ディーラーでのタイヤ交換時の工賃|料金/メーカー別/車種別
更新日:2024年08月22日
タイヤ交換はディーラーにおまかせと持込のどちらが安い?
タイヤがすり減って溝が無くなってきた、タイヤがひび割れてきたといった時はタイヤ交換をしなくてはいけません。というのもタイヤにひび割れなどの亀裂があると、バーストと言って車の走行中にタイヤが破裂してしまう恐れがあるので危険だという事と、道路運送車両法によってタイヤの溝が1.6mm以下になったらタイヤを交換しなければならないと決められているためです。
タイヤ交換をディーラーに依頼する場合の工賃はどれくらいになるのでしょう。ここでは、ディーラーで購入したタイヤの場合と、タイヤを持ち込んで取り付けのみの作業料金はどれくらいの違いがあるのか調べてみました。
ディーラーでタイヤ購入から交換までした場合
ディーラーから購入したタイヤを交換する場合は、国産の有名メーカーのタイヤなどをディーラーから勧められることが多く、ディーラーはタイヤの値引き販売は行っていないので、タイヤ専門店やカー用品店よりも割高になってしまいます。
タイヤ4個の場合の料金は、タイヤ代+工賃+バランス調整+廃タイヤ費用など込みで100,000円前後になります。ディーラーで安くタイヤ交換をしたいと考えている方は、キャンペーンなどを狙ってみると良いでしょう。
自分でタイヤを持ち込んだ場合
ネットで格安のタイヤを購入して、ディーラーやカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンドなどで取り付けて貰うだけの時の工賃は幾らぐらいなのでしょう。
タイヤを持ち込んで取り付け作業のみを依頼したときにどちらに持って行けばお得なのでしょうか。
ディーラーの場合
ディーラーへのネットなどで購入したタイヤの持ち込みは受け入れていない所もありますが、タイヤに問題が無ければ、持込でもタイヤ交換をしてくれる所が多いです。ディーラーによっては、持込タイヤの交換を10,000円前後でやって貰える所もあります。取引があるディーラーに問い合わせてみるのも良いでしょう。
カー用品専門店やタイヤ専門店の場合
カー用品専門店やタイヤ専門店では、持込タイヤの交換はしないというお店も多いようですが、大体12,000円前後~20,000円弱くらいの値段設定になっています。持込タイヤのタイヤ交換工賃は、お店のタイヤを購入してタイヤ交換するより割高な料金設定になっています。
ガソリンスタンドや自動車整備工場の場合
ガソリンスタンドでの持込タイヤのタイヤ交換にかかる工賃はまちまちですが、大抵は5,000~8,000円の間でタイヤ交換してくれます。
自動車整備工場の場合は、ネットで購入したタイヤをそのまま工場に直送OKでタイヤ交換してくれたり、ネットのタイヤ販売店が購入したタイヤを交換してくれる自動車整備工場を紹介してくれている所もあるなど最近ではネットで購入したタイヤを交換してくれるタイヤ交換専門の自動車整備工場もあるほどで、ディーラーやカー専門店よりは安く交換してくれます。交換代金+バランス調整+廃タイヤ費用込みで大体10,000円前後です。
なぜ、カー用品店やタイヤ専門店では割高なのか?
ネットで購入したタイヤは、品質に差があるためタイヤの保証ができないという事もあり、責任が持てないという事から取り付けを断るお店が多いです。このような理由も含め自店舗のタイヤでは無いという事も手伝って、持込タイヤのタイヤ交換をカー用品店やタイヤ専門店が引き受けてくれる時は、工賃を割高に設定しています。
ディーラー別タイヤ交換の工賃
ディーラーごとの方針もあるので、どこも全部一緒という訳ではありませんが、それぞれのメーカーのディーラーでは幾らぐらいでタイヤ交換をしてるのでしょう。有名メーカーのディーラーのタイヤ交換の工賃をご紹介します。
スズキディーラー
スズキのディーラーのタイヤ交換工賃はタイヤ購入をスズキでした場合はタイヤ交換工賃は1本約1,600円(バランス料、廃タイヤ費用込み)と安く設定されています。
スバルディーラー
スバルのディーラーでのタイヤ交換の工賃はホイール付きで交換した場合は約4,000円前後でバランス調整などの料金は別途という事なのでもう少し値段は高くなります。
マツダディーラー
マツダディーラーでのタイヤ交換の工賃は車の大きさで変動しますが、1本約2,000円前後~約2,600円程です。(ホイールバランス含む)4本で大体8,000円前後~10,000円前後くらいになります。
BMWディーラー
BMWは高級外車なので、タイヤも1本で約70,000円以上するランフラットタイヤが使われています。タイヤ代だけでも4本で300,000円近くかかり、工賃も1本8,000円以上するためディーラーでのタイヤ交換はとても高いものになります。
ランフラットタイヤはパンクに強くパンクが分かりにくいためにタイヤの空気圧を感知して警告をするタイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS)を付けなければならないため、その分工賃もかかります。
ダイハツディーラー
ダイハツのディーラーでのタイヤ交換の工賃は1本1,600円弱(税別)からになっています。
整備パック(ワンダフルパスポート)を利用すれば安い工賃でタイヤ交換ができます。
トヨタディーラー
トヨタはディーラーがトヨタカローラ、トヨペット、ネッツトヨタなどディーラーがあって分かりづらいですが、ネッツでは1本(タイヤ脱着、バランス調整、タイヤ組み換え込)約3,000円で廃タイヤ費用が別途1本324円かかります。
トヨタカローラではタイヤ交換乗用車ホイール付きで4本交換で約2,200円、ホイール着脱で5,600円弱です。トヨペットではタイヤ交換工賃は乗用車1本1,600円弱です。いずれも工賃だけの値段です。
レクサスやMINIのディーラーでのタイヤ交換
それでは、国産自動車の高級車レクサスやBMW社製のMINIのタイヤ交換をディーラーでするとどのようなメリットがあるのでしょう。
レクサスのタイヤ交換
レクサスのタイヤ交換の工賃は、レクサスディーラーで大体4本13,000円ほどします。レクサスのタイヤ交換の工賃はさほど高いというものではありません。レクサスで使用しているタイヤをネットで買ってレクサスでタイヤ交換して貰うと安くはなりますが、レクサスの保証から外れてしまいます。
レクサスのディーラーでタイヤ購入からのタイヤ交換をすると、整備保証が付いて来るのでレクサスのオーナーはレクサスでタイヤ交換をする方が多いです。
MINIのタイヤ交換
MINIのタイヤ交換を4本セットでMINIのディーラーで購入交換した場合は、タイヤに1年間の保証が付きます。保証期間中にパンクしてMINI正規ディーラーでタイヤを交換した場合、1回だけですが、50,000円を限度とした交換費用を負担してくれます。ただし、タイヤ交換費用の5,000円は自己負担になります。MINIのディーラーでのタイヤ交換は高いですが、保証がしっかり付いてきます。
タイヤ交換で安心走行
タイヤ交換は決して安いとは言えないため、ディーラーなどでタイヤ交換する場合にネットで安いタイヤを購入して交換だけして貰うという方が増えています。ネットで安いタイヤを購入する際には、タイヤの品質などに注意して購入しましょう。せっかく安くタイヤを購入してもタイヤの品質に問題があっては、ディーラーや整備工場などでタイヤ交換を断られてしまう事になってしまいます。
タイヤは、事故を防ぐためにもいい加減な物では困るからです。それを防ぐためにはネットでのタイヤ販売店の評価なども確認して購入すれば確実です。タイヤ交換はディーラーなら絶対安心とかというわけでもないので、整備が上手かどうかは店舗との付き合いの中で見極めてみたり、評判を聞いてみたりして依頼すると良いでしょう。
タイヤの溝が薄くなって来たり、タイヤにひび割れができていたりしたら、速やかにタイヤを交換して安心安全なタイヤで快適にドライブを楽しみましょう。
初回公開日:2017年10月23日
記載されている内容は2017年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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