マークXの燃費は悪い?燃費向上方法・燃費計の見方・燃費比較
更新日:2024年07月15日
マークXはどんな車か?
マークXは、4ドアセダン型の高級仕様の乗用車で、トヨタ自動車が開発し販売している車です。通称マークXと呼ばれ、初代はミドルサイズセダンであるマークⅡの後継車として2004年に販売されています。フロントマスクには、Xのマークがしっかりと入っており、アルファベットの「X」をシンボルマークとしています。
後継前のマークⅡに比べると、大胆なデザインとなっており、車高も低くなりスポーツセダンモデルとして大きくエクステリアデザインを変更しています。エンジンはクラウンなどと同じく、3.5リッターと2.5リッターのGR系直列V型6気筒を搭載していて、スポーツパージョンのパッケージングなども選ぶことが出来ます。
マークXの燃費は悪い?
マークXと言えば、セダン車の中でも特に高級の部類に入る車として日本では有名な車です。対抗車種として、日産のスカイラインやスバルのレガシィなどがありますが、トヨタブランドのセダンタイプの高級車として、そのスポーティなデザインが高いを得ています。
そんなトヨタのマークXですが、セダンタイプということもあって、スポーツパッケージなども用意していることから、燃費効率については重視して開発されたのかどうか疑問な点もあります。
実際、セダンタイプは乗り心地や走行性を重視して作られていることもあるため、実際にマークXに乗っている方の多くは、「走行性能などには満足しているが、燃費は悪い」といった種類の声が多く挙がっています。以下ではそうしたマークXの燃費の実態について、モデルごとに紹介していきます。
マークX250Gの燃費は?
こちらは、2009年10月より販売を開始したマークX250Gのモデルになります。こちらのカタログ燃費は、10.2㎞/リッター~12.4㎞/リッターとなっています。こちらのプレミアムグレードのハイオクガソリン仕様モデルについては10.4㎞/リッターとなっており、2.5 250G Sパッケージリラックスセレクションの、レギュラーガソリン仕様モデルのグレードについては12.4㎞/リッターと少し高くなっています。
平均実燃費は、レギュラーガソリン仕様が.68㎞/リッター、ハイオクガソリン仕様が9.53㎞/リッターとなっています。また、全ての駆動方式はFR方式となっていて、車両価格は291万円~380万円となっていました。
マークXスーパーチャージャーの燃費は?
こちらは、マークXのスーパーチャージャー搭載車のモデルになります。こちらは、2014年4月より販売を開始しました。カタログ燃費は、2.5リッターモデルで10㎞/リッター~11.8㎞/リッターとなっています。3.5リッターモデルは10㎞/リッターとなっています。
こちらもレギュラーガソリン仕様と、ハイオクガソリン仕様に分かれていますが、レギュラーガソリン仕様の方が全体的に燃費数値は高めです。
マークXにハイブリッドはあるのか?
実はトヨタマークXには、ハイブリッドモデルが用意されていません。そのため、ハイブリッドの先駆けである同社のプリウスなどに比べると、同じトヨタの車でありながら燃費性能という面では雲泥の差が生まれてしまっています。
そのため、今回はそうした遅れた燃費性能の改善や、レクサスなどのライバル車が続々とフルモデルチェンジを行っているなどのことから、トヨタのマークXも2017年から2018年あたりにかけてフルモデルチェンジが行われるとの情報があります。情報によると、予定では2018年11月ごろの販売に向けてトヨタ自動車は開発を続けているとのことでした。
マークX350Sの実燃費は?
こちらのマークX350Sは、2009年10月に販売されたモデルになります。こちらは全てハイオクガソリン仕様となっており、排気量は3500㏄、駆動方式はFR方式を採用しています。現在も販売が続けられていて、カタログ燃費は10.2㎞/リッターとなっています。実燃費の平均値は9.63㎞/リッターとなっています。
17年式のマークXの燃費は?
こちらのマークXは、2004年11月から2006年の9月に販売されていたモデルになります。こちらは、10・15モードでの計測で、カタログ燃費は11㎞/リッター~12.6㎞/リッターの数値となっています。2.5リッターのモデルには、駆動方式が4WDのものが採用されているため、実質的には4WDを選ぶならこのモデルがいいでしょう。
新型マークXのカタログ燃費と実燃費は?
新型マークXのモデルのカタログ燃費は、10.0㎞/リッター~11.8㎞/リッターとなっています。実燃費は、レギュラーガソリン仕様が8㎞/リッター~13㎞/リッターとなっていて、ハイオクガソリン仕様が8㎞/リッター~13㎞/リッターとなっていて、全体的にハイオクガソリン仕様の方が燃費数値は高めの傾向にありました。
実際に走っている方の多くは、カタログ燃費よりも大きく下がってしまうという実感の方が多かったですが、それも買う段階で覚悟してから購入している方が多いです。また、首都高などでも流れの良い道路では、11㎞/リッターで走ることも珍しくないようなので、渋滞の加減速などを強いられなければ、それほど燃費の悪い車ではありません。
18年式のマークXの燃費は?
先ほどの17年式のモデルがマイナーチェンジされたのが、この18年式のモデルになります。こちらのモデルは、2006年10月から2009年9月に販売されました。こちらも、先ほどのモデルと同様、4WDを採用しているパッケージを用意しています。17年式に比べると、マイナーチェンジしたために、静粛性や、乗り心地が改善されています。
中古のマークXの燃費は?
現在販売されていないモデルのカタログ燃費は、11.0㎞リッター~12.6㎞/リッターとなっています。また実燃費の平均は9.57㎞/リッター~9.82㎞/リッターとなっています。中古車の場合、エンジンの摩耗によって燃費効率が下がることもあるため、以上の数値よりも下がる考えた方がいいでしょう。
マークXの燃費向上方法
トヨタのホームページについて書かれている内容を紹介したいと思います。まず、車両の荷室などに余分な荷物を積み過ぎないようにしましょう。仮に100㎏の余分な荷物を積んで走行した場合、おおよそ3パーセント程度の燃費効率の悪化を招くと言われています。
また、ドライブの際には運転経路を事前にしっかりと確認しておきましょう。1時間の運転の際に10分程度道に迷うなどした場合は、おおよそ14%程度の燃費効率の低下を招くという結果が出ています。最後にタイヤの空気圧はこまめにチェックしましょう。こちらも、50kpaほど空気圧が不足した場合には、2~3%程度の燃費数値の低下を招きます。
エコモード
マークXは、ATセレクターの手間にあるスイッチから、スポーツモードとエコモードを選択することが出来ます。こちらのエコモードを選択して走行した場合、エンジンの回転などが緩くなり、燃費消費を抑えた走行が出来ると言われています。
実際に使った方の感想は、緩慢になり過ぎるといった声が多く挙がっていましたが、燃費効率を上げるために試してみてはどうでしょうか。
マークXの燃費計の見方を紹介!
マークXは、メーカーの純正オプションのナビをつけると燃費計が付属してきます。メーターの表示は瞬間燃費を計測しているものなので、出た数値を燃費数値として換算することが出来ます。
マークXとスカイラインのカタログ燃費比較!
マークXと比較されることの多い、同じくセダン車のスカイラインですが、同じくV型6気筒エンジンを採用しているモデルで比較すると、スカイラインのカタログ燃費は、9.5㎞/リッター~11.4㎞/リッターとなっています。マークXは、10.6㎞/リッター~11.8㎞/リッターとなっていて、カタログ燃費で見れば、若干マークXが上回っていることが分かりました。
マークXはトヨタの誇る高級セダン車
マークXはトヨタが製造し販売している中でも、特にの高い高級セダン車です。その、「X」のシンボルマークが特徴的で、街中などで見かければその存在感に魅了されます。プレミアム仕様のグレードが多く用意されおり、これからもハイブリッド仕様のモデルも販売される予定のため、今後が楽しみな車と言えるでしょう。
初回公開日:2017年09月12日
記載されている内容は2017年09月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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