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中古車の維持費|新車との比較・安い車種・中古車

更新日:2024年07月15日

車を所有するということは、想像以上に維持費がかかります。若者の車離れの原因もそこにありますが、維持費は計算できますし削減もできます。車のために生活が圧迫さることのないように、賢く調べて細かく計算をして、無駄のないカーライフを送りましょう。

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中古車の維持費

日本も車社会といわれて久しくなりますが、最近では若者の車離れということも言われ始めています。車自体が高額商品であり、それに毎月の維持費や二年おきにくる車検時の費用などを考えると、経済的に余裕がないと車を所有することは簡単ではありません。

では、車の中で比較的車両価格の安い中古車の場合はどうでしょうか。一般的に休みの日に買い物やドライブ、家族サービスに使うレベルで、いろいろな角度から見ていきましょう。

新車との比較

新車と中古車での維持費の比較をした場合、毎月のランニングコストという意味では大差はありません。ただし新車の場合には、最近ではハイブリッドが主流になってきていますし、普通のエンジンでもダウンサイジングや過給機付きなどで、燃費が格段と良くなっています。

それに比べて中古車は、年式にもよりますが中古車であれば燃費面でも不利になるのと、初回登録から年以上たっていれば、各種パーツの不具合が出てきて交換に費用がかさみます。単純に維持費の面では、新車のほうが有利です。

月額どの位

中古車の維持費として毎月考えておかなければならないのは、約30000円くらいです。細かい内訳は後述しますが、単純にランニングコストだけではなく、不具合が出た場合の想定も中古車の場合には必要です。せっかく手に入れた中古車ですから、ストレスなく乗り続けるために少し余裕を持った維持費計画を立てましょう。

10年落ちの維持費は

中古車でも10年落ちになると、販売価格は格安ですが維持費は覚悟しなければなりません。10年乗っていると走行距離も一般的には10万キロを超えています。前オーナーが定期的に的確なメンテナンスを行ってきても、そろそろ大きな交換部品が発生るころです。

大きな費用の掛かる交換修理のひとつとして、タイミングベルト交換があります。これはなるべく早めに交換しておく必要がありますが、購入した10年落ちの中古車にタイミングベルトの交換履歴がなければ、まず最初に交換をしましょう。高速走行中にでもタイミングベルトが切れた場合、大事故にもつながりかねません。またJAFの出動回数上位にもあげられます。

タイミングベルトの点検は必須

以上のように非常に大事なタイミングベルトですが、交換費用は10万円前後でしょう。車種にもよりますが、タイミングベルト周りにあるいくつかのな部品を外して付け替えるため、タイミングベルト自体の部品代金よりも、工賃が高額になりがちです。

中にはチェーン式の車種もありますので、その場合には交換の必要はありません。

維持費のシミュレーション

具体的にどれくらいの維持費がかかるのか、項目別にみてみましょう。まずはガソリン代です。レギュラーでリッターあたり130円として満タン50リッターを入れると6600円です。駐車場を都内はべつとして、近郊でも10000円くらいにはなります。

それから年間の自動車保険料を月割りで積み立てたとして、3000円。同じく自動車税を月割りで積み立てたとして、4000円。年間に2回のオイル交換と1回の定期点検をやはり月割りにして3000円と、これだけで26600円となります。

車種別の中古車の維持費

車種別の中古車の維持費は、ものすごい差があります。維持費に差が出るのは、部品代金の差ともう一つは技術料の差です。特に外車の場合にはこの金額の高さが顕著に現れます。また外車の中でも、日本国内で登録されている台数が少ないと、より部品の収取経路が限られていて単価が上がりますし、専門の技術者も少ないのでおのずと高くなります。

しかし、最近は、インターネットであらゆるパーツを手に入れることができますので、ネット検索でパーツを見つけて知り合いの自動車整備士にお願いすることにより、費用を抑えることができます。ただし適合パーツかどうかの確認は念入りに行ってください。

ベンツ

車好きであれば、誰でも一度は乗ってみたい車のひとつにメルセデスベンツがあります。ドイツの高級自動車メーカーで新車価格では2000万超えもありますが、中古車であれば年式とタイプにもよりますが、100万円台から手に入ります。

維持費は5年以上前のモデルだと、燃費の部分で出費が大きくなります。メンテナンスや故障した場合には、日本国内の外車販売会社のクラスのネットワークを持っているので、国産車と比べても10~20%増し程度です。高年式を購入しておけば安心です。

リーフ

日産の電気自動車リーフ。新車価格で350万超えもする車ですが、3年落ちの中古車価格は100万円台前半です。100%電気自動車ですので、ガソリン車と比べると10分の1程度の維持費、ハイブリッド車と比べると7分の1位の維持費で済みます。

自宅に充電設備を設置すのに、工事代込みで10万円くらい、通常の点検などはガソリン車と変わりませんが、数年後にリチウムイオンバッテリーがダメになり交換するときには、約70万円くらいです。

レクサス

日本の高級車ブランドのレクサスは、メルセデスベンツと同じ価格帯を持つ車ですが、中古車の維持費を考えると、外車よりも安心です。レクサスのディーラーは全国どこにでもありますし、簡単な修理でしたらトヨタ車のディーラーでも受けてくれます。高級車にありがちなパーツ代が高額なのは避けられません。

ローバミニ

ミニもローバーの時代になると、マニアの人にとってはたまらない車ですが、中古車の維持費となると侮れません。燃費は国産ガソリン車と同じくらい、エンジンと足回り系のメンテナンスをこまめに行う必要があり、電装系の特にエアコンは修復をあきらめるケースもあります。趣味の車としてかわいがりましょう。

マセラティ

イタリアの名車マセラッティは、グレードにもよりますが、10年たっても街中をさっそうと走る姿は古さを感じさせません。中古車の価格は新車価格の30~40%で専門店に並んでいます。
しかし気を付けなければならないのは、あくまでも現車のの状態の車両価格で、乗り出すまでの整備費用が100万円ほどかかります。

また、日々の維持費としてハイオクガソリンで燃費が5キロ弱、高性能オイルも3か月ごとに交換など、一般の人には手ごわい車です。

ポルシェ

ドイツのスポーツカーのポルシェも5年、10年経てもより魅力的になるデザインで、手を入れながら長く乗り続けるオーナーが多いことでも有名です。距離を乗ることにより、タイヤやエンジンオイル、ブレーキパッドなど消耗するパーツの交換が頻繁になりますが、ドイツ車なのでエンジンや足回りなどの基本構造は故障しにくくなっています。

維持費が安い中古車

維持費の安い中古車を探している人も多く、基本的には高年式で、ハイブリッドなどの低燃費車、そして信頼の日本製という三つの条件がそろえば、結果的には維持費が安く上がります。
これに中古車の購入価格も安ければベストなのですが、維持費のかからない車で価格が安いのは、どうしても軽自動車になるでしょう。

中古車

ファミリーユースで見てみると、トヨタのプリウスやアクア、ホンダのフィットなどが安定して維持費を抑えることができます。この3車は燃費の良さはもちろん、故障も少ないので、通常の定期点検だけきちんとしておけば、ほぼメンテナンスフリーで乗り続けられます。そして、いざ故障した時にも、対応可能なディーラー4や修理工場などもたくさんあります。

エコ時代だからこそ大切な車の維持費

皆さん、中古車を購入しようつしたときに、気になるのはガソリン代を含めた維持費です。せっかく中古車の購入時にいいものを見つけたと喜んでも、そのあとの維持費が高ければ手放したくなってしまします。

エコの時代だからこそ、維持費を考慮して快適なカーライフを送れるようあらゆる角度から検証して、お気に入りの中古車を手に入れましょう。

初回公開日:2017年12月10日

記載されている内容は2017年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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