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トヨタ アイシスの燃費は悪い?燃費向上方法・燃費計の仕組み

更新日:2024年07月21日

今回はトヨタのミニバンであるアイシスの燃費、についてを中心に記事を作成しました。まずは、アイシスの魅力から、詳しいモデルごとのカタログ燃費や実燃費平均値などを紹介しています。アイシスは中間層から高年齢層までがありますが、そのあたりの理由も探っていきます。

トヨタ アイシスの燃費は悪い?燃費向上方法・燃費計の仕組み

トヨタアイシスとはどんな車?

今回はトヨタアイシスの燃費効率の話題を中心に紹介していきますが、その前にまずは「トヨタアイシス」とは一体どういった車なのかを見ていきます。まず。アイシスはトヨタ自動車が製造し現在に至るまで販売されている「ミニバン」になります。「ミニバン」とはフルサイズバンよりも小さいバンのことを指し、そう名付けられています。

そのため、車体としては大きい種類に入り、日本国内専用車であり、ウィッシュの兄弟車としても知られています。そんなアイシスは2004年9月に販売が開始されて以降、2007年にマイナーチェンジされ、それ以降一度もフルモデルチェンジが行われず販売され続けているという、少し変わった経歴の車となります。

それでも、ロングセラーの車として世に認知されているわけですが、今回はそうしたアイシスの魅力も含めて燃費に関する記事を紹介していきます。

アイシスの魅力とはどんなものか?

アイシスは発売以降そのデザインが大きく変わることなく、マイナーチェンジ以後約10年以上もの間そのままの形で販売されています。恐らく、そのように販売され続けている理由としては、発売当初からすでに「安定した」デザインと性能を持ち合わせていたのだと考えられます。

まず、アイシスの購入者層は30台から50代にかかるところですが、実際に恒常的に売れ続けている理由を調べると、「使いやすさ」と「安定感」というキーワードがアイシスの魅力であることが分かります。

車を選ぶ方の誰もが「ハイスペックで高性能・高パワー」な車を求めているわけではないため、アイシスのような「落ち着いた雰囲気と性能を持つ車」というのも非常に高いを持つ理由となります。

トヨタアイシスの燃費は悪いの?

トヨタアイシスは先ほど紹介した通り、その「バランス力」がコンセプトとなっており多くの人に乗られています。そして長年愛されている理由の一つには燃費効率も含まれています。アイシスのみんカラでの実燃費平均値はレギュラーガソリンモデルが「11.13㎞/リッター」となっており、この大きさのミニバンとしては安定して高い数値であることが分かります。

このように高い実燃費を算出しているアイシスですが、そのほかのモデルについてはどのようになっているのでしょうか。以下でそれらの燃費についてを中心に詳しく紹介していきます。

中古のアイシスの燃費は?

トヨタアイシスの中古モデルについては2004年9月に発売されているマイナーチェンジ前のモデルも含まれています。そのため、それらのカタログ燃費をいくつか見ていきます。

まず、2000㏄のトランスミッションCV、FF方式のモデルが「14.0㎞/リッター~14.4㎞/リッター」となっています。同じく4WDは「12.6㎞/リッター」となっていました。それぞれの実燃費平均値は「10.39㎞/リッター~10.64㎞/リッター」と「8.33㎞/リッター~11.04㎞/リッター」となっています。

こちらの2000㏄モデルは「プラタナ」と「G/L」のグレードに分かれており、2000㏄モデルの他に1800㏄モデルのものもあります。

1800㏄モデルのアイシスの燃費は?

2004年9月に発売されたトヨタアイシスの1800㏄モデルの燃費ですが、カタログ燃費は「14.4㎞/リッター」となっていました。また、実燃費平均値は「9.01㎞/リッター~9.55㎞/リッター」となっており、グレードは「プラタナ」と「L」の二つに分かれています。

こちらのアイシス1800㏄モデルは全て駆動方式はFF方式となっており、4ATトランスミッションとなっています。2009年9月に発売された1800㏄モデルのカタログ燃費は「16.4㎞/リッター」となっており、グレードは前モデルと変わりません。

そして、実燃費平均値は「11.32㎞/リッター~11.54㎞/リッター」となっており、トランスミッションは全てCVT、駆動方式はFF方式となっています。

アイシスにハイブリッドモデルはあるのか?

一時期ですが、新型のアイシスにハイブリッドモデルが発売されるといった噂が立ったこともあるようですが、アイシスのハイブリッド化は未だ発表されていません。アイシスの車両の大きさや重さなどを考えると、今後もアイシスのハイブリッドモデルが開発されるといったことは起こらないと考えられます。

ですが、新型のアイシスは昨今の「エコカー減税」によって、より燃費向上を図るために僅かな改良を加えられています。具体的には、ギアをハイギア化することによって燃費向上を図っているようで、これによって10%から15%程度の燃費向上が見込まれます。

そんな新型トヨタアイシスのカタログ燃費は1.8リッターモデルの2WDが「15.2㎞/リッター」、4WDが「13.6㎞/リッター」となっていました。

トヨタアイシスの燃費計の仕組みを解説!

燃費計についてですが、最近の車のほとんどは後付けしなくても初めから燃費計が備え付けられているといったことも多いです。トヨタのアイシスも初めから燃費計がついていますが、その仕組みはどのようになっているのでしょうか。実際、各自動車会社によって違いますが、トヨタの場合はほとんどの車が同じ燃費計の仕組みとなっていることが分かりました。

「プリウスの場合を例にあげますと、スキッドコントロールコンピュータから送信される走行距離の累積、それとエンジンコントロールコンピュータから送信される燃料噴射量の累積。この2つの信号を使って平均燃費を算出しています。この方法はほとんどのトヨタ車で使用されています」

出典: https://old-car.net/mileage-meter/ |

トヨタの場合、以上のような仕組みをほぼすべての車の燃費計に採用しているわけです。簡単にこの仕組みを説明すると、燃料を噴射する「インジェクター」という装置が燃料を吹いている時間で使用した「燃料の量」と、車の速さを測るセンサ―からの「走行距離のデータ」を利用して、1リッターあたりにどれだけ(何㎞)走行しているのかを計算しています。

つまり、トヨタのアイシスの燃費計の基準となっている数値は「燃料の噴射量」ということになります。マツダなどでは瞬間燃費計を配備しているものもあり、それらは2秒ごとに瞬間燃費を計測し更新することが出来ます。

トヨタアイシスの燃費向上方法を考える

トヨタアイシスの燃費に関して、買い物などに使うチョイ乗りでの数値が平均で「12㎞/リッター」前後であるという方が多いのに対して、中には「9㎞/リッター」、もしくはそれ以下の数値しか出ていないといった方がいました。

アイシスも他の車と同様に走り方によって燃費効率が大きく変わります。なるべくなら、少しずつ小出しでアクセルを踏んで走行するよりは、アクセルの開度極限まで小さくしてスムーズに走行できるように、エンジンブレーキの多用と、回転数の維持を心がけるようにするといいでしょう。

また、そのようにエコなドライビングを心がけたのにも関わらず燃費効率が何も変化がなく著しく低い場合は、欠陥車であることも考えられるため、交換するという方法もあることを覚えておいてください。

「トヨタアイシス」と「トヨタウィッシュ」の燃費を比較!

2003年にトヨタから「ウィッシュ」はミニバンとして販売を開始されました。ここからは同社のミニバンとして「アイシス」と「ウィッシュ」の燃費を比較していきます。まず、カタログ燃費から比較すると、アイシスが「13.6㎞/リッター~15.2㎞/リッター」であるのに対して、ウィッシュは「16.0㎞/リッター」となっています。

若干ですがウィッシュの方に燃費効率は軍配が上がります。それ以外の性能面についてはトヨタアイシスとウィッシュはそれほど違いはなく、価格面は若干ウィッシュが安く、アイシスは「Bピラーレス&スライドドア」、安全面やビジュアルはウィッシュといった特徴があり、それぞれの車にそれぞれの利点があることが分かりました。

高年齢層にヘビーローテーションなアイシス

ここまでアイシスについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。アイシスはフルモデルチェンジが一度も行われていない中で、今まで販売されているという珍しい車になります。スライドドアや、その愛着のあるフェイスが未だに親しまれている要因でもありますが、燃費効率や走行性の安定感なども評価されていることが分かりました。

アイシスは、ある意味「古典的」なその外観や性能が、「家族連れ」や「高年齢層」の方々を中心にヘビーローテーションされている魅力ある車と言えるでしょう。

初回公開日:2017年10月09日

記載されている内容は2017年10月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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