スズキエブリィワゴンの燃費はどれくらい?燃費向上方法
更新日:2024年07月24日
スズキエブリイワゴンとはどんな車?
スズキエブリイワゴンはスズキが製造し販売しているワンボックス型軽自動車になります。5ナンバー登録の乗用車をエブリイワゴンと言い、4ナンバー登録の商用車をエブリイと呼んで販売しています。
1964年にスズキキャリィバンとして販売され、1982年にマイナーチェンジされ、「キャリィバン」から「エブリイ」へと変化しました。そのためエブリイとしての販売は1982年からになります。その後1999年に商用車のエブリイ4代目同時に、乗用車モデルとしてエブリイワゴンの初代が発売されました。
エブリイワゴンは軽ワンボックスカーとしては珍しいABSシステムを搭載していました。また販売当初はジョインポップターボの装備がかなり充実していることが特徴的でした。
スズキエブリイワゴンの燃費はどのくらい?
新型のスズキエブリイワゴンのカタログ燃費ですが、14.6km/リッター〜16.2km/リッターとなっています。また実燃費平均値は11.52km/リッター〜11.62となっていました。みんカラでの実燃費平均値はレギュラーガソリンモデルが11.55km/リッターとなっており、ハイオクガソリンモデルが12.10km/リッターとなっていました。
エブリイワゴンはフルモデルチェンジされ燃費性能も向上したので、以下ではそれを具体的に見ていきます。2015年2月に販売されている新型エブリイワゴンは「PZターボ」、「JPターボ」、「PZターボスペシャル」の三つのグレードから用意されていますが、以下ではそのグレードごとに燃費数値を紹介していきます。
PZターボ
先ほども紹介した通り三つのグレードが用意されているスズキエブリイワゴンですが、「PZターボ」のグレードについて紹介します。PZターボはJPターボと比較すると基本的には大きな違いがありませんが、PZターボの方が上級のグレードになります。
エブリイワゴンPZターボはエアコンがフルオートであったり、ハロゲンフォグランプを搭載していたり、JPターボが2スピーカーであるのに対して4スピーカーとなっているなど、細かい点において上級グレードとして違いがあります。
エブリイワゴンPZターボのカタログ燃費ですが、JC08モード計測で16.2km/リッターとなっていました。PZターボのAT車で走行した方の実燃費としては、平均で12km/リッターとおおよそなっていることが分かりました。
ジョイポップ(JP)ターボの燃費は?
エブリイワゴンのジョイポップターボは発売当初から「ジョイポップターボ」、「ジョイポップエアロターボ」とグレードモデルをラインナップしていました。発売当初の4WDのジョイポップターボのカタログ燃費は16.0㎞/リッター~17.0㎞/リッターとなっており、実燃費平均値は13.53㎞/リッターとなっていました。
その後2001年に発売された4WDのジョイポップターボのモデルのカタログ燃費は。17.0㎞/リッターとなっており、実燃費平均値は13.03㎞/となります。また、その後2005年8月に販売されたモデルの4WDのカタログ燃費は、5MTが16.4㎞/リッターとなっており、実燃費平均値は15.41㎞/リッターとなります。
最新型のジョインターボは、4WDのカタログ燃費が14.6㎞/リッター。実燃費平均値は11.62㎞/リッターとなっています。
4WDの燃費は?
エブリイワゴン最新型の4WDモデルのカタログ燃費は14.6km/リッターとなっており、実燃費平均値は11.62km/リッターとなっていました。
同じターボ車のFRのカタログ燃費は16.2km/リッターとなっており、4WDとなっていますが、実燃費平均値は11.52km/リッターと4WDよりも低い数値を示しているため、二つの駆動方式実燃費違いはあまりないことが分かります。
2005年8月に販売されたエブリイワゴンの4WDモデルは、カタログ燃費15.4km/リッターとなっており、実燃費平均値は11.42km/リッターとなっていました。
スズキエブリイワゴンの燃費向上方法を紹介!
ここからはスズキエブリイワゴンについて燃費向上方法を具体的に紹介していきます。スズキエブリイワゴンはフルモデルチェンジが行われてから燃費数値の向上を実現してきましたが、それでもやはりさらに燃費数値を上げていきたいと考える人は多いでしょう。
今回はそんなエブリイワゴンの燃費向上方法を「走り方」と「その他」の面において燃費向上を図る方法を以下で紹介していきます。
「走り方」で燃費向上を図る?
ではまず運転の仕方によって気をつけることでエブリイワゴンの燃費効率を上げる方法を紹介します。まず、発進の際に気をつけるべきことはアクセルを強く踏みすぎないということです。なるべくふんわりとアクセルを踏んで、10秒程度かける気持ちで発進するように心がけましょう。加速の際もそのような意識で行うといいでしょう。
また車を減速させる際はエンジンブレーキを多用するようにしましょう。エンジンブレーキはいっさい燃料を消費しない機構のため、減速の際に頻繁に行えばその分だけ燃料を節約することができます。そのためフットブレーキの回数を減らすことが大切になります。
また車の速度ですが、一般的に60km〜80km程度の速度で、回転数は1000〜1500回転の回転数で維持して走行できると一番燃費伸びが良いと言われています。
マフラーは燃費効率を下げる?
エブリイワゴンはターボ車がありますが、ターボ本来ターボ過給器から多くの排気を行い、タービンを回してエンジンの吸気圧縮を行なって、より多くの吸気をシリンダー取り込む構造をしています。そのためターボ車は通常車に比べるとパワーが生まれますが、ここでマフラー装着するとより効率的に吸気圧縮を高めることが出来ます。
理論上はマフラーはそのように出力を高めるためのものなのですが、燃費効率に関しては下がる傾向にあります。純正のマフラーやそれに近い構造マフラーの場合、あまり燃費に変化はないですが、それ以外の異なったものに関しては燃費効率に影響します。
その他の燃費向上方法とは?
その他の燃費向上方法としてはメンテナンスに関することがあります。まず、走行前にタイヤの空気圧をしっかり点検しておきましょう。タイヤの空気圧が下がると接地面積が増え、抵抗が増えて燃費効率が悪くなります。
また、オイル交換を定期的に行うことも忘れずに交換しましょう。オイル交換を忘れて長く使うと、エンジン周りに蓄積した古いオイルが燃費効率を下げる可能性があります。また、省エネ用のオイルというものもあるため、それらを使用するという方法もあります。
その他の燃費向上方法としては、なるべくエアコンを使わず荷物を減らすといったことがあります。車両の重量は直接燃費効率に関わってくるため重要になります。
エブリイワゴンは真面目な軽ワンボックスカー
1999年から販売を開始され、その後着実に改良を重ねられその後マイナーチェンジとフルモデルチェンジ行い着実に「軽量化」によって燃費数値の増加を実現しました。また、その後も新型エンジンの搭載や、室内スペースを広くするなど、エクステリアに変化はあまり無いにしても、真面目な改良を経て洗練されてきた車と言えます。
スズキエブリイワゴンはマツダや日産などからもOEM供給を受けており、内部の構造において様々な技術が使われています。ABS(アンチロックブレーキシステム)といった安全性へ配慮や、自動ドアなどの利便性を考慮されているため、エブリイワゴンは非常に真面目な軽ワンボックスカーと言えるのではないでしょうか。
初回公開日:2017年09月24日
記載されている内容は2017年09月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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