スズキエスクードの燃費は悪いの?実燃費紹介・燃費向上方法
更新日:2024年07月23日
スズキエスクードとはどんな車?
エスクードとはスズキが製造し販売しているSUV車です。1988年にライトクロスカントリーとして発売し、その後SUVの源流の一つとなったジャンルを作り上げた車になります。
車名の「エスクード」はスペイン語圏の中南米で使われていた通貨単位の「エスクード」から来ており、古のスペイン金貨、大航海時代の男のロマン、冒険心などをイメージして名付けられたと言われています。
エスクードはライトクロスカントリーながら、本格的なSUVとしての機能を備えながら、低燃費で、街乗りや高速道路などの様々な場面で乗用車として走行性能を高めた車となっています。エスクードはライトに乗用車として利用される方が多いですが、強固なラダーフレームや悪路走破性は期待できる性能を併せ持ちます。
スズキエスクードの燃費は悪いの?
スズキエスクードは先ほども紹介した通り、ライトクロスカントリーということで、開発コンセプトとして「クロスカントリーセダン」を目指しています。そのため、一般的なSUVに比べると、生活四輪駆動者としてもっとライトな使い道をターゲットとしています。
そのため、普通のSUVに比べると省燃費なつくりとなっており、その分だけ燃費性能が高くなっています。2017年7月に販売されているモデルは4WDでターボを搭載していますが、JC08モードでのカタログ燃費の計測値は16,8km/リッターとなっています。
4WDでターボ搭載のSUVとしてここまでの燃費性能を上げるのは、やはりスズキエスクードならではと言えるでしょう。では、以下ではスズキエスクードのより詳しい燃費数値を紹介していきます。
スズキエスクードの実燃費はどれくらい?
スズキエスクードの実燃費ですが、みんカラで見た実燃費の平均値はレギュラーガソリンモデルが9.44㎞/リッターとなっており、ハイオクガソリン仕様は10.02㎞/リッターとなっていました。乗っていた方の多くも街中を中心として乗っているドライバーが多く、それを踏まえればエスクードの実燃費平均は高いと言えるでしょう。
また、エスクードのレギュラーガソリンモデルの実燃費の数値幅は6㎞/リッター~18㎞/リッターとなっています。ハイオクガソリンモデルは8㎞/リッター~14㎞/リッターとなっており、全体として僅かにハイオクガソリンモデルの方が上回っていました。
ランドブリーズの燃費は?
スズキエスクードのランドブリーズは通常モデルが2005年から、2014年8月20日より、エスクードの特別仕様車として販売を開始されました。こちらはより本格四輪駆動SUVとしての機能を備えパワーアップしたモデルになります。
ランドブリーズのJC08モードで計測したカタログ燃費の数値は9.6㎞/リッターとなっています。ガソリンを満タン状態にして走行した場合、633.6㎞となっていました。
エスクード2.0ランドブリーズの場合は、車両重量がランドブリーズ2.7に比べて100㎏ほど軽くなっているためその分燃費は良くなります。2.0のカタログ燃費は11.6㎞/リッター、2.7のカタログ燃費は10.20㎞/リッターとなっていることからも分かります。
ランドブリーズ2.4の燃費は?
こちらは「エスクード2.4ランドブリーズ」となります。2.4ランドブリーズのカタログ燃費は11.8㎞/リッターとなっていました。また、実燃費を調べてみるとおおよそとして8.3㎞/リッターとなりました。
また、「2.4XG」のトランスミッションがフロア5MTの場合はカタログ燃費が10.6㎞/リッターとなっており、トランスミッションがフロア4ATの場合は9.6㎞/リッターとなります。
ランドブリーズ2.7の燃費は?
ランドブリーズ自体は2005年から発売されていますが、この2.7は比較的後期に発売されたモデルです。エスクード2.7XSのカタログ燃費は10.2㎞/リッターとなっています。また、街中での走行時は5.23km/リッターとなっており、やはり街のような加減速の多い場所での走行はあまり得意でないことが分かります。
さらに、高速道路での燃費数値は10.97㎞/リッターとなっており、このような直進を高速で走るような場合はむしろ燃費効率が良くなり、カタログ燃費を上回るといった例も少なくないことが分かりました。
クロスアドベンチャーの燃費は?
スズキエクシード2.4クロスアドベンチャーは2012年7月に発売を開始されました。カタログ燃費はJC08モードで10.6㎞/リッターとなっており、e燃費での実燃費平均値は9.56㎞/リッターとなっていました。
ちなみにクロスアドベンチャーはエスクードがマイナーチェンジされ、よりスポーティな特別仕様車として販売を開始された車です。アドベンチャーという名前を関している通り、オフロード走行時の性能を中心に強化されています。
もちろんエスクードクロスアドベンチャーは、街中を走ることも想定された車ですが、燃費数値についてはそれほど高い部類とは言えないでしょう。
スズキエスクードの燃費向上方法
スズキエクシードはオフロード走行を想定してつくられた四輪駆動SUVとなるため、やはり燃費性能については高いと言えないことが分かりました。そこで、少しでも燃費効率を上げるために様々な方法を挙げていき以下で紹介します。
走る前の準備
まず、走る前の準備として燃費向上を図りましょう。タイヤの空気圧は長い距離を走行していると意外に減っているものです。タイヤの空気圧が減った状態で走行すると、タイヤの設置面積が増え抵抗が大きくなり、結果として燃費効率が悪くなります。
また、これは言わずもがなですがなるべく荷物を積まないようにしましょう。重量を減らすことは確実に燃費効率を挙げます。そして、オイル交換のメンテナンスをしっかり定期的に行いましょう。余裕があれば省エネ用オイルを使うといいでしょう。
走行時のポイント!
よく言われることですが、アクセルはなるべくふんわりと急に発進しないよう10秒程度の時間をかけて発進出来れば最適と言えるでしょう。ATの場合はクリープ現象を利用して発進すればスムーズになります。
そして、走行時のポイントとしてはなるべく回転数を1500~2000回転で走りましょう。そうすることで燃費効率が高まります。また、これもよく言われますが減速する際はエンジンブレーキを多用し、フットブレーキを使う回数を減らしましょう。
他車種とスズキエスクードとの燃費を比較してみた!
以下ではエスクードとライバル車との比較を行っていきます。
日産エクストレイルの燃費は?
日産エクストレイルは、エスクードと同じく四輪駆動SUVとなっていますが、ライバル車として比較していきます。エクストレイルの実燃費平均値は同じくみんカラで比較していきますが、レギュラーが10.36㎞/リッターとなっていました。
エスクードはレギュラーが9.44㎞/リッターとなっているため、実燃費数値平均を比べるとエクストレイルに軍配が上がります。また、エクストレイルはディーゼルを搭載しているモデルもあるため、そちらは13.26㎞/リッターとさらに高くなっています。
スバルフォレスターの燃費は?
フォレスターはスバルが製造し販売するSUVです。こちらもみんカラで実燃費平均値を見ると、レギュラーガソリンモデルが10.94㎞/リッターとなっており、エスクードに比べるとわずかに高い数値です。
また、フォレスターは液化石油ガスという燃料を使うモデルもあるため、その点が少しエスクードとは異なります。
エスクードはオールラウンダーな手軽な仕様のSUV
スズキエスクードはそれほど大きく注目されていない車かもしれませんが、価格帯も300万円以下程度で入手することが出来る手軽なSUVとしてはかなり優秀な車です。
もちろん、燃費数値に関してはまだまだな面もありますが、走行性能や、街乗りでの走行からアウトドアといったオフロードの走行までオールラウンドな使い道がある車と言えるでしょう。
初回公開日:2017年09月19日
記載されている内容は2017年09月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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