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ホンダフリードの燃費は悪い?燃費向上方法・口コミ紹介

更新日:2024年07月14日

ホンダフリードの燃費について考えます。ガソリン仕様とHYBRID仕様の燃費をそれぞれ見てみましょう。新型フリードと旧型フリードの燃費に違いはあるのでしょうか。過去に販売されていた「フリードスパイク」や「フリードフレックス」についても触れています。ご覧下さい。

ホンダフリードの燃費は悪い?燃費向上方法・口コミ紹介

ホンダフリードの燃費は悪い?

多くのファンを獲得している車種、ホンダフリードの燃費は果たして良いのでしょうか?それとも悪いのでしょうか?新型になってますます注目が高まっています。燃費を気にされている方も多いはずです。いったいどれほどの燃費を示してくれるのでしょうか。

タイプ別に分けて見てみましょう。また、旧型フリードとの燃費比較や、競合車との燃費比較をしてみます。実際に乗って燃費を実感しているフリードユーザーの声にも耳を傾けてみましょう。大いに参考になるに違いありません。

ホンダフリードについておさらい

ホンダフリードの燃費について考える前に、「ホンダフリード」とはどんな車なのか、特徴を少しだけ振り返っておきましょう。

ホンダフリードは、本田技研工業が2008年から生産しているミニバンタイプの小型車です。ホンダフリードの登場する前に、ホンダは、「モビリオ」と「モビリオスパイク」という車を販売していましたが、その後継者として登場したのがホンダフリードです。

ホンダには、「ステップワゴン」という7人乗りのミニバンが存在しますが、それよりも一回り小さいボディーサイズで、7人乗車を可能にすることで、「ステップワゴンでは大き過ぎる、もう少しコンパクトであれば」というドライバーの要望に答えています。

取り回しが良いため、買い物や通勤など毎日の足代わりにも最適でありながら、長距離ドライブにも対応できる実力を備えています。フリードという名前の由来は、自由を意味する「Free」と、行動するという意味の「Do」からきています。

ホンダフリードの実燃費はどれくらい?

それでは、ホンダフリードの燃費に迫ってみましょう。グレード別やタイプ別に分けて燃費を見ていきます。どんな数値となっているのでしょうか。果たして、ホンダが公表しているホンダフリードの燃費数値の通りに、実際に走ってくれるのでしょうか。実際に走行したホンダフリードユーザーの声と比較してみたいと思います。

フリード2WDモデルの燃費は?

ホンダフリードG・HondaSENSING(2WD)

ホンダがガソリン仕様でしているグレードが、「G・HondaSENSING」です。ベージュ基調の上品で落ち着いた室内に、乗り降りに便利なパワースライドドアを標準装備し、ホンダの最新の安全運転補助システムである「HondaSENSING」を搭載し、非常にバランスの取れたグレードとなっています。6人乗りと7人乗りの2種類を用意して、家族の人数によって選択しやすくなっています。もちろん、エコカー減税対象車となっています。

スペック

乗車定員:6名;7名
車名・形式:ホンダ・DBA-GB5
トランスミッション:無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)
全長×全幅×全高:4,265mm×1,695mm×1,710mm
車両重量:1,350kg;1,360kg
エンジン形式:L15B
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC1.5Li-VTEC
総排気量:1,496cc
使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:36L
最高出力:96kw(131PS)/6,600rpm
最大トルク:155N・m(15.8kgf・m)/4,600rpm
JC08モード燃費:19.0km/L
駆動方式:2WD

燃費は?

上記の、メーカーが公表しているカタログスペック表によると、フリードのガソリン仕様の2WD車の燃費は、1リッターあたり19.0kmと記載されています。6人乗りと7人乗りでは、車両重量が10kgほど重くなっていますが、燃費に大きな影響は出ていません。無段変速オートマチックも、低燃費に一役買っていると言えるでしょう。ホンダ自慢のVTECエンジンで、走りも爽快です。

フリード4WDモデルの燃費は?

ホンダフリードG・HondaSENSING(4WD)

フリードのガソリン仕様の4WDモデルも、2WDと同じ「G・HondaSENSING」を選んでみました。主要装備などは2WD車と同じです。

スペック

乗車定員:6名
車名・形式:ホンダ・DBA-GB6
トランスミッション:無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)
全長×全幅×全高:4,265mm×1,695mm×1,735mm
車両重量:1,420kg
エンジン形式:L15B
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC1.5Li-VTEC
総排気量:1,496cc
使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:40L
最高出力:96kw(131PS)/6,600rpm
最大トルク:155N・m(15.8kgf・m)/4,600rpm
JC08モード燃費:17.6km/L
駆動方式:4WD

燃費は?

4WD車の場合、カタログスペック表によると、1リッターあたり17.6kmと記載されています。2WD車よりも1.4km燃費が悪化しています。6人乗りのみの設定となっていますが、燃料タンクの容量が2WD車よりも4L大きくなっており、車両重量も70kg重くなっています。

4WDシステムの搭載で車両重量が増加するため、燃費の悪化は仕方のないところです。それでも、この燃費数値通り走ってくれれば合格点を与えられるでしょう。

フリードHYBRID-2WDモデルの燃費は?

ホンダフリードHYBRID-G・HondaSENSING(2WD)

フリードの2WD駆動のHYBRID仕様は、こちらの「G・HondaSENSING」を選んでみました。ホンダもしているグレードです。内装や装備などは、前述のガソリン仕様と同じで充実しており、「HondaSENSING」搭載で安全運転をサポートしてくれます。HIBRID仕様では一番の売れ筋です。

スペック

乗車定員:6名;7名
車名・形式:ホンダDAA-GB7
トランスミッション:7速オートマチック
全長×全幅×全高:4,265mm×1,695mm×1,710mm
車両重量:1,410kg;1,430kg
エンジン形式:LEB
エンジン種類:水冷直列4気筒1.5Li-VTEC+i-DCD
電動機型形式/電動機種類:H1/交流同期電動機
総排気量:1,496cc
使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:36L
エンジン最高出力:81kw(110PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク:134N・m(13.7kgf・m)/5,000rpm
電動機モーター最高出力:22kw(29.5PS)/1,313rpm-2,000rpm
電気モーター最大トルク:160N・m(16.3kgf・m)/0rpm-1,313rpm
JC08モード燃費:27.2km/L;26.6km/L
駆動方式:2WD

燃費は?

のHYBRID仕様ですが、カタログスペック表によると、6人乗りで1リッターあたり27.2km、7人乗りで1リッターあたり26.6kmとなっています。HYBRIDらしい数値です。7速オートマチックが、フリードHYBRIDの特性と良くマッチして、走りと燃費の両立に貢献しています。環境問題に高い関心のあるドライバーや、年間走行距離が多いドライバーには、ぜひしたいグレードです。

ホンダフリードHYBRID-4WDモデルの燃費は?

ホンダフリードHYBRID-G・HondaSENSING(4WD)

フリードの4WD駆動のHIBRID仕様も、「G・HondaSENSING」を選びました。主要装備などは2WDモデルと同じです。

スペック

乗車定員:6名
車名・形式:ホンダDAA-GBB
トランスミッション:7速オートマチック
全長×全幅×全高:4,265mm×1,695mm×1,735mm
車両重量:1,490kg
エンジン形式:LEB
エンジン種類:水冷直列4気筒1.5Li-VTEC+i-DCD
電動機型形式/電動機種類:H1/交流同期電動機
総排気量:1,496cc
使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:40L
エンジン最大出力:81kw(110PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク:134N・m(13.7kgf・m)/5,000rpm
電動機モーター最大出力:22kw(29.5PS)/1,313rpm-2,000rpm
電動機モーター最大トルク:160N・m(16.3kgf・m)/0rpm-1,313rpm
JC08モード燃費:25.2km/L
駆動方式:4WD

燃費は?

4WD車のHYBRID仕様は、カタログスペック表によると、燃費数値は1リッターあたり25.2kmとされています。2WD車に比べ、2kmの燃費悪化となっています。こちらのモデルも6人乗りのみの設定ですが、4WDの搭載により80kgも車両重量がアップしています。

それでも、1リッターあたり25.2kmの燃費は立派です。雪国のドライバーにも、4WDの安心と低燃費を両立したフリードHYBRIDの4WDをします。

旧型フリードと燃費を比較すると?

旧型フリードのガソリン車と比較!

●フリード1.5Gプレミアムエディション(2WD)
メーカー公表のカタログスペック表によれば、2WDのガソリン仕様の燃費は、1リッターあたり16kmとなっています。新型フリードは、1リッターあたり19.0kmですので、旧型フリードに比べて3kmも燃費が伸びたことになります。この差はかなり大きいといえます。このため、距離を稼ぐほど新型フリードの燃費メリットが大きくなります。

●フリード1.5Gプレミアムエディション(4WD)
メーカー公表のカタログスペック表によれば、4WDのガソリン仕様の燃費は、1リッターあたり13.2kmとなっています。新型フリードは、1リッターあたり17.6kmですので、旧型フリードよりも何と4.4kmも燃費が良くなっています。2WDモデル以上の燃費向上が図られています。4WDでなくてはならないドライバーにとっては大きなメリットになります。

旧型フリードHYBRIDと比較!

旧型フリードのHYBRID仕様は、2WDのみの設定になっています。旧型フリードの燃費は、メーカー公表のカタログスペックによると、1リッターあたり21.6kmとされています。新型フリードは1リッターあたり27.2kmですので、旧型フリードに比べ、何と5.6kmも燃費がアップしています。これも大きな差です。ここまで走ってくれれば、価格の高いHYBRID仕様を選んでも損をした気分にはなりません。

フリードスパイクの燃費は?

フリードスパイクはどんな車?

フリードスパイクは、2011年に生産を終了し、その後は「フリードプラス」に変更されています。フリードスパイクは、3列目のシートを無くして5人乗りにしたフリードです。その分、荷物を積むスペースが広くなるとともに、リアシートを倒してフラットなシートアレンジにできるのが特長です。

広々空間をいかして、キャンプ、マリンスポーツ、スキーなど、荷物がかさばる遊びにも対応できます。また車中泊などにも使えて、大変使い勝手の良い車に仕上がっています。ステーションワゴンのような使い方ができる車といっても良いでしょう。動力性能は、フリードとほぼ同じです。

燃費は?

フリードスパイクの燃費はどうなっているのでしょうか。メーカーが公表しているカタログスペック表によると、ガソリン仕様のフリードスパイクは、1リッターあたり16.6kmとされています。HYBRIDのフリードスパイクは、1リッターあたり21.6km走ることになっています。新型フリードと比較すると、かなりの差が生じています。この数字からも、新型フリードが燃費においても格段に進歩していることがわかるでしょう。

フリードフレックス

フリードフレックスはどんな車?

「フリードフレックス」は、2008年に発売され、2010年に生産終了となった車です。2列シートの5人乗りで、フル乗車の時でも大容量の荷室を活用して、長さのある荷物も楽に運べるのが特長です。高い天井と低い床面のため、荷物を持ったまま車内に入れる「ウォークインラゲッジ」を実現しています。

シートは、大人3人が座れる大型のベンチシートを採用し、足元を広くとるために200mmも動くスライド機能を備え、乗る人の快適さを一層高めています。タイプ別の設定ながら、水や泥などの汚れが拭き取れる「ワイパブルマット」も用意し、アウトドアのあらゆる遊びに対応できる頼もしい車です。

燃費は?

燃費も見てみましょう。メーカー公表のカタログスペックでは、2WDのフリードフレックスの燃費は、1リッターあたり16.4kmと記載されています。一方の4WDのフリードフレックスは、1リッターあたり14.0kmなっています。ただし、フリードフレックスの生産されていた時代は、10・15モード燃費で測定されています。

フリードの燃費の口コミは?

街中ばかりを走ると10km/lを切ることもあるが、高速道路では20km/lになることもあり、ハイブリッドでなくても十分満足できる。

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/freed/review/?sls=... |

燃費がよいのもありがたい。 高速道路を走ると20km/l位になる。

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/freed/review/?sls=... |

何人ものフリードユーザーの口コミをまとめますと、ガソリン仕様は、メーカーの公表しているカタログ燃費の通りになっているという例が比較的多く、逆にHYBRID仕様はカタログ燃費ほど走らないという声が多く聞かれます。

ガソリン仕様の場合は、高速長距離走行時では1リッターあたり平均で20km前後、郊外路走行時では1リッターあたり平均で15km前後、一番燃費が悪化する市街地の走行時では、1リッターあたり平均で13km前後が実燃費です。カタログ燃費と同じか、少しだけ上回るといった数値となっています。

一方のHYBRID仕様の場合は、高速長距離走行時では、1リッターあたり平均で22km前後、郊外路走行時では、1リッターあたり平均で23km前後、市街地走行時では、1リッターあたり平均で20km前後が実燃費となります。HYBRID仕様はカタログ燃費と比べ、1リッターあたり2kmから3kmも燃費が悪化しています。のHYBRIDモデルで期待も大きいので、この数値は少し残念です。

乗り出しが6月なのでエアコンの利用頻度も高く、11km/Lくらいがやっと。インフォメーションディスプレイで瞬間燃費もわかりやすく表示されるけど、なかなか稼げないですね。燃料タンクも36Lなので、長距離ドライブの時には十分ご注意を。

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/honda/freed/review/?sls=... |

フリードの燃費を向上させるなら?

比較的低燃費であるフリードですが、燃費は少しでも向上したほうが良いと思うのはごく自然なことでしょう。では、フリードの燃費をもう少し向上させる方法はあるのでしょうか。日頃のちょっとした心掛けで、燃費を伸ばすことができます。いくつかご紹介します。

走行する前にできることは?

走行前にできることの一つ目は、不必要な荷物が積んだままになっていないか確認することです。報告によると、10kgの荷物を車に乗せて50km走行するだけで、約15ccのガソリンを無駄にしてしまうとのことです。ですから、面倒くさがらずに車内やトランクなどをよくチェックして、少しでも車の総重量を下げる努力をしましょう。

走行前にできることの二つ目は、最新の地図やカーナビゲーションを活用して、無駄のない効率的なドライブを計画することです。もちろん旅やドライブには、思うがまま、行きたいがままに出かけるのが楽しいという側面があることも事実でしょう。

そうした旅やドライブを否定するわけではありませんが、できるなら効率的に回れるように、ナビをセッティングしたり、地図でよく計画したりするなら、無駄なガソリンを使わずに済むでしょう。

走行中にできることは?

走行中にもできることがあります。例えば、

・スタート時は静かにアクセルを踏んでゆっくり走りだすこと
・走行中はなるべく車間距離を十分に取り、一定の速度で走ること
・減速する時はなるべくエンジンブレーキを活用すること
・エアコンは控えめに利用して、こまめに温度調節をすること
・止まっているときにはなるべくアイドリングを控えること(アイドリングストップ車に関しては、いくつかの注意点があるため、詳しくはメーカーや取扱説明書を確認)

などがあります。

走行後にできることは?

走行後には、車のメンテナンスをきちんと行うことも、燃費節約のコツの一つです。例えば、車のタイヤの空気圧は規定量に達しているでしょうか。近年、セルフスタンドが多くなり、空気圧のチェックが怠りがちになります。

空気圧の低下したタイヤでの走行は、燃費の悪化だけでなく、パンクなど事故につながる危険性もはらんでいますので、定期的なチェックが欠かせません。さらに、エンジンオイルやエアーエレメントの汚れも燃費を低下させてしまいます。ですから、定期的なメンテナンスが必要です。

ホンダフリードに乗って楽しいドライブを!

本記事では、ホンダフリードの燃費について様々な観点から迫ってみました。いかがでしたか。コンパクトでありながら使い勝手の良い、低燃費なフリードは楽しさいっぱいです。ガソリンもHYBRIDも選べるフリードの魅力をぜひ一度体感してみてください。

初回公開日:2017年09月14日

記載されている内容は2017年09月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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