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ヴィッツの実燃費はどれくらい?燃費比較・燃費改善方法

更新日:2024年07月22日

今回の記事は、ヴィッツの燃費と燃費改善方法について記載しています。様々な他車種との比較を経て、コンパクトカーというジャンルにおけるヴィッツの燃費の実力を評価しました。また、燃費改善に効果がある運転方法やメンテナンス、グッズについても記載しています。

ヴィッツの実燃費はどれくらい?燃費比較・燃費改善方法

トヨタ「ヴィッツ」とは?

ヴィッツは、1999年1月に発売されました。この初代ヴィッツが発売された1999年当時は、車の価値が価格の安さに偏重されていましたが、ヴィッツはギリシャ人デザイナーの起用や品質、安全性能や環境性能の高さを全面に押し出し、国内外で爆発的にヒットしました。ヴィッツの販売台数は、トヨタの代表的車種「カローラ」を上回った程です。

また、ヴィッツは世界戦略車でもあります。主な市場は北米と欧州ですが、中近東向けのモデルも存在します。これらの車種は高く評価され「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したこともある程です。

現在販売されているヴィッツは、3代目になります。3代目ヴィッツの発売当初は、コンパクトカー市場の売れ行きが非常に好調でした。その後、一時期販売台数は落ちましたが、2017年1月にハイブリッドグレードを追加してからはまたが回復し、販売台数も増えてきています。

ヴィッツの実燃費はどれくらい?

新型ヴィッツ(3代目)の燃費は?

現行モデルである3代目ヴィッツの最新モデルは、2017年1月に発売されています。グレードの種類は多いのですが、ここでは標準グレードである「F」の燃費を見ていきましょう。詳細は下表の通りです。

グレードカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
F21.6km/L14.92km/L

旧型ヴィッツ(2代目)の燃費は?

2代目ヴィッツは、2005年2月に発売されており、最新モデルは、2009年8月のモデルです。ここでは、標準グレードである「B」の燃費を記載しています。

グレードカタログ燃費(10・15モード燃費)実燃費
B22.05km/L14.37km/L

カタログ燃費が新型の3代目ヴィッツより優れているように見えますが、2代目ヴィッツのカタログ燃費で用いられている測定方法は「10・15モード測定方法」になります。この測定方法は3代目の「JC08モード測定方法」に比べ、およそ1割程優れた数字が出るため、性能では3代目の方が優れていることになります。

旧型ヴィッツ(初代)の燃費は?

初代ヴィッツは1999年1月に発売されており、最新モデルは2004年4月に発売されています。このモデルにも多数のグレードがありますが、ここでは標準グレードである「B」の燃費を記載しています。

グレードカタログ燃費(10・15モード燃費)実燃費
B21.5km/L14.09km/L

ハイブリッドグレードの燃費は?

3代目ヴィッツにはハイブリッドグレードが存在しており、最新モデルは2017年1月に発売されています。ハイブリッドグレードにも種類があります。ここでは、標準グレードである「ハイブリッドF」の燃費を見ていきましょう。燃費の詳細は以下の通りです。

グレードカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
ハイブリッドF34.4km/L21.15km/L

ターボグレードの燃費は?

3代目ヴィッツには、ターボグレードも存在しており、2013年9月に発売されています。燃費は下表の通りです。

グレードカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
GRMNターボなし12.01km/L

ヴィッツの燃費まとめ!

ここまで紹介してきたヴィッツの燃費を、実燃費が優れている順にまとめました。詳細は下表の通りです。

グレードカタログ燃費実燃費
ハイブリッドF34.4km/L21.15km/L
F21.6km/L14.92km/L
B(2代目)22.5km/L14.37km/L
B(初代)21.5km/L14.09km/L
GRMNターボなし12.01km/L

やはり燃費では、ハイブリッドグレードの強さは圧倒的です。カタログ燃費のみならず、実燃費も他のグレードを大きく引き離しています。逆に、標準グレードであるFとBに関してはそこまでの差はありません。

グレード別ヴィッツの燃費比較

この項では、3代目ヴィッツのグレード別に燃費を見ていきます。ヴィッツのグレードは種類が多く、またそのグレードの中でも装備の違いによる燃費の差が生まれています。

Fグレードの燃費は?

ヴィッツの標準グレードであるFですが、搭載されているエンジンによってさらに分岐します。996㏄のエンジンを搭載した「1.0F」と、1329ccのエンジンを搭載している「1.3F」です。さらに、アイドリングストップ機能を搭載した「スマートストップパッケージ」もあります。では、これらの燃費を見ていきましょう。詳細は下表の通りです。

グレードカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
1.0F21.6km/L14.92km/L
1.3F25.0km/L16.33km/L
1.0Fスマートストップパッケージ24.0km/L16.03km/L

スマートストップパッケージは1.0Fのみに存在するグレードですが、アイドリングストップ機能が搭載されているだけあって、実燃費は1.0Fより優れています。しかし、カタログ燃費、実燃費共に一番優れているのは1.3Fという結果になりました。

ジュエラグレードの燃費は?

ジュエラは標準グレードであるFの内外装に、専用のメッキ加飾を施し、華やかさを表現したグレードです。ジュエラも、Fグレードと同じように搭載されているエンジンによってグレードが分岐しますし、スマートストップパッケージグレードも存在します。しかし、ジュエラはエンジン回りの装備がFと何ら変わらないので、燃費はFと全く同じとなります。

Uグレードの燃費は?

「U」グレードは、標準グレードであるFの装備をより充実させたグレードです。搭載されているエンジンは1329ccであり、1.3Fと同じものになります。また、このUグレードに16インチアルミホイールとエアロパーツを装着した「スポーティパッケージ」もあります。しかし、エンジン回りの装備は1.3Fと変わりませんので、この2グレードの燃費は1.3Fと同じです。

ハイブリッドグレードの燃費は?

ヴィッツのグレードの中では、圧倒的な燃費を持つハイブリッドグレードですが、「ハイブリッドF」、「ハイブリッドジュエラ」「ハイブリッドU」そして「ハイブリッドUスポーティパッケージ」の4種類があります。これら4種は、先ほど紹介したグレードにハイブリッドシステムを搭載したものです。

ただし、ハイブリッドFに関しては先程紹介したFグレードのように、搭載エンジンによってグレードがさらに分岐するということはありません。また、この4種は搭載されているエンジンが全て同じであるため、燃費も全て同じです。詳細は以下の通りになります。

グレードカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
ハイブリッドF34.4km/L21.15km/L
ハイブリッドジュエラ34.4km/L21.15km/L
ハイブリッドU34.4km/L21.15km/L
ハイブリッドスポーティパッケージ34.4km/L21.15km/L

RSグレードの燃費は?

最後にRSグレードを紹介します。このグレードに搭載されているエンジンは、1496ccとなっており、今まで紹介したグレードより一歩進んだ排気量を持っています。また、専用パーツやエアロパーツが特徴的で、エクステリアにこだわるジュエラとも違うスポーティな雰囲気と高級感に包まれたグレードです。

グレードは駆動方式の違う2種類と、スマートストップパッケージが付いたものがありますので、計3種類です。これらはそれぞれ燃費が違います。詳細は下表の通りです。

グレードカタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
RS(5MT)17.2km/L12.86km/L
RS(CVT)19.6km/L14.27km/L
RSスマートストップパッケージ21.2km/L15.86km/L

ヴィッツとスズキ「スイフト」の燃費を比較してみた!

ヴィッツの燃費をグレード毎に見てきましたが、この項では他車種と比較してヴィッツの燃費の実力を評価します。

今回の比較対象は、ヴィッツのライバル車種であるスズキ「スイフト」で、比較するグレードはハイブリッドシステムを搭載した「ハイブリッドML」です。ヴィッツのグレードもハイブリッドグレードである「ハイブリッドF」を採用しました。詳細は下表の通りです。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
ヴィッツ34.4km/L21.15km/L
スイフト27.4km/L19.32km/L

カタログ燃費、実燃費共にヴィッツがスイフトの燃費を上回る結果となりました。実燃費がカタログ燃費に比べて大分差を詰められていますが、それでも約2km/Lの差をつけています。

燃費でヴィッツの実力を分析!

前項では、ライバル車種であるスイフトとの比較をしましたが、この項では燃費によってヴィッツの燃費の評価を行います。本は、2017年時点で販売されているコンパクトカーの実燃費ですので、このと比較することにより、コンパクトカー市場におけるヴィッツの燃費の実力を見ていきましょう。

詳細は下表の通りで、実燃費順に記載しています。

車種カタログ燃費(JC08モード燃費)実燃費
トヨタ「アクア」38.0km/L23.22km/L
ホンダ「フィット」37.2km/L22.64km/L
スズキ「ソリオ」32.0km/L21.95km/L
トヨタ「ヴィッツ」34.4km/L21.15km/L
日産「ノート」37.2km/L20.30km/L
スズキ「バレーノ」24.6km/L18.62km/L
三菱「デリカD:2」27.8km/L17.74km/L
トヨタ「パッソ」28.0km/L17.14km/L
マツダ「デミオ」24.6km/L15.21km/L
トヨタ「ルーミー」24.6km/L15.17km/L

コンパクトカー実燃費において、ヴィッツは第4位となりました。本を見ると、第5位までは全車がカタログ燃費で30㎞/L以上、実燃費でも20㎞/L以上と非常にレベルの高い争いをしています。ヴィッツは、その中にランクインしているわけですから、ヴィッツはコンパクトカーの中でも非常に燃費の良い車であると言えるでしょう。

ヴィッツの燃費改善方法とは

この項では、ヴィッツの燃費改善方法を記載しています。ヴィッツのみならず、車全般の燃費を改善するためには「いかにエンジンに掛かる負担を減らすか」が重要です。エンジンの負担が軽くなれば、より少ないガソリンで車を動かすことができるため燃費は改善します。今回は「運転方法」「メンテナンス」「グッズ」の3つの観点から燃費の改善方法を見ていきましょう。

運転方法でできるヴィッツの燃費改善方法とは?

まず1つ目の方法ですが「発進時には、アクセルをゆっくり踏んで発進すること」です。とても基本的なことですが、非常に効果がある方法になります。

理由は、発進動作が運転全般で消費するガソリンのおよそ3割を消費するためです。これより、ガソリンを消費する運転動作は「巡航時」のみです。しかし、これらの運転動作の時間を比べると、巡航時の方が圧倒的に長いため、いかに発進動作がガソリンを消費しているかがわかります。

よって、発進時にゆっくりアクセルを踏みながら発進することで、エンジンへの負担を軽くすることができ、ガソリン消費量を抑えることで燃費を改善できます。これは、発進動作が極端に増える市街地での運転時に特に効果がある方法です。

次は、減速時にフットブレーキではなくエンジンブレーキを使用することです。エンジンブレーキを使用すればエンジンへの燃料カット機能が働き、燃料の供給がストップします。減速時は燃料の消費が無くなるため、燃費の改善につながるわけです。減速することが多い市街地や一般道で効果が大きい方法です。

メンテナンスでできるヴィッツの燃費改善方法とは?

1つ目は、エンジンオイルとエレメントの交換です。エンジンは動作中に激しく振動するため、エンジンの部品同士が激しく擦れ合っています。エンジンオイルは、この衝撃を和らげる働きを持っており、さらにエンジン内部の汚れを吸収する清浄作用も持っています。また、エレメントはエンジンオイルが吸収した汚れをろ過し、エンジンオイルの機能を維持する働きを持っています。

しかし、エンジンから生じる汚れは非常に多いため、オイルは定期的に交換しないとその機能を維持できなくなります。エレメントで汚れはろ過できるものの、そのエレメントに溜まった汚れを除去する機能はありません。つまり、エレメントも定期的に交換する必要があります。

このエンジンオイルとエレメントの交換は何かと億劫な事が多いですが、エンジンの機能を保つためにも非常に重要なメンテナンスです。エンジンの機能が低下すれば燃費も急激に悪くなるため、定期的な交換を必ず行いましょう。

グッズでできるヴィッツの燃費改善方法とは?

燃費向上グッズには、ガソリンやエンジンオイルへの添加剤から直接パーツとして取り付けるものまで、実に様々な種類があります。今回は、その中から下記の商品を紹介します。

上記の画像は「フューエルワン」という商品で、ガソリンに添加することで燃費を向上させる効果があります。車のエンジンは、稼働中に部品同士が擦れ合ってできる金属粉や、燃焼の際に発生するカーボン等の汚れを常に排出しています。金属粉等は、エンジンオイルが取り除いてくれるのですが、カーボンなどはオイルでは除去できません。

このフューエルワンは、オイルでは除去できないカーボン等の汚れを除去することによって、エンジンの本来の性能を取り戻し燃費を改善させる機能を持っています。使用方法は非常に簡単で、ガソリン供給口に「フューエルワン」を入れるだけです。

エンジンに溜まった汚れがひどい程この商品は威力を発揮します。走行距離が長い車等は効果に期待が持てるでしょう。反面、新車や走行距離がそれ程でもない車への効果は薄いです。

ヴィッツの魅力的な装備

ヴィッツはコンパクトカーでありながら、魅力的な装備が揃っています。まずは車内の豊富な収納です。全部で13箇所にも及ぶ収納には、その1つ1つに使いやすさのアイデアが込められています。

また、ヴィッツのフロントガラスとフロントドアガラスには、日焼けの原因となる紫外線を約99%カットするUVカット機能付きのガラスが装備されています。日焼けが気になる方には非常に嬉しい装備です。その他、室内を快適に保ってくれるオートエアコンやナノイー、さらに寒い日の運転に嬉しい快適温熱シートも装備されています。

それらに加えて、ヴィッツの情報が一目でわかる液晶モニターもついています。様々な運転情報やエコ運転のサポート情報の提供の他、エコジャッジや燃費などゲーム感覚で楽しめるコンテンツも提供してくれます。

ヴィッツはコンパクトカーの中でも良燃費な車!

ヴィッツの歴代モデルやグレード、そして様々な他車種との燃費を比較しながら、ヴィッツの燃費を見てきましたがいかがだったでしょうか。コンパクトカーはボディサイズが小さいため、燃費に優れている車種が多いジャンルです。そして、その中でもクラスの実力を持つヴィッツの燃費は、非常に優れていると言えるでしょう。

また、ヴィッツは多種多様なグレードで、ユーザーの要求に広く答えてくれます。ボディカラーや内装にこだわるなら「ジュエラ」、スポーティな車を望むなら「RS」等内容は様々です。そして、これらの特徴的なグレード全てに、ハイブリッドシステムを搭載したグレードがあることもポイントです。

こだわりたいポイントもあり、かつ燃費も優秀なコンパクトカーが欲しいという方には、ヴィッツが適任でしょう。優秀なコンパクトカーをお探しの方は、ぜひヴィッツを選択肢の1つに加えてみてください。

初回公開日:2017年10月06日

記載されている内容は2017年10月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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