Search

検索したいワードを入力してください

【箇所別】車の部品の名称一覧・本|足回り/内装

更新日:2023年11月10日

買い物やドライブを楽しむときに乗る車はとても身近な乗り物です。車に乗ることが多い人でも、車の部品や名称を詳しく説明できる人は少ないでしょう。普段、何げなく乗っている車に使われている部品の名称や本など、車について解説します。

【箇所別】車の部品の名称一覧・本|足回り/内装

箇所別車の部品の名称一覧

車にはとても多くの部品が使われています。箇所別に分けて部品の名称を解説します。

足回り部品

足回りの部品はブレーキ部品が多くあります。細かな部品を中心に見ていきましょう。

ブレーキマスターシリンダー

この部品は、ブレーキペダルを踏んだ力を液圧に変換する装置です。マスターシリンダーの内部は錆やすく摺動量が多いため、摩擦粉などのスラッジが溜まりやすいでしょう。錆やスラッジが溜まると、ゴムカップを傷つけてブレーキ液がこぼれるなどのトラブルが発生します。定期的に点検をする部分です。

ブレーキマスターシリンダーリペアキット

ブレーキマスターシリンダーの交換部品です。ブレーキ液の汚れがひどい時はこの部品を交換します。

キャリバーシールキット

ディスクブレーキのキャリバー用交換部品です。キャリバーは、熱や水分の影響を受けやすい部分です。ゴムシーツは、年々劣化しますから定期的に交換が必要です。シール部の性能が低下すると、ピストンが固着してパッドの異常摩擦や液漏れのトラブルに繋がります。

キャリバー取り付け部分のスタンドピンブーツが劣化すると、やがてピンが錆びて動かなくなります。そうなると、ブレーキの片効きやパッドの減りが起きてとても危険な状態になります。定期的にチェックして必要なら交換をしましょう。

ブレーキパッド

車を停止させる時に必要な部品の名称です。ディスクブレーキは、ブレーキパッドを円錐状のディスクロータに挟みこむことで摩擦を起こします。摩擦力を使って車を停止することができます。ブレーキパッドは摩擦材を使い、ディスクロータは金属を使用しています。ブレーキパッドの方が早く消耗しますから、すり減ってきたら交換しましょう。

内装

車の内装部品はとても多くあります。車雑誌で見かける代表的な内装部品の名称を取り上げてみます。

レジスター

エアコンの風が吹き出してくる所をレジスターと呼びます。インパネにはセンターに2箇所と左右に1箇所づつ、フロントガラスに風が当たるように上部に設置されています。車種によっては、足元や後部座席、後部足元などにあるでしょう。

インパネ

運転席と助手席の前に広がるパネルをインパネと呼びます。これは、インストルメントパネルの略で、計器盤を意味する航空機由来の名称です。インパネの感じで車の雰囲気がガラッと変わる非常に重要な部品です。

センタークラスター

インパネの中央部でエアコンのスイッチやラジオなどが付いている部分です。インパネと一体型になっているものや、独立したタイプがある部品です。車種によってデザインが違い、車の雰囲気を演出します。

グローブボックス

助手席前にある収納部分をグローブボックスと言います。運転用の手袋を入れて置くことからこの名称が付きました。多くの方はこの場所に、車検証など車関係の書類を収納しているでしょう。

シフトレバー

シフトレバーはギアチェンジをするために使います。車種によって仕様が違いますが、インパネに設置された「インパネシフト」やセンターコンソールに設置された「コンソールシフト」など、車によって設置場所はさまざまです。

センターコンソール

車の運転席と助手席の間にある、スイッチやレバーが取り付けられている部分です。コンソールも航空機由来の名称で制御盤を意味します。最近のミニバンなどでは、前後の移動がしやすいようにセンターコンソールの無い車があります。

ステアリングホイール

ステアリングホイールは正式名称で、通称はハンドルと呼ばれています。運転しやすいポジションが取れるように、ステアリングホイールを上下に動かすチルトステアリングや前後に動かくテレスコピックステアリングの調整機構部品が組み込まれている車種もあります。中央部分にはエアバックが格納されています。

ドア部品「ドアヒンジ」

ドアヒンジは、車のドアとボディを接合している蝶番の部品の名称です。国産車の多くはプレス成形したドアヒンジの部品を使用しています。ドアヒンジの作り方は、金属の板を曲げてドアを支える形に仕上げます。中は空洞になっているのが特徴です。

プレス成型されたドアヒンジは、ドアの重さで変形したり微妙なズレによってドアの開閉が悪くなる事があります。国産車はプレス成型で国際基準を満たしているから問題はありませんが、ドイツの車などは日本の基準よりも高い剛性が求められているため、鋳造製のヒンジが採用されています。

ボディ名称「モノコックボディ」

現在の乗用車は、モノコック構造を使用しているものがほとんどです。モノコックボディの名称で呼ばれています。昔の乗用車に比べて軽量化が進み、強度を安定させるために補助的な骨格となるサブフレームが供えられた車種もあります。

車自体は軽くなり車内のスペースも広くなりましたが、変色や腐食が多く強度の低下が問題です。

エンジンルーム名称「エンジン」

ガソリンを燃やして車を動かす部品の名称です。人間だと心臓部分にあたる部品で、とても重要なものです。車種によってエンジンの種類が変わり形もさまざまです。

トランスミッション

動力をトルクや回転数、回転方向を変えて伝える部品の名称です。トランスミッションは、マニュアルとオートマでは仕組みが違います。現在のマニュアル車には、フルシンクロメッシュ構造のトランスミッションが搭載されています。

このギアは、1速から5速まで全てのギア同士がかみ合った状態で、スリープが各ギアの間にあるのがポイントです。スリープを使ってギアチェンジをします。

オートマ車は、ギアチェンジを自動で行う仕組みになっています。トランスミッションのギアチェンジは油圧式や電子制御式があります。

タイヤ周り「ドライブシャフトダストブーツ」

ドライブシャフトダストブーツは、トランスミッションやディファレンシャルからの動力をタイヤに伝える役割をしています。回転をスムーズにするためにスペアリングが使用され、グリースを充填しています。この部分を走行中のほこりや石など、異物からガードして保護しています。

この部分はゴム製でできており、ハンドルを切ることで伸縮を繰り返し、異物を多くガードする働きもあるので劣化しやすいです。点検でヒビを見つけたら新品と交換をしましょう。

ブレーキシュー

車を摩擦力によって停止させる部品の名称をブレーキシューと呼びます。ブレーキライニングをブレーキドラムに押しつけて、摩擦を起こして車を停止させます。ブレーキライニングは摩擦材を使い、ブレーキドラムは金属を使っています。ブレーキライニングの方が消耗が激しく、ブレーキをかけるたびに擦り減っていきます。定期点検で残量が少ない時は交換します。

タイヤ

タイヤの名称は、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの2種類があります。タイヤは唯一、路面と接触する部分です。走行や舵取りの役目を果たす場所です。タイヤには溝があり、雨の日に運転をするとタイヤと路面の間にある水を溝から排出してブレーキをききやすくします。

タイヤは、走行しているうちに擦り減っていき溝が浅くなります。スリップサインが出たら交換の時期なので、新しいタイヤと交換しましょう。タイヤ店では安価な商品が売られていますが、タイヤには消費期限があります。消費期限が少ないものを購入してしまうと、短期間しか利用できないので注意しましょう。

車に使用されているフロントガラスは、いくつか種類があります。フロントガラスは必ず合わせガラスが使われており、強い強度が求められます。最近の乗用車は紫外線カットのガラスが主流ですが、強度を求められるフロントガラスには紫外線カット材が入らないものが多いです。しかし、合わせガラスの特性で99%近い紫外線をカットする事ができています。

新車を購入するとメーカー純正のガラスが入っています。これは国内の工場で一定の品質が保証されたガラスが使われているので安心感があります。「クルペールガラス」は、エコガラスの名称で親しまれている熱断熱効果が高いガラスです。旭硝子など大手のガラスメーカーから販売されています。

「海外ガラス」は、国産のガラスの半額以下で販売されています。予算が無い時にすすめられるガラスで、品質の違いは素人ではほとんどわかりません。他にも「リサイクルガラス」など安価なガラスがあります。

サイド・リア

車にはフロントガラスの他に、サイドガラスとリアガラスの名称で呼ばれるガラスがあります。サイドやリアガラスは、全て強化ガラスが採用されています。とても強度の高いガラスで石などが当たっても粉々になる事はありません。

最近の車は、後部座席のリアガラスは色つきの黒みがかったガラスを標準装備する車が増えています。プライバシーが守られて、夏の日差しも和らぎ快適にドライブを楽しむことができます。

とても強度の強いガラスで安全性はありますが、万が一、車の中に閉じ込められた時は専用のハンマーが無いとガラスを割ることができません。非常時に備えてハンマーを入れて置くと安心でしょう。

車のマフラー

車についているマフラーの名称で知られている筒状の部品は、排気ガスの温度と圧力を下げて排気音を抑制する働きがあります。もし、マフラーが無いとエンジンから排出される高温で高圧の排気ガスをそのまま外気に放出することになり、膨張して大音量を発生させてしまいます。

エキゾーストパイプの名称で呼ばれるパイプの径を替えたり、取り回しの変化で長さを調節する事で排気率を変えてエンジンのトルクや出力を決定しています。そして、排気ガスに含まれる有毒成分を化学反応によって無害化する役割もはたしています。

車の部品の名称に関する本

日常的に車を運転していても、どのようにして動いているのか説明できる人は少ないでしょう。解説本を読めば、部品の名称から車の仕組みまで知ることができます。堅苦しい専門書ではありませんから、楽しみながら車の部品名称を理解できるでしょう。

最新オールカラークルマのメカニズム

車のことを細部の部品の名称まで知ることができる一冊です。ひとつひとつの部品がどのように機能してコントロールしているのかがわかる内容。自動車関係者が読んでも役立つでしょう。趣味で車をいじる人から、知識をつけたい人まで納得のいく内容です。

ミッションやエンジンやサスについて最近の傾向を踏まえた上で、よく理解できました

出典: https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E6%96%B0%E3%82%AA%E3%8... |

プロが教える自動車のすべてがわかる本

大人から子供まで、車の部品名称など図を見ながら学べるわかりやすい本です。自動車はどのようにして作られているのか一目瞭然でわかります。基本的な仕組みの解説から最新の仕組みまで、丁寧に解説しています。イラストを見ながら学べるので、名称を覚えやすいでしょう。

自動車について初めて学ぶ自分でも分かりやすく、写真とともに丁寧に説明されていました。
子供向けどころか、大人でもしっかり学ぶために有用な書だと思います。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E5%8F%B2%E4%B8%8A%E6%9C%80%E5%B... |

車の部品の名称はとても多くある

車は生活に密着した乗り物ですが、細かい部品の名称はあまり知られいません。今回ご紹介したのはごく一部の部品の名称で、他にも多くの部品が使われています。車の部品名称を知ることで、車のつくりが良くわかり車との付き合い方が変わるでしょう。

初回公開日:2018年04月19日

記載されている内容は2018年04月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related