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【場所別】ワカサギ釣りのコツ|入鹿池/山中湖/松原湖/野尻湖

更新日:2024年04月08日

冬の釣りの風物詩とも言えるワカサギ釣りですが、日本では非常に多くの湖、池ですることができます。今回は各地の情報からワカサギ釣りのコツ、エサや仕掛についても紹介いたします。ワカサギ釣りのテクニックについても掲載しています。

【場所別】ワカサギ釣りのコツ|入鹿池/山中湖/松原湖/野尻湖

ワカサギ釣りの方法とコツ

主に冬の期間中、凍った湖の氷上で穴を開け、ワカサギを釣るという経験は非常に面白い娯楽です。釣れたワカサギをその場で熱々の天ぷらは絶品で毎年多くのワカサギ釣りファンが湖を訪れています。

しかし、テレビの番組などでやっている釣り企画ほど実際には簡単なものではなく、多くのコツも必要になります。初めてワカサギ釣りを経験した方の多くがその理想と現実を知ることになります。

せっかくワカサギ釣りに出かけるのですからコツを知って、是が非でもワカサギを釣って美味しい天ぷらを食べたいです。そこで今回はワカサギ釣りの基本的なコツから、ワカサギ釣りの名所と言われる各湖の情報をお送りいたします。

まずはワカサギの生態を知ろう!

ワカサギは、キュウリウオ目キュウリウオ科の魚類で、主に日本の内湾や湖を中心に生息しています。また古くから日本では食用魚とされています。地域的な生息場所としては、世界ではロシア連邦のハハロフスクのウスリー川やオホーツク海へつながるサハリン川、またカルフォルニア州と広く分布しています。

日本国内においては、千葉県、茨城県、長野県を中心に島根県以北の北日本、そして北海道にも分布しています。ワカサギは適応力が強い種で、海水にも対応することができます。また過去、1910年代に霞ヶ浦のワカサギが山中湖や諏訪湖に放流し現在も多く繁殖しています。

個体差が激しく、各湖や時期によって2センチ程度から15センチと、大きさに差があります。また地域差がありますが、産卵期は冬から春にかけてであり、この時期は非常に多くの群れになって河川を遡り卵を産み付けます。

湖の深さを知ろう!

当然ではありますが、ワカサギを釣りは主に湖で行うことになります。そして湖と一口にいっても池のような全体を見わたせるようなものから、まるで海のような広大な湖も存在します。そしてもちろん各湖の深さにも多くの差があり、水深3メートル程度の浅いものから20〜30メートルの湖にもワカサギは生息しています。

ワカサギ釣りの道具選びのコツ

ワカサギ釣りには多くのコツがありますが、道具が整っていなければコツどころではありません。用意する釣り道具に関しては各湖やそこに生息しているワカサギのサイズによって多少の違いがありますが、基本的なものは変わりません。

まずは大事な「竿」ですが、ワカサギのあたりというのは非常に繊細なもので、あたっているかどうかを判別するのは非常に難しくなっています。そのため、ワカサギ専用の竿を用意することをいたします。続いて仕掛けですが、これは上級者は一から自分で仕掛けを作りますが初心者には難しいのでワカサギ専用の仕掛けを購入するようにしましょう。

ワカサギ釣りに適したエサって?

ワカサギ釣りに絶対に必要なものは「釣りの仕掛け」、そして「エサ」になります。このワカサギ釣りの際に使用するエサは日常ではなかなか手に入らないものであり、基本的には生きた「虫」となります。具体的には「赤サシ」「白サシ」「赤虫」が代表的です。

「サシ」というのはハエの幼虫であり、「赤虫」は蚊の幼虫です。これはなかなか日常で手に入るものではないので、基本的には釣具屋さんやワカサギ釣りを行なっている湖のショップで購入することになります。

また以下の項目でエサのつけかた他の詳細を紹介いたしますが、この見た目がイモムシのような虫を針に付けるという行為が怖くてワカサギ釣りを断念する女性も多くいます。

しかし、ワカサギは疑似餌(生きた虫に見せかけたもの)では釣ることはできないので、この「エサを付ける」という行為はワカサギ釣りをする上で避けては通れないものとなっています。またエサのつけ方にもコツがあります。

氷上でのワカサギ釣りのコツ

氷上でのワカサギ釣りに非常に楽しいものですが、コツを知らないと釣果には結びつきません。釣る人間の腕や仕掛け、エサにもよりますが、同じ湖でやっても釣果に段違いの差が出ます。そしてなんといっても氷上の湖では「釣れるポイント」を知ることが最大のコツです。

氷上の湖に上に立つと人間の心理としてどうしても湖の中央付近を陣取りたくなるものすが、湖にもよりますが、この中央という部分にはあまりワカサギはいません。魚というのは基本的に木や岩といった障害物に隠れるものが好きな生き物です。つまり、何もない中央に来ることは少なくなっています。

とはいえ水中の様子を知ることはできませんので(最近はワカサギにも使用できる魚群探知機もあります)、事前にその湖の情報や釣れるポイントを調べておくのもコツです。

氷上に穴を開けるのは自分で?

氷上、冬のワカサギ釣りにおいて、釣ること以上に盛り上がるのが凍った湖に穴を開けるという作業です。これは湖によってはお店の方がやってくれる場合もありますが、基本的にはご自身でやることになります。

その場合、穴を開けるための道具(ドリル)が必要になります。このドリルはワカサギ釣りを行なっている湖の場合ほとんどが近隣のお店でレンタルすることができます。

そのレンタルの金額ですが、無料〜1500円程度が相場となっています。またご自身で購入して持っていくことも可能ですが、軽いものではなく荷物にもなりますのでよっぽど何度も通う方でなければレンタルすることをします。

穴あけドリルの使い方のコツ

湖が凍結した氷にドリルで穴を開けて初めて釣りの開始となりますが、このドリルを扱うにはちょっとしたコツが必要です。まずは湖のどの位置に穴を開けるかを決定します。この時、絶対に湖の管理の方の指示に従ってください。

場合によっては氷が薄い場所もあり非常に危険です。そしてドリルの先端を足元の氷にしっかりと固定し、大きなかき氷を作るようにハンドルを回してくのがコツです。

氷の厚さにもよりますが、手動式のドリルの場合(コツのいらない電動のものもあります)、約10分で50センチ程度の氷に穴を開けることができます。途中、かき氷のように粉末状の氷が発生しますが、基本的には気にしなくても問題ありません。そして穴が開いたのを確認したらバケツや網で穴の中に残った氷の残骸を丁寧に取り出しておくのも大事なコツの一つです。

ワカサギ釣りで大事なの誘い方のコツって?

湖や時期、ワカサギの大きさや性質によって釣り方にそれぞれコツが必要になります。基本的にワカサギは針にエサをつけて待っているだけでは釣れないと思って問題ありません。つまりは、仕掛けを水中に沈めた後に、「誘う」必要があります。

その誘い方には諸説ありますが、小さく3、4回竿を上下させ、数秒待つ。または大きくゆっくりと2、3回上下させて数秒待つといったテクニックが釣果を増やすコツです。

場所別のワカサギ釣りのコツ

ワカサギは日本で多くの湖に生息していますが、大きさや生体は様々でよく釣れたりスレていたり(人間の釣りに慣れてしまっていて釣れない)と湖によって大きな差があります。ここでは代表的なワカサギの生息するそれぞれの湖について、簡単な交通機関やコツを紹介いたします。

入鹿池

入鹿池は愛知県犬山市に位置しています。通常、入鹿池はブラックバスやヘラブナが中心に生息し、多くの釣りファンで賑わっていますが、10月〜3月頃はワカサギのシーズンとなります。ここでは冬でも凍結しませんので、基本的にはボートでの釣りとなり、湖畔には船宿、貸しボート屋が8件ほど経営されています。

東海地区を代表する釣りのメッカなっており、腕や仕掛け、ポイントにもよりますが1日で500匹を超える釣果を記録する方もいます。また入鹿池では水質保護のために、「撒き餌(魚を寄せるためにエサをばらまく行為)」とガソリン船外機の使用は禁止されています。氷上での釣りではないため、さほど難しいコツのいらない湖です。

山中湖

世界自然遺産にもなっている富士山の麓、山中湖で絶景を望みながらワカサギ釣りができるのスポットです。冬場でも凍結することのない山中湖でのワカサギ釣りは屋根付きの小型ボートを借りるか、難しい技術やコツのいらない「ドーム船」と呼ばれる大きな船の中で行うのが基本です。

また、どちらも釣り道具やエサも用意してもらえるので手ぶらで気軽にワカサギ釣りを楽しむことができます。

山中湖は凍結しないため、氷の上に立つという経験はできませんが、安全で暖かいドーム船の中でワカサギ釣りを楽しめるとあってシーズン中は非常に多くのお客さんで賑わっています。氷上からの釣りでないため、さほどコツを必要とせず初心者でも楽しめるスポットです。

松原湖

長野県にある松原湖はワカサギ釣りのマニアにの湖です。シーズン中は凍結し氷に穴を開けて釣るという醍醐味を満喫できます。しかし松原湖のワカサギ釣りは非常に難しい、コツが必要な湖と言われており、またワカサギの大きさも他の湖と比べると小さいのが特徴です。

松原湖は凍結しますのでボートでの釣りはなく、すべて穴を開けてワカサギ釣りとなるため防寒対策も必須です。この湖でのコツは、一度ポイントを決め、30分程やってみて全くあたりがないようなら場所を変えます。前述したように、色々なコツを駆使して釣果がゼロというもの覚悟しなくてはいけない難易度の高い場所です。

野尻湖

長野県に位置する野尻湖は凍結しない湖です(稀に数センチの凍結が見られます)。ワカサギ釣りは大型のボートやワカサギ釣り専用の屋形船によって行いますのでさほどコツはいりません。

基本的に釣具やエサもレンタルできたりボート乗船のプランに含まれているため、手ぶらでワカサギ釣りに向かうことができます。また釣ったワカサギを店舗やボート内で天ぷらにしてくれるサービスもあります。

非常に安心、安全な環境でワカサギ釣り体験ができるとあって連日多くの家族づれで賑わっています。ボート内での釣りになるため、難しいコツはいらず、スタッフの方々も非常に親切に教えてくれるのでお子様にもワカサギ釣りスポットです。

岩洞湖

東北、岩手県盛岡市に位置する人造湖です。ここは本州一の極寒の地と言われていますので防寒対策は必須となります。またシーズン中は場所によって湖面が凍結しますので、穴を自身で開けての本格的なワカサギ釣りを体験することができます。非常に多くのワカサギの稚魚を放流しているため、コツがさほどいらず初心者でも100匹を超える釣果がある場合があります。

岩洞湖レストハウスで暖をとることもでき、こちらで遊漁券の購入やテント、穴あけ用のドリル、釣り具他をレンタルすることができます。また湖への道は雪や凍結している場合があるため、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの装備は釣りのコツ以前の大事な部分です。

余呉湖

滋賀県の北に位置する湖です。最近、安全に暖かい環境でワカサギ釣りのできるドーム船が登場しました。氷結しない湖のため、基本的にボートや川並浅橋という600人もの大人数を収容できるコツのさほどいらない橋からの釣りとなります。

また、余呉湖では安全面などから、その場での火器使用による天ぷら他の禁止や浅橋で騒いだり、一人で多くのエリアを独占したりといった行為を禁止しています。

高滝湖

千葉県の房総半島中部に位置するも湖です。千葉県は比較的暖かい地のため、高滝湖が凍結することはありません。また水深も5メートル程度の比較的浅い部分が多く、コツはいらず初心者でも気軽にワカサギ釣りをできる環境となっています。冬のシーズンはワカサギがメインになりますが、他の季節はコイやヘラブナ、ブラックバスといった種類の釣りも楽しめます。

阿寒湖

北海道釧路市に位置し、ワカサギ釣りのスポットとして非常に有名な湖です。テレビ番組での度々登場し、多くの人で賑わっています。しかし北海道の位置する湖ですので極寒で、防寒対策は必須です。

シーズン中は当然湖面が凍結しますので自分で穴を開けて釣るという本格的なワカサギ釣りを楽しめます。魚の数も多く、初心者で100〜200匹を釣る方も多くいます。しかしある程度の知識とコツが必要になります。

相模湖

都心からも非常にアクセスの良い、神奈川県に位置する湖です。暖かい場所のため、湖面が凍結することはありません。氷に穴を開けてという本格的な体験はできませんが、コツのいらない比較的暖かい環境の中でワカサギ釣りを楽しむことができます。湖畔にはボートや釣り道具のレンタルはもちろん、家族づれに嬉しいドーム船の発着もあります。

ワカサギ釣りで気をつけるべきこととコツ

日本には様々な湖でワカサギ釣りをすることができますが、釣りのコツ以前に基本的にワカサギのシーズンは冬季のため、防寒対策をしっかりしていくのは基本中の基本です。よくあるミスが、ズボンやコートはしっかりと装備しているのに、足元の装備を怠ってしまい現場で非常に寒い思いをしてしまいます。

特に凍っ湖面で釣りをする際は、防水の長靴は必須で、その中に「カイロ」を入れておくのもコツです。また釣りをしている最中はあまり大きな動作をしないため、体がすぐに冷えてしまいます。そのため暖かい飲み物をあらかじめ用意しておくなどするのもカワサギ釣りを満喫するコツになります。

初回公開日:2018年02月23日

記載されている内容は2018年02月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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