安全な車3・世界で安全な車・車間距離
更新日：2024年07月30日
安全な車はどんな車！？安全車3
安全運転には常に気をつけていても、いつ何処で事故に巻き込まれるか分かりません。万が一のためにも、車を買い換えるなら安全な車を選びたい所です。
そこで2018年モデル限定で、アメリカの高速道路安全保険協会（IIHS）が発表した「セーフティーピック」を参考に、安全な車3を紹介します。
第3位 ヒュンダイ・ジェネシスG80
安全な車第3位は、ヒュンダイのジェネシス80です。韓国の高級車で、世界市場を視野に入れて開発された車です。
ジェネシス80には、9エアバッグ・高速道路走行支援システム・衝突回避支援システムなどが盛り込まれた「ジェネシス・スマート・センス」が搭載されています。
韓国車は、安全面についてはまだまだ発展途上な部分はあります。でもヒュンダイは安全面に徹底的なこだわっっています。近い将来は、世界クラスの安全性をほこる車になる可能性は高いです。
第2位 BMW・5シリーズ
安全な車第2位は、BMWの5シリーズです。ドイツの中型高級車で、日本でもが高い車種となっています。
5シリーズの安全性は、「ドライバー・アシスタントとネットワーク化」の一言に尽きます。5シリーズにはクローズコントロール技術が盛り込まれており、前に走っている車に合わせて最適の速度制御を行います。
またスマホとの連携も強化されており、車の周囲の状況をモニターで確認することもできます。安全性能システムに関しては、ドイツ車は群を抜いています。
第1位 スバル・インプレッサ
安全な車で見事1位を獲得したのが、スバルのインプレッサです。「インプ」の愛称で親しまれています。
インプレッサの安全性は、スバルがこれまで培ってきた50年に及ぶ研究の成果です。衝突安全の研究は、他の自動車会社よりもいち早く取り組んでいました。スバルが目指した安全性は、車に乗車している人だけでなく、歩行者にも向けられています。
他のメーカーは、事故を起こさないようにすることに力を入れています。でもスバルだけは、事故が起きても被害を最小限に食い止めるように作られています。だからこそ、安全な車第1位にふさわしいと言えるでしょう。
世界で安全な車はボルボ！
世界で安全な車は、スウェーデンの自動車メーカー「ボルボ」でしょう。
ボルボは、「インテリセーフ」を全車標準装備に施し、2020年までにボルボでの交通事故による被害をゼロにすると目標に掲げています。
「インテリセーフ」は先進安全装置のことで、オートパイロット・360度カメラなどが装備されています。中でも注目したいのが、自動ブレーキシステムです。
自動ブレーキはボルボだけでなく、他のメーカーにも搭載されています。でもボルボの自動ブレーキは車だけでなく、歩行者や立ち止まっている人にも対応しています。ドライバーの警告に対して何の反応もない場合も、自動ブレーキにより事故を未然に防ぎます。
理想の車間距離45m？安全な車間距離を検証！
走行中にブレーキを踏み、車が停まるまでの距離が安全な車間距離です。例えば60km/hで走行しブレーキをかけた場合、車が停止するには44mの距離が必要となります。前の車との衝突事故を避けるには、どんなに短く見積もっても45m以上の車間距離は欲しい所です。
ただし「45m以上の車間距離が理想的」というのは、あくまでも60km/hで晴れた日に走行していた場合の話です。
速度が上がれば上がるほど、雨の日や重い荷物を車に乗せていると、車が停止するまでの距離は長くなります。その中で45mの車間距離では、危険な目に遭ってしまう恐れがあります。安全のためにも、車間距離は十分に取るようにしましょう。
特徴別！安全な車紹介します
車の特徴別に、したい安全な車を紹介します。安全な車の基準は車の作りや頑丈さなどが挙げられますが、今回は安全機能に的を絞り取り上げます。ぜひ参考にしてみて下さい。
安全な外車はドイツのアウディ
世界で最も安全な自動車メーカーはボルボですが、ドイツの自動車メーカーであるアウディも負けてはいません。カギを握るのが「アウディプレセンス」です。
「アウディプレセンス」は2014年に登場し、ドライバーを事故から守るための機能が満載です。自動ブレーキはもちろん、最新版では、右折・Uターン時の安全をサポートする「ターンアシスト」が搭載されるようになりました。
安全な軽自動車はHONDAのN-BOX
安全な軽自動車なら、HONDAの軽自動車・N-BOXがです。N-BOXはカラーバリエーションも豊富で室内も広く、軽自動車の中でもクラスのを誇っています。ただ軽自動車と聞くと、心配になるのが安全面です。
ボディが弱く、少しの事故で大損害を被ってしまうのではと構えている方も多いでしょう。N-BOXは安全性を高めるために、G-CONを採り入れています。G-CONはHONDAの衝突安全技術のことで、万が一事故を起こしても人への衝撃をコントロールします。もちろん衝撃は車に乗っている人だけでなく、歩行者にも対応しています。
安全な国内車はプリウスPHV
国産車の中でも安全な車は、トヨタから出ているプリウスPHVです。プリウスPHVは、運転手・歩行者だけに安全な車ではありません。自動車に乗車している全ての人の安全を考慮して生み出された車です。
衝突時の衝撃を和らげるために、運転席・助手席だけでなく、後部座席にもエアバッグが完備されています。また車同士の衝突から、乗車している人の身を守るために、全方位コンパティビリティボディ構造が採用されています。
事故は、起こさないことに越したことはありません。でも万が一のためにも、しっかりと対応できるように生み出されたのが、プリウスPHVです。
安全装備大盤振る舞いカー・ボルボのXC60
ボルボが世界で最も安全な車であるのは、異論はないでしょう。ボルボの中でも最も安全な車が、XC60です。
XC60を一言で説明するのならば、「安全装備大盤振る舞いカー」です。自動ブレーキ搭載は当たり前で、夜道にもしっかり対応しています。しかも人間や自動車だけでなく、トナカイにも対応しているほどです。
また衝突を避けるためのブレーキ抑制、車線をはみ出した時に元に戻るアシスタントをする「オンカミング・レーン・ミティゲーション」も搭載されています。後方からの車と接触の恐れがある場合は、ステアリング制御が発動します。
ミニバンで安全な車は日産・セレナ
ミニバンで安全な車は、日産のセレナです。しかし日産セレナを「安全な車」とすることに対し、異論がある人も多いでしょう。
日産セレナには自動ブレーキが搭載されていますが、自動ブレーキが発動せず過去に事故が起きてしまったことがありました。
そこで日産は自動ブレーキを改良し、システムそのものを強化しました。自動ブレーキシステムを強化したことにより、安全性は飛躍的に高まりました。その証拠に国土交通省が行っている予防安全性能評価では、高評価を得ています。
高齢者に安全な車はトヨタのヴィッツ
高齢者に安全な車は、トヨタのヴィッツです。最近は、高齢者の事故が相次いでいます。事故原因の大半を占めるのが、運転操作の誤りでした。つまり高齢者が安心して車を運転するには、運転しやすい車が条件となります。
そこでしたいのが、トヨタのヴィッツです。フロアシストとなっており、ハンドル操作とシフト操作がはっきりと区別できるのが特徴です。運転もしやすくなっているので、余程のことがない限りは操作を誤ることもありません。
万が一操作を誤っても、ドライブスタートコントロールにより急発進を抑制します。またTFTマルチインフォメーションディスプレイで警告を出し、事故を防ぎます。
雪道に安全な車はスズキのクロスビー
雪道に安全な車は、スズキのクロスビーです。クロスビーは、路面状況に応じた走りができる4WDシステムが特徴です。一般的な道路は言うに及ばず、荒れた道路でも難なく運転できるようになっています。
もちろん4WDシステムは、雪道やアイスバーンにもしっかり対応しています。エンジントルクを抑制することにより、タイヤの空転を抑えます。タイヤの空転が抑えられたことにより、どんなにツルツルになった道路でもスムーズな発進が可能です。
安全な車でも交通安全第一に
今回は安全な車について取り上げましたが、いかがでしたでしょうか。
各自動車メーカーは安全性に力を入れており、交通事故による被害を少しでも減らそうと日夜取り組んでいます。しかしどんなに安全な車であっても、事故は起きる時に起きてしまいます。
安全な車に乗っているから安心するのでなく、安全な車に乗っているからこそ、交通安全を心がけて下さい。
初回公開日：2018年01月10日
記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。