スバルレガシィの燃費は悪い?燃費向上方法・燃費計
更新日:2024年07月17日
スバルレガシィとはどんな車?
スバルレガシィは、スバルが開発し販売しているセダンタイプの一般乗用車になります。同じセダン車の中では、日本では高級車のような位置づけにある車です。今現在では、レガシィはスバルの中でも特に象徴的な車として販売されています。
2ドアクーペタイプのスバルアルシオーネのデザインを継承したと言われていて、かつての象徴だったアルシオーネに代わり、今はレガシィがその座についています。スバルレガシィの大きな特徴は、新開発した水平対向エンジンなどがありますが、こちらはレガシィにより始まった技術になるため、まさしくスバルにとってはシンボル的な車と言えることが分かります。
水平対向エンジンとは?
水平対向エンジンと言えば、海外ではポルシェ、日本ではスバルが採用していることで有名です。そんな水平対向エンジンですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。水平対向エンジンはその名称の通り、エンジン内部のピストンが水平方向に向かい合う動きをしているエンジンです。
このエンジンの他にもV型エンジンや直列エンジンなどがありますが、水平対向エンジンのメリットの一つは振動の少なさにあります。互いに向き合うピストンの動きをすることで、発生する波動を打ち消しあい、結果的にスムーズな回転へと導きます。
二つ目は、水平対向エンジンはフラットに並べられたエンジンのため、低重心を実現することが出来ます。そして、三つめは、水平対向エンジン特有の音色になります。意外に思う方もいるかもしれませんが、車に乗る際にエンジンの音を好んで聞き分ける方も多くいます。
スバルレガシィの燃費は悪い?
スバルのシンボルマーク的な車であるレガシィですが、実はかつて、日本カーオブザイヤーをトヨタのプリウスを破って受賞した経験があります。スバルレガシィは日本全体でも、その水平対向エンジンや走行性が高く評価されています。
そんなスバルレガシィですが、走りについては申し分ない評価を受けていますが、燃費効率についてはどのような数値になっているのでしょうか。そのあたりを、各モデルごとに以下では紹介していきたいと思います。
レガシィ3.0Rの燃費は?
こちらのレガシィ3.0Rは平成15年にデビューしたもので、日本カーオブザイヤーを受賞したモデルになります。こちらも水平対向エンジンを採用しており、駆動方式はシンメトリカル4WDを採用しています。こちらは6気筒エンジンとなっており、6速MTとの組み合わせのモデルが高く評価されています。
他にもATのモデルもありますが、全体のグレードのカタログ燃費は、9.8㎞/リッター~13.0㎞/リッターとなっています。実燃費については7.61㎞/リッター~9.96㎞/リッターとなっています。
レガシィ2.0Iの燃費は?
こちらの2.0iモデルについては、2003年5月に最初の販売が開始されました。この時販売されたモデルはATモデルで、ハイオクガソリン仕様の駆動方式は4WDになります。こちらのモデルはツーリングワゴンになりますが、カタログ燃費は14.0㎞/リッターとなっていて、実燃費の方は10.56㎞/リッターとなっています。
2005年5月に販売した同じくツーリングワゴンのモデルは、スポーツタイプになっていて5MT方式を採用し、4WDのレギュラーガソリン仕様となっています。こちらのモデルのカタログ燃費は14.0㎞/リッターとなっていて、実燃費は11.4㎞/リッターとなっています。
ツーリングワゴンタイプのレガシィの燃費は?
ツーリングワゴンはよくステーションワゴンと混同されることが多いと聞きますが、実際のところはメーカーによってその定義が異なるようです。調べたところによると、ツーリングワゴンは、ステーションワゴンの中でも特に走行性に重点を置いた車のことを指していることが分かりました。
また、レガシィのツーリングワゴンモデルのカタログ燃費の数値幅を出すと、おおよそ9.0㎞/リッター~14.4㎞/リッターとなっており、一番最新のツーリングワゴンのカタログ燃費が最高値となっていました。
レガシィランカスターの燃費は?
ランカスターは1998年6月に販売を開始されたモデルになります。その際は5MTの4WDハイオクガソリン仕様と、AT仕様の二種類のグレードで販売を始めています。そのモデルのカタログ燃費は10.8㎞/リッター~12.6㎞/リッターとなっています。
その後、2000年5月にATの同じ仕様のものを発売しましたが、そちらのカタログ燃費は10.4㎞/リッター~10.6㎞/リッターとなっており、実燃費は8.49㎞/リッターです。
レガシィ2.0GTの燃費は?
レガシィの2.0GTのモデルは2003年5月に販売を開始したモデルになります。こちらも4WDですが、ターボを搭載していて、MT仕様のハイオクガソリンモデルになっています。こちらのモデルのカタログ燃費は12.0㎞/リッター~13.0㎞/リッターとなっています。実燃費は10.33㎞/リッターが平均値になります。
そしてレガシィ2.0GTの最新のモデルは2012年5月に販売され、こちらは4WDとハイオク仕様、それからターボ搭載については変わりませんが、トランスミッションがCVTに変更されています。カタログ燃費は12.4㎞/リッター~13.2㎞/リッターとなっており、実燃費は10.11㎞/リッターが平均値です。
レガシィ3.0GTの燃費は?
レガシィの3.0GTですが、未だスバルでは開発されていません。このGTというのはターボのことをさすのですが、3.0となると2.0に比べるとより強力なターボとなります。スバルレガシィのコンセプトとして考えると、もし3.0GT を販売した場合、600万円程度にまで価格が上がってしまうことを考えると、日本市場では厳しいといった意見もあります。
レガシィB4の「B4」の意味と燃費は?
このB4という言葉の意味は、かつてのスバルレガシィのイメージを一新するイメージで、「ボクサーエンジンを積んだ4WD」と、「ベルリネッタ・4ドア」という意味からつけられていると言われています。B4の最新モデルのカタログ燃費は14.8㎞/リッターとなっています。
レガシィBPの燃費は?
BPの「B」は「レガシィ」を指していて、Pは「セダン」、「ワゴン」などの識別と世代を表しています。レガシィのBPは現行型のワゴンタイプのモデルを指していることになります。こちらのカタログ燃費は9.8㎞/リッター~14.0km/リッターとなっています。
レガシィBHの燃費は?
こちらのBHは1998年5月をはじめとして販売を開始したモデルになります。カタログ燃費は10. 8㎞/リッター~12.6㎞/リッターとなっています。
スバルレガシィの燃費向上方法とは?
やはりスバルレガシィに乗っている方の多くは、高速道路や郊外路では11㎞/リッター~15㎞/リッターと高い数値を出すことができますが、街で乗るような場合は7㎞/リッター~9㎞/リッターと下がってしまう傾向にあることがわかります。
レガシィに乗っている方の意見としては、アクセルの際にじわじわと踏み込むのではなく、一気に踏み込んだ方が燃費がいいといった意見もありました。エアコンなどは特にかけ始めの際に、ガソリンを激しく消費するためそのあたりもなるべく控えるよう対策するといいでしょう。
スバルレガシィの燃費計について
レガシィBPなどのモデルには燃費計も付属していますが、こちらは瞬間燃費と積算燃費を計測できます。瞬間燃費計の影響で、それを見ながら走ることでアクセルを控えめにし、燃費が良くなったといった声もありますが、あえて、燃費計を見ずに自分の感覚でエコ運転を心がけた方がうまく燃費向上を図れたといった声もあり様々でした。
スバルレガシィはスバルのシンボルマーク
スバルレガシィは、まさしくエンジンや、その技術の節々にスバルらしい試みが行われてきたスバルの「シンボルマーク」のような車であったと言えます。その燃費性能についても、走行性能だけではなく、安定した数値を誇っていて、その点が今まで多くの方に乗られている点でもあり、日本カーオブザイヤーを受賞した所以となるのではないでしょうか。
初回公開日:2017年09月16日
記載されている内容は2017年09月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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