SUVの燃費はどれくらい?・燃費比較・低燃費タイヤ
更新日:2024年07月20日
SUV比較 燃費編
SUVはsports utility vehicleの略称で意味は多目的乗用車です。本来は山道や険しい悪路などを走行するために開発された車です。オフロード車がなぜを集めているのでしょうか。その理由はなんといってもパッケージングです。無骨な車体に大きなタイヤ、一目見るとその堂々さに惹かれることでしょう。さらに最近では都市で乗ることを想定して開発されたコンパクトSUVなんかもです。
でもそんなSUVにも一つデメリットがあります。それは燃費です。大きな車体の車が燃費もいいなんて考えられません。でもそれがコンパクトカーまではいかないもののかなり改善されています。さらにSUVにハイブリッドエンジンを搭載したモデルも発表されるなどかなり期待されるようになりました。ここではそんなSUVを燃費順に付けしていきますので、SUVに少しでも興味のある方はぜひ最後まで見てください。
国産SUV
国内で発売されているSUVを燃費順に10位から付けしてみました。価格も記載しますのでぜひ参考にしてください。(は2016年に発売されているモデルのみです)
10位:スバル レガシィアウトバック
まずは10位にスバルが誇る名車、レガシィのSUVタイプがランクインしました。(燃費=14.6㎞/L価格=345万6000円)
アウトバックはレガシィツーリングワゴンをSUV風に変更したモデルで、SUVにしては車高は低めでホイールベースが長いことから安全性、走行性にも優れているモデルです。グレードもアウトバックとアウトバック リミテッドの二種類から選べ、リミテッドグレードでは本革シートなど高級感のあるモデルになっています。まさに都市型SUVです。
9位 スバル フォレスター
次に9位は、これまたスバルから発売されているフォレスターがランクイン。10位、9位とスバル車が続いてますが、それほどスバル車の燃費は大したものということです。(燃費=16.0㎞/L価格=275万4000円)
フォレスターはスバルのインプレッサの派生モデルとして誕生しました。フォレスターは前後バンパーの下部が切れ上がったデザインになっているなど、オフロード感が強いモデルになっていますが、全幅を1800㎜以下に抑えるなど、街乗りでも取り回しやすい車になっています。さらに5つのグレードがあり自分に合ったモデルを選べます。
8位 マツダ CX-5
第8位は鼓動デザインを採用してスタイリッシュになったマツダのCX‐5です。(燃費=18.0㎞/L価格=348万8400円)
スカイアクティブ技術と鼓動デザインを取り入れたマツダの第一弾となるCX‐5。運転や操作のしやすさを第一に考えて設計された運転席。Lパッケージではホワイトレザーシートの設定可能など、マツダらしいおしゃれかつ運転の楽しさも追及したモデルです。室内も広々としていてファミリーカーとしてもを集めています。
最近街中でもこのCX‐5、本当によく見かけます。それほど素晴らしい車ということです。さらに8つものグレードを取り揃えているなど豊富なラインナップになっているところも嬉しいです。
7位 レクサス RX
第7位は、ついにきました。日本が世界に誇る高級車ブランド、レクサスからRXです。(燃費=18.8㎞/L価格=702万5000円)
レクサスのRXはSUVとしての車体もありながらセダンのような穏やかな居住区間を持ち合わせた、高級クロスオーバーならではのスタイルです。また450hというグレードではハイブリッドエンジンを積んでいるなど経済的にも優しい一台になっています。グレードはハイブリッドモデルが3つ、通常のエンジンモデルが3つの計6つから選べるのも嬉しいです。
6位 三菱 アウトランダーPHEV
第6位は三菱 アウトランダーPHEVがランクインしました。(燃費=20.0㎞/L価格=459万円)
PHEVとはプラグインハイブリッドの略称で、外部から電気を供給してそれをバッテリーに貯められるのが通常のハイブリッドとの違いです。またアウトランダーPHEVは欧州でもがある車種で、世界初の量産プラグインハイブリッドSUVとして発表されました。
5位 日産 エクストレイル
続いて第5位は、日産のエクストレイルです。(燃費=20.0㎞/L価格=301万1040円)
このエクストレイルも国内ではどんどん販売台数を増やしています。かなり目にする機会が増えています。エクストレイルは歴代モデルに比べるとかなりスタイリッシュになりかっこよくなりました。また、防水シートを取り入れるなどアウトドアが好きな方にもです。こちらもハイブリッドモデルがありますのでそちらを選んでもいいです。さて次からは上位4台の発表です。
4位 スバル XV
さてここからは上位4台の紹介です。第4位はまたもやスバルからコンパクトSUVのXVがランクインです。(燃費=20.4㎞/L価格=289万4400円)
XVはスバルの代表車、インプレッサスポーツをクロスオーバーSUVに仕立てたもの。コンパクトながらもスバル車らしいスポーティな走りが魅力的です。また、内装もピアノブラック調パネルや削り出しのシルバー調加工など質感が高い、高級感のある仕様になっています。グレードもガソリン仕様が3つ、ハイブリッド仕様が3つの計6つから選べることができます。
3位 マツダ CX-3
さてここからは上位3位を一気に見ていきましょう。まずは第3位。マツダが誇るコンパクトSUVのCX-3です。(燃費=21.2㎞/L価格=302万4000円)
CX-3はコンパクトながらも上質な設計がされており、SUVとしては決して車高は高くないもののその分乗り降りしやすく着座位置もハッチバックに近いものとなっていますので、初めてSUVを運転される方にもできる車両です。
また全グレード1.5ℓ直列4気筒のディーゼルターボエンジンとなっているため燃費だけでなく、経済的にも優しいモデルになっています。さらにトランスミッションは6速AT/MTの選択になっていますので、走りも楽しめるSUVに乗りたいという方にはぴったりとなっています。
2位 トヨタ ハリアー
さてお次は第二位の紹介です。第二位は、ついにきました。世界のトヨタから大車種のハリアーです。(燃費=21.4㎞/L価格=459万1963円)
このハリアー、もともとは日本仕様のレクサスRXとして販売されていました。RXが伸びやかなボディデザインに対して、ハリアーはスポーティなデザインが特徴となっています。またボディサイズも先代モデルに比べると縮小しており、日本国内の大抵のパレット式駐車場に収まるようになっています。
エンジンは2.0ℓ直列4気筒モデルと2.5ℓ直列4気筒+ハイブリッドモデルがあり、ハイブリッド搭載エンジンになると街中では持て余すほどのパワーがあります。グレードはガソリンモデルが5つとハイブリッドモデルが4つの計9種類と豊富なラインナップから選べます。先代と比べ、かなりスタイリッシュになり大のハリアー。このハイブリッドモデルのハリアーを超えるほどの燃費を持つSUVは次の第1位で紹介します。
1位 ホンダ ヴェゼル
さて、国産車で一番燃費が良いとされるSUVの紹介です。栄光の第一位は、初ランクインのホンダ、ヴェゼルです。(燃費=24.2㎞/L価格=258万円)
このホンダ、ヴェゼルは国内産のコンパクトSUV界をリードする存在となっています。また2014年からは国内SUV販売台数も1位をとるなど爆発的ながあります。エンジンは1.5直列4気筒モデルと、1.5ℓ直列4気筒+ハイブリッドから選べます。また排気量は1.5ℓのみしかありませんが、低排気量とは思えないスムーズな走りが特徴です。
内装も一部を除いて本革巻きステアリングが標準装備されるなど上質な作りとなっています。グレードはガソリンモデルが3つ、ハイブリッドモデルが3つの計6種類から選べます。さて、国産車の燃費は終わりましたが気になる車は見つかりましたか?次は外国車のSUV燃費を見ていきます。
外国車のSUV燃費 上位5位から
さてお次は日本で販売されている外国産SUVの燃費を書いていきます。国産車の燃費とも比較してみてください。では上位5位から見ていきましょう。
5位 BMW X3
5位はBMWのx3がランクインしました。(燃費=18.6㎞/L価格=637万円)
x3はBMWのプレミアムSUVの元祖と言われるx5より一回り小さく、都市部で扱いやすいモデルとして2004年に登場しました。BMWの3シリーズ相当のSUVであり、扱いやすさと使い勝手のバランスがいいモデルです。エンジンはすべてターボ付きで2ℓ直列4気筒ターボとディーゼルターボ、また2ℓ直列6気筒ターボの選択肢があります。走りが楽しめるBMWのSUVとは贅沢です。
4位 VOLVO V60
続いて4位にランクインしたのは、北欧の車、VOLVOのV60 クロスカントリーです。(燃費=19.5㎞/L価格/494万円)
その名のとおり、ステーションワゴンのV60をクロスカントリーSUVに仕立てたモデルです。VOLVOは北欧らしい上質な内装空間が特徴となっています。また走行性能でも爆発的な加速はないものの、しっとりとした乗り心地でを集めています。
3位 VOLVO V40
続いての第3位も同じくVOLVOでV40クロスカントリーです。(燃費=21.2㎞/L価格=414万円)
vwゴルフなどをライバルとするCセグメントカーとして2013年に発表されたV40。クーペ風のフォルムはとてもスタイリッシュで大ヒットを遂げました。そのV40のボディ形状はそのままに、車高を30㎜アップし、SUV的な要素を取り入れたのがクロスカントリーになります。
2位 VW クロスポロ
第二位はフォルクスワーゲンのクロスポロです。(燃費=21.9㎞/L価格=280万8000円)
クロスポロはコンパクトカーのポロをベースとしたクロスオーバーsuvです。エンジンはポロTSIコンフォートラインと共通の1.2ℓ直列4気筒ターボを使用。内装のデザインも基本的にはポロと共通になっています。また、SUVながらも駆動方式はFF一択なのが特徴です。
1位 VW クロスアップ
そして栄えある1位は、同じくフォルクスワーゲンのクロスアップです。(燃費=25.2㎞/L価格=194万円)
ハッチバックモデルのムーブアップの車高を10㎜上げ、専用バンパーなどを付けたのがこのクロスアップ。エンジンは1.0ℓ直列3気筒と非力と思うが、車体自体がとてもコンパクトになっているので街乗りでは不便さは感じないようになっています。
さて、ここまでみてきて驚いたのが、国産SUVの燃費より外国車のSUVの燃費の方が良いというところ。クロスアップが特別コンパクトということもありますが、この結果には驚きました。しかし、それ以外の順位は国産車の方が上回っています。その分外国車の方がターボエンジンを積極的に搭載していたりと、走りに視点を向けたモデルが多いと感じました。
SUVの燃費とは
さてここまで付けをしてきて感じた事は、SUVの燃費はさほど悪くないということです。ひと昔前のオフロード専門のSUVや大型SUVは別ですが、一般的に量産されているSUVの燃費はやはり時代とともに改善されています。
低燃費タイヤを使ってさらに経済的に
今回紹介したはあくまでも燃費順の。には載っていないような大型SUVなどはやはり燃費はあまりよくありません。
そこでしたいものが低燃費タイヤです。燃費を気にしてアクセルをあまり踏まずゆっくり走ることもいいのですが、それではオフロード車に乗っている意味がありません。ましてや悪路では急発進が必要になる場面もあります。ですので燃費の期待できないSUVには低燃費タイヤを履かせて少しでも経済面を考慮しましょう。
各メーカーの燃費について
つぎに各メーカーごとに燃費の違いを調べていきます。燃費重視や走行性能重視など、それぞれのメーカーで方針が変わってきます。そこで、SUVのの高いメーカーに絞ってそれぞれの特徴を見ていきます。
レクサスのSUV
まずは日本を代表する高級メーカー、レクサスの紹介です。レクサスのSUVとしては、燃費にも登場したRX以外にもプレミアムコンパクトSUVのNXや最高級SUVのLXが販売されています。レクサス車は一貫して高品質な車づくりをしており、燃費重視ではなくブランド力のある車が多いです。
マツダのSUV
マツダのSUVはCX‐3、CX‐5の2台だけですが、ここ最近のは凄まじいものとなっています。基本的に大型SUVはないので、両車とも燃費は20.0㎞/L越えと素晴らしい数字をだしています。また、マツダ車は「人馬一体」とキャッチコピーがあるだけに、SUVにもトランスミッションはMTも選べるなど走りにも特化しているのが特徴です。
フォルクスワーゲンのSUV
続いてドイツ車のフォルクスワーゲンのSUVですが、外国車SUVの燃費1位、2位にランクインしたクロスポロ、クロスアップに続きゴルフオールトラック、トゥアレグが販売されています。燃費についてはクロスポロ、クロスアップは良かったもののトゥアレグは燃費9.8㎞/Lという結果からメーカー内でもバラつきがある事が確認できます。
フィアットのSUV
次にイタリアのメーカー、フィアットのSUVの紹介です。フィアットは500xというSUVが有名です。燃費は13.1㎞/Lと1.4ℓエンジンにしてはあまり良くないものの、イタリアらしいポップな外装やきびきびとした走りが特徴です。
フォードのSUV
次にSUVの本場アメリカの車メーカー、フォードのSUVの紹介です。フォードではエコスポーツ、クーガ、エクスプローラーの三台があります。一番燃費のいいエコスポーツで14.5㎞/Lとあまり燃費はよくありません。しかし最近では大型SUVのエクスプローラーがダウンサイジングを取り入れたりと環境にも配慮しているので、今後の燃費にも期待ができそうです。
キャデラックのSUV
最後は同じくアメリカの車メーカー、キャデラックのSUVの紹介です。キャデラックではエスカレードとSRXクロスオーバーが販売されています。SRXクロスオーバーの燃費は7.7㎞/Lとお世辞にも良いとは言えません。またエスカレードともなると燃費を記載していません。ですがおそらく5㎞/L以下になるでしょう。しかしそんなキャデラックのSUVですが、フルサイズラグジュアリーSUVのエスカレードはVIPの移動車に使用されていたりと今も根強いがあります。
燃費か走りどちらを選ぶか
今や世界各地で大のSUV。 しかし単にSUVと言っても種類はさまざまで何を基準として選ぶかによって対象となる車種は違ってきます。ですが自分の好みの車を購入することが一番大事です。燃費だけでなくその車の性能についても調べてみてください。
初回公開日:2017年12月10日
記載されている内容は2017年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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