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トヨタ86の維持費はいくら?|年間維持費/年収に関して

更新日:2024年07月29日

ライトウェイトFRスポーツとしてデビューしたトヨタ86。価格も手ごろで手を出しやすそうな86ですが、実際の維持費はどのくらいなのでしょうか?今回はそんなトヨタ86の維持費はどのくらいなのかについてご紹介していきたいと思います。

トヨタ86の維持費はいくら?|年間維持費/年収に関して

あの名車AE86の生まれ変わり、トヨタ86

名車AE86。漫画イニシャルDでおなじみの今でも大で車好きなら誰でも聞いたことがある車です。そんなハチロクが2013年にトヨタ・86となって再登場しました。86はスバルとの共同開発で、2ℓ水平対向エンジンであるFA20を搭載した、ライトウェイトFRスポーツカーです。

価格帯も250万円からとスポーツカーとしては手ごろな価格であり、ドリフト走行会やサーキットでもおなじみの車であるため、非常に注目度が高くな車種となっています。では、そんな86の維持費は実際のところどのくらいなのかを見ていきましょう。

トヨタ86の維持費どれくらい?

では、実際にトヨタ86に乗るにあたって維持費はどのくらいかかるのでしょうか?維持費といっても実際に車を持ったことがある方でなければ何にどのくらいかかるのかわからないと思います。ここでは維持費にどれくらいかかるのか部門別にみていきたいと思います。

維持費 月

1、自動車税
まず維持費としてかかるのが自動車税です。
自動車税は自動車の排気量で決まります。86の場合排気量が2ℓのため、自動車税区分でいう1.5ℓ~2.0ℓの区分になり、年間39,500円になります。1か月で計算しますと、約3,300円です。

2、重量税
重量税とは自動車の重さごとに支払う税金です。支払いは購入時と2年に1回の車検時に支払います。税額は0.5トン増えるごとに4,100円課税されます。86の場合、重量が約1.25トンのため、自動車税は1万2,300円です。月々にすると約1,000円です。

3、自動車保険
次に、自動車保険です。まずは、強制的に加入となる自賠責保険です。自賠責とは自動車購入時に必ず入らなければならない保険で、車購入時と2年に1度の車検の時に収めることが法律で義務付けられています。これが2年ごとに25830円かかるため、ひと月あたり約1080円です。

もう一つは任意保険になりますが、これは強制ではありません。しかし、先ほどの自賠責保険は必要最低限の保険であって、保障されるのは対人事故による被害者への補償にのみ適応されます。ですので、もし自分が原因で事故を起こした場合、双方に人的被害がなくても相手の車の修理代や自分の車の修理代などは保証してくれません。

その場合すべて自己負担となってしまうため、任意保険に関しては半ば加入必須ということになります。任意保険の場合は、幅広く保証してくれて、自分にとって必要な分だけオプションを付けることができます。ですので、月々の保険料は保険会社やつけるオプションやドライバーの年齢によって大きく異なります。

ですので一概には言えませんが、1年間の保険料は対人だけの場合は約4万円、車両保険も付けた場合は約9万円と見たほうがよいと思います。(86はスポーツカーのため、多少保険料が高額に設定されています。)

4、ガソリン代
これも、どれくらい乗るかによって大きく異なります。しかし、86買ってほとんど乗りませんなんていうドライバーはいないと思うので、休日に転がす程度と考えた場合は約月々最低1万円と考えたほうがよさそうです。

5、車検代
車検は2年ごとに車を点検する目的で行います。その時に、車検の基本料金19,800円に加え、オイル交換や各種メンテナンス費用がかかります。新車か中古かで車の摩耗具合が大きく変わるため、これも一概には言えませんが、年間で約5~6万円ほどは見たほうがいいです。(この料金に重量税と自賠責保険料が含まれます)

最近は、点検作業をドライバー自らが行う、かなり割安なセルフ車検というのもありますので、維持費節約のため積極的に活用しましょう。車の部品はいつ交換になるかわからず、車検をやったら思わぬところで交換が必要になり維持費用がかさんでしまうということが起こりうるので、車検費用は大目に見積もることをします。

6、駐車場代
これはかかる人・かからない人いらっしゃると思います。一軒家の場合、多くが駐車場があるためこの費用はかかりません。しかし、アパートやマンションの場合は、駐車場代というのが別途かかる場合が多いです。これは年間ではなく、月ごとにかかるため、月の維持費の大きな負担となります。
場所にもよいますが、大体5000〜1万円ほどです。

これらを合わせると、
月々にっかる86の維持費は駐車場代がかからない場合で約22,000円、駐車場代込みで約3万円といったところです。

維持費 年間

これらを加味して年間で見ると、駐車場代を含めて見積もって約40万円前後を想定すればよろしいかと思います。これはあくまで目安ですので、詳しく知りたい方はトヨタのお店に行って相談してみるとよいです。

86の維持費は高い?安い?

実際に維持費を見ると、86はスポーツカーであることを加味すれば、維持しやすいほうではあると思います。新車で買うことができるため、車検なども新車割引が適応されたり、部品も多く流通しているという点が魅力です。確かに、90年代のスポーツカーは今でもで、状態によってはかなり安く手に入れることはできます。

しかし、年数がたつとあちこちでガタが来ていて、いざ購入してみると車検を通すのにもう一台買えるほどのお金がかかってしまったなんてことも現実にあります。また、10年以上の中古車は、税金がより多く課税されるため、固定費用もかさみます。それを考えると、最初は大きな投資が必要になりますが、購入後の維持費のことを考えると、やはり86はできると思います。

年収いくらくらいあれば86の維持費を払える?

ここまで、何でどのくらいの維持費がかかるのかを説明してきました。では、いったいどのくらいの収入があれば、86を購入し維持費を払っていけるのでしょうか?

社会人編

車を買うのにちょうどいい年収は車の車両本体価格とほぼ同じくらいを目安にするとよいです。86の場合、一番安いグレードで約250万円ですので、乗り出し価格で約300万円です。ですので、86を維持費等で無理せず維持していくには年収約300万円ほどの収入があれば可能です。86はスポーツカーとは言いますが、維持費的には一般的なセダンやワンボックスとそこまで差はありません。ですので、身構える必要なくオーナーになることができます。

フリーター編

では、フリーターの方の場合はどうでしょう?フリーターで仮に月収手取りで16万円と過程します。(ボーナス無)駐車場代8,000円以下の郊外のアパートを探してみるとよいかもしれません。家賃5万円、光熱通信費を切り詰め約15,000円に、食事代も極力切り詰め15,000円にすれば、生きていくのに最低限のお金は8万円になります。

そこから生活雑費等を10,000円と見積もると、月々の生活費は約9万円です。その残り7万円をひたすら貯金すれば約3年半ほどで300万にとどきます。そして一度車を買ってしまえば、維持費は駐車場代込みで月3万円なので、残りのお金を別目的の貯金に回すこともできるのです。

学生編

では、学生だけど憧れのスポーツカーに乗りたい!という方はどうでしょう?それは叶わぬ夢でしょうか?いいえ、決してそんなことありません!車を買うか買わないかは、その人の熱意次第です。実際、筆者の友人に学生時代に必死にバイトをして貯金をし、学生のうちに400万円以上するSUBARU WRX STiを新車で買った人がいます。

一切第三者に工面してもらうことなく、新車購入から維持費の支払いまで文字通り自分の力だけでやりとげマイカーライフを手にしたのです。ですから、日々のやりくり次第ではどんな人でもスポーツカーを買うことができます。学生であれば、学生のうちは生活の維持費を支払う必要はほぼないため、扶養家族の範囲を超えない(年収103万以下)ようにひたすらバイトで働きましょう。

仮に1年間に100万稼ぐとしたら、月々8万円程度稼げれば良いわけです。この程度の額であれば、自給1,000円ほどのフルタイム仕事の場合、週3回勤務で比較的楽に稼げます。もし、学業との兼ね合いで難しい場合は、在宅型のライティングの仕事などもです。家にいながら仕事ができるため、普段スマホに向かう時間を少しでもお金に変えていけば、月100万円はそう難しいことではありません。

そして3年経つ頃にはトヨタ86を一括で買うことができる額が貯まっているのです。そして実際にオーナーになれば月3万から4万円確保できれば維持費については問題ありません。そのあとすぐに社会人になれば鬼に金棒です。

86は誰でも乗りやすい車

いかがでしたでしょうか?86はスポーティな走りを楽しめるうえ、維持費もそこまで高額ではないため、どんな方でもオーナーになれるチャンスがあります。また、もし生活に余裕が出てきたら、少し足回りやエクステリアをいじってみるのもいいかもしれません。

86はいろんな会社からアフターパーツが出ているため、自分に合った味付けを考えるのも第二の楽しみとして待っています。ですので、この記事を参考に賢く立ち回りながらお金をためて、ぜひとも86というスポーツカーのオーナーになってください。

初回公開日:2017年08月15日

記載されている内容は2017年08月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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