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ハスラーの雪道への性能・比較・燃費|2WD/4WD/ジムニー

更新日:2023年12月26日

この記事ではスズキ「ハスラー」の雪道性能について、調べてまとめています。スタイリッシュなデザインでを集めているSUVのハスラーは、雪道にも強く快適なドライブが可能です。雪道での走行性能や燃費、始動性などについても併せて調べました。

ハスラーの雪道への性能・比較・燃費|2WD/4WD/ジムニー

ハスラーは雪道に強い?

ハスラーの最低地上高は180mmとなっていて、雪がボディーへと接触しにくい設計です。冬季には、雪が積もっているとしっかり雪除けされていない場所ではボディーの底部へ雪が接触します。この状態ではタイヤが空回りしてしまい、移動することができなくなってしまいます。

最低地上高が高いハスラーなら、こんなトラブルに心配する必要もありません。普通の軽自動車では雪道でぬかるんでしまったとしても、ハスラーなら楽に移動する事ができるでしょう。

ハスラーの特徴

スズキハスラーは、2014年1月に登場した軽自動車のSUVです。クロスオーバーSUVの特性を活かし、オンロードだけでなく、オフロードでも安定した走りを楽しむことができる車種となっています。

上位グレードにはターボ付きエンジンが搭載されており、よりパワフルで快適な走行が楽しめる車種としてがあります。また、2WDだけでなく、オーロードや雪道走行を快適に走ることができる4WDもラインナップされています。

ボディー

ノーマル状態でも最低地上高が高いため、雪道走行でもシャシーが雪に腹打ちしてしまわず、タイヤが空回りする心配も少ないのが特徴です。とかく軽自動車の場合は、シャシー底面部に雪が付着して走行できなかったり、タイヤハウジングに雪が詰まってしまう事もありますが、ハスラーなら安心です。車内空間も広々としており、一般の軽自動車よりも車体高さも高く、背の高い人でも楽に乗りこなせます。

また、インパネ周りですが、近代的でスタイリッシュなデザインが整えられていて、快適装備も充実しています。ステアリング左側、インパネのオーディオ部分下部にはシフトノブが設置されていて、万が一のシフトチェンジにも操作が楽に行うことができるように配慮されています。

雪道に強いハスラー

ハスラーの上位グレードは、駆動輪には4WD装着されているほか、最大64psを出力するインタークーラーターボエンジンが搭載されています。軽自動車としては、他車と比較しても最上位クラスの性能を持っており、高速道路の走行から荒れ地路面まで幅広く対応する事ができるのも特徴です。

電子装備はモデルにより、車載カメラでサーチし衝突事故を防止する「衝突安全機能」を備えています。他にも、車体の前後左右を映し出す「全方位モニター」も装備されていて、安全で快適な走行が可能である事も特徴です。

スズキの軽自動車ハスラーの雪道への性能

ハスラーの電子装備には「グリップコントロール」という機能が搭載されており、この機能は軽自動車に初めて搭載されている機能となっています。このグリップコントロールは、雪道で滑りやすい路面での運転をしていても、安全な発進をサポートするための電子装備です。雪道での路面は、特にシャーベット状の雪が積もっていたり、凍結していたりすると滑りやすくなっています。

グリップコントロールが動作するとスリップ時に片輪だけ回転させて、もう片輪の操作を止めることによりブレーキ制御を行います。こうした電子装備が搭載されている事により、安全な走行を行うことができるようになっています。

2WD

2WDというと、オンロード走行向きのイメージがありますが、SUVの2WDでもパワフルな雪道性能を発揮します。理由は最低地上高が高めに設定されてある事に加えて、タイヤとボディーとの空間(ハウジング)が広いためです。軽自動車の多くはタイヤが小さい理由により、車高が低くシャシーに接触しやすくなっています。

しかしハスラーはシャシー位置が高くなっていて、かつハウジングが広いことから、ストレスの無い雪道走行が可能です。FF(前輪駆動車)なので、カーブでの走行もふらつかずに安定しています。

4WDなど

4WDは後輪も一緒に駆動しているため、雪道でぬかりにくくなります。降雪地域ではシャーベット状に積雪していると、砂利道などでぬかるんで動かなくなってしまうことが少なくありません。すべての車輪が駆動していれば、ぬかるみでスリップしてしまった場合でも脱出しやすくなります。

また雪道におけるカーブでの走行性能においても車体が安定しており、安全な走行が可能です。車体のハンドリングだけではなく、ブレーキングの際の制動時も安定しています。

ハスラー・タイヤの雪道走破性比較

ハスラーに適している雪道でのタイヤセッティングは、どのような構成なのでしょうか。ハスラーに乗るときにはぜひ装備しておきたい、雪道での足回り設定や、走行性を高める便利な装備について調べて解説しています。

ノーマル

ノーマルタイヤでは、やはり雪道走行は非常に不安定で危険です。夏用の普通タイヤでは路面から水を吸い上げては空回りしてしまい、グリップ力が低下してしまいます。

一般の軽自動車と比較して車高が高いというメリットがあるため、始動性は高いですが空回りしてしまいます。信号などで停車してから発進するのも、ノーマルタイヤは難しいため、降雪時はスタッドレスを活用します。

チェーン

タイヤチェーンにも様々なタイプの製品が販売されています。布を巻いただけで簡単に装着することができるタイプの製品から、金属チェーンやプラスチック製もあります。SUVタイプのメリットとして、タイヤハウジングのスペースが広いため、チェーンの脱着が容易です。

最近では、チェーン脱着を行いやすくなっている製品が販売されるようになってきていますが、やはりスペースが広いと作業性が快適です。ハウジングへチェーンが接触してしまう心配が少なく、ボディーダメージの低減にも繋がるというメリットがあります。

スタッドレスなど

SUVの雪道走行は安全性が高く、乗り心地も配慮されています。ですがそんなSUVとはいえ、やはりスタッドレスタイヤの装着は欠かさずに走行しましょう。グリップ力が高くなり、併せて始動性も向上させることができます。

また、カーブや坂道、下り坂などでの走行も安定して、スリップ防止になります。SUVでスタッドレスだからと言って過信せず、安全な速度で走行しましょう。

モーターアシスト

ハスラーにはモーターアシスト搭載モデルがあり、アシスト機能が搭載されているモデルではエンジンの補助装置として動作します。燃費が向上しているだけでなく、エンジン音も静かな事が特徴です。自動車の停止時から、発進、加速まで、アシスト機能を活用すると軽やかな走行ができます。

併せて、経済運転も可能となっていて燃費向上が期待できます。モーターアシストとターボチャージャーにより、雪道の街乗り運転でも快適な始動が可能です。

ハスラーと他車との雪道走行性比較

ハスラーと、スズキからリリースされている他のタイプの車種とでは、雪道での走行性能についてはどのように違ってくるのでしょうか。スズキの代表車種となっているジムニー、スイフト、他のターボ車の性能について調べてみました。

ジムニー

スズキのオフロードカー「ジムニー」は、ハスラーよりもロングセラーの車種ですが、やはり雪道は快適です。タイヤ径も大きく、オフロード走行にとっては有利な形状となっており、山登りや荒れ地走行も快適です。出力が高いため高速走行も可能ですが、タイヤ径が大きい事からどちらかというとオフロード向けの仕様となっています。

室内装備としても、汚れたり傷ついたりしても良い配慮からかダーク系の配色がされていて、ハードな使用に耐える構造となっています。ハスラーと比較すると、「室内装備より、オフロード走行性能重視」となっているのが特徴です。

ターボなど

スズキからは、以前「Kei」というSUVがリリースされていましたが、ハスラーと同じインタークーラーターボ搭載で64psを出力していました。一方、ハスラーは環境に配慮された性能を持っていて、アイドリングストップ機能などの電子装備のほか、モーターアシストの機能も装備しています。

こうした理由から、ターボ車であるにも関わらず燃費性能が向上していて、エンジン動作音も静かなことが特徴です。発進時のもたつきも少なく、雪が降っていてもしっかりと雪道を捉えて加速できます。タイヤがスリップして、空回りしてしまう心配もありません。

スイフト

もともとワゴンRのボディーを用いて作られた小型乗用車でしたが、現在はフルモデルチェンジ後から専用ボディーが搭載されているスズキの乗用車です。軽自動車のような小回りの良さと、乗用車のエンジンが搭載されており、雪道でも快適に移動できます。

ただ、ハスラーと比較して車高がやや低く120mm-145mmです。ハスラーの最低地上高は180mm以上となっているため、雪道ではハスラーの方が移動しやすくなっています。もっともあまり多くの降雪がない地域では、シャシーに抵触してしまう事がないなら十分なスペックを持っている車種です。

ハスラーの雪道走行で使用する燃費

ハスラーのターボタイプのグレードでは、ターボエンジン車のためオイル管理が重要になります。特に冬期はオイル粘度が下がりやすくなってしまい、ターボ装置に負担がかかりやすくなります。取扱説明書にも記載されていますが、ターボ装置に負担をかけないようにするためにも、冬季は10分程度の暖機運転をしましょう。

エンジン始動直後は低速走行での暖気走行を行い、ギアオイル(ATF)がなめらかに動作するようにゆっくり走行します。暖機運転が完了して、オイルの粘度がゆるくなると、オートマ保護装置が解除され4速まで加速ができるようになります。

雪道での燃費

雪道での燃費は、一般には悪化しやすい傾向がありますが、ハスラーはモーターアシストによりネガティブな要素をカバーしています。そもそも雪道での燃費悪化の原因としては、どうしても暖機時間が長くなってしまうためです。冬は外気温が氷点下まで下がることもあり、エンジンオイルの流動性が悪くなります。

また、しっかりと暖気されていない状態で走行すると、ギアオイルの粘度も低いために加速性も悪くなります。オートマ部品保護のために3速以上切り替わらないため、ゆっくり走行し、高速走行は控えましょう。

燃費悪化回避のために

特にターボ車の場合は、装置保護のためにも、できるだけ10分程度はしっかりと暖気しましょう。エンジン暖機が完了すると、ATF(オートマオイル)の暖機にも繋がります。

エンジンもオートマ装置も暖かくなった状態で走行すれば、発進や加速がスムーズになるほか、燃費数値も上がります。走行時はできるだけ一定速度で走行すれば、なお経済的です。

平坦な道路では安全のために60km以下の速度を心がけて走行し、燃費向上のためにも一定速度を保ちましょう。アイドルストップ装置も備わっており、冬場でも燃費悪化を回避しやすく配慮されています。

ハスラーは雪道に強い!

雪道で大活躍するハスラーは、スタイリッシュで雪道にも強く頼もしいSUVです。軽自動車は雪道走行には不向きの車種も少なくはありませんが、ハスラーはオンロードからオフロード、高速走行も可能です。普段降雪地域に住んでいる方なら、ハスラーに乗っていれば心配ありません。

スタイリッシュなデザインがを集めていて、街乗りでも見劣りしないデザインも魅力的です。雪道での快適なドライブを、ぜひハスラーで堪能してみましょう。

初回公開日:2018年03月29日

記載されている内容は2018年03月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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