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左ハンドルの運転のコツ・日本車で左ハンドル|駐車券

更新日:2024年01月24日

左ハンドルは運転が非常に難しいイメージがあります。しかし実際には外車や日本車の逆輸入車の左ハンドルに乗られている方も多くおられるのも事実です。そこで今回は左ハンドルの運転のコツや逆輸入の日本車について詳しく解説していきます。

左ハンドルの運転のコツ・日本車で左ハンドル|駐車券

左ハンドルの運転のコツ

日本では左側通行なので、車のハンドルは右側についています。世界で右ハンドルの国は僅か30%ほどしかありません。ほとんどの国の車は左ハンドルとなっています。

また日本のように右ハンドルも左ハンドルも両方公道を走れる国は少なく、同じ右ハンドルの国イギリスでは、左ハンドルでも公道を走れますが、保険料が割高に設定されています。

日本は両方のハンドルが運転できる非常にまれな国でもあり、車好きには非常に恵まれた国でしょう。

左ハンドルの運転は、運転席が左側なので運転する時の視界がまるで異なります。今まで左手で操作していたシフトレバーは右手で操作する事になり、またウィンカーやワイパーも左右逆転します。

しかし、左ハンドル車を運転すると最初の5分くらいは違和感がありますが、車の基本操作は同じなのですぐ慣れるのが普通です。肩ひじを張らずにシートに座り運転すれば、意外と簡単に走らせられるでしょう。

左ハンドルのMT車

左ハンドル車のマニュアル運転は、右手でシフトレバーを操作するので最初は操作が難しく感じられるでしょう。足元のペダル位置は右ハンドルと同じですが、小型車はタイヤハウスが室内にまで出っ張っていると、クラッチペダルがブレーキ側にオフセットされており、ブレーキとクラッチが近すぎる事による踏み間違えに注意が必要です。

例えば5速MTを右ハンドルと左ハンドルとでシフトゲートの位置を確認すると、1速から5速まで同じ位置になっています。1速に入れる時には自分側に倒して奥に入れる形でギアを入れる事になります。

最初に気を付ける事は、ギアチェンジの時、左手でハンドルを支えて右手でシフトチェンジする操作なので、慣れないと左手も無意識に動いてしまいハンドルがブレる運転となります。右手は変速に集中して左手は添えるだけにすることに意識を集中しなければ、動きがバラバラになるので注意しましょう。

マニュアル

左ハンドル車の運転マニュアルは基本的に存在しません。日本は左側通行で右ハンドルなので、教習所でも左ハンドルの運転方法は教えてもらえません。

左側通行用に作られた日本の道路では、左ハンドルの不便さを痛感させられるでしょう。左ハンドルでは、対向車が見えにくく右折が非常に難しくなります。また右ハンドルから左ハンドルに乗り換えると、自分が左側に居るにも関わらず、左側に寄って走ってしまうでしょう。

この他、低速車を追い越す場合、見通しが効かないので大きくセンターを割って対向車の確認をしなければならず、非常に危険な目に合う事もあります。交通量の少ない地方では良いですが大都市の4車線などの道路を走る時には、見通しの悪さになれるまでに時間がかかるでしょう。

プリウス

プリウスの左ハンドルは、アメリカから逆輸入で日本にやってきます。操作方法は日本車と若干違う所があるので、購入前には確認をしましょう。

プリウスはハイブリット車でアメリカでも非常にのある車種です。日本に逆輸入される車種は、アメリカ本国仕様になっていますが、保安基準に適合させるためにスピードメーター表示など、細かい部分で手が加えられています。

プリウスの運転方法はATなので、ハンドル操作に集中できますから意外に早く左ハンドルでも運転になれるでしょう。しかし、運転に慣れたからといい、バス停に停車中のバスを追い越すことはやめた方が良いでしょう。路線バスは全長が12mある車種もあるので、左ハンドルのプリウスで対向車線の状況を判断するのはリスクが高すぎるからです。

SUV

SUVは車体が大きいので、右ハンドルでも車両感覚に慣れるのに時間がかかりますから、左ハンドルでは、タイヤの位置などを把握するのに手間取ることでしょう。

SUVなどの大きな左ハンドル車を始めて運転する場合は、広い場所で車両感覚を十分に理解してからでなければ、狭い路地などですれ違いが困難となってしまうでしょう。また駐車場の車庫入れでは、リアタイヤの位置と右フロントの位置関係を体で覚える必要があります。

日本の道路事情で大型車の左ハンドルの運転は、センターラインからはみ出ないように注意して走ることが意外と難しく、とくに道幅が狭い対面通行路では、大型車が来ると車幅感覚を覚えるまでは怖くて運転ができないでしょう。

日本車で左ハンドル

日本の道路交通法では左ハンドルの日本車を逆輸入して日本で運転できるので、人と違った車に乗りたい人には、非常に良い選択があると言えます。

左ハンドルの日本車は専門店で購入することができます。海外から未使用車の左ハンドルを逆輸入する代行業者もあるので、店頭にない車でも相談すれば、日本国内で走れるように改造してもらえます。海外の日本車に興味があれば問い合わせてみると良いでしょう。

ランクル

ランドクルーザーといえば、ディーゼルエンジンという人も少なくないでしょう。実際70シリーズにはディーゼルエンジンの設定しかありませんでしたし、80シリーズで一番売れたのはディーゼルエンジン車でした。

ランクル100系では中古車市場でガソリン車よりディーゼルエンジン車のほうがが高く、程度が良いディーゼル車ならガソリン車より100万円以上高くなりました。の理由は耐久性の高さと、維持費の安さでしょう。しかし日本国内で新型ランクル200が登場しましたが、ディーゼル車の設定がありません。

そこで海外に目を移すと、ランクルは海外でものある高級SUVで、日本未発売のランクル200ディーゼルツインターボも販売されています。そこでランクル200のディーゼルを購入するなら、並行逆輸入すれば乗ることができます。

FJクルーザー

FJクルーザーは日本育ちでアメリカで販売され、後に日本に戻ってきた帰国子女です。アメリカ好きでFJクルーザーを購入するなら迷わず、左ハンドルがです。もともと日野自動車の羽村工場で生産されているので、品質には全く問題ありません。

US仕様と日本仕様で一番の違いはUS仕様には6速MTや2WDの設定があることでしょう。この他、細かい場所が結構違っています。例えばグリルのTOYOTAのエンブレムですが、日本仕様はグリルのメッシュ部とフラットですがUS仕様は浮き出ています。またリアナンバーの位置も国内仕様はバンパー中央ですが、US仕様はスペアタイヤの右端になります。

このように同じ車種でも国内仕様とUS仕様とでは装備に差を付けられるのが、逆輸入車の魅力でしょう。

タコマ

トヨタのタコマはダブルキャブのトラックでアメリカでは非常にのあるスタイルの車です。日本ではかつてハイラックスにピックアップの設定車種がありました。そして2017年9月に日本市場にハイラックスのピックアップトラックが再び導入されました。エンジンは2.4Lディーゼルターボで150psを発揮します。

タコマは、最高出力:236hp/5,200rpm、最大トルク:266lb.-ft./4,000rpmを発揮する4.0L V6DOHC 24-Valve VVT-iエンジンを搭載していますから、ハイラックスよりパワフルに走れるでしょう。また乗り味も非常にマイルドで乗用車を思わせるエンジン特性です。

外観では観音開きのドアで、開放感があり乗り降りがしやすいのが特徴となっていますから、変わった日本の左ハンドルを探していればタコマはお勧めです。

フェアレディZ

フェアレディZはアメリカでは非常にの高いスポーツカーです。それ故に昔から逆輸入でフェアレディZに乗る人が多くいました。

現行型のフェアレディZを逆輸入して乗るのも良いですが、あえて旧車のフェアレディZを逆輸入して乗るのがかっこいいと感じている人が非常に多いです。

フェアレディーZは、逆輸入に関してノウハウを持ったお店も多く、またオーナーズクラブもあるので、逆輸入を買うときに大きなメリットになるでしょう。

左ハンドルを逆輸入する方法

海外で販売されている日本車の中には、日本国内で販売されない日本車があります。欧州ではのディーゼル車は日本では不なので、販売されないといった具合にです。

車を海外から輸入したい場合、船便で日本まで運んできますが、運ぶ事態はそれほど難しい事ではありません。しかし日本で陸揚げされた車は、そのまま公道を走らせることができないので、陸送をして保安基準に適合するように排ガス低減装置や灯火類といった部品を交換する事になります。

これらを行い登録が完了するまでに100万円以上の費用が掛かると言われています。日本車なのに日本で販売されない車を輸入するには、個人レベルでは現実的ではないと言えます。そこで専門の輸入業者にお願いすれば、多くの車を一度で改造登録しているので、費用がプール計算されることで個人より安く輸入して買うことができるでしょう。

販売業者の捜し方

日本車の逆輸入車を扱っている業者はそれほど多くはありません。ネットで検索すればすぐにヒットするので、そこから問い合わせするのが一番早いでしょう。

急いでいるのであれば、電話での問い合わせをお薦めします。すでに日本で登録されて逆輸入車が日本の中古車市場に出回っている車種もあるので、あわせて捜すのがよいでしょう。

逆輸入車の中古車は普通の国産中古車店では扱わないことが多く、輸入中古車店での扱いになりますから、探す場合には輸入中古車店から逆輸入の国産車を探すと良いでしょう。

左ハンドルの駐車券をとるときの対策方法

左ハンドルの車の場合、駐車場のチケットを取る時は不便に感じる事でしょう。左ハンドル専用レーンが設けてある親切な駐車場は実際非常に少ないので、どうしても右側でチケットを取る必要が出てきます。

左ハンドルに乗っている方にはマジックハンドを車に積んでいて、駐車場で利用されている人もいます。しかし、料金の支払いはマジックハンドでは難しいので隣に乗っている人に頼むのがベストとなるでしょう。

1人の場合

1人で車を運転している場合、駐車場では同乗者の手助けが無いので、車から降りて駐車券を取ったり支払いを行う必要が出てきます。有料道路の料金所では、長い棒の先に挟んで料金を収受する方法をとっていることがありますが、やはり無人の場合は、あきらめて車を降りて料金の支払いをする必要があるでしょう。

左ハンドルに乗る場合は、不便も承知のうえで購入しているので、駐車券が車を降りないと取れなくても気にしない人がほとんどでしょう。

左ハンドルへの改造費用

右ハンドルを左側通行の日本で、左ハンドルに改造するのは賢い方法ではないでしょう。日本から海外に車をどうしても持っていく必要がある場合、その国で左ハンドルしか認められていなければ改造することも考えられます。

改造するには、専門の業者があり見積もりを依頼すれば概算の見積もりを教えてくれます。ほとんどの場合、100万円程度の改造費が必要になりますが、何処まで改造するかによって金額は変わってきます。

例えば、ハンドルを交換すればペダルやワイパーの作動方法も移動しなければなりませんが、運転にそれほど必要のないスイッチ類を同じように移動するかしないかにっても金額は変わってきます。

改造できる車種

右ハンドルを左ハンドルにする場合、ほとんどの車種で改造は可能ですが、日本から輸出している車種で左ハンドルが無い場合、ダッシュボードを切って貼り合わせる作業や、ステアリングギアボックスの改造やブレーキマスターバックの改造など、細かい部分での変更にお金がかかります。

左ハンドルの輸出車両がある車種は、左用の部品の調達が可能なので、部品代と工賃でハンドルのコンバージョンができます。しかし業者によっては輸出車両しか改造をしていない場合があるので確認する必要があるでしょう。

改造をする場所

右ハンドルを左ハンドルにするという事は、非常に大掛かりな作業が必要になり、日本の公道を走らせるには保安基準に適合させる改造でなければなりません。

日本で左ハンドルに改造している業者は、数多くありますが、そのほとんどは輸出向けの左ハンドルへの改造となっています。

日本で改造して輸出するのではコストもかかるように思われがちですが、輸出する国に左ハンドルにコンバージョンできる技術が無ければ、技術がありしかも工賃の安い第三国に輸出する必要があります。しかし海運のコストを考えると実は日本国内で改造したほうが安い事が多く、日本でも多くの企業がコンバージョンをしています。

しかし、公認車検をとってどんな車でも公道を走らせることができる業者は意外と数が少ないでしょう。下に紹介する企業は、日本の左ハンドルへの改造業者ですから興味があれば一度問い合わせしてみると良いでしょう。

一度は乗ってみたい左ハンドル

かつては左ハンドルといえば高級外車で我が物顔で自慢をして走るといったイメージがありました。最近では外車も右ハンドルが普及しており消費者がどちらでも選べるようになってきました。

また外車の一部では、本国では左ハンドルですが日本には右ハンドルしか選べない車種もあるなど、右ハンドル化が普及しています。

左ハンドルは日本では取り回しが不便なことが多く、あまり実用的ではないでしょう。しかし左ハンドルにしかないグレードもあり、車好きには諦めきれない部分でもあるので、車歴の中の1ページに左ハンドルを加えるのも良いのではないでしょうか。

初回公開日:2018年03月17日

記載されている内容は2018年03月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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