フルバケが装着されたまま車検は通るのか・対応方法|助手席
更新日:2024年09月18日
フルバケが装着されたまま車検は通るのかについて
今回は車のレースや、競技にて一般的に使用される「フルバケは車検に通るのか」について詳しくご紹介してます。
フルバケをつけた状態で車検に不合格になる方が多く、この疑問を持っておられる方もおられるでしょう。
しかし、一定の条件をクリアすることでフルバケを装着して車検に合格することができますので、そのポイントや基準を明確に解説して行きますので一緒に見て行きましょう。
フルバケのカバーやシートレールをつけたまま車検に通ることはできるのか
フルバケの魅力とは
ちなみに、フルバケの魅力は「素晴らしいホールド力」を得ることができるところです。
これによってコーナーリング時に体で支えていた力の必要がなく、フルバケがしっかりと受け止めてくれるので、とても快適なドライビングが可能となり、正確なドライビングができるのが最大のメリットと言えます。
乗り降りがしにくいというデメリットもありますが、フルバケに慣れてしまえば乗り降りもスムーズに行えるようになるので、デメリットは無いと言っていいでしょう。
レカロ
フルバケットシートの中でが高いのは「RECAROレカロ」です。
レカロはドイツにて誕生した「自動車シートを製造販売」しており、日本には「滋賀県東近江市」に本社が置かれております。
レカロのフルバケは主にスポーツカーに採用されていることが多く、有名なボルシェカレラGTやフェラーリなどにも採用されており、日本のスポーツカーに純正で採用されている車もあります。
純正のシートでは長時間の運転を行うと疲れが溜まりやすい傾向にありますが、高級車などにも採用されるフルバケは、長時間の運転をしても疲れにくいように作られており、とても優秀な製品と言えるでしょう。
もしフルバケを検討している方がいるなら、ぜひ一度試してみましょう。
最寄りのレカロショップや大型のカーショップ販売店にてホールドを試すことができます。
フルバケットシート車検基準
最初にフルバケの車検の基準をご紹介して行きますので、この基準を覚えておき気をつけることができれば車検に合格できることでもあるので、一緒に見て行きましょう。
フルバケの車検基準には3点大切な項目があります。
1.「後部座席保護のパッドがある」
2.「フルバケの背面が硬い素材でむき出しではない」
3.「2ドアの場合で助手席にフルバケットシートをつける場合には後部座席を撤去」
この項目を見てわかるように後部座席がある自動車は、運転席などのシートの後ろ側にクッションとなるものを備える必要があります。
もし、スポーツカーなどで後部座席がない車は、フルバケでも車検に通る確率がとても高いと言えます。
2ドア・2シーター
2ドアや2シーターなどの車の場合は、後部座席が用意されていない車であれば基準を満たすことができます。
2ドア車で後部座席に人が乗れるようになっており「車検証の乗員が4人」などとなっていた場合は、フルバケの背面にクッション性があるものを取り付けする必要がありますので、覚えておきましょう。
結果、2シーター車であれば問題なくフルバケで車検に合格することができます。
シートベルトの動作
フルバケを取り付ける際に、シートベルト警告灯などの配線が組んであることがあり、フルバケにシートベルトの配線を取り付けることが必要です。
メーター内にあるシートベルト警告灯が解除できる状態であれば車検に合格することができます。
普通の運転席と同じようにシートベルトをすると、シートベルト警告灯が解除できる状態であれば、どんな車であっても車検に合格することが可能です。
助手席など
そして、2ドアや3ドア車などで後部座席がある車は「運転席または助手席がリクライニングできる」ことが条件となっております。
なので、後部座席がある車に場合は「運転席と助手席」をフルバケにすることができないこととなっており、後部座席のない車であれば問題なく車検に合格することができるでしょう。
後部座席がある車でも車検に通すことは可能であり、貨物化する方法があります。
これは後部座席がある車の座席を撤去し、車検証の乗員数を4人などから2人に変更」することで、車検での後部座席に人が乗ることがないため、運転席と助手席がフルバケでリクライニングできなくても、車検に合格することができます。
フルバケの車検対応方法とは
次はフルバケの車検対応方法を解説して行きます。
主にフルバケを取り付けて車検を行う場合は「フルバケの背面に後部座席に乗る人のために配慮すること」が必要になり、ここが一番のポイントです。
簡単に言えば事故を起こした時に、フルバケの背面に座っている人の身を守る必要があるために、このような基準が設けられています。
ですので、2シーターであれば問題なく車検に合格できるでしょう。
車検に対応するためには、フルバケの背面にクッションやプロテクターなどをしっかりと、固定され取り付けられている必要があるので、この点に気をつけることができれば問題なく車検に通すことができるでしょう。
シートが正しく動作すること
フルバケを新しく取り付けた場合は、シートが正しく動作する必要がありますので、しっかりと動く状態なのか、取り付けボルトなどがしっかりと締められているかを確認しておきましょう。
よくあるのが「シートにガタがある、レールが動かない」などの点が多く見られる傾向にあり、車検場によって分かれますが、この2点に注目し整備を行なっておきましょう。
各種警告灯が作動するようにする
他にも標準のシートからフルバケに交換した場合は「エアバッグやシートベルト」などのメーターに表示される警告灯が正しく動作する必要がありますので、配線はしっかりと整備しておきましょう。
エアバッグやシートベルトの警告灯が作動不良の場合は。車検に合格することができないため、ここが一番のポイントと言っていいでしょう。
背面などにカバーを取り付ける
先ほども解説してきましたが、後部座席の安全性を確保する必要がありますので、フルバケを取り付けている場合は、フルバケ自体の背面にカバーがされている必要があります。
レカロやブリッド、スパルコなどの有名なフルバケットシートを製造している会社から、別売りのシートバックプロテクターが販売されているので、このプロテクターを装着しておけば車検に安心して挑むことができるでしょう。
ブリッド シートバックプロテクター
こちらは「ブリッドのシートバックプロテクター」でこの商品をフルバケの背面に取り付けておけば、車検の合格することができます。
この製品はマジックテープで貼り付けるタイプであるために、とても装着しやすい点がありますし、フルバケを長く作っているブリッドだからできる品質が、とてもを生み出しているとも言えます。
2シーターの車であればこの限りではないため、必要ありませんので注意しましょう。
車検のために購入しました。
出典: https://www.amazon.co.jp/BRIDE-%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%8... |
簡単に付けることが出来 違和感がなくフィットしてとてもお気に入りの商品です。
フルバケを楽しもう
今回は「フルバケを装着したまま車検を通すことができるのか」という項目で解説してきましたが、2シーターであれば問題なく簡単に車検をクリアすることができます。
しかし、後部座席が設置されている車の場合はフルバケの背面に気をつける点があり「背面のカバーを取り付けることが必要」になります。
他に「シートベルトやエアバックなどの警告灯が動作すること」や「シートレールがしっかりと設置されていること」が車検を合格するキーポイントになりますので、必ず覚えておきましょう。
この3点に気をつけることができれば問題なく車検に合格することが可能であり、意外と簡単にフルバケを取り付けた状況であっても車検にクリアすることができるので、ぜひ圧倒的なホールド性のあるフルバケットシートを取り付けて、ドライビングを楽しみましょう。
初回公開日:2017年12月20日
記載されている内容は2017年12月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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