ルーテシアの実燃費|燃費向上方法・グレード別/車種別の燃費比較
更新日:2024年07月17日
ルーテシアとはどんな車?
ルーテシアは、フランスの自動車製造会社であるルノーによって開発し販売されています。日本市場に登場する前は「クリオ」という小型乗車として販売されたのがきっかけになります。初代は1990年に販売を開始し、そこから長い年月を経て、2013年にクリオ四代目を日本仕様とするにあたって車名を「ルーテシア」に踏襲することが決まりました。
そのため、現在日本では「ルーテシア」として販売されています。新型ルーテシアは「ACTIF(アクティフ)」「ZEN(ゼン)」「INTENSE(インテンス)」の3つのグレードを用意しています。先代のクリオは、ヨーロッパカーオブザイヤーを受賞した経歴がある車のため、ルーテシアは、性能やデザインは申し分のない素質を持ち合わせた車です。
ルノーとは?
ルノーという自動車製造会社に聞き覚えのない方もいるかもしれませんが、ルノーはフランスのパリに本社を置く、自動車製造会社になります。子会社には日産自動車や、ルーマニアの自動車メーカーであるダチア、ルノーサムスン自動車なども含めると、ヨーロッパ最大規模の自動車製造会社になります。
1898年に「ルノーフレール」として設立され、初めは航空機や大型トラックなども製造していました。その後1970年代以降は、多国籍企業であるプジョーシトロエンと並び、ヨーロッパの二大企業として名をはせています。
その後、韓国のルーサムスン自動車や、日産自動車、ルーマニアのダチア、ロシアのヴァ―スの株式を保有して、ついにはヨーロッパ最大の自動車製造会社にまで成長を遂げました。
ルーテシアの実燃費は?
最新モデルのルーテシアの実燃費を紹介していきます。まず、最新型のルーテシアは、レギュラーガソリンモデルと、ハイオクガソリンモデル、それから日本では珍しいディーゼルエンジン搭載のモデルを採用しています。
それぞれ実燃費を見ていくと、レギュラーガソリンモデルは12.90㎞/リッター、ハイオクガソリンモデルは13.00㎞/リッター、軽油は24.64㎞/リッターとなっています。やはり、ディーゼルエンジン搭載モデルは、ディーゼルの特徴でもある燃費効率の高さが数値に現れていることが分かります。
また実燃費の幅ですが、ハイオクガソリンモデルは、10㎞/リッター~18㎞/リッターとなっていて、軽油は22㎞/リッター~28㎞/リッターとなっています。
ルーテシアの燃費を比較してみた!
ルーテシアについては先ほど紹介してきましたが、ここからはルノールーテシアのカタログ燃費や、実燃費口コミといったものを中心にご紹介していきます。
グレード別
以下では、ルノールーテシアをグレード別に紹介していきたいと思います。
ルーテシアgtの燃費は?
ルーテシアのGTは、2014年7月に販売されたモデルになります。こちらは電子制御式6速ATで、ハイオク仕様の駆動方式はFF方式を採用しており、ターボを搭載しています。排気量は1200㏄で、実燃費の平均値は14.76㎞/リッターとなっています。
ルーテシアGTのカタログ燃費は、17.4㎞/リッターとなっています。このルーテシアGTの特徴は、5ドアタイプでありながら、スポーティなスタイルを演出している点にあります。また、エンジンにもターボが搭載され、力強い走りの向上が図られています。
ルーテシアスポールの燃費は?
最新型ルーテシアのスポールですが、こちらは2015年11月に販売を開始しました。6DCTを採用していて、排気量は1600㏄、ターボ搭載とさらに力強い走りを実現しました。こちらのカタログ燃費は17.4㎞/リッターで、平均燃費はGTよりは少し下がって12.05㎞/リッターとなっています。
レギュラーガソリンモデルの実燃費平均値は9.25㎞/リッターとなっており、ハイオクガソリンモデルは10.65㎞/リッターとなっています。ハイオク仕様の実燃費の数値幅は8㎞/リッター~16㎞/リッターとなっており、口コミでは街乗りでも10㎞/リッター程度は維持できるという意見がありました。
ルーテシアクレールの燃費は?
ルノールーテシアクレールは、2014年11月に販売を開始されたよりファッション性を高めたモデルになります。1.2リッター直噴ターボを搭載していて、小型乗用車でありながら力強い走りが出来ることが特徴的です。カタログ燃費は、17.4㎞/リッターとなっており、実燃費もGTと同じく14.0km/リッター前後が平均となります。
ルーテシアゼンの燃費は?
初代のゼンは2015年1月に販売され、新型ルノールーテシアの「ZEN(ゼン)」モデルは2016年2月に販売されました。こちらは5MTを採用し、駆動方式はFFでこちらもターボを搭載しています。こちらは、今までのAT仕様だったモデルと比較して、マニュアルで運転したいというドライバーに向けて開発を進められています。
「TCe90」と呼ばれる初上陸の3気筒ターボによって、0.9リッター車ながら、1.4リッター車並みのトルク数値を誇ります。こちらのカタログ燃費は17.4㎞/リッターとなっており、実燃費は14.70㎞/リッターとなっています。こちらは、エコモードがセンターコンソールの位置に配置してあるため、こちらのモードを利用すれば、12%程度燃費消費を抑えることが出来ます。
ルーテシアクイックシフトの燃費は?
ルノールーテシアのクイックシフトというモデルは、2003年1月に販売を開始されました。翌年5月には5速MT仕様も販売されています。その際に、排気量は1100㏄から1600㏄へと増量されました。2004年に発売した5MTのクイックシフトのカタログ燃費は、12.6㎞/リッターとなっています。また、実燃費は9.93㎞/リッターとなっています。
新型ルーテシアの燃費は?
新型ルーテシアは、2016年2月に販売されたモデルになります。こちらは「ZEN」「INTENSE」「アイコニック」の三つのグレードに分かれて販売されています。新型ルーテシア全体のカタログ燃費は、17.4㎞/リッターとなっています。また、実燃費の平均は11.27㎞/リッターとなっていました。
2015年11月に販売された、ルノースポールトロフィーも新型モデルになりますが、同じくカタログ燃費は17.4㎞/リッターで、実燃費は12.05㎞/リッターとなっています。
ハイオクガソリン仕様の燃費は?
新型ルーテシアのみんカラでの実燃費を見ると、ハイオクガソリン仕様の平均実燃費は13.00㎞/リッターとなっています。また、ハイオクガソリン仕様の実燃費の最低氏は8㎞/リッターで、最高値は20㎞/リッターとなっており、全体を通してみると、12㎞/リッター~16㎞/リッター前後の数値が最も頻出している値になりました。
ルーテシアの燃費表示について
ルーテシアのRSモデルには、燃費計が付属しているようですが、オドメーターの切り替えで、瞬間燃費と平均燃費、外気温、残り走行可能距離の切り替え表示が出来ます。そのため、燃費を気にしながら走りたい方は、その表示を瞬間燃費に切り替えて運転することが出来ます。
新型のルーテシアには、基本的に燃費計が標準装備されているので、気になる方は事前にカタログから確認しておくと安心でしょう。
ルーテシアはルノーが誇る小型自動車
ルノーは、日本市場ではあまり有名ではないかもしれませんが、一方で調べてみると日本でもこのルーテシアに乗っているドライバーの方は多くいました。ここまで、燃費数値についてのグレード別の比較を中心に紹介してきましたが、燃費効率においても日本の道路での走行で極端に下がるといった例はありませんでした。
そのため、燃費性能については問題なく乗れますし、小型でありながらエンジンやターボに特徴があり力強さも持ち合わせているため、日本では珍しいタイプの車と言えるでしょう。
初回公開日:2017年09月12日
記載されている内容は2017年09月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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