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プロボックスの燃費はどれくらい?燃費比較・口コミ紹介

更新日:2024年01月31日

トヨタプロボックスは、商用バンとして専用設計された商用バンです。無駄を省いたシンプルな設計で車体も軽量、頑丈で使いやすいモデルです。過去には乗用ワゴンやディーゼル車両など、さまざまなタイプが存在しました。この車のラインアップを燃費性能を中心に解説します。

プロボックスの燃費はどれくらい?燃費比較・口コミ紹介

プロボックスの燃費はどれくらい?

トヨタプロボックスは、2002年から販売されているトヨタのバン・ワゴンです。カローラ・バン、スプリンター・バンの後継車として、日産のADバンに対抗するべく開発されました。過去には商用のバンだけでなく、乗用5ナンバーのワゴンのラインナップも存在します。

基本敵には商用に徹底し、無駄な装備を徹底的に排除し、荷室や、後部座席を折りたたんだ状態で最大限に利用できる室内空間設計がなされています。トヨタプロボックスの過去のモデルから現行車に至るラインナップと共に、燃費性能について紹介します。

ディーゼル

2002年から発売された初期型プロボックスのラインナップには、1.4Lの1ND-TV型直噴式ディーゼルターボエンジン(FFのみ)が搭載されたグレードがありました。このモデルは2007年に販売終了していますが、プロボックス史上もっとも公称燃費値の高い23.0km/Lを誇ります。この当時の商用車としてダントツの省燃費性能です。

4WD

2002年から発売された初期型と、2014年に改良された1.5Lの車両のみに4WD車の設定があります。4WD化による車両重量の増加により燃費の点では不利となりますが、雪国でのビジネスでの利用には欠かすことのできない存在です。公称燃費性能は、後述の「新型」・「旧型」の項目でそれぞれ紹介します。

ワゴン

プロボックスの現行モデルでは、商用バンの設定しかありませんが、過去には乗用5ナンバーモデルとしてのワゴンが存在しました。

初期型:1.5Lガソリン 2WD ワゴン 5MT/4AT 17.2/16.4km/L
初期型:1.5Lガソリン 4WD ワゴン 5MT/4AT 16.2/14.0km/L

ワゴンとバンの大きな違いは後部座席の作りです。シートの厚さやサイズ、リクライニングなどワゴンは後部座席に人が乗車することが前提ですが、バンでは畳んで荷物を載せることが前提に設計されています。

新型

現行の新型プロボックスは2014年にマイナーチェンジされた改良型(もしくは後期型)が現在継続販売されています。現在ではディーゼルターボ車の設定およびCNGモデルの設定がすでになくなっており、5MT/4ATもなくなりました。現在のラインナップは、1.3Lと1.5LのFFおよび4WDモデルでトランスミッションはCVTのみとなります。

1.3L ガソリン 2WD CVT: 17.6km/L
1.5L ガソリン 2WD CVT: 19.6km/L(アイドリングストップ車)
1.5L ガソリン 4WD CVT: 15.8km/L

中古

中古市場にあるプロボックスは、上で紹介した現行CVTのプロボックス1.3L/1.5のモデルと後述の初期型プロボックス・バン、そして初期型のワゴンが存在します。車のサイズは性格はほぼ同じですが、搭載されるエンジンや燃料、トランスミッションの違いと2WD/4WDの違いがあります。

この中でもっとも燃費性能に優れているのが、中古でしか手に入らない1.4Lのディーゼルモデルです。その他のモデルも燃費性能は優秀です。雪国での商用使用に適する、4WDモデルも選択可能です。

旧型

ここでは2002年に発売された初期型のプロボックスの中古車両について紹介します。以下の様なモデルラインナップとなっています。

1.3Lガソリン 2WD(5MT/4AT): 17.4/16.0km/L
1.5Lガソリン 2WD(5MT/4AT): 17.0/15.8km/L
1.5Lガソリン 4WD(5MT/4AT): 16.0/13.8km/L
1.4Lディーゼルターボ 2WD(5MT): 23.0km/L
1.5LCNG 2WD(4AT); 19.3km/L

ガソリン、ディーゼルターボ、ガスと商用のためさまざまな燃料のモデルがリリースされています。特にディーゼルターボは抜群に燃費がよく商用には最適の車両です。

1300㏄

プロボックスの1.3Lエンジンは、プロボックスが発売された2002年から現行車両まで設定があります。初期型に搭載されたのが、1.3Lの2NZ-FE型エンジンです。プロボックスは初代ヴィッツをベースに開発されていますので、この1.3Lエンジンが流用されました。

2014年の改良により、このエンジンがDUAL VVT-i(DUAL Variable Valve Timing intelligent system)技術を搭載する1NR-FE型に置き換えられました。吸気側だけでなく排気側のバルブ制御も可変で行うシステムです。

初期型: 最高出力: 65kW(88PS)/6,000rpm/最大トルク: 123N・m(12.5kg·m)/4,400rpm
改良型: 最高出力: 70kW(95PS)/6,000rpm/最大トルク: 121N·m(12.3kg·m)/4,000rpm

このエンジン変更で、最高出力はアップしていますが、トルクなどはほぼ同じです。改良型はこのエンジンにCVTを組みわせており燃費性能を向上させました。公称燃費値の数値だけをみると伸びが少ないですが、初期型は従来の10・15モードによる審査値、改良型はより厳しいJC08モードでの審査値ということを考慮すれば、改良型の燃費改善効果が大きいことがわかります。

1500㏄

プロボックスの1.5Lエンジンは、初期型から現行まで1NZ-FE型を搭載しています。

初期型: 最高出力 109PS/6,000rpm/最大トルク 14.4kg・m/4,200rpm
改良型: 最高出力 109PS/6,000rpm/最大トルク 13.9kg・m/4,800rpm

同じエンジンではありますが、燃費基準への適合を行いながら改良がされています。この1.5Lモデルも1.3Lと同じくCVTと組み合わされ、車全体として大幅な公称燃費の向上が行われています。

プロボックスとサクシードの燃費比較

プロボックスとサクシードは姉妹車のため、燃費性能は基本同じです。ただしモデルラインナップが異なっており1.3Lモデルがプロボックスのみに設定されています。

サクシードの燃費(プロボックスの1.5Lモデルと同一値)
1.5L ガソリン 2WD CVT: 19.6km/L(アイドリングストップ車)
1.5L ガソリン 4WD CVT: 15.8km/L

プロボックスの燃費の口コミ紹介・みんカラ

プロボックスの実燃費性能について、みんカラの投稿を紹介します。プロボックスのみんカラ燃費投稿では、公称燃費値の17km前後の値をだしているものもいくつかあり、道路状況や走り方によって燃費はかなり伸びています。

このサイトの投稿燃による実燃費の平均は、12.92km/Lです。プロボックスの平均燃費記録のヒストグラムを見ると、ハイオクの値で投稿されている方が多く見受けられます。プロボックスのガソリンモデルはすべてレギュラーガソリン仕様ですが、ハイオクを入れて走行するユーザーもそこそこいることがわかります。

F“エクストラパッケージ”(AT_1.5) (2005年)
会社の金でガソリンを入れると燃費を気にしなくなります。
頻度を考えるともう少し走って欲しい気もします。

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/toyota/probox/review/det... |

F(MT_1.5) (2012年)
田舎道の通勤で、平均17km/L前後。
ハイブリッドや最新のエコカーには及ばないが、レギュラーでこれだけ走れば充分。長距離通勤者には50Lと大きめの燃料タンクもありがたい。カタログ数値に躍らされるより、耐久性や普段の使い勝手など総合的に考えると、これ以上の通勤快速は無いのではないでしょうか?

出典: http://minkara.carview.co.jp/car/toyota/probox/review/det... |

商用に無駄を省いて設計されたプロボックスは、軽量で省燃費!

バンの商用での使い方は、ルートセールスでの人の移動に使われる場合から、後部座席を畳んで大量に荷物を運ぶ場合までさまざまです。適度な乗り心地と積載性、そして高い燃費性能が要求されます。

商用モデルとして専用設計されたプロボックスは、徹底して無駄が排除され、畳サイズのパ ネルまで運べるスクエアな後席と荷室も確保しています。軽量に作られたことから、もともと燃費性能は高く、時代の変遷とともにCVT化が行われ、さらに燃費性能の向上が行われました。

シンプルで使いやすく燃費も優れたプロボックス、現行ではバンだけの設定となりましたが、再びワゴンの追加が期待されます。

初回公開日:2017年10月17日

記載されている内容は2017年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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