日産ムラーノの燃費はどれくらい?燃費向上方法。燃費比較
更新日:2024年07月16日
日産ムラーノはどんな車?
日産ムラーノは2004年から製造販売を開始され、以後11年間国内では販売されていました。海外では2002年から販売され、2015年以降はフルモデルチェンジを経て未だに販売され続けている車になります。
ムラーノは、もともと北米専用車として開発されたこともあり、日本国内よりも北米でのの方が高いといった状況となっています。最終的には、世界各国からの要望により、世界100か国以上で販売される車となりました。
車のタイプとしては、5ドアクロスオーバーSUVとなっており、スタイリッシュなフロントマスクデザインと、大きな車体のSUVでありながら高い防音性能を持つことが特徴となります。3.5リッターモデルには、V型6気筒エンジンを採用し、欧州仕様車にはディーゼルエンジンを搭載するなど、日産の様々な試みがなされた車になりました。
日産ムラーノの燃費を紹介!
実際の日産ムラーノの燃費効率は、どのようになっているのでしょうか。みんカラで調べてみると、ムラーノのレギュラーガソリンモデルの実燃費平均値は「9.14㎞/リッター」となっており、ハイオクガソリンモデルが「8.49km/リッター」となっています。
3.5リッターモデルのV型6気筒搭載モデルでも、平均「8㎞/リッター」は超えるといった声が多く、そのほか街乗りでも平均「10㎞/リッター」、高速ではそれ以上といった数値の方が多くいました。ムラーノは積載量も多く、最新モデルは、全車SUVの4WDとなっているため、車体の大きさなどを踏まえても燃費効率は、まずまずの数値だと分かります。
以下では、ムラーノのモデルごとの燃費効率の違いを紹介していきます。
2.5の燃費は?
「ムラーノ2.5 250XV」のFF方式のカタログ燃費は「11.6㎞/リッター」となっています。また、街中で走行した場合の燃費は「6.8㎞/リッター」となっており、流れの良い一般道路では「11.3㎞/リッター」、高速道路での平均燃費は「12.4㎞/リッター」となっていました。
平均すると、「8.7㎞/リッター」となっており、ストップ&ゴーの状況でなければ、それなりの燃費効率は伸びてくれることが分かりました。特に高速道路での走行では、回転数を維持して走り続けることが出来るためか、カタログ燃費よりも高い数値を出していることが分かります。
250XLの燃費は?
日産「ムラーノ 2.5 250XL FOUR 4WD」のカタログ燃費は「11.4㎞/リッター」となっています。こちらの3.5リッターモデルのカタログ燃費が「8.9㎞/リッター」となっているため、2.5リッターモデルと比較するとこちらの方が高くなっていることが分かります。
こちらのシリーズのトランスミッションは、「フロアCVT」となり、2011年2月から販売を開始しています。マイナーチェンジが行われたモデルで、エクステリアはフロントグリルやフロントバンパー、インテリアはより上質なものへと変化され、他にはリアコンビランプなどが新たに採用されました。
350XV FOURの燃費は?
「ムラーノ 350XV FOURの4WDのカタログ燃費は「8.9㎞/リッター」となっています。また、街中での実燃費平均は「5.89㎞/リッター」となっており、流れの良い一般道路での平均燃費は「8.52㎞/リッター」、高速道路での燃費平均値は「12.39㎞/リッター」となっていました。総合平均燃費は「8.96㎞/リッター」となります。
渋滞の多い道路では、カタログ燃費よりも下がってしまいますが、それ以外の道路状況の場合は、ほぼカタログ燃費通りの数値をマークすることが出来ています。ムラーノの場合、街乗りメインで利用するのは、燃費効率を考えるならなるべくなら避けた方がいいでしょう。
中古ムラーノの燃費は?
初代ムラーノのカタログ燃費は、「8.9㎞/リッター~10.6㎞/リッター」、2代目ムラーノは「8.7㎞/リッター~10.6㎞/リッター」、3代目ムラーノは「10.5㎞/リッター」となっています。
ハイブリッドモデルは「15㎞/リッター」となっていますが、ムラーノは、燃費効率に関してはガソリンモデルと違いがないことが分かります。中古のムラーノと言っても、大きく燃費効率が低い旧式モデルは、ムラーノにはないことが分かりました。
ムラーノのハイブリッドモデルの燃費は?
日産ムラーノにはハイブリッドモデルがありますが、残念ながら今のところ日本では販売されていません。2015年の上海モーターショーで「新型ムラーノ」として、ハイブリッドモデルが追加されたバージョンを披露したのですが、その後中国では販売されたものの未だ日本では販売発表の知らせは届いていません。
現存している「ムラーノハイブリッド」のカタログ燃費は、JC08モードで「15㎞/リッター」となっており、かなりの燃費効率の向上を実現しており、ハイブリッドの燃費効率の良さという利点を発揮しています。ただ、価格については、現行の日本の最新モデルと比較すると50万円程度上がってしまいます。
ハイブリッドモデルはなぜ日本で販売されない?
日本で販売されない理由としては、おそらくそうした「ハイブリッドモデル特有」の価格上昇と、日本でのムラーノの売れ行きを考慮した際に、採算があまりとれないということになったのだと考えられます。
しかし、完全に販売されないと決まったわけではないため、今後もムラーノの新型ハイブリッドが日本で販売される可能性は充分にあります。また、もし新型のムラーノが発売された場合は、現行のガソリンモデルの価格がかなり値下がりするため、ムラーノを購入する機会も増えると考えられます。
日産ムラーノの燃費向上のために出来ること
日産ムラーノの燃費を向上させる方法として、なるべくエコな運転を心がけることが大切です。燃料の消費を節約するために、なるべく無駄のない加速や減速をし、不必要に使わないように回転数を維持することを心がけます。
また、アクセルをふんわりと時間をかけて発進し、減速の際はなるべくエンジンブレーキを多用して、燃料を消費しないようにしましょう。さらに、エアコンなどは燃料を使うためなるべくなら使わず、荷物に関してもムラーノは多く積めるため積み過ぎてしまうこともあるかもしれませんが、燃費を考えて半分にするなどの工夫が大切です。
また、ガソリンを満タンにせず半分にしておくことや、エンジンオイルを柔らかいものにすることも有効になります。
車種別日産ムラーノとの燃費比較!
ここからは日産ムラーノとの燃費比較のため、他社の同じようなモデルの車の燃費効率を紹介します。
ハリアーの燃費は?
ハリアーのガソリンモデルのカタログ燃費は、「14.8㎞/リッター~16㎞/リッター」、ハイブリッド車のカタログ燃費は「21.8㎞/リッター」となっていました。ハリアーの実燃費は、ガソリン車は「8㎞/リッター10㎞/リッター」、ハイブリッド車は「12㎞/リッター~16㎞/リッター」となります。
やはり、ハリアーにはハイブリッドモデルもあるため、燃費効率ではハリアーが全体として勝っていることが分かります。
エルグランドの燃費は?
エルグランドのカタログ燃費は、「8.4㎞/リッター11.6㎞.リッター」となっており、実燃費に関しては、「7.48㎞/リッター~8.3㎞/リッター」となっており、エルグランドは、ムラーノと全体的に燃費効率に違いがないことが分かります。
クルーガーの燃費は?
クルーガーの2.4リッター4WDモデルのカタログ燃費は、「10.6㎞/リッター」となっており、実燃費平均は「8.35㎞/リッター」となります。クルーガーと比べると、ムラーノの方が若干燃費効率が良いです。
日産ムラーノは世界中で乗られているSUV
当初は北米専用車として開発されていたというだけあって、車体が大きく積載量も多いSUVという特徴があります。世界的に見れば、そのような車体の大きな車は日本での需要が低い傾向にあります。そんな中、大型車の需要が高い海外での受けが非常に良かったのがこのムラーノです。
現在では170か国もの国々で乗られ、「世界戦略的な車」となっており、日本車として大きく海外に名をはせています。
初回公開日:2017年10月12日
記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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