スバルエクシーガの燃費はどれくらい？燃費向上方法
更新日：2024年07月23日
スバルエクシーガの燃費はどれくらい？
スバルが世界に誇るステーションワゴン「レガシィ」のスタイルを継承しつつ、長年ラインナップになかった「自社開発7人乗りミニバン」の要素を盛り込んで、2008年に生産を開始したのが「エクシーガ」です。
スバル独自の水平対向エンジンや全輪駆動システムを搭載しながらも、大人7人が快適に過ごせる車内設計というパッケージングが話題を呼び、瞬く間に車種となり、2008年の第29回 日本カー・オブ・ザ・イヤーの特別賞「MOST FUN」を受賞するなど、話題の一台となりました。
その後アイドリングストップ機能やスバル独自の安全装置の「アイサイト ver.2」を導入するなど様々な改良していった後の2015年に、樹脂製のバンパーを装着して車高を上げるなど、SUV色を濃くした「エクシーガ クロスオーバー7」へと路線変更をし、2017年の今日でもスバル唯一の7人乗りミニバンとして降臨し続けています。
今回はそんな「エクシーガ」そして「エクシーガ クロスオーバー7」の気になる燃費情報や燃費を向上させる方法などを織り交ぜながら紹介します。
エクシーガに搭載している燃費計って・・？
まずはエクシーガの燃費情報について紹介する前に、エクシーガに搭載されている燃費計の仕組みについて簡単に紹介します。
エクシーガのみならず燃費計を搭載している最新の車は、コンピューターにより管理されています。常時監視している燃料供給により、消費したガソリンを割り出したあと、ある一定時間で走行した距離で割れば、その間の燃費が表示されるという仕組みになっています。
エクシーガでは、インパネ中央部に燃費計を装備しており、運転者は運転しながら燃費情報を逐一確認できます。
燃費は実は「タイヤ」からも影響している！？
ちなみに余談ですが、社外品ホイールや外径の異なるタイヤへ履き替えたりすると、一定時間走行した「タイヤの回転数」が異なってくるため、メーカーが記録した燃費との差異が生じます。
その逆を言えば、標準のサイズとあまりにも異なったタイヤやホイールを履いてしまうと、正しい燃費消費率を算出出来なくなったり、スピードメーターにも影響してしまうため、標準よりもインチアップもしくはインチダウンする場合、専用サイトにて計算しながら慎重に選びましょう。
エクシーガの各グレードにおける燃費情報は？
2.0GTや2.5iなどの「エクシーガ」の場合
まずは先代「エクシーガ」の燃費情報です。カタログによると、JC08モードの燃料消費率はグレードによって異なり、
・2.0GT アイサイト 11.2km/L
・2.5i アイサイト 13.2km/L
・2.0i 13.8km/L
となりました。排気量が2Lもしくは2.5Lの水平対向4気筒ターボを搭載し、全グレードに全輪駆動システムを標準装備している大型のステーションワゴンミニバンである点を考慮すれば、妥当な数値でしょう。
車情報サイト「みんカラ」によるエクシーガの燃費
続いて、車情報サイト「みんカラ」に寄せられた、エクシーガユーザーによる燃費情報です。このサイトによると、2017年現在で9.94 km/Lとなっています。10km/Lを超えるとかなり良いという声が非常に多いです。
一部グレードにアイドリングストップ機能が備わっているものの、発進・停止する機会の多い街中では、最新の車と比べて著しく燃費が悪くなるのが、エクシーガのみならず全輪駆動システムを採用しているスバル車全てに当てはまる弱点です。
ここで、エクシーガユーザーの声の一部を抜粋して紹介します。
エアコンOFFの場合
高速で80～100km巡航で12～13ぐらい。
大阪市内の街乗りは8～9ぐらい。エアコンONの場合
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/exiga/review/deta... |
高速で80～100km巡航で10～11ぐらい。
大阪市内の街乗りは7～8ぐらい。
ゴルフや旅行で遠出する場合は、10～11Km/Lくらいです。
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/exiga/review/deta... |
市内ばかりだと、8～9km/L前後ですかね。
「エクシーガ クロスオーバ−7」の場合
続いて、「エクシーガ クロスオーバー7」の場合です。クロスオーバー7になってからはエンジンのラインナップが2.5Lのみとなりました。
といってもこの2.5Lエンジンは改良が加えられた新しいエンジンであり、ピストンのロングストローク化と燃焼室等を含めたエンジン設計を見直すことで、従来型の水平対向エンジンよりも燃費が向上しました。
その中でカタログ表記では、JC08モードの燃料消費率で13.2km/Lとなっています。
「みんカラ」によるエクシーガ クロスオーバー7の燃費
そして車情報サイト「みんカラ」によると、2017年現在においてユーザーが報告した燃費を平均すると、9.43 km/Lとなっています。
数値だけで見ると若干落ちているように見えますが、以前の「エクシーガ」よりもエンジンの改良やオートクルーズ機能の標準装備化などにより、僅かながらも燃費は改善されています。
そしてエクシーガ クロスオーバー7のユーザーの大半は、10km/L以上を記録しているところも多く、水平対向エンジンと全輪駆動システムという燃費が悪くなる機構を持ちながらも大いに満足できる数値を誇っています。エクシーガ クロスオーバー7のユーザーの声の一部を紹介します。
インテリジェントモード中心の運転で高速はリッター１４キロ付近、街中１０キロ弱、総合１２キロ付近。この走行性能でこの燃費なら文句ないです。
オートクルーズにすると常に車間を保とうとすることでアクセルワークに無駄が生じてしまうため、若干燃費は落ちると思います。
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/exiga_crossover_7... |
一般道を普通に走って平均１０Km/リットル以上です。ただし、冬場の暖機運転が長い時や通勤時の渋滞する時が多いと上記よりも下がります。
出典: http://minkara.carview.co.jp/car/subaru/exiga_crossover_7... |
信号が少ない郊外をドライブすると１１～１２Km/リットルは普通に出ます。
高速では１００Kmをキ－プすれば１４～１５Km/リットル位。
結局「エクシーガ」と「エクシーガ クロスオーバー7」のどっちが良いの？
今現在では、「エクシーガ クロスオーバー7」が生産・販売を行っている現行車扱いとなり、燃費の改善も進んでいます。しかし中古車市場では、低燃費の小排気量エンジンを載せたエクシーガを見つけることもでき、を博しています。
最新のエンジンを載せた「エクシーガ クロスオーバー7」と、小排気量エンジンを載せたグレードを持つ「エクシーガ」のどちらにも一長一短あり、あまり一概には言えませんが、万が一低燃費のエクシーガをお探しであれば、ユーザーのニーズに合わせたものを選んだ方が良いでしょう。
エクシーガの燃費を向上させるには？
では具体的に、エクシーガやエクシーガ クロスオーバー7の燃費を向上させるにはどうしたらよいかを紹介します。
エクシーガ及びエクシーガ クロスオーバー7には、エンジン加速力が異なった3タイプの走行モードを備える「SI-DRIVE」というものがあります。穏やかな加速を行う「インテリジェントモード」と、力強さのある加速を行う「スポーツモード」、そしてきびきび走りにぴったりな「スポーツシャープモード」の3タイプを備えています。
低燃費走行を実現するには「インテリジェントモード」にするようにメーカーは呼び掛けていますが、ユーザーの声によると「スポーツモード」の方が燃費が良くなるとのことです。「インテリジェントモード」だと、パワーを抑制することになり、燃費はむしろ悪化する傾向にあるようです。
あくまで一部のユーザーによる情報ですから、無理なく運転するだけでも低燃費化につながることもあるので、ご参考程度になさってください。
そして街中で走るよりも、高速道路等といった長時間速い速度で走行し続けていくほうが、燃費は飛躍的に向上します。この機能に似たものが、エクシーガの一部グレードやエクシーガ クロスオーバー7に搭載している「アイサイト ver.2」の中に、全車速追従機能付クルーズコントロールが内蔵されています。この機能を使用できるのであれば、積極的に使ってみるのも、エクシーガの燃費向上につながります。
エクシーガの燃費を向上させるまとめとして、
・SI-DRIVEをスポーツモードにし、エンジンに負担をかけさせない。
・無駄な急発進もしくは急加速をしない。
・高速道路など速い速度を長時間維持し続ける。
この3点を踏まえて運転していけば、エクシーガの燃費改善につながります。
エクシーガの燃費を向上させて快適な生活を！
スバルの7人乗りステーションワゴン型ミニバンである「エクシーガ」そして「エクシーガ クロスオーバー7」の燃費情報についてまとめて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
スバルの技術を結集させて造り上げた長き伝統のある水平対向エンジンと全輪駆動システムは、ユーザーのちょっとした運転の仕方次第で燃費を向上させることが出来ます。
大人7人も乗れる車内パッケージと合わせて、「安心と愉しさ」が詰まったエクシーガ生活をお得にそして末永くお過ごしください。
初回公開日：2017年09月24日
記載されている内容は2017年09月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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