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マツダRX-8の燃費はどれくらい?燃費向上方法・燃費計

更新日:2024年07月20日

RX-8を買ったばかりのオーナーに知っておいてほしい、燃費を向上させる方法燃費のよい回転数、走り方をご紹介します。RX-8の過給器、ターボとスーパーチャージャーの違いやRX-8後期型の燃費をモデル別に詳しく紹介いたします。

マツダRX-8の燃費はどれくらい?燃費向上方法・燃費計

マツダRX-8の燃費はどれくらい?

唯一無二のロータリーエンジンを搭載する、マツダRX-8(通称エイト)はユニークな名車です。その奏でる比類なきエンジンサウンドで数多くのモーターファンを魅了し続けています。

しかし、乗っているオーナーも中古車購入を検討中の方も、悩みのタネはその燃費でしょう。RX-8はエンジンの性質上、燃費20kmには絶対になりえません。そこで、今回は燃費はどれぐらいか、また燃費向上の方法を中心にご紹介します。

燃費向上とは、最悪な場合2~3km/Lにまで落ち込むこともあるRX-8の燃費をどのようにして10km/Lに近づけるか、というレベルのお話です。「RX-8は燃費が悪い」と諦めずに、貴重なガソリンで1kmでも長く乗りましょう。

公道におけるRX-8の平均的な燃費は?

平均7~8km/L

これは、多くのエイトオーナーが語る愛車RX-8の燃費数値です。RX-8は通勤車として使用されていることが意外に多く、高速道路や市街地、峠など様々なシーンで活躍しています。平均7~8km/Lという燃費は、通勤・レジャー走行をひっくるめた数値と言えるでしょう。

RX-8は2003年から2013年までの10年間販売され、2008年に仕様が変更されています。この2008年のマイナーチェンジ以後のモデルはRX-8の「後期型」と呼ばれ、今も中古車市場で注目を浴び続けているシリーズです。

では、後期型の燃費について詳しく見ていきましょう。

RX-8後期型モデルと前期型モデル

まずRX-8について「前期型」と「後期型」に触れておきましょう。

前期型(2003年~2008年)に比べ、後期型(2008年~2013年)は、エンジンの中低速トルクが強化されました。これにより低回転域のギクシャク感はかなり改善され、市街地の走行が快適になったと多くのドライバーに好評だったものの、期待されていた燃費の向上とまではいきませんでした。

その証拠に、車両カタログの10・15モード(※)の燃費は、前期型・後期型ともに同じ数値が記載されています。※RX-8には、JC08モード燃費の公式データがありません。

前期型と後期型の大きな違いとして、燃料タンクの容量が挙げられます。

前期型モデルのタンク容量:61L
後期型モデルのタンク容量:65L

後期型は前期型よりタンク容量が4L増え、燃料を満載したときの総走行距離に大きく差が出ます。燃費を8km/Lと仮定すると、後期型は前期型より32km長く走ることができる計算になります。RX-8のガス欠を心配するユーザーからは、このタンク容量増加は好評でした。

それでは、RX-8後期型の代表的なモデルについて、メーカー公式発表の燃費と特徴を見ていきましょう。

RX-8スピリットRの10・15モード燃費はATモデルとMTモデルで違う!

スピリットR(6MT):9.4km/L 車両重量1,350kg
スピリットR(6AT):9.0km/L 車両重量1,370kg

2011年11月-2013年4月の間に2000台限定で販売された19インチホイール標準装備モデル。6MTと6ATが選べる後期型モデルはスピリットRだけです。

エアロパーツに扁平タイヤ、ビルシュタイン社製ダンパー、ホールドの良いレカロ製シートなど、スロットルを開けない理由がない豪華主要装備です。19インチホイール+扁平タイヤ装着車両は路面の食いつきがよく走りには有利ですが、燃費が悪いという欠点もあります。

タイヤの空気圧をメーカー指定より少し高め(+10~15%くらい)にしておくと、わずかですが抵抗が減り燃費の向上に役立ちます。

Type-RS-6MTの10・15モード燃費は9.4km/L

後期型の上位モデル、Type-RS。ビルシュタイン社製ダンパー、レカロ社製シート、タイヤ扁平率45%の19インチ大径ホイールを標準装備しているスポーツモデルです。

扁平タイヤでの走行は燃費に関しては不利ですが、タイヤの空気圧を適正圧より少し高めに設定してみましょう。RSの場合、適正空気圧は220 kPa (2.2 kgf/cm2)ですが、250 kPa (2.5 kgf/cm2)くらいから試してみることをお薦めします。

空気圧が高くなるとタイヤが張り、路面との摩擦抵抗が減って燃費が向上するといわれています。とにかく、タイヤの空気圧チェックは最低でも月に1回は行うようにしましょう。

Type-S-6MTの10・15モード燃費は9.4km/L

通勤、レジャー、どこへ行くにもRX-8で駆けつける。そんな使い勝手のよいベストセラーのクラスです。カッコよく、スペックも良く、一番お買い得に感じる絶妙なバランスの取れたモデルといえます。

このモデルが燃費を伸ばすには、シフトチェンジを丁寧にすることが大事です。きちんとローギアでゼロ発進し、クラッチを完全に切ってからのシフトチェンジを心がけるだけで最高燃費9.4km/Lに近づくことも可能です。

後期型の6MTはミッションも変更され、ギアの入りが更にスムーズになりました。シフト操作を素早くできる分、燃料ロスも減り燃費に好影響が出やすくなります。トランスミッションを保護するためにも、クイックで丁寧なシフトチェンジを実践しましょう。

Type-E-6ATの10・15モード燃費9.0km/L

タイヤサイズ225/50R17(17インチホイール)、最高出力215ps/7,450rpmで、車両重量は1,360kgです。オートマチック車はマニュアル車に比べ燃費が悪いと言うのは定説ですが、タイプEは燃費の面でむしろ有利なモデルです。

このモデルのタイヤ・ホイールのスペックは後期型の中で最もエコロジー。格好よさと実用性のちょうど中間ギリギリのスペックといえます。燃費の観点から言えばRX-8全モデルの中で最も省燃費です。

オートマチック車の良い点は、乱雑なミッション操作でエンジンを痛める心配がないことです。ドライバーの調子が悪いと、その影響はギアチェンジ操作のミスにつながりやすいですが、AT車にはその心配がありません。急アクセルと急ブレーキをしないよう気をつけるだけで燃費が安定しやすい傾向があります。

マツダRX-8の燃費向上方法

ここではRX-8の燃費を伸ばすための実践方法をご紹介します。まず知っておいていただきたいのは、「燃費を向上させるために楽しみを犠牲にしない」という点です。RX-8の存在意義は、「乗って楽しいこと」です。燃費が気になって、走りを楽しめなくなっては意味がありません。まずは、基本となる簡単シンプルな燃費改善策からご紹介しましょう。

タイヤの空気圧を高めにする

RX-8のタイヤの適正空気圧は、全モデル220 kPa (2.2 kgf/cm2)です。この空気圧を250 kPa (2.5 kgf/cm2)に変更して走ってみましょう。

空気圧が低いと、タイヤが路面に接する面積が増え、摩擦抵抗が増してグリップが良くなりカーブでの安定性が増します。反面、燃費は悪くなります。空気圧が高いと接地面積が減り、摩擦抵抗が減少してグリップは若干弱くなるものの、燃費は良くなります。

ドライバーの好みに合わせて程よい空気圧を設定しましょう。

お一人様で乗るのが燃費向上の鉄則!?

燃費の良し悪しを決める要素として「重さ」があります。重い車だと、加速もブレーキも燃料を食います。

4人乗りが可能なRX-8ですが、本当に4人の大人が乗ったらどうなるでしょう。陸運局で乗車1名あたり55kgとしていますので、それをもとに重量計算してみます。

55kg×4名=220kgの荷物を積んだRX-8が、上り坂でフル加速をしたら確実に瞬間燃費は5kmを切ってしまいます。加速だけではなく、カーブの操舵性もブレーキの制動力も、一人乗車のときとは全く勝手が違います。ファミリーカーと謳っているものの、RX-8はできるだけお一人様で楽しみましょう。

オイル交換は3000kmをめやすにしよう

メンテナンスの中で最も重要なのはオイル交換です。RX-8のロータリーエンジンはわずかですがエンジンオイルを消耗します。5000km、10000km、とオイル交換を怠っているとエンジンオイル量は減っていきます。

何より、エンジンオイルはエンジンの冷却にも関わる重要な血液です。エンジンオイルが汚れたまま走っているとエンジンの寿命を縮めることに直結します。エンジンが不調になるとガソリンの燃焼効率は悪化し、燃費は悪くなる一方です。

シビアなエイトオーナーは、2000km毎にエンジンオイルを交換しているほどです。メーカー指定の交換時期より早めに、3000km程度でオイル交換をするのがです。

もうひとつ大事なポイントは、エンジンオイル交換をマツダディーラーで受けることです。
RX-8の整備に熟練していること、すべての整備に保証がついていること、この2点をクリアしているディーラーに大切な愛車をまかせるのが安心です。

ゼロ発進は、ローギアで!

あなたはローギアで発進していますか?ローギアでアクセルを踏んで発進すると、燃費が悪いという事実があります。実際にトラックやダンプカーは2速ギアで発進するのが常識になっています。では、RX-8も2速発進をするべきでしょうか。

一般的に、答えはNOです。RX-8で1速より高いギアで発進するのは、クラッチにも燃費にも悪影響を及ぼします。低速トルクが弱いRX-8にとって、停止状態からの発進にローギアを使うことは重要な鉄則です。RX-8をセカンドギアで発進する場合、かなりアクセルを吹かさないとエンストしてしまいます。

結論です。RX-8の燃費の良い発進のコツは、1速ギアでほんの一瞬アクセルを吹かして前進させ即座に2速にシフトする、これに尽きます。

適切なシフトチェンジを怠らない!

混み合った市街地を走っていると、周りはAT車ばかり。彼らにはクリープ走行という便利な武器があるため、低速キープでノロノロ進み続けることが可能です。RX-8のMT車にとって、これは苛酷な環境です。

高いギアのままブレーキで減速、車間距離が開いたらギアチェンジせずにそのままアクセルを踏んだりしていませんか。低速時にシフトチェンジせずアクセルワークだけで加速すると、無駄に燃料を消費してしまいます。街中ではアクセル操作だけでしのぎたいシーンが多々ありますが、グッとこらえて、適切なギア選択をマメにしましょう。

上り坂の加速時にも、きっちりシフトダウンしてからアクセルを踏みましょう。「ちょっとの勾配だから、なんとかなるか」と思わずに、丁寧なギア選択を心がけましょう。

ロータリーエンジンの特性を活かした上級技

RX-8の燃費を伸ばすには、ロータリーエンジンの特性を知っておくことが大切です。

ロータリーエンジンは、その構造上エンジンブレーキがかかりにくい仕組みになっています。走行中にアクセルペダルから足を離すと、レシプロエンジン車はエンジンブレーキがかかって抵抗が増し、みるみる速度が落ちます。

ところがRX-8の場合、アクセルペダルを踏んでいなくてもほとんど速度が落ちず慣性の力でスイスイ進みます。ロータリーエンジンのもつ慣性力をうまく使って速度を調整しましょう。スロットル・オフでもロータリーエンジンは燃料カットされず少量のガソリンを食いますが、完全停止+再発進+加速の繰り返しよりは低燃費です。

上手いRX-8オーナーの中には、目的地までストップ・ランプを一度も点灯させずに完走する猛者もたくさんいます。そういう運転が続くときは、燃費のベストレコードが出たりするものです。

RX-8にチューンアップしない方が燃費はいい?

RX-8の後期型モデルは、エンジンとトランスミッションに手が加えられました。その結果、市街地での中低速における走りは格段に扱いやすくなっています。

もしあなたが「RX-8のスタイルだけで十分、まともに走ればそれで良し」と考えるオーナーなら、完全にオリジナル(ノーマル)状態が合っています。もともと手を加える必要があるクルマではありません。

オリジナル(ノーマル)の良さは、バランスが取れた状態であることです。エンジンに合わせたボディー剛性、各パーツ配置の重量バランス、エンジンの熱を排気するシステム、エンジン寿命を伸ばすためのセーフ機能、調整されたサスペンションなど、永くRX-8を乗り続けるためのあらゆる対策がなされています。

メーカー保証は、改造車には適用されないことがほとんどです。特に、エンジンに対するメーカー保証がまだある場合は、エンジンのチューンアップは避けるのが無難でしょう。

アクセルペダルを踏む時間を短縮=燃費向上

加速すること自体は燃費にマイナスな行為ですが、RX-8で加速を楽しまない訳にはいきません。ただ、加速にも種類があり、燃費ロスの多い方法と効率のよい方法とがあります。よりアグレッシブにRX-8の走りを楽しみたい愛好家が燃料ロスを最小限にして効率よく加速を得る、そのための手段が「過給器」です。

もしあなたが、RX-8でアクセルをベタ踏みしたらどうなるでしょう。エイトはエンジンを唸らせて急加速を始め、あなたの背中はシートに張り付きます。あなたは心地よい加速Gを感じながらステアリングを握りしめて笑みを浮かべます。

この気持ち良い加速状態を生むためにアクセルを踏みこむ時間が長ければ長いほど、燃費を悪化させます。狙った速度に達するまでアクセルペダルを踏み込む時間が短ければ燃料の消費は抑えられます。これを実現するのが過給器です。

燃費向上につながる?過給器カスタム

たとえば発進時に1速ギアでとことん引っ張る癖があるドライバーがいるとします。この愛車に低速トルクを増すカスタムをした場合、当然アクセルをベタ踏みする時間は短縮でき、今までより燃料は食わずに加速できます。このドライバーのRX-8は、チューンアップカスタムをすることで燃費が良くなったわけです。

RX-8の加速で味わう、体に感じる重力と美しいエンジンサウンドを何度も体験したいと思うなら、ノーマルエンジンのままでは不利です。燃料ロスを減らして今以上の加速感を得ることが過給器カスタムの目的です。

の過給器システムは、大きく分けて2つ、スーパーチャージャーとターボチャージャーがを二分しています。それでは、スーパーチャージャーから特徴をみていきましょう。

スーパーチャージャーは低速時の燃費に貢献

スーパーチャージャーは、エンジンから直接もらった動力を使ってコンプレッサー(圧縮機)を動かし、空気を圧縮して再びエンジンに送り込むシステムです。送り込まれた高圧縮の空気により爆発的な加速を得られます。

スーパーチャージャーの特徴としては、低速時の加速に優れている点が挙げられます。RX-8は高回転域が強く低回転域が弱いという特性をもっています。つまり、スーパーチャージャーはこのRX-8の弱点を補う役目を果たします。

低回転域でのトルクが弱いということは、簡単に言うとゼロ発進からの出だしが遅い、ということです。RX-8は、スピードに乗るまで時間がかかるため、アクセルを踏み続ける時間が長くなります。スーパーチャージャーがあれば、この「アクセルON」の時間をかなり短縮できます。結果、低速時の加速では燃費が向上する可能性が高いといえます。

ターボチャージャーは高速域で燃費に貢献

ターボチャージャーはエンジンの排気ガスを再利用してタービンを回すことで強力なパワーを生み出す仕組みです。部品自体はコンパクトで、エンジンルームに収まりやすい点もターボの特徴です。

ターボチャージャーは高回転域での加速性能に優れています。高回転域で本領を発揮するロータリーエンジンにとって、高回転時の馬力アップを目的としたターボチャージャーは能力を最大限に引き出す最高のパートナーになりえます。

ターボチャージャーは、加速を始めるまでわずかに反応時間(ターボラグ)がかかりますが、ターボ無しのNAエンジンよりアクセルを踏む時間を短縮できる点が魅力です。

また、スーパーチャージャーに比べ安価で取り組めるカスタムという点も長所の一つです。ターボチャージャーを選ぶRX-8オーナーの方が多いのは、そのコストパフォーマンスの良さにあるといえます。

燃費の良い回転数は3000rpm?

エンジン回転数が低いほど燃費はいい、と思っていませんか。RX-8にとってそれは半分間違いです。5000回転より4000回転の燃費がいいのは確かですが、3000回転より2000回転の方が燃費が良いかというと、そうではありません。

タコメーターの針が2000rpm以下を指している時、RX-8の電子制御ユニットが活発に働き、濃い目の燃料補正を幾重にも実行しています。その結果として無駄に燃料を使い、燃焼効率が悪くエンジン内部にススが溜まり始めます。

RX-8にとって最も燃費に優れた回転域は、2500rpm~3000rpmといわれています。この回転域をキープして走るのが最も効率の良い走り方です。充分回転数を上げずにシフトアップしていくと、2000回転前後で走り続けることになり、RX-8のエンジンには負担がかかります。2500~3000回転のタイミングでギアアップするのがベストです。

マツダRX-8に燃費計

RX-8オーナーに燃費計について、取り付けが簡単なものを2機種ご紹介します。車体に装備されている車両データ読み取り用のOBDⅡコネクター端子に差し込むだけで様々な情報を表示します。

OBDⅡコネクターから燃費情報をとろう

RX-8の車体に装備されているOBDⅡコネクターの位置を確認しておきましょう。下の図の②の位置にあります。運転席に座ったとき右ひざ辺りの位置になります。

カーメイト DRIVEMATE DX501 iPhone, iPod用

最も低予算で経済的な燃料計です。コネクターケーブルだけ購入して手持ちのiPhone, iPodとBluetooth®でペアリングすれば、スマホが燃料ゲージになります。現在のところ対応機種はiPhoneとiPodのみです。無線接続なので配線が邪魔にならずスマートでお手軽なアイテムです。

走行中、全8種類の走行データをiPhoneへ転送し、「燃費」「エンジン回転数」「速度」「燃料消費ペース」「エコドライブ時間」「アイドリング時間」「水温」「エコ運転度」などのデータをリアルタイムで表示します。

スマートフォンとの接続が無い状態でも、最大30日分のデータを貯められます。

コムテック レーダー探知機 ZERO 602V

本体のデザインがシックなブラック調でRX-8のコクピットにぴったり。見やすい、使いやすいレーダー探知機です。※データ読み取り用OBDケーブルは別売りです

「コムテック レーダー探知機 ZERO 602V」

新設されたオービスなど取締に対応する最新データを無料でダウンロードできるサービスが無償付帯しています。OBDⅡコネクターから読み取る140項目の情報から好きな項目を選んで、ディスプレイに表示させることができます。取り付け用ステーがキットに同梱され、サンバイザーに取り付けることも可能です。

(別売りケーブル)
コムテックOBD2接続アダプターOBD2-R2

カーナビにも燃費計の機能がある!

燃費を知るには、他にも方法があります。カーナビをつけているなら、その機能を確認してみましょう。最近のナビゲーションシステムには、ほとんど燃費計算の機能がついているはずです。ナビの機能を活用すれば、燃費計を買う必要はありません。

例えば、RX-8の純正ナビにも採用されていた、富士通テンのカーナビECLIPSE(イクリプス)には「エコナビ情報機能」という燃費計算機能があります。給油した時、ナビに給油量を入力すれば燃費計算をしてくれ、履歴も残ります。

ナビの機能は複雑ですが、面倒がらずに使えるものはガッチリ使いましょう。

燃費を考えること=愛車をいたわること

RX-8の生産が終了したのは2012年6月です。2017年の現在、5年が経過したことになります。今のところRX-8が故障してもパーツ供給があるため、修理は可能です。しかし、いつまでも修理部品が存在するわけではありません。

製造を終えた自動車の部品は、法的に生産終了から10年間過ぎるとメーカーとして生産する義務がなくなります。いずれ修理に大変な苦労を要する日が来るのです。

もしあなたがRX-8に可能な限り長く乗っていたいと思うなら、燃費を考えて走ることが寿命を伸ばす最善策です。燃費を向上させる走り方は、RX-8のエンジンやボディーの寿命を伸ばすことに直結するからです。

RX-8は走りを止めない!

最後に、RX-8の燃費を向上させる秘訣をもうひとつご紹介します。それは、

休まず走り続けることです。

RX-8を眠らせてはいけません。彼らに休みは必要ありません。できれば毎日、最低でも1週間に1回は必ず火を入れ、20km以上走らせてください。走らせてエンジンを使い続けることが、燃費を落とさないために不可欠です。

1回の走行が10km以下だと、エンジンにカーボンが溜まりやすくなります。通勤等でどうしても短距離走行が多い方は、月に1回は5000回転までエンジンを吹かし、カーボンを吹き飛ばしてください。簡単な方法は、高速道路をかっ飛ばすことです。カーボンが固着してしまう前に除去してしまいましょう。

安心してください。RX-8はタフで長寿命の車です。走ることが最高のメンテナンスだということを忘れずに、これからもロータリーサウンドを楽しみましょう。

初回公開日:2017年09月21日

記載されている内容は2017年09月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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