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スズキMRワゴンの燃費は悪い?|年式/タイプ別燃費比較

更新日:2024年02月04日

スズキMRワゴンの燃費について迫っていきます。燃費は良いのでしょうか?それとも悪いのでしょうか?年式別に分けてご紹介します。さらに、の高い特別仕様車や、MRワゴンから派生したwitという車にも注目してみましょう。燃費はどんな結果になるでしょうか?

スズキMRワゴンの燃費は悪い?|年式/タイプ別燃費比較

スズキMRワゴンの燃費はいいのか?悪いのか?

スズキMRワゴンの燃費に迫ってみましょう。今でも中古車市場でのあるMRワゴンの燃費は、果たして良いのでしょうか、それとも悪いのでしょうか。年式別と車とに分けてご紹介しますので、どうぞご覧ください。

スズキMRワゴンはどんな車?

燃費を考える前に、スズキMRワゴンについておさらいしておきましょう。MRワゴンは、2001年から2016年まで、スズキ自動車から販売されていた軽自動車です。背の高い軽ハイトワゴンとして、長い間に多くのファンを獲得しました。かわいらしい外観に、軽ハイトワゴンならではの広々室内がとなり、多くの若い女性ドライバーにも支持を広げました。

何度かモデルチェンジを繰り返し、装備も充実して熟成されたように感じられましたが、2016年に生産中止となってしまったのは残念です。スズキ自動車は日産自動車に対して、MRワゴンをOEM供給してきました。それが日産の「モコ」です。

スズキMRワゴンの燃費を比較してみよう!

これから、年式別とタイプ別に分けてMRワゴンの燃費を考えます。なお、平成15年から平成18年までのモデルは、燃費測定方法が10・15モードとなっています。

平成15年(2003年)式の燃費は?

平成15年式(2003年)のMRワゴンは、初代のMRワゴンとなります。この年のグレー構成は、「X」、「N-1」、「N-1」、「N-1エアロ」、「ターボT」というラインナップでした。

フロントガーニッシュが特徴的なデザインで、CDデッキやスモークガラスなどの充実装備が採用されたのが、「N」と「N-1エアロ」でした。上級グレードの「X」には、MD/CDデッキに6スピーカーが搭載され、快適な音楽環境が整えられていました。

ターボモデルには、メーターパネルに白色LEDの盤発光式が採用され、針がシルエットに浮かんで表示され、"HELLO"の文字が流れて見える演出も独特でした。リアシートには、「スライド&ダブルフォールディング機能」が採用され、左右が独立してシートがスライドするほか、リクライニング機能が付いていました。

安全装備にも注意が向けられ、「デュアルエアバック」や「プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトが全グレードに搭載されました。加えてターボ車には、「ブレーキアシスト付きABS」が搭載されました。

心臓部には、0.6Lの3気筒DOHC12バルブエンジンと、0.6Lの3気筒DOHCインタークーラーターボエンジンが積み込まれました。トランスミッションは4速オートマチックのみの設定で、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選択可能でした。

気になる燃費は?

それでは、平成15年式(2003年)のMRワゴンの燃費を見てみましょう。スズキ公表のカタログスペックを参照すると、ターボ非搭載車の2WDが、1リッターあたり18.4km、フルタイム4WDが1リッターあたり16.8kmと測定されています。ターボ搭載車の2WDは、1リッターあたり16.8km、フルタイム4WDが1リッターあたり16.4kmと測定されています。

平成16年(2004年)式の燃費は?

平成16年式(2004年)のMRワゴンも、初代MRワゴンとなります。この年に、スズキは特徴的な特別仕様者を発表しました。車名は「ダムドバージョン」です。グレードの「X」をベースにして、「ダムド」のフルエアロと、「エンケイ」の14インチアルミホイールを特別装備した、迫力のあるエクステリアをしていました。

「ダムド」とは、迫力ある造形がのドレスアップパーツブランドです。また「エンケイ」とは、アルミホイールのブランドです。MRワゴンのスタイルはワンモーションフォルムが特徴的ですが、このエアロとアルミホイールの搭載で、よりこのスタイルが強調される車となっていました。

ほかにも、ブラックアウトディスチャージヘッドランプやアゼストのDSP付MD/CDプレーヤー、本革巻きのステアリングホイールやローダウンサスペンションなど、最上級グレードに匹敵する装備内容となっていました。

エンジンは、0.6Lの3気筒DOH12バルブで、トランスミッションは4速オートマチックのみの設定で、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選択可能でした。

気になる燃費は?

では、MRワゴン「ダムドバージョン」の燃費を見てみましょう。スズキ公表のカタログスペックを参照すると、2WD車が1リッターあたり18.8km、フルタイム4WD車が1リッターあたり16.8kmと測定されています。ターボ非搭載が少々残念でしたが、スポーティーなMRワゴンに注目が集まりました。

平成17年(2005年)式の燃費は?

平成17年式(2005年)のMRワゴンも、初代のMRワゴンとなります。この年にもスズキは、魅力的な特別仕車を発表しています。車名は「Aリミテッド」です。

ベーシックグレードの「G」をベースに、スポーティーなエクステリアとインテリアに仕上げたモデルでした。スポーティーなフロントバンパーやフォグランプ、「ブルーリフレクターヘッドランプ」を装着し、スポーツ心をくすぐるエクステリアデザインとなっていました。

インテリアでは、上級仕様の2DINサイズのMD/CDステレオと6スピーカーシステムが装備され、専用デザインのシート表皮やブラックカラーのドアトリムなど、満足できる装備内容となっていました。

心臓部には、0.6Lの3気筒DOHC12バルブエンジンが積み込まれ、トランスミッションは4速オートマチックのみの設定で、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選択可能でした。

燃費やいかに?

それでは、平成17年式(2005年)のMRワゴン「Aリミテッド」の燃費はどうでしょうか。スズキ公表のカタログスペックによると、2WD車が1リッター当たり18.8km、フルタイム4WD車が1リッターあたり16.8kmと測定されています。当時の軽自動車としては、燃費は標準的なものでした。

平成18年(2006年)式の燃費は?

平成18年式(2006年)のMRワゴンは、二代目のMRワゴンとなります。二代目からのMRワゴンは、「Moms-Personal-Wagon」がコンセプトで、子育てをしながら忙しく毎日を過ごしている「ママ」さんを意識した車となっていました。丸目のヘッドランプがかわいらしい、"ママ"が好みそうなエクステリアが特徴で、戦略どおり女性のドライバーに広く支持されました。

グレード構成は、「G」、「X」、「T」という3種類がラインナップされていました。ベーシックグレードは「G」でした。「X」には、フルオートエアコンやMD/CDデッキに6スピーカーシステム、チルトステアリング、運転席シートリフターなどが採用されていました。ターボ搭載車である「T」には、フォグランプも党装着されてスポーティーでした。

MRワゴンのインテリアには、軽自動車初の装備である「アッパーベント」が搭載されていました。これは、インパネの上にエアコンの吹き出し口が設けられ、全席と後席の室内温度の差が少なくなるという、乗る人の快適性を考えた装備でした。さらに、"ママ"と子供のコミュニケーションを考え、助手席前倒し機構を採用していました。

心臓部には、0.6Lの3気筒DOHC12バルブエンジンと、0.6Lの3気筒DOHC12バルブインタークーラーターボエンジンが積み込まれていました。トランスミッションは4速オートマチックのみの設定で、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選択できました。

燃費やいかに?

では、平成18年式(2006年)MRワゴンの燃費を見てみましょう。スズキ公表のカタログスペックを参照すると、ターボ非搭載車の2WDが、1リッターあたり21.0km、フルタイム4WDが1リッターあたり18.8kmと計算されています。

一方のターボ搭載車ですが、2WDが1リッターあたり18.8km、フルタイム4WDが1リッターあたり18.2kmと計算されています。年式が新しくなるにつれて、燃費が向上していることがわかるでしょう。

平成25年(2013年)式の燃費は?

平成25年式(2013年)MRワゴンは、三代目のMRワゴンとなります。主婦層を意識した今までとは違い、若い女性に支持される車にシフトしました。低燃費で室内が広く、個性的なデザインを採用しました。

グレード構成は、「L」、「X」というラインナップでした。「L」は安価なベーシックタイプです。「X」には、フルオートエアコンや本革の革巻きステアリングホイール、14インチのアルミホイールが装備された充実モデルでした。

低燃費対策が意識され、「新アイドリングストップ機構」、「エコクール」、「エネチャージ」などの低燃費技術が積極的に採用されました。その効果で、自然吸気エンジンの2WD車が、軽ワゴンでの1リッターあたり30.0kmという低燃費を実現しました。これによって、全車種がエコカー減税対象車になりました。

心臓部には、0.6Lの3気筒DOHC12バルブエンジンが積み込まれ、トランスミッションはCVTのみの設定で、2WDとフルタイム4WDがラインナップされていました。

燃費やいかに?

それでは、平成25年式(2013年)MRワゴンの燃費はどのようなものでしょうか。スズキ公表のカタログスペック(JC08モード燃費)によると、2WD車が1リッターあたり30.0km、フルタイム4WD車が1リッターあたり27.2km~28.4kmと測定されています。

トランスミッションがCVTとなり、アイドリングストップなどの効果もあって、大きく燃費が向上しています。

特別仕様車「10thアニバーサリーリミテッド」

初代MRワゴンがデビューしてから10周年経ったのを記念して発売されたのが、2011年に登場した、「10thアニバーサリーリミテッド」という特別仕様車です。フロント部分にメッキグリルをデザインし、かわいい顔つきに、「かっこいい」が加わりました。

ヘッドランプはディスチャージ型を標準装備し、14インチアルミホイールも標準装備され、最近流行りの屋根とボディーのツートンカラーも選べるカラーも登場しました。バックドアには専用のエンブレムが付いていて、一目で分かります。ベンチシートもアニバーサリーリミテッドオリジナルで、なかなか個性的な車に仕上がっています。

エンジンは、0.6Lの3気筒DOHC12バルブで、トランスミッションはCVTのみの設定で、駆動方式は2WDとフルタイム4WDが選択できました。

燃費はどうなの?

それでは、MRワゴン「10thアニバーサリーリミテッド」の燃費を見てみましょう。スズキ公表のカタログスペック(JC08モード燃費)を参照すると、2WD車が1リッターあたり25.5km、フルタイム4WD車が1リッターあたり23.0kmと計算されています。

デザインやボディーカラーもおしゃれで、若い女性の気持ちを誘うモデルでした。今でも中古車市場で探すことができますが、程度の良い走行距離が少ない車は、価格が高めです。でも、燃費の面からもできるモデルです。

MRワゴンwit

MRワゴンwitは、2006年から登場したMRワゴンからの派生モデルです。2010年まで生産され、間をおいて2013年から再び登場しました。

初代のMRワゴンwitは、MRワゴンのかわいらしさやおしゃれ感とは違い、男性も好むスポーティーな雰囲気を醸し出すモデルでした。内装は黒と茶を基調としており、豪華な装備が目を引くほか、ローダウンや立体感のあるフロントグリルやバンパーなどで大人のMRワゴンといった趣があります。

3気筒DOHC12バルブの自然吸気エンジンと、ターボエンジンがラインナップされていました。MRワゴンwitの燃費は、1リッターあたり18.2kmから20.0kmとなっています。

2013年から登場した2代目MRワゴンwitは、メッキグリルと専用のヘッドランプが印象的です。居住空間も高級感アップとサイズアップして、より快適なドライブを楽しめる車に仕上がっています。

自然吸気型と、ターボエンジンが選択でき、4WDも用意されていました。2代目MRワゴンwitの燃費は、1リッターあたり25.2kmから30.0kmと大きく改善されています。

燃費の総合評価は?

MRワゴンの燃費の評価として、平成15年から平成18年にかけてのMRワゴンは、1リッターあたり17kmから18kmと、最近の軽自動車の燃費と比べると悪いでしょう。ただ、当時の車と比較すれば標準的な値といえます。

一方、平成25年式になりますと、エンジンも一新されて省燃費化が図られており、トランスミッションのCVT化で、1リッターあたり30km近い燃費を示します。競合他社の軽自動車と比較しても、決して悪い数値ではありません。

燃費を重視するのであれば、年式の新しいMRワゴンをします。

スズキMRワゴンに乗ろう!

MRワゴンの燃費について、年代別、タイプ別に知ることができました。残念ながら、生産は中止となってしまいましたが、中古車ならMRワゴンを手に入れることが可能です。年式が比較的新しい車であれば傷みも少なく、長く乗れるでしょう。今度の車はMRワゴンを選んでみるのはいかがでしょうか。

初回公開日:2017年10月23日

記載されている内容は2017年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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