカーという、「キャンピングカー」としては似つかわしくない車両でのキャンピングカー仕様の登場で、キャンパーとしても使えますが快適な室内環境がより後ろに広がり、個人的な空間として使えるプリウスを見てみましょう。

プリウスのキャンピングカー仕様への変更・改造・自作方法

プリウスのキャンピングカー?

プリウスといえば、電気自動車や静かな乗り心地でも有名なプリウスですが、そのプリウスで「キャンピング」をしてみようというお話です。

キャンピングといえばワゴン車やRV車で山道やキャンプ場まで行って行うものというイメージが強いことでしょう。

ここでは、そんないかにも「オンロード向け」でもあるプリウスで、キャンピングやキャンキングカー仕様にしてしまおうという記事になります。

いやいや、楽しみです。いかにもなオンロード車両でキャンピングというアンバランス感が、色々と心をくすぐります。

では、見ていきましょう。

プリウスのキャンピングカー仕様への変更方法

かわいいフォルムでも有名なプリウスは、専門のキャンピングカーショップにもっていくといとも簡単にキャンピングカーになってしまいます。

その名も「プリウス・リラックスキャビン」。いかにも豪華そうな名前ですが、アウトドアキャンピングカーでありながら「家電が使える」というところ一般のガソリン車でのキャンピングカーとは、ひと味違ったキャンピングカーとなっています。

他社のCMとなりますが、三菱製のアウトランダーのCMでもおなじみのように、キャンピングカーで家電を使うといういうのが、昨今の流行りになりつつあります。

どのような方法でプリウスをキャンピングカー仕様にするのか

キャンピングカーといえば、画像のようないかにもといったキャンプ仕様のトレーラーをけん引したり、ワゴン車の車内を住みやすい環境に改良したりなど、主に広い車内を利用してキャンピングカー仕様に改造したりします。

しかし、プリウスはというと室内環境はワゴン車ほど広くもなく、ミニバンとまでもいかない室内環境で、どのようにしてキャンピングカー仕様にプリウスを改造していくのでしょうか。

方法としては2通りの変更方法がある

一般の乗用車タイプの車両を、キャンピングカー仕様にする方法としては2通りの方法があります。

ひとつは価格帯で選び、車両本体には手を付けない方法です。

もう一つは、価格もある程度は関係してくるが、車両本体に手を付けて居住性能そのものを高める方法があります。

方法別に取り上げてみましょう。

価格重視で車両本体には手を付けない方法

この方法は、一番簡単な方法でプリウスをキャンピングカーにすることができる方法ですが、厳密にいうと車両本体に手を付けていないので、乗らなくなった場合や中古車として買い取ってもらう場合にもキャンピングカーというジャンルに関係なく、買い取ってもらうことが可能です。

一番手軽な方法でキャンピングカーとしても使え、装備次第でテレビや電子レンジなどの家電を使うことが可能です。

車両本体に手を付けて自室にいるような居住空間に

後部座席などを取りはらい、フローリング材で床を作る方法など、中古車として買い取りをお願いする際には、買った時と同じ状況に戻す必要があるために新車でキャンピングカー仕様にするというより、中古車として購入した車両をキャンピングカー仕様にする人が多くなっています。

プリウスでキャンピングカー仕様にするには財布と要相談

プリウスをキャンピングカー仕様にするには、紹介した二通りの方法がありますが、プリウスの場合は後ろのハッチバックを外し、居住空間をプリウスに背負わせるような形になります。

その時の予算に応じてキャンピングカー仕様にするのもいいでしょう。

プリウスのキャンピングカーへの改造方法

発売当初から、「快適な居住空間」を適した室内デザインしているプリウスのため、軽自動車のキャンピングカーのような大掛かりな改造はプリウスには適していません。では、どのような改造がプリウスに適しているのでしょうか。

キャンピングカーの製造メーカーでは、リアのハッチバックを取り外すことでの開口部を作り、その後方に新たに空間を設けることでキャンピングカー仕様にしています。メーカーで行われている改造は、一定の確立した方法ですので、新たに改造を行う上でも参考になります。

キャンピングカー制作会社で作ったものを自分流にアレンジ

画像はあくまでも参考ですが、プリウスにもこのような形でリア部分を後方の伸ばす形でキャンピングカー仕様にすることができます。

ただし、上記の画像では、おそらく大型のバンタイプをベースにしているので、プリウスとは異なり基本的な車両の室内ベースが違うため、画像のようにプリウスを改造してしまうと中古車として販売することができない可能性が出てきます。

そのため、やはり改造する方法とすれば王手メーカーに骨組みを組んでもらい、内装などのデザインを行う時に自分の意見を取り入れるということが可能となります。また、ある程度内装が完成した段階で移動できるテーブルなどを入れて、より過ごしやすい環境にしていくことができます。

プリウスのキャンピングカーの値段・相場

表現上「プリウスのキャンピングカー」と表現していますが、実際には「プリウスのキャンピングカー」は市販されていません。市販されているともっとわかりやすかったのですが、ここではプリウスをキャンピングカー仕様にするための価格と相場を見ていきます。

ひと言で「プリウス」といっても年式・発売時期の違いによるグレードもあるために、あくまでもここで述べる価格や相場は参考までに申し上げておきます。

当然のように新車のプリウスでキャンピングカー仕様にすると高額になりますが、中古のプリウスを購入してキャンピングカー仕様にした場合には、新車のプリウスを利用した場合よりも圧倒的に安く仕上がります。

実際の価格と相場

この価格と相場については、プリウスの本体の価格に対し改造費用を載せていきます。プリウスのキャンピングカーを作る上では、やはり前提条件が変わると価格も相場も変わってきます。そのため、ここではベースとなる「プリウスの価格」と「改造費用」を対で表していきます。参考までにご覧ください。

なお、ここで述べる改造費用は先ほど紹介しましたカーインテリア高橋様の価格帯を参考にさせてもらっています。そのため、他社での改造費用は若干の価格変動の可能性のある事を述べておきます。

プリウス本体が新車で改造した場合の費用

新車で持ち込みでキャンピングカー仕様にするという人は、稀でしょうが少なからずいます。価格に糸目を付けずに、贅を尽くしたキャンピングカー仕様にすることも可能です。

では、プリウス本体が「新車の場合」で改造した場合の費用を算出してみましょう。

順)

1 1.8S CVT 247.9万円 

2 1.8E CVT 242.9万円 

3 1.8A ツーリングセレクションCVT 292.7万円

この価格に改造費用として、240万円が上乗せされます。トータルの費用として3のツーリングセレクションの場合で総額532.7万円と相当な金額になってしまいます。

プリウス本体が中古で改造した場合の費用

プリウスの中古車といってもピンからキリまであるので、ここでは「価格.COM」での価格を参考に、「高額帯・中額帯・低額帯」の3種類で取り上げていきます。

「価格.COM」内のプリウスリストには、年式が低いが販売価格が高額のものや年式が新しいのに低価格のものなど、色々とあります。そのため、価格.COM内の物件8.804台の中から、平成22年物が全体の価格帯に存在します。それではいきます。

高価格帯

プリウス S ツーリングセレクション 198万円

中価格帯

プリウス S ツーリングセレクション 109.9万円

低価格帯

プリウス S ツーリングセレクション 28万円

同じツーリングセレクションでも、価格帯によってはこのようにかなりの差が存在します。そのため、ここに改造費を加えたとしても新車ほどにはなりません。

プリウスのキャンピングカー仕様車の燃費

ここでは、プリウスをキャンピングカー仕様にした場合の「燃費」について述べていきます。

燃費が良いことでも有名なプリウスですが、キャンピングカー仕様にしたことにより多少なりとも市販タイプよりは常時走行には不要な「荷物」を背負っているようなものなので、どうしても市販カタログのような燃費は稼げません。

カタログ燃費でプリウスは40.8km/L。年代ごとに多少の違いはあるもののキャンピングカー仕様にせずにこのようなカタログ燃費となっています。

カタログ燃費であるため、実走燃費では39.5km/Lくらいと想定するとキャンピングカー仕様にした場合にはさらに低下することが予想されます。そのため、プリウスキャンピングカー仕様の燃費は、35.2km/L程度が想定されます。

プリウスはキャンピングカーをけん引できるのか

ここでは、少し前に取り上げた「車両本体には手を付けない方法」で紹介したキャンピングカーをプリウスでけん引できるかについての項目です。

結論から言いますと、「可能」ではあります。ただ、長距離の牽引には「自己責任」という項目がついてきます。

RV車やジムニーなどのフレームより変速機が強い場合には、変速機よりもフレームが損傷してしまう場合がありますが、プリウスなどのCVT系の変速機を搭載しているために牽引しているうちに、変速機を損傷して破損した場合には操舵も聞かなくなるために下り坂での破損には最悪となっています。

プリウスでも法令上は750kgクラスのけん引する能力はありますが、現実的には500kg以下でも変速機を破損している車もあるくらいですので、「短い距離」を「小さなキャンピングカー」をけん引することをします。

結果としては、けん引できることにはなっています。

プリウスキャンピングカーを自作する方法

プリウスキャンピングカーを自作するうえで外せないのが、「車検を自分で取得」することが必要になってきます。

キャンピングカーを作る上で、リアのテール位置を変更して新たなドアや居室を作ることになりますが、購入時の車検の状態とは異なってしまうので、自作して車の形状が異なった場合には自分で車検を申請する必要があります。

また、本体側への影響を少なくするには、居住空間の外壁には軽量で剛性の高いもので形状を作らないと、燃費を直撃してしまいます。

外壁を車の形状に合わせ「木材で」という方法もありますが、加工できる技術がある事が最低条件となっています。また、フローリングを張るなどのオリジナルな方法も取れますが、自作後は車検工場などに行き、仕様変更などの対応が必要な場合があります。

プリウスのキャンピングカーの内装

ここでは、プリウスのキャンピングカーの内装について述べていきます。

皆さんの想像では、フローリングで自室のような環境を想像している人も多いでしょう。プリウスのキャンピングカーの内装は、ワゴン車ほどの広く改造はできないために内装は小部屋といったほうが早いです。

男性にとっては、大好きな人も多い秘密基地といった意味合いが強い内装になっています。

プリウスのキャンピングカーの評判

評判を語る上で、4つ前の「価格と相場」についての項目内で登場したプリウス中古車で、価格.COM内にもプリウスのキャンピングカーに改造した後のまま、中古車として販売されいている車両がありました。

それは、新車で247万円する車両が中古車で、380万円と新車以上の価格となっていました。この価格には理由があり、改造費を含めた上での中古車価格となっているためにプリウス本体の価格帯よりも高額となっています。

そのため、珍しさからの評判の高さもうかがえます。

ラグジュアリースペースもより使いやすく

ここまで、プリウスのキャンピングカーについて述べてきましたが、はじめは「プリウスのキャンピングカー?」と疑問が膨らんでいましたが、後半になるにつれてより快適な空間を求めた結果としてプリウスのキャンピングカーが存在しました。

ワゴン車のキャンピングカーほどの室内空間は取れませんが、「移動する個人事務所」といった意味合いが強い仕様となっています。

おひとりキャンパーやシングルで大勢でわいわいがやがやするキャンプよりは、一人でじっくりのんびりとしたキャンプを過ごしたい人に向いています。

初回公開日:2018年03月23日

記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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