エドチャイナとはどんな人?|現在の姿
更新日:2024年08月15日
エドチャイナとはどんな人?
エドチャイナは、本名エドワード・ジョン・チャイナといい、1971年生まれの英国人で、英国のテレビ番組に通称エドチャイナとして出演しています。
エドチャイナは、メカニック兼投資家として知られ、ディスカバリーチャンネルの「名車再生クラッシックカー・ディーラーズ」のメカニックとして活躍していました。
そこで、エドチャイナが登場するテレビ番組はどのような番組なのか、そしてどのようなメカニックなのか、詳しくご紹介していきます。
英国の自動車番組
日本名「名車再生クラッシックカー・ディーラーズ」は英国の番組で、本国では「Wheeler Dealers」という番組名で放映されています。
この番組は、自動車ディーラーのマイク・ブルーワ―が、ボロボロの車を買い付けてきて、それをメカニックであるエドチャイナが再生するという番組です。
車をレストアする番組は欧米に数多く放映されていますが、この「名車再生クラッシックカー・ディーラーズ」は、主眼をレストアの方法や技術に置いており、他の番組のように登場人物にスポットをあてた描写と違い、レストアのテクニックが学べることから人気が高い番組となっています。
腕利きメカニック
エドチャイナは、ディーラー役のマイク・ブル―ワ―の購入してきた車を、イギリス国内で合法的に走行できるよう改造したり、レストアをするメカニックです。
そのテクニックや知識は非常に高く、またアイデアも豊富にあるので、マイクから提示された予算内に収めながら完璧なレストアができる腕利きのメカニックです。
特に題名にあるとおりに、古い車を扱うため、いかにオリジナルの状態に復元し、合法的に走らせるようにするかが見どころです。
日本でも番組は見れる
「名車再生クラッシックカー・ディーラーズ」は、日本のCS放送のディスカバリーチャンネルにて視聴することができます。このほか、AbemaTVでも2016年から配信されています。
現在は、エドチャイナは番組を引退しているのでディスカバリーチャンネルで彼の姿を見ることはできませんが、AbemaTVであれば、過去の放映分をいつでも視聴することが可能です。
ただし、AmebaTVのプレミアム会員になる必要があり、料金が発生します。
エド・チャイナは番組でなにをしていたのか?
エドチャイナが出演していた「名車再生クラッシックカー・ディーラーズ」で行っていたのは、主に古い名車を購入し、限られた予算でレストアし利益を出すことです。
番組を盛り立てるためにも、相棒のディーラー役のマイク・ブル―ワ―との掛け合いも魅力ですが、やはり、車のレストアの知識豊富なエドチャイナのレストアの作業やその方法に見入る方が多かったでしょう。
そこで、エドチャイナが番組内で行っていた主な仕事について、詳しく見ていくことにします。
中古車を修復し再び販売
「名車再生クラッシックカー・ディーラーズ」の趣向は、かなり疲れた旧車をマイクが購入してきて、それをエドチャイナがレストアし、完成したらマイクが新しいオーナーに売るまでの番組です。
マイクの購入した車は、どこかしらに問題を抱えていますが、エドチャイナの素晴らしいテクニックで新車のように蘇ります。
マイクが購入してレストアにかかる部品代を入れた金額より高く売らなければ、赤字となりますが、番組内では赤字となってしまった車の紹介も行われています。
エドチャイナが修理のプランを立てる
いつもマイクの購入してくる車は、色んな部分がダメージを受けていますが、その他に海外からも車を購入してくるので、イギリスで走行できるよう保安基準の見直しをしなければならない車もあります。
そこで、疲弊状態の車をレストアし、新車のように蘇らせるため、それぞれのプロフェッショナルと協力して作業をすることが多くあります。
また、部品調達も重要で、すでに生産中止になり手に入らない部品も特注で製作してもらえる工場を探さなければなりません。
エドチャイナは、これらの段取りを一人で組み立てて、多くの人の協力のもと、車のレストアを完成させています。
様々な作業を実際にみせる
レストアには色んな手法があり、それぞれの作業している風景を見せて楽しませてくれます。エドチャイナが行っているレストアの他にも、助っ人に行ってもらうレストアまで、見ている人がわかりやすいように説明してくれます。
エドチャイナの作業風景は、アイデアに富んだものばかりで、旧車好きだけではなく、プライベーターと呼ばれる自分で車の修理をする人にも参考となります。
分かりやすく落ち着いたレストア
エドチャイナの行うレストアは、落ち着きがあり、その手法には驚かされるものばかりでした。
作業風景の映像が多いのこの番組ですが、レストアの方法がわかりやすく簡潔にエドチャイナが説明しているので、実際に自分でレストアを行う参考にもなります。
この番組に登場する助っ人は、皆プロフェッショナルで、その作業風景はどれも落ち着いており、見ていて芸術と思わされるものばかりです。
マイクとエドチャイナで完成後テストドライブ
車のレストアが完成すると、番組では必ずテスト走行を行います。
中には、スポーツカーのレストアもあるので、サーキットに持ち込みエドチャイナとマイクのタイム争いも見ることができます。
しかし、エドチャイナは運転より車の修理が得意のようで、マイクにはレースで勝つことはできませんでした。
レストアとは?
ここまでエドチャイナについてご紹介してきましたが、その説明の中に幾度となく「レストアという言葉を使ってきました。
この「レストア」は、元通りに戻すことをを意味し、英語で「Restore」といいます。レストアは、外板部品から内装、そしてエンジンやトランスミッション、サスペンションと、車全体の修復することを指します。
このほかに使われる言葉として「オーバーホール」という言葉がありますが、こちらは、分解して徹底的に見直したり検査することを意味します。
レストアは、車のすべての修理を行い新品状態に復元することを指しますが、オーバーホールは、機械に限定した修理に使うので、この2つの言葉の使い方は全く異なります。
ボディーのレストア
車のレストアをする際に、ボディーのレストアは必ずといっていいほど行われます。車は鉄でできているので、錆びないように塗装をされて錆びから守っていますが、長く使っていれば飛び石や傷などで、塗膜が剥がれて錆が発生します。
ボディーレストアの主な作業は、錆びた鉄板を切り取り、そこに新しい鉄板を溶接して塗装をするといった作業になります。
この作業は、エドチャイナが幾度となく番組内で紹介しており、ボディーの錆びを効果的に排除して新品のように復元する方法を学ぶことができます。
内装のレストア
内装で一番ヤレてくるのが、シートとなります。特に運転席のシートは擦り切れたり、破れたりしていることが多く、レストアする必要が多々あります。
この他、ダッシュボードやトリム類もプラスチック製なので、紫外線による経年劣化をしてかなりヤレていることが多いでしょう。
シートには本革シートや布製のファブリックシート、そしてビニールシートなどがありますが、ヤレてしまったシートは張替えのレストアが必要となるでしょう。
ダッシュボードなどのプラスチック類は、新品を手に入れる事が重要ですが、古くなれば部品の調達が困難となります。
しかし、どうしても見つからないプラスチックパーツは、補修をして塗装をするといった方法もエドチャイナが紹介しています。
エンジンやサスペンションなどの機能部分のレストア
エンジンやサスペンションなどの機械部分は、どんなに大事に使用していていても、長く使っていれば各部が摩耗して不具合が起きてきます。
それらの部品は、補修パーツとしてメーカーから販売されていますから、各部を分解して取り換える作業を行います。
現在のエド・チャイナはなにをしている?
「名車再生クラッシックカー・ディーラーズ」は、イギリスで2003年から放映が始まり2016年までのシーズン13までエドチャイナが出演しています。
日本でも21016年までにシーズン13まで放映終了しており、CS放送のディスカバリーチャンネルでエドチャイナを見ることはできず、残念に感じている人も多いでしょう。
しかし、エドチャイナは新番組を制作し、YouTubeに登場しています。
エドチャイナはYouTubeでレストア番組を始める
エドチャイナが新しく始めた番組は「Built By Many」で、今までと同じく旧車をレストアしていく番組です。
ただし、「名車再生クラッシックカー・ディーラーズ」のように、1台レストアして1話が終わりではなく、1台の旧車を数回に分けてレストアしていく模様を伝える番組構成となっています。
この他、視聴者の反応をうかがいながら、ある時期にレストアに参加して手伝ってもらうことも計画しているといいます。
腕利きのメカニック、エドチャイナをテレビで見れなくなったと寂しく感じられた方も多いでしょうが、YouTubeを開けば、いつでもエドチャイナのミラクルなテクニックを視聴することができます。
エドチャイナは素晴らしいテクニックの持ち主です
エドチャイナは、自分でも修理工場を経営しており、修理の腕前は非常に素晴らしいものを持っており、テクニックや発想もユニークなところが多い方です。
しかし、日本とイギリスとでは法整備が違います。同じ手法でも車検に通らないこともありますから、エドチャイナの素晴らしいテクニックは、エンターテイメントとして楽しみましょう。
初回公開日:2019年01月10日
記載されている内容は2019年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。