車の購入の流れ・ローンの手続きの流れ|新車/中古/ネット
更新日:2024年07月27日
車の購入の流れは?
欲しい車が新車で出た時や、今乗っている車が調子悪くなったり、古くなったりすると「新しい車でも買おうかなぁ」と思う方も少なくないはずです。では、欲しい車が決まったら、どう行動したらいいのでしょうか。購入までの流れをパターン別にそれぞれ紹介していきます。
新車の場合
欲しくなった車が新車の場合、まずメーカー系カーディーラーでの購入がほとんどでしょう。
購入までの流れをピックアップすると、次のようになります。
メーカーホームページで下調べ!
まずは、欲しい車のメーカーのホームページを閲覧しましょう。メーカーのホームページの作り込みは、年々進化しています。ボディーカラーのシュミレーションや、車の外装を360度見渡すことができるシュミレーションが可能なメーカー系ホームページもあります。
ウェブ上から、ある程度調べた後はカタログを請求することも可能です。もちろんディーラーでも貰えますが、ホームページ上から請求しておけば、メーカーから郵送で自宅に届きます。また、ホームページ上で購入する車種の見積もりシュミレーションもできますので、ディーラーに出向く前にイメージしやすいのではないでしょうか。
いざディーラーへ!
欲しい車の下調べが終わったら、ディーラーへ向かいましょう。ディーラーでは、車を実際に見て触って確認しましょう。気になる所は徹底的にチェックし、試乗ができるようであれば試乗しましょう。
次に、車に付けたいオプションを店側に伝え、見積もりを作成してもらいましょう。見積もりが出たら、条件交渉するもよし、一旦見積もりを持ち帰って検討するもよし、別の販売店へ出向き、相見積りをとるのもありでしょう。高い買い物なので、じっくり作戦を練って店側と折衝する材料を揃えておきましょう。
自分が提示した条件と、店側の条件の折り合いがつけば、めでたく購入となるでしょう。契約が成立すれば、登録に必要な書類の準備や購入代金の準備を進めましょう。
以上が、新車を購入する場合の流れになります。
中古車の場合
欲しい車が中古車だった場合、中古車販売店での購入になるでしょう。購入までの流れをピックアップすると、次のようになります。
インターネットで車探し!
中古車を探す場合ですが、少し前までは中古車情報誌が有力な情報源でした。今でも中古車情報誌は有効な手段ですが、現在の主流はインターネットで中古車検索サイトを閲覧して、欲しい車を探す方法です。中古車情報サイトには、車の詳しいスペックや販売価格も閲覧可能ですので、ある程度の下調べをするのに便利です。
販売店へ出かけよう!
下調べが終われば、欲しい車が置いてある販売店へ出かけましょう。欲しい車の現物を確認しながら、細かいところをチェックしましょう。新車とは違いますので、エンジンの掛かり具合や異音の有無、ボディの傷や凹みの有無や状態などをチェックしていきます。
現車を確認して問題なさそうなら、見積もりを提示してもらいましょう。中古車の場合もそうですが、1社だけではなく、いくつかの中古車販売店をピックアップして相見積りを取るようにすると、購入する際の交渉がしやすくなります。
チョイスした車が気に入って、価格の折り合いがつけば、めでたく購入となるでしょう。契約が成立したら、登録に必要な書類の準備や、購入代金の準備を進めましょう。以上が、中古車を購入する際の流れになります。
ネット
現代は、ネット社会と呼ばれています。車の購入も、インターネットが利用できます。新車・中古車両方とも、インターネットでの購入が可能です。インターネットを利用した車の購入の流れは、次のようになります。
インターネットで情報収集!
新車であれ、中古車であれ、まずはインターネットで欲しい車の下調べをしましょう。新車はメーカーのホームページで、中古車は中古車検索サイトで調べます。中古車検索サイトでは、見つけた欲しい車に対して、販売店へ問い合わせが可能です。電話での問い合わせはもちろん、メールでの問い合わせもできます。
また、販売店のユーザーレビューもチェックできますので、販売店の評価を確認して絞り込むことも可能です。
インターネットを使って販売店とやりとり!
欲しい車が見つかったら、販売店へ電話をするかメールを送り、見積もりをもらいましょう。中古車検索サイトからのメールも可能です。見積もりを検討したら、販売店へこちらの条件を電話かメールで伝えましょう。
購入するまでは、何度も電話かメールのやりとりが必要になってきますが、車を購入するのになかなか販売店に行けない方には便利です。購入が決まれば、購入代金の振込や必要書類の郵送など登録に向けた準備をします。
以上が、インターネットで車を購入する際の流れになります。
ヤフオク
ネットオークションと言えば、ヤフオクを連想する方は多いでしょう。そのヤフオクでも車は購入できます。ヤフオクでの車の購入までの流れは、次のようになります。
欲しい車をヤフオクでチェック!
まずは、欲しい車をヤフオクで探しましょう。ページのフリーワード検索もしくは、カテゴリーからの検索で探せます。欲しい車が出てきたら、年式や走行距離など詳細を確認しましょう。
商品の詳細を確認して、分からないところがあれば出品者に質問ができますので、出品者に問い合わせましょう。もしオークション終了までの時間があり、現車確認ができるのであれば、現車確認をお勧めします。
いざ入札!
ヤフオクで商品を購入する際、オークション方式で入札があれば価格が上がっていくものと、即決価格が設定されていて、即決価格で入札することで、商品を落札できるものがあります。
欲しい商品を、いかに安く落札するかを狙うのであれば、オークション方式での入札です。相手の出方を見ながら入札していきます。無事に落札できれば、購入の手続きに移ります。購入代金は基本先払いとなりますので、出品者に代金を支払い、車を受け取ります。以上が、ヤフオクで車の購入する際の流れになります。
車購入時のローンの手続きの流れは?
車を購入する場合、ある程度まとまった金額が必要になってきます。購入代金の一部または全部をローンを使用して支払う方もいるでしょう。次に、車購入時のローンの手続きの流れを紹介します。
まずは見積から!
車をローンで購入しようとした場合、大手信販会社の一部でローンのシュミレーションができるサイトがあります。そこを利用すれば、ある程度の支払い金額を調べることが可能です。
シュミレーションができたところで、欲しい車の見積を取りましょう。見積が出たら、ローンをいくらで組むのかや支払い回数や頭金の金額などを決めます。
ローン審査!
ローンの金額が決まれば、ローン審査となります。購入する販売店で、ローンを使用する金額、支払い回数、ボーナス併用の有無、頭金などを審査用用紙に記入します。審査結果は、当日に分かります。ローンの内容によっては、連帯保証人が必要な場合があります。
以上が、車購入時のローンの手続きの流れになります。
銀行のローンはお得?
車の購入金額に関してローンを組む際、銀行や信用金庫などの金融機関でもローンを利用することができます。手続きの流れは次のようになります。
・金融機関のローン窓口で相談
・必要書類の準備
・金融機関のローン窓口へ書類提出
・ローン審査
・審査OKの場合、金融機関が販売店へ車両代金の支払い
ローンの金利は、銀行や信用金庫などの金融機関を利用したローンの方が低い場合もありますが、金融機関のローン窓口に出向く必要があります。審査に時間を要したり、審査に必要な書類の準備もありますので、大手信販会社のローンと比べて手間と時間がかかります。
大手信販会社とローン金利を比較し考慮して、時間に余裕があれば、銀行や信用金庫などの金融機関を利用するという選択肢もあります。
車購入時に必要な書類は?
車の購入が決まれば次の流れとしては、必要書類の用意です。普通自動車・軽自動車・下取りありの場合の、パターン別に必要な書類を紹介します。
普通自動車の場合
購入する車が普通自動車の場合、こちらで用意する書類は以下のとおりです。
・印鑑証明書と実印
・車庫に使用する土地の自認書もしくは、車庫使用承諾証明書
こちらで用意する書類以外に登録に必要な書類は、販売店が準備してくれます。
軽自動車の場合
購入する車が軽自動車の場合、こちらで用意する書類は以下のとおりです。
・住民票
・認印
・車庫に使用する土地の自認書もしくは、車庫使用承諾証明書
こちらで用意する書類以外に必要な書類は、販売店が準備してくれます。
今の車を下取りに出す場合
今乗っている車を下取りに出す場合、上記の用意する書類にプラスして準備する書類が増えます。
下取り車が普通自動車の場合
下取り車が普通自動車の場合は、以下の書類が上記の準備する書類にプラスとなります。
・印鑑証明書と実印
・住民票(車検証の住所と現住所が相違する場合のみ必要)
・自動車税納税証明書(直近のもの)
・下取り車の車検証
・下取り車の自賠責保険証
下取り車が軽自動車の場合
下取り車が軽自動車の場合、以下の書類が上記の準備する書類にプラスとなります。
・住民票
・認印
・軽自動車税納税証明書(直近のもの)
・下取り車の車検証
・下取り車の自賠責保険証
車購入時の車庫証明の流れは?
車を購入したら、車庫証明の申請をしなければなりません。普通自動車の場合は、登録時に必ず必要になります。軽自動車の場合は、登録時には必要ありませんが、一部地域を除いて自動車の保管場所の届出という形で、管轄する警察署に届出なければいけません。
車購入時の車庫証明の流れは、次のようになります。
自認書もしくは車庫使用承諾証明書の準備
車の駐車場に使用する場所の土地が自分の名義であれば、自認書を作成します。自認書の用紙は、警察署の車庫証明窓口にあります。土地の名義が自分以外、つまり賃貸借契約の場合は、車庫使用承諾証明書を借主に作成してもらいます。
車庫証明申請書の作成
次に、車庫証明申請書の作成になります。車庫証明申請書はご自身でも作成は可能ですが、普通自動車の場合は登録に絡むので、間違いがあると登録できません。申請書の作成に自信のない方は、行政書士に依頼しましょう。もちろん販売店で代理申請してくれます。
申請書用紙は、警察署の車庫証明窓口にあります。申請書の作成が終われば、管轄の警察署の車庫証明窓口へ提出し、車庫証明書ができ上がったタイミングで、車庫証明窓口へに取りに行きます。車庫証明申請書の作成を行政書士や販売店へ依頼してあれば、警察署へ出向く必要はありません。
車購入時の支払いの流れは?
もちろんの事ですが、車を購入するのに必要なのは「お金」です。では、車を購入した時の支払いの流れを紹介します。
・手付金の支払い:契約が決まった時に販売店へ渡しますが、金額は決まっていません。
・残金の支払い:現金で購入した場合は、納車までに残金を支払います。
車を買うのにも様々な形があるのです!
今回は、車の購入の流れ、ローンの手続きの流れ、車庫証明の流れ、支払いの流れについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
今の世の中は車を買うのにも、さまざまな形があります。車を購入するのは、一大イベントです。その一大イベントを成功させるために、考えを纏めプランを練るでしょう。その手助けになれば幸いです。
初回公開日:2017年12月26日
記載されている内容は2017年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。