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【状況別】高速道路での最低速度と違反内容・標識の見方

更新日:2024年01月09日

高速道路を走行する時、あなたは何を注意しながら走行しますか?スピードを出してしまいやすい高速道路は最高速度を気にしてしまいがちですが、道路や区間によっては最低速度の速度制限が設けられているんです。悪天候時や渋滞時にそれぞれ変化する最低速度についてまとめました。

【状況別】高速道路での最低速度と違反内容・標識の見方

高速道路は遅すぎても駄目?高速道路での最低速度と違反内容

車を運転する人も運転をしない人も誰もが高速道路を利用したことがあるでしょう。お仕事や休日の遠出などに必要不可な高速道路は誰もが利用できる身近な存在です。街中の公道とは違い高速道路は信号もなく自転車や歩行者もいません。公道に比べ速度を上げて走行が可能で、目的地まで信号等のストレスなく到着ができる便利な交通インフラの1つです。

しかし便利な反面、車を運転している以上は常に危険と隣り合わせだという認識が必要です。特に走行速度が出てしまいやすい高速道路では早いスピードで車同士など衝突したら大事故に繋がり命の危険もあります。

スピードを出しやすい高速道路では天候や路面状況によって都度交通ルールがあるので、知らずの内に交通違反していた、なんてことがないように気を付けましょう。

高速道路の最高速度と最低速度は何キロ?

高速道路でも公道でも走行する上で誰もが必ず気にかける交通ルールが速度制限です。自動車教習所でも走行中は他の車の流れに乗り流れを乱さないようにと学びます。警察がスピードの取り締まりを行っていることもあり最高速度は誰もが気にします。しかし高速道路は早すぎても遅すぎてもいけません。

高速道路は2種類ある!その定義とは?

自動車の免許を持っている方でも高速道路の定義は忘れてしまいがちです。免許を持っていない人には尚更この定義を知る機会は少ないでしょう。高速道路には2種類あり速度制限がそれぞれで違います。これを知らずどちらも同じ認識で走行してしまうと違反対象となりますので気を付けましょう。

高速自動車国道

一般的に皆さんが知っている高速道路がこの高速自動車国道になります。日本全国の広範囲にまたがって作られていて有名な首都高速や東北自動車道などがこの高速自動車国道です。基本的に建設費用は国が出しているため無料の区間もありますが、通行使用料を徴収される場合が多いです。そしてパーキングエリアやサービスエリアが設置されているのも特徴の1つです。

一般国道自動車専用道路

一般国道自動車専用道路(以下自動車専用道路)は地域のスムーズな交通を目的に設置されていて全国広範囲にまたがっている高速自動車国道と違い比較的短い距離の道路を対象としています。また自動車専用道路は建設費用を一部地方自治体が負担していることもあり地域の方々が利用しやすい工夫がなされカーライフには必要不可欠な道路です。

高速自動車国道と自動車専用道路の最低速度に違いはあるの?

一般的に自家用車で使用されている車は普通自動車という区分になります。普通自動車が各高速道路を走行する際にはそれぞれの速度規定に沿って走行をしなければなりません。高速自動車国道と自動車専用道路は建設目的や利用目的が違うためそれぞれに応じた速度制限が設けられています。

高速自動車国道は50キロ以上100キロ以下!

高速自動車国道を普通自動車が走行する場合の最高速度は100キロ以下です。また最低速度も50キロ以上と制限が設けられていますが、これは各区間での速度制限が設けられていない場合の速度となります。

走行中の高速道路上に速度に関する標識や表示がない場合は50キロ以上100キロ以下で走行をしていれば問題はありません。しかし天候や路面状況によっては最高速度も最低速度も変化しますので標識をよく確認して走行してください。

自動車専用道路の最高速度は60キロ以下!最低速度の制限はナシ

自動車専用道路の最高速度は一般道と同様に60キロ以下となり最低速度に制限は設けられていません。自動車専用道路は高速自動車国道ととても似ているため区別ができていない場合、気付かないうちに交通違反していたなんてことも起こりうるので注意が必要です。

そして自動車専用道路には最低速度制限は設けられていませんが天候や路面状況によっては標識によって最低速度も変化する場合がありますので運転する際は周囲をよく確認しましょう。

速度制限が設けられている高速道路では標識に沿った速度で!

高速道路では天候や路面環境によって状況に応じた速度での運転を求められ、最高速度だけではなく最低速度も遵守する義務があります。強風や豪雨、積雪や凍結、落下物や急カーブなど日々路面環境は変化し、昨日と今日とでは制限速度が違う日があります。高速道路を走行中は周囲をよく確認し標識や表示を見落とさないよう気を付けましょう。

高速道路の最低速度ってどんな標識なの?最高速度の標識との違いは?

最高速度の標識は街中でもよく設置されていて多くの人が見る機会がある標識です。基本的には高速道路にも同じような標識が設置されていますが、環境によって速度制限が変化するため看板ではなく電光掲示板の標識も高速道路では見ることができます。

電光掲示板方式の標識は「ここから最低速度60キロ」などと文章で表示されている場所もあり見てすぐ分かるような表示がされています。しかし看板方式は標識の絵を覚えていないと見間違える可能性もあるので知識と注意が必要です。

最高速度の標識はどんなもの?

この標識は見たことがありますか。赤い丸の中に数字が記載されていてこの数字が速度を表しています。この青い文字で記載された数字までの速度を出して走行してのよいという標識になります。この画像では50キロ以下で走行しましょう、ということになります。

最低速度の標識はどんなもの?

赤い丸に数字が大きく記載されていて最高速度の標識に似ています。しかし最低速度の標識には青い数字の下に青線が引いてあり、この画像の標識は30キロ以上で走行しましょう、という意味の表示になります。

走行中は運転に集中してしまうので標識を見て一瞬で判断しなければなりません。最高速度も最低速度もどちらの標識もとても似ているので見間違えないよう気を付けましょう。

速度違反をしてしまった!違反内容ってどんなもの?

高速道路を普通に走行しているつもりだったのに知らず知らずのうちに速度制限を超えてしまっていて覆面パトカーに捕まってしまった、なんて時とてもドキッとしてしまいます。そして必ず頭をよぎるのは違反内容です。高い罰金を払わなければならないのか、免許取消になってしまったら、色々と最悪の事態を思い浮かべガックリきてしまいます。

生活に必要な自動車の免許が取消になった場合、再度交付を受けためには自動車教習所で1から受講しなければなりません。そんな2度手間はかけたくないものです、速度違反をしたらどのような罰則が設けられているのか確認をしておきましょう。

高速自動車国道を最低速度50キロより遅く走行した場合は?

高速自動車国道での最低速度は50キロでした。高速道路は早すぎてもスピード超過で違反対象となりますが最低速度よりも遅く走行していても違反対象となります。

最低速度以下で走行していた場合、違反点数が1点および反則金が6000円徴収されます。スピード超過違反と比べるとやや低い設定とはなっています。高速道路は一般道に比べ早いスピードで走行しているため最低速度を下回っていると大事故に繋がる可能性も高く大変危険です。

安全運転を心掛けていたり、免許を取得して日が浅い場合はスピードを出す事を恐れてしまいます。その気持ちも理解ができますが逆に事故を誘発させている行為となり、後続車にとっても流れに沿って運転できないなどもどかしい気持ちにさせ迷惑行為として捉えられかねません。

危険な状況を起こさないよう設けられているのが最低速度の制限です。高速道路ではある程度の速度を出しての走行を心掛けましょう。

自動車専用道路の最高速度60キロ以下としか設けられていない場合は?

高速自動車国道と違い自動車専用道路は同じ高速道路の区分でも最低速度が設けられていません。最低速度が設けられていない以上は例えば30キロで走行をしていても違反対象とはなりません。しかし、あまりに遅すぎるのも高速自動車国道と同様に後続車への迷惑行為として捉えられかねません。周囲の自動車の流れを確認しながら周囲に合わせた速度で走行をしましょう。

最低速度に制限はありませんが最高速度は60キロ以下と決まりがりますのでこれを超過しての運転は違反対象となります。速度を1キロでも超過すると違反、取締りの対象となり超過したスピードにより点数と反則金または罰則金の金額が変わりますので気を付けましょう。この速度超過による違反内容は高速自動車国道も同様となります。

渋滞中や悪天候時など最低速度はどうなるの?

高速道路では道路状況や天候などによって最高速度や最低速度が変化します。例えば台風や凍結しているとき、また渋滞している時に最高速度と最低速度を遵守しなさいというのは無理な話ですし大変危険な行為です。高速道路ではその時々の状況や環境に応じて運転をしなければなりません。

渋滞中も法定速度で走行しなければ違反になるの?

行楽シーズンやお盆休みなど高速道路を利用するときに1番気になるのが渋滞です。この渋滞は各高速道路会社が「時速40キロ以下で低速走行、あるいは停発進を繰り返す車列が1キロ以上かつ15分以上継続した状態」(首都高速は「時速20キロ以下」)と渋滞の定義を決めています。

しかし、高速自動車国道の最低速度は50キロ以上なので定義通りに40キロ以下で走行となると必然的に渋滞中は最低速度以下で走行しなければなりません。

多くの車が40キロ以下で走行し低発車を繰り返している中、高速自動車国道の最低速度である50キロで走行することは不可能ですので渋滞している場合は法定速度に関係なくその時々の状況に合った速度で走行しましょう。またその場合は最低速度を遵守しなかったなどの罰則からは対象外となります。

路面環境上ゆっくりになってしまう登坂車線では?

まず、登坂車線(とはんしゃせん)を知っていますか。急勾配の道路では大きいトラックやバスなどの車は車重によって速度が落ちてしまいます。高速道路である程度の速度が出ていた場合に前を走行中のトラックの速度が落ちたら追突事故などの危険があります。

また速度が落ちることで渋滞を引き起こす可能性もあります。そのような事態を回避するために登坂車線があります。

とはいえ、登坂車線はトラックやバスだけと規制はなく普通車も使用はできます。また登坂車線は速度が遅くなる区間ですので最低速度の規制はありません。しかし注意が必要なのは最高速度です。高速道路とはいえ登坂車線は本線車道ではなく付加車線となるため一般道の最高速度60キロが適応されますので気を付けましょう。

前が見えないような悪天候の時は最低速度あるの?

台風や雷雨、霧や凍結など通常の道路環境と違う場合、通常の最低速度以上で走行を求められると危険な時があります。悪天候時の走行速度は法律通りでなければならないとは限りません。悪天候の時は場所によっては最低速度が都度表示されている道路もありますので、その場合はその最低速度の標識に従って走行しましょう。

しかし悪天候時に何も表示がなかった場合は、周囲を走行している車に合わせて臨機応変に運転しましょう。また、悪天候時に最低速度以下で走行をしていても違反対象にはなりません。自動車の運転は安全が第一だということです。

天候や道路環境に合わせ速度制限を守って運転しましょう!

高速道路には高速自動車国道と自動車専用道路があり、それぞれ最高速度と最低速度の制限速度が違います。知らなかったや気付かなかったと言っても違反対象には変わりありません。いつも走行している道路だから大丈夫ではなく、その日の天候や道路の混雑状況などに合わせて臨機応変に運転しましょう。

車は運転している人それぞれで運転目的が違います。急いでいる人や初心者の人、怒っていたり精神状態はさまざまです。しかし同じ道路を共有している以上、気持ちを落ち着かせて優しい気持ちと自分や周囲の安全を第一に快適で便利なカーライフを送りましょう。

初回公開日:2018年03月23日

記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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