クラクションの音の種類・交換にかかる費用とならない時の対処法
更新日:2025年03月05日

クラクションの意味

また、クラクションにはさまざまな音を鳴らすクラクションがあります。普通自動車のクラクションとバスやトラックなどのクラクションでは音の高さや周りに受ける迫力が違ってきます。また、クラクションには使い方によってはトラブルになるケースもあります。
ここからは、便利でありながら、使い方を間違えるとトラブルのもとになるクラクションの種類やクラクションの故障の時や自分好みの音を求めてのクラクションの交換などクラクションに関することをご説明しましょう。
クラクションの道路交通法の意味

さらにクラクションは道路交法54条により、左右の見通しのきかない交差点、見通しのきかない上り坂の頂上で道路標識などにより指定された場所、車両や歩行者との衝突など危険を防止するためやむを得ないときなど使える場所や機会が限られています。
以上のように、道路交通法では前の車の発進の要求や車両や歩行者との衝突など危険な状態でもないにも関わらずむやみにクラクションを鳴らしてはいけないということです。むやみやにクラクションを鳴らすこととクラクションを鳴らさなければならない場所で鳴らさなかった場合は罰金刑になる可能性があるので注意が必要です。
クラクションの音の種類

クラクションを形から見て見ると、振動板(ダイヤフラム)・共鳴板(レゾネーター)などで構成されている「平型ホーン」、空気の振動を共鳴させ音を増幅する共鳴管(カーリング)と振動板などで構成されているトランペットのような形をした「渦巻き型ホーン」の2種類があります。
また、クラクションには、700Hz/580Hzの超高音域、580Hz/480Hzの高音域、480Hz/400Hzの中音域 、420Hz/350Hzの低音域などに分類できます。次項で説明します。
クラクションの音域の特徴
さらに上質な低音と響き渡る重低音サウンドを楽しむことができるのが420Hz/350Hzの低音域のクラクションです。また、力強い響き音と美しい音色が特徴なのが、550Hz/440Hzの中高音域のクラクションです。
また、心地良く余韻が残る音、迫力満点の重低音などさまざまな音色の特徴を持ったクラクションがあります。
トラックのクラクションの音はなぜ大きいのか?
そのため、普通自動車に備えてあるクラクションの音よりも大きな音量となります。特に大型トラックは全長が12メートルほどあり、最大積載量も6500kg以上と危険回避に機敏な動きができないので相手に危険回避を求める意味もあると考えられるでしょう。
クラクションが鳴る仕組み

平型ホーンの構造

平型ホーンの構造は、電磁石となるポール、磁力を発生させるコイル、ポールの引き寄せ、ポールと衝突したときの振動を共鳴板に伝える役割があるシャフト、シャフトがポールに引き寄せられた後に元の位置に戻すバネのような働きのある振動板、ポールと衝突したときの音を増幅させる働きがある共鳴板など7点の部品で構成されています。
平型ホーンの鳴る仕組み
シャフトが引き寄せられたことにより、バネの役目のある振動板がへこみ、シャフトはポールへ衝突し、その衝突の振動が音を共鳴させたり増幅する共鳴板に伝わりクラクションの音が放出されます。
渦巻き型ホーンの構造

渦巻き型ホーンの構造は、平型ホーンの構造とほとんど同じですが、平型ホーンとの違いは、シャフトがポールに衝突した振動で音を共鳴させたり増幅させる共鳴板(レゾネーター)がある平型ホーンに対して渦巻き型ホーンは、空気の振動で音を共鳴させたり増幅させる共鳴管(カーリング)構造になっている点です。
渦巻き型ホーン鳴る仕組み
また、渦巻き型ホーンはトランペットなどの管楽器と同じ原理で音が増幅されて放出されます。
車のホーン選びの注意点
道路運送車両法のホーンの音量は、自動車の前方2mの位置において115db以下908db以上と規定されています。また、ホーンは車外に音を発する装置であつて「ピーポーパー」といった音の変化があるものではなく音が一定していなければなりません。また、ミュージックのような音色のホーンも備えることができないことになっています。
クラクション

PIAA スレンダーホーンHO-12
また、衝突回避などいざの時にも周りにしっかりと響きわたるホワァーといった威嚇的な音ではなくやさしのある音色なので親しみさえ持てるクラクションです。
以前危険な場面で標準ホーンを鳴らしたが、相手はおろか自分にも余り聞こえないような有様であやうく右直事故(右折矢印で進入しようとしたら対向が赤にも関わらず直進してきた)になりかけたので購入を決意。先人の知恵を拝借し、リレーなしの配線分岐のみで取り付けて使用中ですが問題なし。リレーなしなので本来の音量までは達していない可能性もありますが、 何度テストしても不具合もないし音量もまあ充分だと思います。
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MITSUBA アリーナIII ホーンMBW-2E23R
また、新設計のコントロールBOXを採用しているので、簡単に取り付けることができるクラクションです。さらにこちらの製品は、保安基準適合品のため車検にも合格します。
相変わらず良い音しています。色々ホーンも変えてきましたが最後はやっぱりこれでしょう!エコーがきいています。取り付け簡単でDIY出来る方ならオススメします。
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レクサスLEXUS LS600hL 純正ホーン
今まで乗っていた車に同じものを付けていたが、車を買い換えたため、それを外して付けようかとも思ったが、車が新しくなったので、ホーンも新しくしようと思い購入した。純正のホーンに比べると、深みのある音色で気に入っている。ただ、ほとんど鳴らすことがないため、時々、畑の真ん中の道を走り、窓を全開にして鳴らし、その音を楽しんでいる。
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MITSUBA アルファーIIコンパクト クラクション
価格が安いので、アルファホーンもとうとうmade in chinaに成ってしまったかと思っていましたがJapanの、刻印に驚きました知り合いの車に取り付けだったので、不安も無く安心して取り付ける事が出来ました❗車を持ち込んだオーナーも、驚いていました。
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クラクションの交換にかかる費用の目安

ボンネットを開けてクラクションだけの交換であれば交換の工賃は3000円ほどですみますが、バンパーやフェンダーなどの取り外しが必要になれば、通常の交換の工賃3000円の倍にあたる6000円ほどになります。また、エアバッグタイプのホーンの交換は、エアバッグのバッグ部分がアッセンブリーとなるため交換費用が高額になる事もあります。
また、ホーンを持ち込んでの交換になると、ディーラーやカーショップなど交換場所にもよりますが、ホーンを購入して取り付けてもらう場合に比べて、工賃が割高になる可能性もありますので確認が必要です。
クラクションの交換方法
配線が1本で、ホーンを金具で車両に固定されているタイプは、プラスコントロールになります。また、配線が2本の場合はプラスコントロールとなります。配線を確認したらコントロール線の先に付いている端子を外してコントロール線にギボシ端子を付けましょう。
平型端子付き配線をプラスとマイナスで二本ずつ用意します。プラス配線と反対側にはギボシ端子を取付け、マイナス配線にクワ型端子を取付けます。以上で準備が終了です。詳細の配線については次項で説明します。
ホーンの配線方法
では、ホーンが2つで、ホーンに端子が2つと1つの組み合わせのタイプのホーンの配線方法について説明します。ホーンの配線には、電源コード、アースコード、コネクターなどが必要です。
1つ目のホーン配線方法は依存の電源コード、アースコードの接続部を外します。依存の電源コード、アースコードとつながっているコネクタと交換するホーンの電源コードとアースコードを取り付けます。2つ目のホーンは電源コードの取り付けは1つ目のホーンと同じでアースコードに関してはボディーアースとして車体に固定すれば完了です。
クラクションが鳴らない時の対処法

まず、クラクションが鳴らない原因ですが、クラクションはステアリング中心にスイッチが付いていることがほとんどでそのスイッチの接点の接触不良、クラクションをならすスイッチを動作させるバッテリーからのコードの断線などが考えられます。
また、クラクションを鳴らすためのスイッチのオン・オフをコントロールしているリレーの故障も考えられるでしょう。さらに、あまりないのですが、クラクション本体の故障の可能性もあります。さらに、バッテリーの劣化によりオン・オフをコントロールしているリレーの動作不良なども考えられます。
スイッチの接点の接触不良の対処法
バッテリーの確認方法
見た目ですぐにわかる断線は線を替えることで解決しますが、接触不良的な断線は接触不良を起こしている箇所を見つけるのに大変苦労するため、最終的にはコード(線)を替えることになります。
また、バッテリーの劣化によるクラクションが鳴らない時の確認方法は、エンジンをかけた状態でクラクションが鳴らないのであればクラクション本体の故障が考えられるでしょう。エンジンもかからなくて、クラクションも鳴らないのであれば、バッテリーの劣化と判断できます。
リレーの不具合による対処法
クラクションがなりっぱなし・止まらないときの対処法

クラクションなりっぱしの原因は、オン・オフをコントロールしているスイッチの接触不良、また車の盗難防止の対策で取り付けたセキュリティシステムが作動してクラクションがなる場合があります。
まず、オン・オフをコントロールしているスイッチの接触不良の対処法は、電源を供給しているバッテリーからのコードを外すしかありません。本格的な修理としては、車の多くのクラクションがエアバックと一体化しているので接触不良を起こしているスイッチだけを交換することができずハンドルごとの交換になります。そのため、ハンドル代として高い費用がかかります。
セキュリティシステムの作動でクラクションがなる場合
ここで、セキュリティ誤作動でクラクションがなる時の原因についてご説明しましょう。施錠された車のドアを機械的な鍵を使用せずに車のドア・トランクの施錠・開錠、エンジンの始動が可能なスマートエントリーシステムや電子キー に内蔵されているメカニカルキーなど以外の方法で不正に解錠された場合は、セキュリティシステムの作動でクラクションがなる場合があります。
クラクションを連続で鳴らす意味

クラクションを連続で鳴らす意味としては、車や歩行者との衝突の危険性を感じた時には危険回避にクラクションを連続して鳴らして相手に注意や警告を発する意味があります。ただ、後ろの車が前を走行している車をあおるために連続してクラクションを鳴らすような使い方はしないように心がけたいです。
クラクションを鳴らして違法になることはあるのか

また、クラクションを鳴らせの道路標識の標識のあるところで鳴らさなかった場合は違反処分を受けます。この場合の罰則としては、5万円以下の罰金になります。さらに速度の遅い前を走行している車に速く走行するように威嚇的なクラクションや普通に歩いている歩行者に対してクラクションを鳴らすことも違反になる場合がありますので注意が必要です。
クラクション本来の役割として使用するように心がけましょう!

クラクションをむやみやたらに鳴らすことは違反になることも理解できました。また、なぜトラックのクラクションの音が大きいのかもわかりました。さらにクラクションが鳴らない時の対処法、クラクションがなりっぱなし・止まらないときの対処法についても説明しました。
今回説明したクラクションの意味、クラクションの法的な意味をよく理解して他の車とのコミュニケーションツールとしてまた、クラクション本来の役割として使用するように心がけましょう。
初回公開日:2018年01月17日
記載されている内容は2025年03月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。