Search

検索したいワードを入力してください

無鉛プレミアムガソリンとレギュラーの違い・価格・使用燃料の車

更新日:2023年10月22日

車の運転している人でもあまり馴染みがない無鉛プレミアムガソリンってどんなガソリンなのでしょうか。また無鉛プレミアムガソリンとレギュラーガソリンやハイオクガソリンとに違いはあるのでしょうか。このように無鉛プレミアムガソリンについて悩んでいる人に情報をお届けします

無鉛プレミアムガソリンとレギュラーの違い・価格・使用燃料の車

ガソリンとは

ガソリンとは車を動かすための燃料です。ガソリンには無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)と無鉛プレミアムガソリン(ハイオクガソリン)の2種類があります。いずれも無鉛ガソリンでオクタン価の違いで無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)と無鉛プレミアムガソリン(ハイオクガソリン)に区l別されます。

ハイオクガソリンはオクタン価が高い(ハイ)という意味を持っています。無鉛プレミアムガソリン(ハイオクガソリン)は、車のエンジン内に蓄積したカーボンを除去してくれます。また、燃費を向上させてくれることに加えてエンジンの寿命も伸ばしてくれます。

無鉛とは

無鉛プレミアムガソリンとレギュラーの違いなどについて説明していきますが、その前に無鉛についても簡単に説明します。無鉛化とは、読んで字のごとく鉛を使わないようにすることです。鉛成分は体に蓄積するとゆ有害になるといわれています。

その鉛を使わない無鉛化は、ガソリンをはじめ、さまざまな電子機器などに欠かせないプリント基板のはんだの成分無鉛化(鉛フリー)といった形で進行しています。従来のはんだには、コストが低く扱いやすい上に資源として豊富にある鉛入りが使用されていましたが、からだに蓄積すると有害であることがわかり無鉛化が進んでいます。

無鉛ガソリンとは

ここでは、からだに蓄積すると有害である鉛成分を含まない無鉛ガソリンについて説明します。まずは無鉛ガソリンが知る上の予備知識として有鉛ガソリンについて簡単に説明します。有鉛ガソリンとは、車を効率よく走らせるため、またエンジンの異常回転(燃焼)であるノッキングを防止するために4エチル鉛という物質を添加物として混入したものをいいます。

また、有鉛ガソリンに含まれている鉛成分は上記のノッキングを防止のためのオクタン価を上げるのと特殊鋼や焼結合金、銅合金などで作られたバルブシートの保護のため欠かせない成分でした。

さらに4エチル鉛という物質の急性中毒では嘔吐・腹痛・ショックなどの症状が現れます。またからだに蓄積すると頭痛・不安感・不眠・吐き気・下痢などといった慢性中毒になる可能性があることがわかり鉛成分を含まない無鉛ガソリンへと切り替えられました。

有鉛ガソリンってあるの?

当初の自動車のガソリンと言えば鉛成分を含んだ有鉛ガソリンしかありませんでした。しかし、研究によりからだに多大な害を及ぼす物質であることと、有鉛ガソリン車が出す排気ガスが環境に悪い影響を与えることから1975年ごろにレギュラーガソリンが無鉛化されました。

なので、日本や先進国では有鉛ガソリンは使われていませんが、発展途上国ではまだ有鉛ガソリンが使われているとの情報もあります。環境問題は世界的な大問題ですので、全ての国のガソリンが無鉛ガソリンになることを望みたいです。

無鉛ガソリンの成分は

無鉛ガソリンに切り替わった経緯が理解できました。では、ノッキングを防止するための4エチル鉛に変わって使用している物質はなんでしょうか。無鉛ガソリンのノッキングを防止するため成分には揮発性が強く引火しやすいベンゼン、有機化合物の一種のトルエンなどの芳香族炭化水素を使用しています。

ガソリンの種類

無鉛プレミアムガソリンを説明する前にまずはガソリンの種類について説明します。車を動かす燃料としてはレギュラーガソリン・ハイオクガソリンとそれに、ディーゼルエンジンの燃料として使われる軽油があります。

レギュラーガソリン・ハイオクガソリンディーゼルエンジンの燃料として使われる軽油を価格で比較すると一番高いのがハイオクガソリンで、一番安いのがディーゼル車の軽油になります。

なぜ、レギュラーガソリン・ハイオクガソリンの価格に差がでるのかといいますと、それはガソリンのアンチノック性を示す指標のオクタン価の差によって違います。レギュラーガソリンのオクタン価が89以上に対してハイオクガソリンのオクタン価は96以上と定められています。次項でオクタン価について詳しく説明します。

オクタン価とは

オクタン価には測定条件によりリサーチオクタンナンバー(RON)と モーターオクタンナンバー(MON)に分かれます。リサーチオクタンナンバーは低回転、低吸気温度時のオクタン価です。一方で、モーターオクタンナンバーは高回転、高吸気温度時のオクタン価と区別されます。

ノッキングが起こりやすいのは低回転なので一般的に用いられているオクタン価表示はリサーチオクタンナンバーのオクタン価になります。モーターオクタンナンバーはエンジン回転数が高いレーシング用のエンジンに影響が強いといえます。

また、オクタン価は温度と燃料の重さの密度、気化潜熱を高める効果、燃焼スピードを高める効果がある酸素含有量、燃料の揮発性を表す数値の蒸気圧、燃料が完全燃焼する比率の空燃比などにの影響力があります。

無鉛プレミアムガソリンとは

ガソリンスタンドに行くとレギュラーガソリン・ハイオクガソリンにディーゼルエンジンの燃料として使われる軽油があります。無鉛プレミアムガソリンといった表示は見当たりません。では無鉛プレミアムガソリンはどんなガソリンなのでしょうか。

無鉛プレミアムガソリンは日本車を購入する時に見るカタログには存在しません。無鉛ガソリンや無鉛プレミアムガソリンの表示を目にするのが輸入車などを購入時する時です。輸入車などを購入の際のカタログの表示されている無鉛プレミアムガソリンの場合は、どんなガソリンを入れればよいのでしょうか。

無鉛ガソリンと無鉛プレミアムガソリンは、日本のレギュラーガソリン・ハイオクガソリンにあたります。なので無鉛ガソリンと無鉛プレミアムガソリンの表示がある輸入車の無鉛ガソリンにはレギュラーガソリンを無鉛プレミアムガソリンにはハイオクガソリンを入れればよいことになります。

無鉛ガソリンと無鉛プレミアムガソリンの違い

ここでは、無鉛ガソリンと無鉛プレミアムガソリンの違いについて説明します。無鉛プレミアムガソリン(ハイオクガソリン)を仕様とする車はエンジンが高性能であり、出力の高いモデルの高級車やスポーツカーになります。また、無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)の仕様には一般的な乗用車になります。

無鉛ガソリンと無鉛プレミアムガソリンの違いは、ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いであるエンジン内の異常燃焼によるノッキングに影響を示す数値の事オクタン価の違いです。オクタン価が高いのが無鉛プレミアムガソリン(ハイオクガソリン)です。

また、エンジン内の異常燃焼によるノッキング防止のオクタン価が高いからといって、無鉛プレミアムガソリンの仕様ではない車に入れてもエンジンの性能が違うため効果が発揮されません。ただガソリン代が高い無鉛プレミアムガソリンを入れただけ、となってしまいますので注意しましょう。

こんな効果は期待できるかも?

しかし、無鉛プレミアムガソリンの仕様ではない車に無鉛プレミアムガソリンを長期に入れ続ければ、無鉛プレミアムガソリンに含まれている添加剤の清浄効果で、エンジン内のカーボンなどを除去する可能性もあります。

ですが、無鉛ガソリンよりも高額な無鉛プレミアムガソリンを入れ続けることは、ガソリン代を無駄に使うことにもなりかねないのではしません。

無鉛プレミアムガソリン仕様車に無鉛ガソリンを入れたら

では、逆に無鉛プレミアムガソリン仕様の車に無鉛ガソリンを入れたらどうなるでしょうか。無鉛プレミアムガソリン仕様の車にオクタン価の低い無鉛ガソリンを入れたらエンジン内の燃焼が効率よくくいかずに燃費が低下するとのデーターも計測されています。また、エンジンが異常燃焼を起こしやすくなります。

無鉛プレミアムガソリン仕様の車に無鉛ガソリンを入れ続けていたら、エンジンへの負担が増してエンジンの性能が落ちるなどのトラブルの原因にもなりかねません。さらに無鉛プレミアム仕様車に無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)を給油した場合は、エンジンの馬力やトルクなどが低下する場合もあります。

しかし、無鉛プレミアムガソリン仕様の車に無鉛ガソリンを短期間使用する分には、問題は発生しないと考えてよいと言えます。ただし、無鉛プレミアムガソリン仕様の車に無鉛ガソリンを長期間使用すると上記で説明したようなトラブルになります。

無鉛プレミアムガソリンとレギュラーの違い

無鉛プレミアムガソリンとレギュラーの違いは、無鉛プレミアムガソリンがハイオクガソリンということになります。そして無鉛ガソリンがレギュラーガソリンということになり、言い換えるとハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いになります。

また、無鉛プレミアムガソリンとレギュラーガソリンの違いは、ガソリンのエンジン内で点火のタイミングのずれによって発生するノッキングの起こりにくさを示す(耐ノック性)数値のオクタン価違いです。

また、無鉛プレミアムガソリンは高性能エンジンに使用されることが多いため、レギュラー仕様車にも無鉛プレミアムガソリンを入れると馬力がアップすると思われる方も多いのですが、その件に関しては他項で詳しく説明したとおりで、決してベストとは言えません。

無鉛プレミアムガソリンの価格

ハイオクガソリンとなる無鉛プレミアムガソリンの価格は、ハイオクガソリンの価格を同じになります。無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)の価格が136円の場合は無鉛プレミアムガソリン(ハイオクガソリン)は10円ほど高い147円ほどとなります。

無鉛プレミアムガソリン(ハイオクガソリン)を2017年の1年間の推移を見ると安い時の140代から高い時の149円と変動しています。また、レギュラーガソリンが167円の時期もあり無鉛ガソリン(レギュラーガソリン)と無鉛プレミアムガソリン(ハイオクガソリン)は、原油の価格に影響されます。

無鉛プレミアムガソリンとハイオクは同じなのか

無鉛プレミアムガソリンはイコール「ハイオクガソリン」ということになり無鉛プレミアムガソリンは外国車などの輸入の車に使われるハイオクガソリンを表す用語です。日本のハイオクガソリン仕様車といいうことは外国車などの輸入の車では無鉛プレミアムガソリン仕様車となります。

無鉛プレミアムガソリンが使用燃料の車一覧

ここでは、下記のような無鉛プレミアムガソリンの仕様車について詳しく説明します。トヨタが販売のハチロク(86)車、スポーティーなFRセダンのマークx、カーオブザイヤー受賞の実績のある躍動感に溢れたフォルムが特徴のスズキのスイフトスポーツなどがあります。

また、ドイツバーデンヴュルテンベルク州にあるダイムラーが所有する乗用車、商用車のブランドとしてお馴染みのベンツ、豪華さと品格のある高級感のワゴン車のアルファード、重厚感のあるフロントフェイスが特徴のアベンシスなどが無鉛プレミアムガソリンの仕様車です。

トヨタが販売のハチロク(86)

トヨタが販売のハチロク(86)は、モータースポーツカーのようなスタイルと操舵性抜群の小径ステアリングに飛行機のコックピットを想像するようなコンビネーションメーターが特徴です。また、スポーツ走行に欠かせないスポーツアルミペダルやニーパッドなどを装備しています。

また、スポーツ走行による前後左右にかかるG(重力加速度)に対応したシートバックも装備しています。総排気量2000CCながら、最高出力220馬力と最大トルク20.9kgfの高出力の性能を持っているエンジンには無鉛プレミアムガソリンが欠かせません。

他にも後方への視界を広げるフレームレス防眩インナーミラー、安定した操縦性を実現するためのブレーキとエンジン出力を自動的にコントロールVSC、緊急ブレーキの時にハザードランプが自動的に点滅し、後続車に注意を促すなどさまざまな機能が搭載されています。

スポーティーなFRセダンのマークx

トヨタから販売されているスポーティーなFRセダンのマークxは、どっしりとした重量感と高級なイメージを持つ本格的なスポーツ高級セダンです。ドアを開けて車の中を覗いて見ると高級セダンらしいインテリアが目にとまります。

グランドピアノの持つ高級感が漂うピアノブラックとシルバーステッチの入ったスポーティーな本革巻き4本スポークステアリングホイール、スポーティーな走り方を好む人にはたまらないコクピットのセンターに配置された丸くて大きなタコメーターとスピードメーターなど高級の中にもスポーティーなイメージがある室内です。

また、スポーティーな走りが可能になるサスペンションやエアロを備えています。V型6気筒DOHCの高出力の性能を持っているエンジンを最大限に引き出すには無鉛プレミアムガソリンが欠かせません。

スズキが販売しているスイフトスポーツ

スズキが販売しているスイフトスポーツは、優れた空力特性と躍動感にあふれているフォルムとスポーティーな雰囲気と操縦性抜群の洗練されたコックピットに特徴があります。車体の下部の部分が滑らかな骨格構造になっているのでさまざまな道路でも安定したスポーツ走行が可能です。

燃料をシリンダー内に直接噴射するノッキングを抑制する直噴システムを採用することで燃費の向上とエンジンの軽量化を実現しています。また、スポーティーな走りに欠かせない指先で素早くシフトアップとシフトダウンが可能なパドルシフトを備えています。

エンジン内に目を向けるとターボチャージャーの搭載により力強いトルクとアクセルを踏み続けることによるスピード感を味わうことができます。その高出力の性能を持っているエンジンを最大限に引き出すには無鉛プレミアムガソリンが欠かせません。

ダイムラーが所有する乗用車ベンツ

無鉛プレミアムガソリンというネーミングにぴったりなのがダイムラーが所有する乗用車ベンツです。ベンツにはアクティブディスタントアシストディストロニック・アクティブブレーキングアシスト・緊急回避補助システム・アダプティブブレーキ・360°カメラシステムなど安全運転に欠かせないさまざまな機能を搭載しています。

また、オートマティックベルトフィーダー・ワンタッチパワーウインドウ・マルチファンクションステアリング・バレーパーキング機能・カラーマルチファンクションディスプレイなど運転に欠かせない機能も満載です。

さらに最高出力333馬力と最大トルク48.9kgf/mのパワーと寒い朝などエンジンの掛かりにくさを低減してくれるマルチスパークイグニッションが採用された3000CCのV型6気筒ツインターボ(ブルーダイレクト)エンジンは魅力です。

豪華で高級感のアルファード

トヨタ自動車からハイエース派生車種として登場した豪華で高級感のアルファードは、高級感のある大型ミニバンとしてです。アルファードの室内はいるだけで高級感が楽しめる魅力のあるインテリアが多く配置されています。

また、アルファードの室内は、居住空間の広さと静寂性にも優れています。また、ラゲージ床下に大容量の床下収納を設定するなど収納スペースにこだわりを持っています。さらにアルファードはハイブリッド車とガソリン車の2種類があります。

ハイブリッド車は燃料消費率18.4km/Lを実現、無鉛プレミアムガソリンで駆動するガソリン車はJC08モード走行燃費12.8km/Lを実現と低燃費を実現しています。また、アルファードにはドライバーの運転性を向上させる新機能シースルービューを追加したパノラミックビューモニターが装備されています。

こんな機能も

また、アルファードには、ドライバーが操作するのはアクセルとブレーキのみで、ハンドル操作は自動で行ってくれるインテリジェントパーキングアシストも搭載されています。さらに手を使わずにスライドドアが自動的に解錠するスマートエントリー&プッシュスタートシステムも搭載されています。

重厚感のあるフロントフェイスが特徴のアベンシス

無鉛プレミアムガソリンで駆動する重厚感のあるフロントフェイスが特徴のアベンシスは、ヨーロッパ車を想像するフォルムのスポーツワゴンタイプです。上品さと機能性に優れている室内には赤外線カットフィルム、2モードタイプのインテリアイルミネーション、LEDバルブセット、ロングラゲージマットなどが備えられています。

力強く伸びやかな走りをするエンジン内には吸気と排気のバルブタイミングをコントロールするバルブマチックを搭載しています。スムーズで力強い走りに加えて燃費向上にも効果を発揮する自動変速制御の採用しています。

さらにスポーティーな走り方ができるCVTスポーツモード、コーナリングがスムーズに行うことができるG-AIシフト制御、手軽な操作で作動・解除ができるエレクトリックパーキングブレーキ、高速道路などの運転の手助けになるクルーズコントロールなどの機能が満載です。

こんな機能も

また、スポーツワゴンタイプのアベンシスには車庫入れや縦列駐車に威力を発揮してくれるバックガイドモニター、自動車の衝突の時の頭と背中を同時に支えて頸部への衝撃を緩和するむち打ち傷害の低減になるWILコンセプトシートなどが装備されています。

また、前面・側面・後面などさまざま方向からの衝撃に耐えられる全方位コンパティビリティボディ構造、自動車衝突時の衝撃エネルギーを吸収させ、ボディーにかかるダメージを低減するダメージャビリティ対応構造になっています。

無鉛プレミアムガソリンをしっかり理解しましょう!

車を動かす燃料と言えばれレギュラー・ハイオクなどのガソリンとディーゼルエンジンの燃料として使われる軽油しか頭に浮かばない人が多くいるのではないでしょうか。そんな人たちのために無鉛ガソリンや無鉛プレミアムガソリンについて説明してきました。

無鉛ガソリンや無鉛プレミアムガソリンのことが理解できたでしょうか。また、無鉛ガソリンや無鉛プレミアムガソリンの違いや、無鉛プレミアムガソリンとレギュラーの違いと有鉛ガソリンの事などわかっていただけたでしょうか。

今回説明しました無鉛プレミアムガソリンについての内容や紹介した情報で少しでも無鉛プレミアムガソリンのことが理解していただけたなら幸いです。

初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related