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三菱アウトランダーPHEVの実燃費はどれくらい?燃費向上方法

更新日:2024年07月21日

アウトランダーPHEVは、今までのHVととは一線をかし、ガソリンエンジンで自らのバッテリーに充電をしながら走ることができる電気自動車なのです。その燃費は運転方法や工夫でコントロールする事ができそれ自体が楽しめる夢の車なのです。

三菱アウトランダーPHEVの実燃費はどれくらい?燃費向上方法

三菱アウトランダーPHEVの実燃費はどれくらい?

三菱自動車で販売しているアウトランダーPHEVは国産で売られているハイブリッド車の中で唯一急速充電器を使用して充電できる機能を持ち、家庭からでも設備を設置する事で充電を行うことができることから未来の車の形として、そしてその先進性から非常に話題の多い車です。

カタログ数値と実燃費の乖離が大きいことから昨年燃費不正問題としても取り上げられたので記憶の新しいところではあるのですが、実際のところはどうなのか確認していきましょう。

カタログ燃費は?

この話題の多いアウトランダーPHEVですが、カタログ燃費がどのようになっているかまずはみていきましょう。アウトランダーPHEVのカタログには充電電力使用時走行距離が60km、ハイブリッド燃料消費率が19.2km/Lと記載されていました。この数値って今までの感覚で比較してみると物凄い数字ですよね。

ハイブリッド

アウトランダーPHEVのまず大きな特徴は、エンジンとモーターの二つの駆動機能を持っているということです。そしてアウトランダーPHEVは基本的にモーターで走るというところが今までのハイブリッドと大きく違うところです。

今までのハイブリッドはガソリンエンジンで駆動をしていたのですが、アウトランダーPHEVのガソリンエンジンは駆動では無く充電がなくなった時の発電機能を持っているのです。走行においてはいわゆるEV車両の構造になっているというところが大きなポイントです。

オーナーから聞こえてくる燃費は?

ネットなどをみているとアウトランダーPHEVのユーザーボイスとして燃費の情報が結構見受けられます。その意見から見てみたアウトランダーPHEVの燃費は次のようなものがあります。

「エンジンを全く使わないで満充電でEV走行して52km走ることができました。」

「エンジンとEV走行を併用して走っているのですが、平均燃費は34km/Lになっています。」

「特に何も考えず走っていますが、アウトランダーPHEVの燃費は常に18km/L以上走ってくれます。」

これらの意見を見てみるとアウトランダーPHEVは実は使い方や走り方によって燃費が大きく違う車と感じますよね。走り方もEVだけで走る方法とガソリンだけで走る方法、そしてEVとガソリン両方で走る方法とそれぞれ違いがあるようですね。

三菱アウトランダーPHEVの燃費向上方法

アウトランダーPHEVは今までのどの車とも違う機能を持っているのでその運転についてもまだまだ未知の運転の仕方があると言っても間違いありません。何も考えずただ運転しているのと機能を熟知して燃費走行を心がけるのでどうも天と地の差が出るような感じもしています。

セーブモード

アウトランダーPHEVの大きポイントとしてセーブモードというものがあります。これは電気をなるべく減らさないように制御してくれるモードなのです。そしてこのモードの特徴は駆動用のバッテリー電気を温存しておいてくれるのと同時にパワーが必要な走りにも瞬時に対応してくれるハイブリッドモードにもなるということです。アウトランダーPHEVは、このモードにしておくことで最大馬力がいつでも引き出せる状況になっているのです。

アウトランダーPHEVは、実はEVモードで走っている時は最大馬力にするためにはエンジンをかける必要があり、アクセルを踏んでもエンジン始動のタイムラグがあるので1〜2秒遅れた感じがしてしまうのです。パワーを使いたい時にはセーブモードにしておくとレスポンスの向上も図れるので試して見てください。

チャージモード

アウトランダーPHEVの機能としてもう一つチャージモードというものがありますが、これは任意にエンジンで発電して充電をする事ができる機能です。但しこの機能を使うとチャージモードで充電、EV走行、そしてまたチャージモードで充電というサイクルを繰り返すことになるので総合燃費は悪くなります。

チャージモードでの充電は80%にするのにおよそ40分、ガソリンの量としては約3L程消費すると言われていますので普段の走行に使うというより、キャンプやアウトドアなどで電気がほしいと時に使う使い方がメインになるようです。

三菱アウトランダーPHEVの燃費不正問題とは

昨年三菱自動車で発覚した燃費不正問題は過去10年間に渡って販売した29車種の燃費の測定方法に不正があったという社会的にも大きな影響を残す問題だったのです。

主な原因は測定方法に不正があり、本来法令で定められている測定方法は、往復3回の走行データーの平均値を取るというものなのですが、三菱自動車が採用していた測定方法は最大60回の走行を繰り返し、そして計算に有利な3回から平均値を出すというものだったのです。

そしてアウトランダーPHEVも該当車種として不正があった現行販売の8車種の一つとしてカタログデータの燃費値の修正申請を行ったのです。

三菱アウトランダーPHEVの高速道路での燃費はどれくらい?

アウトランダーPHEVの高速道路における燃費はどうなのでしょうか。通常普通のガソリン車では一般道より高速道路の方が燃費がいいというのが常識となっています。

アウトランダーPHEVの場合には、1番燃費がいいのが一回の走行がEV走行のみを繰り返して使っている環境なので高速道路は逆にEV走行だけで走る距離ということが少なく、必ずエンジンが始動することから燃費が良くなるということは基本的にはありません。

燃費を良くする工夫

アウトランダーPHEVの燃費を良くするためには運転方法の工夫が1番です。一つの方法としては回生ブレーキを6段階のうち1番軽い状態で走行することです。回生量は0となってしまいますが、走行抵抗がタイヤの摩擦だけでとなりモーターの電力を使わないでいわゆる滑走という状態で走行することができます。

このコースティングという方法をうまく使う事で確実に走行距離を伸ばせます。

三菱アウトランダーPHEVの燃費とエアコンの関係

今までガソリン車に乗っているとあまり気になることではないのですが、実は電気自動車はエアコンをかけることで確実に燃費というか電費に影響が出てきます。特に気温が下がって暖房を使うと熱を発生させるためには電気を使ってヒーターを機能させなければいけないならないので想像がつくと思います。

それではアウトランダーPHEVでエアコンを使用した場合はどうなるのでしょうか?口コミをみているとエアコンを使用すると極端に燃費が悪くなっている人もいればそれなりの燃費を出せている人もいるようです。

燃費を気にする人はエアコンオフでシートヒーターを活用している人も多いようです。しかしせっかく買った車なので快適性を優先してエアコンオンで運転した方がいいでしょう。

アウトランダーPHEVの魅力

アウトランダーPHEVはこれまでのHVとは違い根本構造はEV車両なのです。この事により他の車と燃費を単縦比較することは難しく日々の走行距離がEV走行だけで可能な距離しか使うことがないと理論的にはガソリンを使う事なく充電だけしていればずっと走れてしまうという魅力的な構造となっているのです。

魅力のEV走行

EV走行においても今までのHV車ではモーター走行で走れるのは、いいところ2〜3kmだったのをアウトランダーPHEVでは大容量の電池を搭載する事で40〜60km走ることができるようになったのです。そして充電が不足すると自分でエンジンを始動し、自らが発電機となり充電しながらモーターに電力を供給して走行するというとても特殊な車です。

エンジン始動についてもモード切り替えができるのでモーターとエンジンを上手に使い分けて運転することも楽しめ、更に6段階の回生ブレーキをコントロールすることでも走行距離のコントロールができるので今までの車にはない魅力が盛りだくさんです。

初回公開日:2017年09月19日

記載されている内容は2017年09月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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