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トヨタVOXYの燃費はどれくらい?・燃費向上方法・実燃費

更新日:2024年07月20日

今回はトヨタVOXYの燃費について比較します。新型ではガソリン仕様とハイブリッド仕様が設定されているので、そちらの比較も行っています。発売当初モデルから燃費を比較していきますので、中古車での購入を検討されている方もこの記事を参考にしてみてください。

トヨタVOXYの燃費はどれくらい?・燃費向上方法・実燃費

トヨタVOXYってどんな車?

トヨタVOXYはトヨタ自動車が2001年から販売している5~8人乗りのミニバン型乗用車です。ライトエース・ノアの後継車として発売されたファミリー志向の姉妹車「NOAH」とは対照的にスタイリッシュでドレスアップ感を強く打ち出した車となっています。

広い室内を持ちながら2,000ccの排気量で5ナンバーサイズに収まるため維持費も安く、「日産セレナ」、「ホンダステップワゴン」と並び高いを獲得しています。エアロパーツでドレスアップされたZ・ZS、5人乗り設計のTRANS-X等、多様なグレードが用意されていることも高いの理由の1つです。

トヨタVOXYの燃費は悪い?

トヨタVOXYは発売が2001年と歴史も長く、新車で購入を検討されている方や中古車で購入を検討されている方がいるでしょう。燃費についても気になる方が多いかと思いますので、年式別に燃費を比較していきます。

トヨタVOXYの実燃費はどれぐらい?

以下では年式別にトヨタVOXYのカタログ燃費と実燃費を比較していきます。カタログ燃費とは国土交通省が定めた走行条件を課して測定された数値のことをいい、実燃費とは所有者が実際に走行して測定された数値のことをいいます。

一般的にカタログ燃費に0.6~0.7を掛けた数値が実燃費になるといわれています。これはカタログ燃費測定時との気温、気候、道路状況、エアコンの有無等で条件が変わってしまうことで誤差が発生してしまうからです。この記事ではカタログ燃費、実燃費両方の数値を表記していきます。

60系VOXY(2001年~2007年)

60系は初代VOXYになります。2004年まで4速ATが採用されていましたが、マイナーチェンジを機に無段変速であるCVTが採用されました。4WD仕様も用意されているので、それぞれの燃費を比較していきましょう。

4速AT

4速ATのVOXYのカタログ燃費は2WD車で14.2km/L、4WD車で12.6km/Lとなっており、実燃費では2WDで9.58km/L、4WDで8.90km/Lとなっています。

CVT

マイナーチェンジ後のCVT搭載モデルでは2WDで14.2km/L、4WDで12.6km/Lといったカタログ数値でした。実燃費では2WDで9.50km/L、4WDで9.60km/Lとなっています。

70系VOXY(2007年~2014年)

2代目となる70系VOXYは初代より車内が広くなっており、スライドドア開口部も拡大され乗降性が向上しています。「バルブマチック」という新システムを採用したエンジンが搭載され、燃費性能も向上しています。

燃費についてはカタログ発表数値で2WD車が14.2km/L~13.4km/L、4WD車が13.4km/L~12.6km/Lとなっています。実燃費では2WDで10.14km/L~9.71km/L、4WDで10.74km/L~9.96km/Lという数値です。

80系VOXY(2014年~ )

3代目となる80系VOXYは箱感を強調し、よりワイルドにスタイリッシュな進化を遂げました。低床フラットフロアの採用により2代目VOXYよりも全高を低くしながら室内高は60mm高くなり、更に室内空間が広くなりました。またハイブリット車も新たに設定され、燃費も向上しました。

ガソリン車とハイブリットの燃費をそれぞれ比較していきます。

ガソリン車

80系VOXYより燃費測定方法にJC08モードが採用され、厳しい審査基準で測定されています。

燃費については2WDで16.0km/L、4WDで15.0km/L~14.8km/Lといったカタログ数値になっています。実燃費では2WDで11.72km/L~10.77km/L、4WDで10.75km/L~10.63km/Lとなっています。

ハイブリッド車

ハイブリッド車とはエンジンとモーターを組み合わせて、走行時の無駄を省いた仕組みのことをいいます。エンジンだけでは発進時や低速走行時に充分な能力が発揮できず、無駄なガソリンが使用されてしまいます。そこにモーターを組み合わせる事でお互いを補完する形で燃費の向上を図っています。それではハイブリッドVOXYの燃費を比較していきましょう。

ハイブリッドVOXYには4WD設定は無く、2WD車のみになります。カタログ燃費の数値は23.8km/Lとなっており、実燃費の数値は16.69km/L~16.31km/Lとなっています。

新型VOXY(2017年7月~)

2017年7月3日にマイナーチェンジされ、新型VOXYとして発売されました。主にヘッドランプやバンパーの形状等、エクステリアの変更でスポーティさを高めた仕様となりました。室内設備も充実され、助手席シートバックに格納式テーブルが装備され、充電用USB端子が装備される等、使い勝手の良い空間が実現されました。

前期型VOXYの一部改良時に衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱防止支援システム、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援システム「Toyota Safety Sense C」が採用され、安全面も向上されました。

燃費については前期型VOXYと変わらず、ハイブリッド車で23.8km/L、ガソリン2WDで16.0km/L、4WD車で14.8km/Lといったカタログ数値です。

トヨタVOXYの燃費向上方法

VOXYはエンジンの排気量に対して車体の重量が重く、燃料を消費しがちです。ボディタイプも箱型で空気抵抗を受けやすくなり、負荷がかかります。そんなVOXYですがちょっとした工夫で燃費は向上しますので、その方法をご紹介いたします。

アクセルワークでの燃費向上

VOXYはエンジンがある程度温まった状態で走行している時にアクセルオフすると、速度が20km/hより下がるまでガソリンをほとんど使わない状態で走行します。停止予定位置の3mぐらい手前で20km/h以下になるように意識して運転すると、ほとんどガソリンを使わない状態で移動する距離が長くなり、燃費向上につながります。

加速時も発進して40km/hを過ぎたあたりでアクセルの踏み方を弱くするように意識しましょう。そうすることで無駄なガソリンが消費されず、燃費が向上します。

メンテナンスでの燃費向上

VOXYに限らず、どんな車でもメンテナンスをこまめに行うことで燃費は改善されます。特にエンジンオイルはエンジンをスムーズに回転させる為の潤滑油の役割があり、燃費に大きく関わってきます。メーカーでは15,000kmまたは1年毎が交換時期といわれていますが、運転の仕方等で変化しますのでこまめにチェックするようにしましょう。

VOXYはミニバンタイプで室内も広く、たくさんの荷物を積むことができます。荷物を積みっぱなしにしていると車体が重くなり燃費が悪化しますので、できるだけ車内を空にするように心がけましょう。給油時に満タンではなく半分だけにするということも車体を軽くでき、燃費向上につながります。

圧倒的のトヨタVOXY

2001年の発売から常に高いを獲得し続けているVOXYですが、2014年以降の3代目VOXYでは2年連続でミニバンの売上を達成しました。2015年の1月~12月では2位の日産セレナに約3万台の差をつける圧倒的を獲得しています。

都市部以外の地域ではセカンドカーとして軽自動車やコンパクトカーを購入することが多いです。ですが、そのセカンドカーの高価格化が進んでおり、ミニバンの中古車市場が活発になってきています。発売当初からワイルド・スタイリッシュを売りにしてきたVOXYは中古車でのも高くなっています。

新車、中古車どちらのも高いVOXYですので、この記事を参考にご購入を検討してみてはどうでしょうか。

初回公開日:2017年09月23日

記載されている内容は2017年09月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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