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スズキスイフトスポーツの燃費は悪い?燃費向上方法とは?

更新日:2024年02月12日

スズキスイフトスポーツの燃費は悪いのでしょうか?そして現行型に搭載されている新型ターボエンジンの実力はどのようなものなのでしょうか。スズキスイフトスポーツの排気量、歴代モデル、スーパーチャージャーによる改造の効果についても紹介します。

スズキスイフトスポーツの燃費は悪い?燃費向上方法とは?

スズキスイフトスポーツの燃費は悪い?

コンパクトな車体にパワーのあるエンジン、キビキビ走って楽しいスズキスイフトスポーツの燃費性能について解説します。まずはその歴史を振り返りながら、新車・中古で乗ることのできるスイフトスポーツを見ていきます。

1.5

スイフトスポーツの1.5Lモデルといえば、2003年に発売された初代スイフトスポーツです。スイフトスポーツは、スイフトから派生したスポーツモデルで、当初は1.5Lの自然吸気エンジンM15A型を搭載していました。詳しくは、下記のHT81Sの解説で燃費性能をご紹介します。

1.6

スイフトスポーツの1.6Lモデルは、2005年にフルモデルチェンした2代目と2011年にフルモデルチェンジした3代目スイフトスポーツがこれにあたり、共に1.6Lエンジンを搭載しています。2代目スイフトスポーツの型式は「ZC31S」、3代目スイフトスポーツは「ZC32S」になります。1.6LのM16A型エンジンを搭載しています。

HT81S

スイフトから派生した初代のスイフトスポーツがこのHT81S型です。3ドアハッチバックモデルで、M15A型の1.5LのNAエンジンが搭載されました。

当時のベースとなった(通常の)スイフトは、M13Aという1.3Lエンジンが搭載されていましたので、スイフトスポーツが当時としは大きなエンジンを積んでいたことがわかります。当時の公称燃費性能は10・15モードで測定していましたので、その値は16.0km/Lでした。

ZC31S

2005年9月にフルモデルチェンジして発売された2代目となるスズキスイフトがこちらのZC31S型です。 エンジンが刷新され、1.6Lハイオク仕様のM16A型となり、5速MTと4速ATが選択可能となりました。当時の公称燃費性能は10・15モード燃費で14.6km/L[MT]、13.6km/L[AT]です。

ZC32S

2011年にフルモデルチェンジによって市場投入されたのが、ZC32S型の3代目スズキスイフトスポーツです。エンジンは同じく1.6LのM16A型で、エンジンパワーも引き上げられましたが、トランスミッションが刷新され6速MTとCVTが組み合わされました。

エンジン公称燃費は、JC08モード燃費で14.8km/L[MT]、15.6km/L[CVT]です。燃費測定方法がJC08に変わったことで、審査がややきびしくなりましたが、従来の10・15モードによる測定値は大きく改善されており、特にCVTとの組み合わせによる改善効果が大きくありました。

4WD

スイフトスポーツには今のところ4WDの設定がありません。ネット上の噂では、4WDモデルの追加設定がされるとう噂があります。スイフトスポーツの多くのファンが4WDモデルの登場を期待しています。

中古

スズキスイフトスポーツの中古モデルには、上記 HT18S、ZC31S、ZC32S、そして現行のZC33Sが存在します。初期型は中古市場では発売から10年を超え、2代目も多くが10年を超える車両となります。程度のよい中古の主流となるのはZC32S型と現行のZC33Sの中古車両です。

2代目スイフトスポーツは、JC08モード燃費で、14km/L以上をマークしていますが、後述する4代目スイフトスポーツはさらに高い燃費性能を持っています。

ZC33S型(現行スイフトスポーツ)

2017年にフルモデルチェンジ、同年9月より発売となった新型スズキスイフトスポーツは、4代目となります。エンジンはダウンサイジングされ1.4LのK14C型、直噴ターボエンジンとなりました。トランスミッションは6MTと6ATとなり先代モデルで設定されていたCVTから置き換えられました。

軽量高剛性の新プラットフォームHEARTECTの採用により、車両重量も1tを切り、運動性能と燃費性能に貢献しています。JC08モード燃費は、6MTモデルが16.4km/L、6ATモデルが16.2km/Lとスポーツモデルとしては非常に高い燃費性能を実現しています。

スズキスイフトスポーツの燃費向上方法

スズキスイフトスポーツの燃費を向上する手法について、装備されている機能から、改造によるものまで解説します。

スーパーチャージャー

スイフトスポーツには、スーパーチャージャーキットが発売されていて、後付けすることが可能です。これらのキットは、メーカー純正のものではありませんが、HKSなど数社から発売されています。キットの価格は50万~80万程度、取付けも10万円前後でやってもらえます。この取付け後も、構造変更などの届け出なしに、車検を通すことができます。

気になる燃費ですが、ブーストによる低速トルクの向上で扱いやすくなりますが、やはりパワーを重視したチューニングになっており、ネットによる口コミによると、走らせ方にもよりますがやや燃費性能は下がってしまうそうです。とはいえ、燃費低下の程度はそれほど大きくなく、装着前と近い燃費性能を実現している例も見られます。

マフラー

マフラー交換をする場合は、通常、口径の大きいスポーツマフラーを使用する場合が多いです。マフラーの交換によって排気効率を上げ、特に高回転域でのパワー・トルクの向上、そして排気音の音質を変えることを狙います。

マフラー交換によって燃費の向上を狙う場合には、どちらかというと低回転域でのトルク向上効果がないと、あまり燃費に寄与しません。そのためマフラー交換だけでは、燃費にはほとんど影響がありません。

軽量高剛性の新プラットフォーム「HEARTECT」

スズキの新プラットフォームHEARTECTに、高剛性のボディーを組み合わせた4代目の新型スズキスイフトスポーツは、車両重量を970kgまで軽量化に成功しました。高い運動性はもちろん、燃費の向上に大きく貢献しています。

優れた空力性能

スズキスイフトスポーツのボディは、コンピューター解析と風洞実験によって設計され、フロアアンダーカバーにより、車体の下の流れる風にも配慮しました。グリップの向上や走行安定性の向上、さらには燃費の向上にもつながっています。

スズキスイフトスポーツの燃費計の使い方を紹介

スイフトスポーツのマルチインフォーメーションディスプレイには、燃費に関するさまざまな情報を表示することができます。マルチインフォメーションディスプレイの中央に、メッセージ表示する内容がない場合には、表示切替ノブを押す毎に、燃費に関する情報が切り替わって表示されます。以下の5つの項目が順次切り替わります。

1.瞬間燃費
走行中の瞬間燃費が表示されます。

2.平均燃費
表示をリセットしてからの平均燃費が表示されます。
リセットのタイミングは、「給油連動」「TRIP A連動」「非連動」から選ぶことができます。

3.航続可能距離
現在残っているガソリンで走行できるおおよその距離が表示されます。

4.平均車速
表示をリセットしてからの平均車速が表示されます。
リセットするときは、平均車速が表示されている間に表示切替ノブを長押しします。

5.積算走行時間
表示をリセットしてからの走行時間が表示されます。
リセットするときは、積載走行時間が表示されているときに、表示切替ノブを長押しします。

スズキスイフトスポーツは燃費性能も悪くない!楽しく走れる小型スポーツカー

スズキスイフトスポーツは、2003年の登場から今日まで、コンパクトカーのプラッットフォームに1.5L前後のスポーツチューンのエンジンを搭載するコンセプトを貫いています。価格も抑えられており、カスタマイズチューンも可能、走り好きにはとても適したモデルとなっています。

新型の4代目スイフトスポーツの登場で、エンジンはダウンサイジングされたターボとなったため、後付スーパーチャージャーなどのカスタマイズはやりづらくなりましたが、ノーマルの状態でも安全に十分に楽しめる車となりました。スポーツモデルでありながら、一昔の前のコンパクトカーの燃費を軽く上回る燃費性能も魅力です。

初回公開日:2017年10月17日

記載されている内容は2017年10月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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