ヤマハWR250Xの燃費は悪いの?|燃費向上方法
更新日:2024年07月31日
ヤマハWR250Xの燃費は悪い?
ヤマハWR250RのモタードモデルであるのがWR250Xです。キャッチコピーは「街で操る、この自由自在さに胸躍る」まさに市街地を俊敏に駆け抜けるようにセッティングされたモタードでの高いモデルです。そのリニア反応するレスポンスの高いエンジン、オンロードを駆け抜るべく調整されたサスペンション、ストリートで思いのまま自在にマシンを操る楽しさを持ったのがスーパーモタードWR250Xです。
モタードとは、オフロード車を市街地合わせてにオン/オフ混合のカスタムをしたスタイルで、オンロード用のタイヤを装着しアスファルトでの走りに、オフロード車の運動神経の良さも兼ね備えた欲張りな仕様のバイクです。このハイポテンシャルなWR250Xの燃費は良いのでしょうか。あらゆるシーンで検証しましたので紹介しましょう。
※WR250Xは既に生産終了しておりメーカー在庫流通のみとなっています。
WR250Xのスペック
WR250Xのスペックをまず見てみましょう。
・認定型式/原動機打刻型式:JBK-DG15J/G363E
・全長/全幅/全高:,125mm/810mm/1,190mm,シート高 870mm
・軸間距離 1,435mm,最低地上高,260mm,車両重量 134kg
・燃料消費率
(国土交通省届出値定地燃費値)
WMTCモード値
舗装平坦路燃費 34.0km/L(60km/h)
・原動機種類:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
・気筒数配列:単気筒 249cm3
・最高出力:23kW(31PS)/10,000r/min
・最大トルク:24N・m(2.4kgf・m)/8,000r/min
この高スペックなWR250X、公表されている燃費は34㎞/ℓとなかなか良い数字が公表されています。では実際に使用した場合ではどうなのでしょうか。
平均燃費
では、国交省に届け出ている数字ではなく、実際に使用してるオーナー達から平均燃費を割り出してみました。使用状況としてはツーリング、市街地、通勤、高速道路などを組み合わせて、平均値を出す形でデーター化しています。すると概ね25㎞/ℓという感じに落ち着きました。
ロングツーリング
WR250 Xでロングツーリングに出掛けた場合の燃費はどうなのでしょうか。オフロードベースのWR250Xは燃料タンクの容量が少ないのでロングツーリングには少々、不向きな面もありますが、それでも出掛けるオーナーさん達の声を聞きますと、走るコースや速度にもよりますが、のんびりペースで30㎞/ℓ前後まで伸びてるデーターがあります。
しかし、燃費も去ることながら、タンク容量(7.6ℓ)が小さくロングツーリングには不安が多いオーナーさんの声が大きいです。ガソリン携行缶を持っていくオーナーさんもいらっしゃいました。
街乗り
WR250Xの一番のステージになる市街地。ここでの燃費が一番、気になるのではないでしょうか。市街地と言うことで、通勤に使用してる方々の燃費をデータを平均化してみますと26.4/ℓと言う数字が出ました。カタログ公称値よりは低いですが、決して悪い数字ではありません。しかし、タンク容量が7.6ℓですので走行距離として170㎞前後でタンクは空っぽになります。
オフロード車の派生モデルとなるWR250Xは、その高い運動性能を維持するため、無駄をそぎ落とし可能な限りの軽量化を図っています。そのポテンシャルは市街地でフルに発揮される反面で、軽量化による燃料タンク容量を少なくしてるのは運動性能との引き換えと言ったところでしょう。
高速
では高速道路での燃費はどうなのでしょうか。短距離型のスーパーモタードですからタンク容量も小さく高速道路は苦手なステージです。しかしレスポンスの良いエンジンと高機動な車体で車線合流もストレスなく走れるのはWR250Xの持つポテンシャルの高さです。
さて、そのWR250Xの高速道路における燃費はどれほどでしょうか。このスーパーモタードの持つ性能は市街地を中心に作られておりギヤも加速重視としています。高速道路での高回転の連続使用は燃費に厳しい結果が出ると予想していましたが、実際に使用してる方々の声を聞くと、市街地走行とあまり変わらないという声が多いです。
数字的には26㎞/ℓとほぼ同じような平均になりました。一般的には高速道路は燃費が伸びるステージですが、WR250Xの場合は同じ結果となりました。
燃費記録
Wr250Xのオーナーさんは整備記録を付けてる方もいらっしゃいます。その中に燃費記録もされてる人も居てネットで公表されてます。特に「みんカラ」などのSNSサイトを見ていると燃費の記録がグラフで表示され、その使い方に関しても通勤、通学、ツーリングなど細かく記載され、とても参考になります。
ヤマハWR250Xの燃費向上
市街地、高速での燃費が26㎞/ℓと出たWR250X、そのポテンシャルに対して決して悪い燃費ではありませんが、さらに燃費を伸ばす方法は無いのでしょうか。もし、燃費を伸ばすことができればハイオク指定になってる分、お財布に優しいですし、燃料タンクも容量が少ない中、距離のアドバンテージが出ますので行動範囲も広がります。
乗り方
車やバイクはその乗り方1つで大きく燃費が変わるのはご存知のとおりです。これはWR250Xにも当てはまります。エンジンをガンガンに回して、スポーツ走行などは楽しいですが、燃費は最悪なのは想像に優しいでしょう。逆に急加速などせずにゆっくりと加速して、早めのギアチェンジを行い、巡行速度も規定速度で走ればエンジンに負荷も掛からず燃費は向上します。
しかし、走りのポテンシャルが詰まっているWR250Xの場合、その持つポテンシャルの高さから、ライダーがアクセルを開けたくなるので、実はゆっくりと走らすことが一番、難しいと言えるのではないでしょうか?ライダーの心のリミッターも燃費に大きく関係します。
また、いくら高性能バイクと言えど、乗りっぱなしではダメです。きちんと整備を行い、チェーンや車軸などの注油などを、定期的に行う必要もあります。メカ作業が苦手な人はバイクショップに頼めばしてくれます。
パーツ
WR250Xの高性能エンジンを電子制御によってコントロールされています。パーツによる燃費向上はコンピューターを変更して行う場合とチェーンやホイール、タイヤなどを省燃費の物に交換したりすることで燃費の向上狙うことができます。しかし、パーツの購入費用に見合うだけの燃費の向上が見られるかというと、疑問が残るところです。
ヤマハWR250Xの燃費口コミ紹介
WR250Xの実際の燃費を知る方法としてオーナーさんが発信してる情報を見るのが最も信頼できる情報で参考になるででしょう。今はSNSの中にバイクオーナー同士のコミュニティがありますから、そこから簡単に情報を得る事ができます。いくつか紹介しましょう。
ヤマハWR250Xの燃費は良い!
ヤマハWR250Xモタード、この高性能バイクの燃費性能をロングツーリングや市街地、高速道路などでの燃費を検証してきました。公称値34㎞/ℓですが実際の使用での平均値としては26㎞/ℓとなりました。この26と言う数字は燃費が良い、悪いかの判断は各人の判断によるところが大きいのですが、決して悪い数字ではないでしょう。
このWR250Xの燃費性能に関して26㎞/ℓと言う数字は、250㏄クラスの中で特に悪い数字ではありませんから、良いと判断してよいでしょう。
初回公開日:2017年12月15日
記載されている内容は2017年12月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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